中学受験専門プロ家庭教師が語る

大宮開成中学校 国語入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「大宮開成中学校の国語」攻略のための学習方法

[問題構成]

大問3つに、漢字や文法・論説文の読解・小説の読解が割り当てられる形が続いている。
素材文は計7000~9000字ほど。総解答数は40~50問程度
設問は字数指定の穴埋め書き抜きと選択肢が多い。記述問題は字数制限が無く、「本文中のことばを用いて」「指定された言葉を必ず使って」「説明しなさい」という形で1~2問出題される。2~3行ほど、50~80字程度が想定されている。

[漢字・文法など]

漢字は書き取りと同音異字で10問文法は5問で助詞・助動詞や係り受けなどが出されている。この部分で20点の配点があるので、疎かにはできない。漢字は初級~中級、文法は品詞を中心に言葉のきまりをひと通り頭に入れておく必要がある。また、慣用句も読解問題と合わせて訊かれている。手を抜かなければ得点できる部分なので、ここで点を稼ぎたい。 

[論説文の読解]

ここ数年は社会科学分野からの出題が多い。科学的な話題なので理科を好きな人には読みやすいだろう。論説文の読解の技を磨いておこう。
まずは段落の整理。形式段落と意味段落をまとめて、各段落のつながりを見ておく。意味段落の内容を小見出しのように書いておくとわかりやすい。
字数指定の書き抜きが多い点からも、要点と細部の区別は重要である。求められる答えが要点の部分にあるのか細部の部分にあるのか、探す際の手掛かりになる。選択肢問題は本文との一致・不一致を見分けるものが多いので、要旨・要約で筆者の意見を正確に理解しておくことが役に立つ。
論説文の読解は答えを文中から探す問題が多いので、傍線などで重要点を目立つようにしておくと解答がスムーズである。

[小説の読解]

登場人物を中学生・高校生に設定した話が多く、舞台も馴染みのある場面が多いので理解しやすい。文量は6000字程度になる場合があるので読むスピードはつけておこう。
文学的文章の読解の基本を身につけよう。
登場人物の名前・人数・性格・他との関係などをチェックする。人数を訊かれるような問題もあるので、重複しないように初登場時にしるしをつけてしまうと良い。
次に場面分け。時間・場所・人物の入出などで場面の切り変わりを見る。誰の何を描こうとした場面なのかを考えておく。そして最重要の心情の把握。人物の言動・表情や情景などにも注意して気持ちを想像する。同じ気持ちでも性格が違えば行動は真逆であったりする。最後に全体を見渡して物語のテーマを読み取る。主人公の悩み・葛藤や心の成長が描かれる話が多いだろう。
人間の心理に詳しいほうが有利であるのは確かなので、様々な小説を読み、文学だけでなく映画などでも多くの人物の生き方・考え方に触れることで精神的に大人になっておくことが、国語の試験に大きく資するところがある点は指摘しておきたい。 

[書き抜き問題・記述問題]

穴埋め書き抜きは字数が指定されるものが多い。ピンポイントで答えを探さなくてはいけないので、時間がかかる場合がある。問題の多くは、ある意味段落やある場面の内容からまとめたものなので、おなじ意味段落・場面から探せばよいということになる。探すのに手間取らないように過去問でよく慣れておこう。
記述問題には字数制限はないが、2~3行・50~80字程度で書くことを想定しているようである。「文中のことばを用いて」という指示がある場合が多い。多くは傍線の近くに書かれている。文中に書かれていないことを自分で考えて書くタイプの記述ではない。読解力があれば答えられるので、説明的文章・文学的文章どちらも読み取れる力を養い、想定の字数でまとめる練習をしておこう

2018年度「大宮開成中学校の国語」特徴と時間配分と攻略ポイント

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】漢字・文法など 標準 5分
【大問2】論説文の読解 やや難 21分
【大問3】小説の読解 やや難 24分

特徴と時間配分

素材文は計9000字ほどで総解答数は46問。書き抜き問題は字数が指定されるので、適切な語句を見つけるのに時間がかかる恐れがある。要点などを見つけやすくする工夫をして時間をロスしないようにしたい。選択肢問題を素早く解き、書き抜き・記述問題にあてる時間を確保しよう。

【大問1】漢字・文法など

問二 ①包装―装着 ②紀行文―世紀 ③過程―過去 ④構造―構想 ⑤提供―供給

問三 ①だけ助動詞「ない」。他は形容詞の「ない」。

   ②だけ断定の助動詞「だ」。他は形容動詞の一部。

   ③すべて助動詞「れる・られる」だが、だけ「可能」。他は「自発」。

問四 ①実際には―ない(が) ②おそらく―(明かり)だろう

<時間配分目安:5分>

【大問2】論説文の読解

ロボットを人間に近づける研究の現状について説明している。

問一 接続詞の問題がよく出されているので、しっかり練習しておこう。

問二 「ロボットじゃあるまいし」そんな「マニュアル人間」ではダメだろう、という批判である。「人間なの
          だから」「あいまいさを判断したり、臨機応変に適切に行動できる」(マニュアル人間の逆)のが当然
          だ、という理屈である。

問三 答えを探す範囲が結構広いのでやや難しい。設問で使われている語句は本文の言い換えである場合が多
   い。「原則として」(設問)←「基本的に」(本文)、「○○を発揮できる」(設問)←「○○を発揮する」(本
   文)など。空欄に入る答えはそこに隣接してあるので、見つける手掛かりにしよう。

問四 傍線の後ろで説明されていることを少しまとめてみよう。ロボットには「文脈」などの「解釈」が難し
   く、そういった微妙な「コミュニケーション」の問題もある、と述べている。

問五 傍線の直後にあるので探しやすい。4字の空欄には「状況に合わせて選ぶ」といった内容が入りそうだ
   が、4字だとかなり前の「状況判断」まで戻らないと見つからないので難しい。

問六 「プログラム」の使い方が難しい。傍線の前で、「すべてをプログラムに書き下すのは難しい」とあるの
   で、「プログラム」に無い部分は「自分で学習」して「試行錯誤しながら」「ロボット自身が」「見つけ
   ていく」試みがなされている、と書いてある。

問七 .病院・駅・空港に限る、とは書かれていないので×。

   .人間の知性や社会性(高次な知的情報処理)は難しいと言っているので×。

   .「ロボットのように~再現できる」とは書かれていないので×。

<時間配分目安:21分>

【大問3】小説の読解

不登校のクラスメイトの少女と心を開いて話ができるようになり始めたのに、昆虫に気を取られているうちに、少女はいなくなってしまった。

問二 傍線直後に判断の理由が書かれてあるが、ア「思いやり」・イ「知識」・ウ「丘の活気を取り戻す」など
   は判断できないので×。

問三 アは後半は悪くないが「兄のように慕って」いる様子ではないので×。

問四 傍線直後で主人公の取った行動がヒントになる。いきなり不登校の理由を聞いている。楽しそうに笑って
   いる田町の姿が、不登校という田町の別の面をかえって思い起こさせ、そのギャップが主人公を悲しくさ
   せたのであろう。

問五 .「うわずった声」は緊張や動揺で声が高くなった状態。

問八 クラス内の力関係を「弱肉強食」に例えたり、静かに黙り込んだ状態を「標本」と表現したり、昆虫にち
   なんだ描写が効果的に使われている。

<時間配分目安:24分>

攻略のポイント

漢字・文法・慣用句などの言語事項もしっかり出される。地味と言えば地味な分野だが、国語力の基礎になる部分でもあるので、地道に覚えていこう。

字数指定の穴埋め書き抜き問題は本校の特色ともいえるので、できるだけ多くの過去問をこなして十分に慣れておきたい。

記述問題は字数制限がないからといって細かい字でやたらと書き過ぎるのはよくない。解答欄の大きさから計算して2~3行程度でうまくまとめられるよう、感覚をつかんでおこう。

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