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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2016年度「晃華学園中学校の国語」
攻略のための学習方法

【出題傾向と特色】
大問3つがそれぞれ文学的文章・説明的文章・漢字に割り当てられるのが近年の定形となっている。総解答数は25~40問程度で年度により差があるが、おおむね30問ほどである。
記号選択式の問題が多く、合わせて4問程度の記述問題が文学的学的文章・説明的文章の双方の分野で毎年出題されている。また、書き抜き問題が数問、出される年度もある。

長文問題は4000~6000文字・3000~4000文字の計2問で合わせて6000~9000文字程度の文量で、文学的文章は物語文・随筆文が主となっている。説明的文章のほうがやや難しい内容となっている傾向があるので、不得意な人は注力しておいたほうがよい。詩・短歌・俳句などの出題は見られない。字数の多い年度もあるので、読解のスピードを意識しておく必要がある。

選択式問題は基本レベルの問題が多い。選択肢もミスを誘うような意地悪なものではなく、素直に解けるものとなっているので、得点源としたいところである。
その分、記述問題はやや難度が高くなっている。理由や内容の説明・まとめを考えて答える問題が多い。ヒントや解答が傍線部から遠かったり、いくつかのポイントをまとめて解答としたりする場合が多く、文章全体を踏まえて考える必要があるので実力が問われるところである。
最初に設問と問題の構成を確認し、特に記述問題の概要はよく見ておいて、読み進めながら文章全体に目配りをしておく必要があるだろう。字数の多い記述問題もあるので、人物の心情や筆者の意見を40~50字でまとめる練習をしておくとよい。難しい分、配点も高いので、空欄になることはなんとしても避けて、満点の解答は作れなくても部分点の積み上げで地道に得点を狙っていきたい。

漢字は基本レベルの問題が5~8問ほど出題されている。特別な難問は見られないので、一般的な漢字演習帳にしっかり取り組んでおけば心配ないだろう。

【まとめ】
問題の構成は毎年ほぼ一定なので自分なりの解き進め方を過去問で培っておこう。試験問題と解答用紙にまず目を通すやり方で慣れておくと良い。

・字数が多めの年度もあるので、読むスピードをつけておく。問題数はさほど多くないので、読むスピードがあれば考える時間が稼げる。
・選択形式が多いので、類似問題をこなしておく。難易度は標準的なものでよい。
・記述式問題は長いものもあり、難易度は高めとなる。要旨やテーマ・心情を40~50字でまとめるような訓練を。

合格者平均点は7割前後と高いので、基本レベルの問題は確実に正解し、記述問題で少なくとも部分点は稼げるように記述力を養いたい。

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2016年度「晃華学園中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

長文2題で計6400字、総解答数は23問と、文量も問題数も少なめである。記述問題4問とその他は選択肢問題で、今年度は書き抜き問題が出されなかった。その分、記述問題の配点が高くなっていて、空欄だけは避けたいところである。
読み取りを早めに終えて、特に記述問題を考える時間を多く取りたい。

【大問一】随筆文

  • 難度:やや難
  • 時間配分:25分
  • ★必答問題

怪我にまつわる記憶を題材にした向田邦子氏の随筆。優れたエッセイが多いので、随筆文の練習として氏の作品を多く読んでみると良いだろう。

問一 息子の怪我の原因(池)を作ったのは自分である。また、「この世の終り」といった表情から、この怪我をかなり深刻に受け止めていることがわかる。
問二 父親が息子を心配しているのは間違いないので、その親心を真に蔑むような選択肢は不適切であろう。
問三・問五 ことわざ・慣用句などの言語事項は、このように長文問題と合わせて出題される形が多くなっている。特別な難問は見られない。
問四 ここは文章のテクニックで少し大げさにユーモラスな表現をしている。父は現実には「走って」いない。
問六 「何について」・「なぜ」の2点を必ず答える。問四とも関連したポイント。父はあくまで現実には何もしていないのである。

【大問二】説明文

  • 難度:
  • 時間配分:22分
  • ★必答問題

問一 「それも」という言葉から、Aには焼き物に関する2つ目の「理」が書かれていると思われる。
問二 部屋が完璧に整っていることはあくまで「断片」に過ぎず、もっと大事な「全体」があるというニュアンスであろう。
問四 「わかっている」の部分が「知識はある」という意味であることが次段落に書いてある。では「なぜ」できないのか。同じ段落に「モノの絶対量が多いから」・「忙しすぎて」という理由があるが、この2つは受講に来た人たちが考えているだけで真の理由ではないと筆者が考えている点を見落としてはいけない。筆者が考える真の理由を探す。
問七 「きれいなくらし」というキーワードが大きな目印となる。~すればよいとはっきり書いてある箇所もあるし、具体的・現実的に何をすればよいかに言及した箇所もある。通常よくあるように最後の段落にまとめられていないので、「文章全体を踏まえて」という指示があることを見逃してはいけない。

【大問三】漢字書き取り

  • 難度:標準
  • 時間配分:3分

難問ではないので、一般的な漢字練習を積み重ねてあれば問題ないであろう。漢字で点を失うと大打撃である。

攻略のポイント

今年度は問題数も少なめで書き抜き問題も無く、記述問題の比重が大きかった。
例年の傾向だが、合格者平均点は高めなので、選択式問題や漢字では差がつきにくいと思われる。文学的文章・説明的文章ともに、人物の心情や筆者の意見を50字前後でまとめるような練習を積み、配点の大きい記述問題をまるまる失わないようにしたい。
そして、問題数の多い選択式で十分に得点できるよう、また漢字では満点を取るくらいのつもりで、類似問題を多くこなしておいていただきたい。

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