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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2021年度「晃華学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

出題構成

例年、総解答数は30前後で大問は2~4問ほどだった。

年度によって、大問ごとにだいたい分野が分けられている場合もあり、各分野が融合している総合問題の年度もあったので、特に「大問ごと」という意識は持たない方が良い試験であった。

近年に試験時間が25分から35分に伸びたが、2019年度から25分になり総解答数もその分、少なくなっている。今後の試験時間と問題数に注意しておきたい。

ここ数年は大問3つがそれぞれ歴史・地理・政治と分野ごとに分けられていたが、2018年度以降では大問は1つだけの総合問題にもどり、年度により形式に変化が見られる。

設問の内容にはあまり変わりは無く、1~3行の記述問題が4~6問ほど、残りは用語記入と記号選択で、記号選択の方が問題数は少し多めの場合が多い。

用語記入と記号選択の問題は、中学入試の基本的事項を答えさせるものが多い。記述問題は出来事・制度の説明や資料から読み取れることを考えさせる問題など、やや難度の高いものが出されている。全体として文字を書く分量も多くなるので、スピードも必要とされる点、意識しておくべきである

歴史分野

原始時代から現代まで、政治・経済・文化・外交など、まんべんなく幅広い範囲から出題されており、とくに偏りは見られない。資料・図版は資料集などで一般的に見られるものが多く、用語記入や記号選択も基礎的な知識で答えられるものがほとんどである。

この分野で出される記述問題は、出来事や制度について説明させるものが多い。ただその用語を覚えているだけではなく、その背景などの周辺事項も理解しておく必要がある

また、年代順の並べ替えの問題が出された年度もあるので、基本的事項をしっかり覚えた上で、資料集・年表などで各時代の特徴と流れもとらえておくようにしたい。

地理分野

国土と自然、農業・工業などの産業について、地図や統計を用いて出題されている。

ひとつの県や地方をテーマにしたり、日本全体から広く訊かれたりと、形態も様々である。また、世界地理の問題も近年よく見られる。位置を訊かれる問題も多いので、白地図も活用すること。

この分野の記述問題は資料やグラフから考えられる原因・理由を問うようなものが多いので、単に統計の数値や順位を覚えるだけでなく、その意味や他分野との関連・影響などについても考えながら、資料に触れるようにしたい

その他の問題は基本事項を問うものが大部分なので、まずは基礎力の充実が第一である。

政治分野

日本国憲法・三権分立・政治のしくみなどの分野から多く出題されている。そこに福祉・国際社会・時事問題などが織り交ぜられているといった傾向である。

この分野でも記述問題が見られ、税や経済のしくみを説明させるような問題も出されている。テキストの基礎的な事柄をしっかり頭に入れて、ニュースや時事問題集などで社会的な出来事にもなるべく多く触れて、考えを深めておくようにするとよい

知識・記述

全体として、特別な難問やあまりに細かい知識を問う問題は見られないが、記述問題はやや難化の傾向がある。資料をもとに、知識だけでなく理解の深さや表現力を問うような問題も出題されている。

記述問題は、やはりただその用語を知っている程度では対処できない。その用語や出来事についておおまかな説明ができるくらいに理解しておかなければならないので、人物・事件・制度などに関して、その背景・原因などの周辺事項も合わせて整理しておくことが大事である。

思考力を必要とする問題に対応するためにも、データの意味やそれがもたらす他への影響などまで、少し深く考えるような習慣を身につけたい

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2021年度「晃華学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

【大問】総合問題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:25分
  • ★必答問題

問1 日明貿易を始めたのは足利義満。正式な貿易船であることを示す勘合という割り札を用いた(勘合貿易)。

問2 現在割合が最も高いのはアジアであるから、2020年が(オ)。今後最も大きい伸びが予想されるのはアフリカ地域なので、2050年は(ウ)

問3 沖縄県の県庁所在地は那覇市。漢字で書けるようにしておこう。

問4 1543年は日本に鉄砲が伝来した年である。種子島に流れついたポルトガル人によってもたらされた。

問5 鑑真の来日は奈良時代のことであるから、(ウ)が合っている。ア・イ・エは飛鳥時代のことである。

問6 御成敗式目(1232年)・北条政子が実権を握る(源頼朝の死んだ1199年以後)・元寇(1274年・1281年)・六波羅探題の設置(1221年)

問7 (ウ) 松平定信の寛政の改革である。

問8 薩摩藩が兵を送り琉球を支配下に置いたが、中国(清)との関係も続いたので日本と清への両属が続いた。

問9 異国人であることを目立たせて、幕府が外国を支配下に置いているのだと民衆に見せつけ権威を示そうとしたのだと思われる。

問10 大島つむぎは鹿児島県奄美大島、友禅は石川県や京都府、有田焼は佐賀県の伝統工芸である。

問11 初代内閣総理大臣は伊藤博文。のちに韓国統監にもなったが暗殺された。

問12 郵便は総務省の外局である郵政事業庁の管轄であったが、郵政民営化により2007年に株式会社化され、民間の事業となった。

問13 1968年に小笠原諸島が、1972年に沖縄が返還された。

問14 在日米軍の基地のおよそ70%が沖縄に集中している。

問15 (ア) 非核三原則は憲法には規定されていない。

問16 (1) 気温の高さから(イ)(エ)にしぼられ、西表島の方がさらに気温が高いと思われるので(エ)が西表島、(イ)が沖縄本島と考えられる。

(2) (ア)は水害の多い木曽三川周辺の輪中の説明である。

問17 第1次産業である農産物・水産物が少ない(イ)は神奈川県。他の3つでは観光が含まれる第3次産業が特に多い(エ)が沖縄県である。

問18 (ア) てんさい(ビート)の説明である。

問19 他の地域ならビニルハウスで栽培する必要があり施設や燃料に費用が掛かかる作物でも、温暖な沖縄県なら施設なしで育てることができるため、経費が安く済む分を移送費にかけられるのである。

問20 (1) 晃じいの発言4に注目。「しっかり土地を休ませる」とある。人口が増えれば食料の増産が必要になり、焼き畑の跡地で作物を育ててしまい「しっかり休ませる」ことができなくなって荒れた土地が増えているのではないかと推測される。

    (2) 人口増加がそれぞれの項目でどのような障害となるかを考える。1・6・7などは、全体としての富・水資源・エネルギー資源などが人口の増加に比例して増えずにむしろ不足するという事態が考えられるし、その場合他国との争いにも発展しかねない。は人口増加が公害につながったり福祉の財源をひっ迫させたりする恐れがある。いずれにしろ、自分が書きやすい番号を選べばよい。

攻略のポイント

解答数で見てみると、今年度は地理・歴史に重点が置かれた構成となっていることがわかる。前々年度は歴史・現代社会の問題数が多かったので、年度によって差があるようである。

用語記入・記号選択は基本的事項を問う問題がほとんどなので、まずは基本事項を漏れの無いように丁寧に学習することが肝要である。

記述問題は、理由を考えさせる問題が以前より増えて難しくなった印象である。出来事の理由や制度の目的を端的にまとめる練習をしておこう

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