中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

明治大学付属中野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「明治大学付属中野中学校の算数」
攻略のための学習方法

【大問1】【大問2】で出される計算問題、小問で4~5割の高い配点であると考えられるから、なるべく高得点をとっておきたい。本番でなるべく高い点をとるためには、普段から10問程度の計算と小問の練習を繰り返し、ほぼ毎回満点をとれる状態にしておくことが重要である。また、満点をほぼ確実にとれるようになったら時間を短くしていく練習をして、“短時間で正確に”解けるようにしておくとなお良い。

全体的には受験テキストにおいて標準~応用程度とされる問題がほとんどであるから、合格点をとりたければテキストの問題を完璧にこなせるようにし、過去問5~10年分を合格点よりも高くとれる状態になるまで繰り返すと良い。過去問でミスをした問題については丁寧に解き方の復習を行い、受験テキストを使った類題の反復練習をすると効率が良い。

以下、頻出単元について対策法を述べる。

【平面図形】

この分野は解法のパターンが絞られていること、文章題と異なり、自分で図を描く必要がないことから、比較的対策の効果が出やすい分野であるから、是非、練習を重ねて得点源にしておきたい。小学校で学習する三角形、四角形、円、扇形以外に、相似な図形で頻出のピラミッド型、砂時計型も正しく理解しておきたい。等積移動や補助線が必要な問題を重点的に学習するのが良いだろう。また、比を用いて解く問題も良く出題されるから練習を重ねたい。

【ダイヤグラム】   

速さの問題や水量の問題では高頻度で与えられる。苦手意識を持っている人は丁寧に解説されている参考書を読んだり、先生に教えてもらったりするなどして、ダイヤグラムの意味する状況を正しく理解することから始めると良い。その際、ダイヤグラムの特定の時刻における様子を描いてみると理解が深まるからおすすめしたい。本年度の【大問6】においても容器を正面から見た図を描き、どこまで水が入っているのか考えながら解くと良い。練習量が必要な単元でもあるので、ダイヤグラムの問題を毎日一問ずつ解くと良い。

【割合、比を用いる文章題】

 必ず出題されるから確実に得点できる問題を増やしたい。和差算なら線分図、つるかめ算なら面積図といった具合に、それぞれの問題に応じた図の使い分けが必要である。まずは使うべき図を知るために分野別に学習すべきだが、入試問題になった途端にどれを使えばよいかわからないという人が出てくるのも事実である。10問程度の様々なパターンの問題をランダムに出題する形式の小問集で練習しておくと使い分けできるようになってくる。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2020年度「明治大学付属中野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問7つ計18問の出題【大問1】では計算問題2問と分数の性質に関する小問1問が、【大問2】では文章題と図形に関する小問が5問出題され、【大問3~7】はそれぞれのテーマに応じた小問が1~3問ずつ出題された。50分間の試験であるため、1問にかけられる時間は2~3分といったところだ。

【大問1】計算、小問 

  • 難度:
  • 時間配分:7分

計算では小数、分数、( )が含まれる四則計算、逆算が出題された。小問は分数に関する文章題だった。難易度は易しめだろう。入念に見直しを行い、確実に得点したい。

(1) 結合法則を上手く使えると良い。法則に気づくコツは、いきなり左端から計算し始めるのではなく、式全体を見渡すことである。是非採り入れて欲しい。
(2) 逆算の問題では答えを□にあてはめて検算することを心掛けたい。
(3) 分母と分子の差に注目すると良い。

【大問2】小問(文章題、図形)

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

比較的解きやすい問題であるから、高得点を狙いたい。長時間考え込むのは禁物だが、丁寧に解くことと、見直しを入念に行うことを意識して取り組みたい。

(1) 兄弟の所持金の合計に注目すると良い。
(2) 全員の身長の合計の変化、男子と女子の平均身長の変化に注目すると良い。
(3) 約分ができる数に注目すると良い。また、数の範囲を正しく把握したい。
(4) サイコロの置き方に関するルールを正しく読み取りたい。
(5) 高さの等しい三角形の面積比と底辺の比の関係を正しく使いたい。補助線を引くと考えやすい。

【大問3】立体図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

体積比を用いて処理できると円周率を使わずに求められる。コップで水を移した回数の比は体積比を表すこと、底面積比と高さの比の積の比が容積の比を表すことが鍵となる。

【大問4】平面図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分

 定番の平行四辺形内に描かれた図形の辺の比、面積比に関する問題。相似形(ピラミッド型、砂時計型)を上手く利用したい。

【大問5】周期算

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分

 規則に気づけるか否かにかかっていると言ってよいだろう。はじめの「1,2,3,4」が終わった段階で4つ区切りにしてみることを思いついた人は気づけるはずだ。

【大問6】容器と水量のグラフ

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分

文章とグラフを丁寧に見たい。グラフが折れ曲がっている箇所の出来事を一つ一つ整理しながら進めていきたい。容器を正面から見た図を描いて考えるのも手だ。グラフの問題は頻出なので、練習を積んでおきたい。

(1)(2) 確実に得点したい。グラフと水槽の図を良く見ることが重要。
(3) グラフの傾きの違いに注目すると良い。

【大問7】時計算

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

正常な時計と遅れる時計を考えさせる時計算。文意を正しく把握することが重要。

(1) 遅れる時計の盤面の話であるが、正常な時計の盤面で考えても同じ答えが求まることに気づきたい。
(2) 正常な時計と遅れる時計の動く角度の比を使うと良い。

攻略のポイント

 比較的解きやすい【大問1,2】の2題は9割以上得点したい。したがって、計算ミスを頻繁にしてしまっている人はその解決が急務だろう。全体としては受験テキストにおいて標準~応用問題として掲載されている問題が大半を占めるから、普段の学習の成果を発揮できるかどうかがカギを握る。計算問題を素早く正確に解くこと、線分図をはじめ、面積図、ベン図、てんびん図などの図を正しく描くことが重要である。とくに割合・比を用いる文章題と図形は必ず出題されるから、解法をしっかり身につけておくと良い。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

明治大学付属中野中学校の科目別
入試対策一覧

中学受験のために
家庭でできること

インタビュー=学力が伸びる子と伸び悩む子の特徴とは

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。