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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「晃華学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

出題構成

例年、総解答数は30前後で大問は2~4問ほどだった。
年度によって、大問ごとにだいたい分野が分けられている場合もあり、各分野が融合している総合問題の年度もあったので、特に「大問ごと」という意識は持たない方が良い試験であった。近年に試験時間が25分から35分に伸びたが、2019年度では25分になり総解答数もその分、少なくなっている。今後の試験時間と問題数に注意しておきたい。

ここ数年は大問3つがそれぞれ歴史・地理・政治と分野ごとに分けられていたが、平成30年度では大問は1つだけの総合問題にもどり、年度により形式に変化が見られる。設問の内容にはあまり変わりは無く、1~3行の記述問題が4~6問ほど、残りは用語記入と記号選択で、記号選択の方が問題数は少し多めの場合が多い。

用語記入と記号選択の問題は、中学入試の基本的事項を答えさせるものが多い。記述問題は出来事・制度の説明や資料から読み取れることを考えさせる問題など、やや難度の高いものが出されている。全体として文字を書く分量も多くなるので、スピードも必要とされる点、意識しておくべきである。

歴史分野

原始時代から現代まで、政治・経済・文化・外交など、まんべんなく幅広い範囲から出題されており、とくに偏りは見られない。資料・図版は資料集などで一般的に見られるものが多く、用語記入や記号選択も基礎的な知識で答えられるものがほとんどである。

この分野で出される記述問題は、出来事や制度について説明させるものが多い。ただその用語を覚えているだけではなく、その背景などの周辺事項も理解しておく必要がある。

また、年代順の並べ替えの問題が出された年度もあるので、基本的事項をしっかり覚えた上で、資料集・年表などで各時代の特徴と流れもとらえておくようにしたい。

地理分野

国土と自然、農業・工業などの産業について、地図や統計を用いて出題されている。

ひとつの県や地方をテーマにしたり、日本全体から広く訊かれたりと、形態も様々である。また、世界地理の問題も近年よく見られる。位置を訊かれる問題も多いので、白地図も活用すること。

この分野の記述問題は資料やグラフから考えられる原因・理由を問うようなものが多いので、単に統計の数値や順位を覚えるだけでなく、その意味や他分野との関連・影響などについても考えながら、資料に触れるようにしたい。その他の問題は基本事項を問うものが大部分なので、まずは基礎力の充実が第一である。

政治分野

日本国憲法・三権分立・政治のしくみなどの分野から多く出題されている。そこに福祉・国際社会・時事問題などが織り交ぜられているといった傾向である。

この分野でも記述問題が見られ、税や経済のしくみを説明させるような問題も出されている。テキストの基礎的な事柄をしっかり頭に入れて、ニュースや時事問題集などで社会的な出来事にもなるべく多く触れて、考えを深めておくようにするとよい。

知識・記述

全体として、特別な難問やあまりに細かい知識を問う問題は見られないが、記述問題はやや難化の傾向がある。資料をもとに、知識だけでなく理解の深さや表現力を問うような問題も出題されている。

記述問題は、やはりただその用語を知っている程度では対処できない。その用語や出来事についておおまかな説明ができるくらいに理解しておかなければならないので、人物・事件・制度などに関して、その背景・原因などの周辺事項も合わせて整理しておくことが大事である。

思考力を必要とする問題に対応するためにも、データの意味やそれがもたらす他への影響などまで、少し深く考えるような習慣を身につけたい。

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2019年度「晃華学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

今年度も大問が1つだけの総合問題となった。試験時間が短くなった分、問題数は22問で例年より少なかった。様々な分野の問題が順不同で出されるので、1問1答の要領でどんどん答えていこう。

素材文は下線部を読むだけでも答えられる問題も多い。前半は時間を節約して、後半の記述問題になるべく多くの時間を残しておきたい。

【大問1】総合問題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:25分
  • ★必答問題

問1 (1) A 石炭はオーストラリア・インドネシア、鉄鉱石はオーストラリア・ブラジルが1位・2位である(2017年)。

       小麦はアメリカ・カナダ、大豆はアメリカ・ブラジルで1位・2位となっている(2017年)。

   (2) 輸出で金・半導体など小さくて高価な物品が多いことからは成田空港、自動車関連の輸出が多いことからは名古屋空港、残るが東京港と考えられる。

問2 資料は遣隋使として派遣された小野妹子に聖徳太子が持たせた国書である。

問3 アは中国の南海(ハイナン)島、はフィリピンのルソン島。

問4 当時は外国船が日本近海を訪れるようになった時期であり、幕府は鎖国を維持するために沿岸の防備を固めようと砲台を設置した。

問5 八ヶ岳は長野県・山梨県の境に位置する火山群である。

問6 (1) 南部鉄器は岩手県盛岡市、輪島塗は石川県、伊万里焼は佐賀県の伝統工芸である。

   (2) もとは藤原道長の別荘だったものを、子の頼通が寺院に改めた。

   (3) エ. 8代将軍・足利義政の後継争いも応仁の乱が起こった一因であった。

問7 福岡空港は韓国などから近いこともあり、多くの国際線・アジア路線が発着し外国人が多く訪れている。

問8 日本人客では梅雨が無いことや夏の冷涼な気候を求めて夏期の旅行が多く、外国人客ではスキーなどのレジャーや雪そのものを見たいといった理由で冬期に訪れる人が多い。

問9 東大寺建立(752年)・源平合戦中の焼き打ち(1181年)・金剛力士像(1203年)・

  戦国時代の焼失(1567年)。

問10 (1) 首里城は14世紀末に築城されたと推定される琉球王朝の王城。2019年10月31日の火災による全焼が記憶に新しい。

          (2) それまでアメリカの統治下にあったが、1972年に沖縄返還協定が成立し日本に復帰した。

問11 東海道沿いには江の島・田子の浦が、中山道沿いには草津温泉・妙義山・善光寺などがある。

問12 ウ. 徳島・淡路を通るのは明石海峡大橋がある神戸・鳴門ルートで、しまなみ海道は尾道・今治ルートである。

問13 (1) 輸入量は中国が圧倒的に多いので、が合っている。

          (2) プラスチックごみが増えると、水質や土壌など生活に身近な環境が汚染されてしまう恐れがあることから、環境権が侵害される可能性がある。

          (3) ビニールもプラスチックごみに含まれるので、は効果が薄い。

          (4) プラスチックごみが細かく粉砕されて生物を通して人間にも取り込まれている可能性が指摘されている。水質汚染や水生生物への影響が懸念されることなどを理由としてあげ、記述すればわかりやすいだろう。

攻略のポイント

解答数で見てみると、今年度は地理・歴史に重点が置かれた構成となっていることがわかる。前々年度は歴史・現代社会の問題数が多かったので、年度によって差があるようである。用語記入・記号選択は基本的事項を問う問題がほとんどなので、まずは基本事項を漏れの無いように丁寧に学習することが肝要である。記述問題は、理由を考えさせる問題が以前より増えて難しくなった印象である。出来事の理由や制度の目的を端的にまとめる練習をしておこう。

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