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非公開: 光塩女子学院中等科 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「非公開: 光塩女子学院中等科の理科」
攻略のための学習方法

 [スピード]
光塩女子学院の理科を勉強する上での「傾向と対策」を述べようと思う。
年度によって多少の差異はあるが、大問は2~4問、付随する小問は30以上あるので、30分で解答するとなると、1問を1分以内で解いていく必要がある。水準以上のスピードが要求される。
「速く解こうとすると雑になる、正答率が落ちる」と思っている生徒は、ある意味ではあたっていて、ある意味では間違っている。
たとえば、普段教えていただいている先生たちは速く解けるし、正確なはずだ。雑でもないし、算数であればちゃんと式も立てられる。「先生だから当たり前だ」と思っている生徒は少し考え直してみよう。
先生たちだって、何も生まれたときから、または、勉強を始めたときから問題を速く正確に出来たわけではない。子供のころには皆と同じように時間がかかったり、ミスをしたりして答案を作成していたのだ。今はそういう段階を卒業して、正しい知識を使って正しく指導している。
そのときの生徒の答えは「先生たちはたくさん解いて慣れているから、速くて正確なんだ」と反論するだろう。まさにその通り。だから、生徒たちにもたくさん解いてもらい、慣れることによって速くても正確な解答を出して欲しいと思う。
受験というのは、生徒が教えてもらっている先生たちに少しでも追いつくことであり、ときには並びかけるくらいの勢いが必要なのだ。だから、テスト勉強に時間をかけ、たくさんのことを頭に入れて整理し、たくさんの問題に触れることによって、スピードと正確さを身につけて欲しい。
ただ、闇雲に速く解こうとする必要はない。先生だって、5問を1分で解けと言われれば作業も雑になるし、答えをミスることもあるだろう。
光塩を受けるなら、光塩の問題量に合せてスピードをつけていけばよい。
注意することは、自覚的に速くしない限り、スピードはあまり上がらないと言うことだ。
マイペースなどという気のいい言葉につられないで、日頃から速く解くという習慣を身につけていこう。
 
[難易度]
 次に、問題の難易度について。
塾などに通っている生徒は、塾で使用しているテキストの類が手元にあると思うが、そのレベルを逸脱するような難問は出ない。見た目には変わって見える問題であっても、たいていの問題は標準レベルの域を出ないものがほとんどである。
さらに言えば、テキストに載っていることがらを頭に入れておきさえすれば、合格点は優に取れるものと思われる。
したがって、点数が取れない場合は、誰が悪いって、自分が悪いと言うことになる。努力が足りないのだ。
「説明を聞かなければわからない・わかりにくい問題」はたくさん存在する。そういうときには指導する先生も必要だろう。
しかし「虫の体は頭・胸・腹に分かれている」とか「上弦の月は、夕方南中する」といった知識がなくて解けない場合は、誰のせいでもない。自分のせい、努力不足と考えよう。
「理科が苦手」という生徒は、大半の場合「理科がきらい」という理由による努力不足が多くみられる。しかし、普通に勉強が進んでいくと、理科は最も偏差値が取りやすく、本番でも差をつけやすい科目である。
光塩の問題は先に挙げたとおり標準的なレベルのものが多いので、生徒自身の努力によっていくらでも点数が改善されるはずである。
内容は四分野がほぼ均等に出され、総合的な問題の場合は分野を超えるときもある。
計算はそんなに難しいわけではないので、その手の問題はほどほどにしておいて、暗記分野を中心に時間を費やそう。
そして、多くの問題に触れ、光塩の合格点が取れるように受験勉強の仕上げをしていこう。

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2014年度「非公開: 光塩女子学院中等科の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

30分で大問は3、小問は35前後と、内容は平易ではあるが分量は少し多めだ。したがって、設問をテキパキとこなしていく必要があり、解くスピードが欲しい。持っている知識を頭から出してくることで解ける設問は素早く正答し、後半に位置する大問に時間を要したい。
中には計算問題も含まれ、要する時間がもう一つはっきりしないからだ。

本年度の問題で言えば、【大問Ⅰ】【大問Ⅱ】は10~15分で通過し、【大問Ⅲ】に多くの時間を残しておきたい。

【大問1】 生物(顕微鏡の使い方・プランクトン)

  • 時間配分:15分

ここは確実に得点しておきたい。
問2 「顕微鏡の使い方」もはや耳にタコの問題だろう。間違えた生徒はあせって復習すること。いつまでもタコは待っていない。
問1・3~5 プランクトンの名前や種類、太陽光や養分とプランクトンの量の関係を表わすグラフ。こちらも全部解けておきたい。
またはこの問題を機に、改めてテキストや問題集できっちり復習しておいてはどうだろうか。
ただし、問5の(2)(3)は少し手がかかるかもしれない。
  <時間配分目安: 7分>
 
【問2】天体(冬の星座)
 前の問題同様、基礎の確認にもってこいの問題。
「星・星座」の知識が覚えきれない生徒は、まず「冬の星座」について覚えてしまうこと。
次に「夏の星座」。それから通年出ている「北の空の星座」を覚えてしまえば終わりだ。星座の数にして10足らず、星の名前も15個くらいだろう。
春や秋などの星座は無理して覚えなくてもよい。星の問題の場合、星や星座が移動する問題になると難易度が上がるが、知識だけで解けるものはぜひ正解しておきたい。
問2は表を与えられてそれを参考にして解くようになっている。
「0等級」を聞いたことがない生徒でも、シリウスが「−1.5等星」などは聞いたことがあるだろう。
小学生の参考書では大雑把に「1等星」と分類してあるものの、その中はもっと細かく分かれている。それが出されているに過ぎない。
(2)は、「1等級違うと2.5倍明るさが変化する」をヒントに使えれば求まるはずだ。
ここまで、不正解は3問以内にとどめたい。
 <時間配分目安: 8分>

【問3】総合問題(ロケット打ち上げ、発砲入浴剤の仕組み)
本年度の入試は、この【大問Ⅲ】がどの程度出来たかにすべてがかかっている。
問題の仕掛けも長いし、この手の問題を解いたことがある生徒はあまりいなかったろう。
与えられた条件と今まで培ってきた知識をもとに、常識に照らし合わせて解答を出していこう。
問1では、問題文にある「中につめられた気体がロケットの内側や水面を押し、せんを押しのけること」がヒントになる。ただし、炭酸飲料とはどういう飲み物かが分らないと正答は出来ない。もちろん「コーラみたいの」という答えでもダメ。
問2は与えられた表が読めれば簡単な設問が続いている。こういうときにあせらないためにも、前半で時間の貯金が欲しい。
問3からはロケットの打ち上げから段々離れた問題に。(1)(2)ともできたものと考えたい。
ポイントは次の(3)~(5)。
なじみのない実験と表なので多少戸惑うかもしれない。しっかりと与えられた条件を整理して簡単な計算をこなしていこう。

攻略のポイント

テスト時間は30分で50点満点。
受験者平均を超えると合格ラインに達するようなので、理科の合格点は30点くらいとなる。6割の得点が必要だ。
こつこつと基本から積み上げてこれた生徒にとっては、それほど難しい数字ではあるまい。むしろ、7割以上の得点は期待できるのではないとか思う。
【大問Ⅰ】【大問Ⅱ】で20点、【大問Ⅲ】で10点超の得点を合格の基準としたい。

合格するためには、やはり基本的な知識の定着が必要不可欠である。算数などと違って、知識ばかりは考えても出てくるものではない。
知識分野を軽視するあまり、本番において苦汁を飲まされる生徒は少なくない。
理科の場合、全分野がイヤということはあまりなく、分野によっての出来不出来・好き嫌いが分かれやすい。
ここは現実の夢を叶えるために、少し我慢することを覚えて、直前はきらいな分野の丸暗記に努めよう。入試に出て、それによって合格点が取れたとすれば、少し好きになっているに違いない。

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