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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「晃華学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

出題構成

例年、総解答数は30前後で大問は2~4問ほどだった。

年度によって、大問ごとにだいたい分野が分けられている場合もあり、各分野が融合している総合問題の年度もあったので、特に「大問ごと」という意識は持たない方が良い試験であった。

近年に試験時間が25分から35分に伸びたが、2019年度から25分になり総解答数もその分、少なくなっている。今後の試験時間と問題数に注意しておきたい。

ここ数年は大問3つがそれぞれ歴史・地理・政治と分野ごとに分けられていたが、2018年度以降では大問は1つだけの総合問題にもどり、年度により形式に変化が見られる。

設問の内容にはあまり変わりは無く、1~3行の記述問題が4~6問ほど、残りは用語記入と記号選択で、記号選択の方が問題数は少し多めの場合が多い。

用語記入と記号選択の問題は、中学入試の基本的事項を答えさせるものが多い。記述問題は出来事・制度の説明や資料から読み取れることを考えさせる問題など、やや難度の高いものが出されている。全体として文字を書く分量も多くなるので、スピードも必要とされる点、意識しておくべきである

 

歴史分野

原始時代から現代まで、政治・経済・文化・外交など、まんべんなく幅広い範囲から出題されており、とくに偏りは見られない。資料・図版は資料集などで一般的に見られるものが多く、用語記入や記号選択も基礎的な知識で答えられるものがほとんどである。

この分野で出される記述問題は、出来事や制度について説明させるものが多い。ただその用語を覚えているだけではなく、その背景などの周辺事項も理解しておく必要がある。

また、年代順の並べ替えの問題が出された年度もあるので、基本的事項をしっかり覚えた上で、資料集・年表などで各時代の特徴と流れもとらえておくようにしたい。

 

地理分野

国土と自然、農業・工業などの産業について、地図や統計を用いて出題されている。

ひとつの県や地方をテーマにしたり、日本全体から広く訊かれたりと、形態も様々である。また、世界地理の問題も近年よく見られる。位置を訊かれる問題も多いので、白地図も活用すること。

この分野の記述問題は資料やグラフから考えられる原因・理由を問うようなものが多いので、単に統計の数値や順位を覚えるだけでなく、その意味や他分野との関連・影響などについても考えながら、資料に触れるようにしたい。

その他の問題は基本事項を問うものが大部分なので、まずは基礎力の充実が第一である。

 

政治分野

日本国憲法・三権分立・政治のしくみなどの分野から多く出題されている。そこに福祉・国際社会・時事問題などが織り交ぜられているといった傾向である。

この分野でも記述問題が見られ、税や経済のしくみを説明させるような問題も出されている。テキストの基礎的な事柄をしっかり頭に入れて、ニュースや時事問題集などで社会的な出来事にもなるべく多く触れて、考えを深めておくようにするとよい

 

知識・記述

全体として、特別な難問やあまりに細かい知識を問う問題は見られないが、記述問題はやや難化の傾向がある。資料をもとに、知識だけでなく理解の深さや表現力を問うような問題も出題されている。

記述問題は、やはりただその用語を知っている程度では対処できない。その用語や出来事についておおまかな説明ができるくらいに理解しておかなければならないので、人物・事件・制度などに関して、その背景・原因などの周辺事項も合わせて整理しておくことが大事である

思考力を必要とする問題に対応するためにも、データの意味やそれがもたらす他への影響などまで、少し深く考えるような習慣を身につけたい。

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2020年度「晃華学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

今年度も大問が1つだけの総合問題となった。試験時間が短くなった分、問題数は22~25問と以前より少なくなった。

様々な分野の問題が順不同で出されるので、1問1答の要領でどんどん答えていこう。

素材文は下線部を読むだけでも答えられる問題も多い。

前半は時間を節約して、後半の記述問題になるべく多くの時間を残しておきたい

【大問】総合問題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:25分
  • ★必答問題

問1 1. 大阪には蔵屋敷なども置かれ、米をはじめとする多くの商品が取引されたことから「天下の台所」と呼ばれた。

   2. 経済の発展により京都や大阪の商人・町人を中心とした文化・元禄文化が栄えた。  

   3. 東京・大阪・名古屋で三大都市圏。

問2 古墳群が造られたのは5世紀ごろ。(イ)は3世紀・(ウ)は7世紀・(エ)は6世紀のことである。

問3 (ウ) 鎌倉時代の武家造の説明が含まれているので、×。

問4 (ア) 猿楽は後に能と呼ばれるようになった。

   (ウ) 南北朝時代は57年間である。

   (エ) 一向一揆は加賀国で起こった。

問5 織田信長は仏教勢力に対抗するため、キリスト教を禁止しなかった。

問6 (1) 1858年の日米修好通商条約の締結で鎖国が解かれると、商品が輸出されるようになり国内で品不足が起こって価格が上昇した。

   (2) 天から降ってくるお札を慶事の前触れとして、庶民が「ええじゃないか」のかけ声とともに踊り歩いた。

問7 日独伊三国同盟のことである。

問8 地方自治体の中だけで適用される決まりは条例。

問9 (1) 奈良県は紀伊半島の内陸部にあり、周囲の県はみな海に接している。

   (2) 利根川の本流は茨城県と千葉県の境を流れ、太平洋に注いでいる。

問10 (1) 和歌山県はミカン・びわ・柿など果樹栽培が盛んである。

    (2) 2018年では1位・銚子(千葉県)、2位・焼津(静岡県)、3位・釧路(北海道)となっている。

問11 千葉県・京葉工業地域には製鉄所やコンビナートがあり、金属や化学工業の生産額が多い。

問12 (1) 答えは神戸市で、選択肢(エ)が合っている。

          (2) 神奈川県には横浜・川崎・相模原と政令指定都市が3つある。

問13 スマートフォンやパソコンなど、都市で多く使用される電気機器には金・銅やその他の希少金属が含まれており、それらを回収して金属を取り出し再利用できることから、「都市鉱山」と言われる。オリンピック・パラリンピックではそうした製品の寄付を募り、メダルの製作に使われる予定である。

問14 (1) COP21で採用されたのはパリ協定。

    (2) 2011年の東日本大震災以降は原子力発電所の操業が停止されていたことから考える。

    (3) 温暖化の原因の一つである二酸化炭素の排出をどう抑えるかが問題となってくる。自動車の排気ガスや石炭による暖房など化石燃料の使用は控えて、電気・水素燃料の使用を増やしたり、風力など自然エネルギーの利用を推進したりといった対策が考えられる。

攻略のポイント

解答数で見てみると、今年度は地理・歴史に重点が置かれた構成となっていることがわかる。前々年度は歴史・現代社会の問題数が多かったので、年度によって差があるようである。

用語記入・記号選択は基本的事項を問う問題がほとんどなので、まずは基本事項を漏れの無いように丁寧に学習することが肝要である。

記述問題は、理由を考えさせる問題が以前より増えて難しくなった印象である。出来事の理由や制度の目的を端的にまとめる練習をしておこう

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