大宮開成中学校 入試対策
2026年度「大宮開成中学校の理科」
攻略のための学習方法
受験テキストにおいて標準的とされる問題を解けるようにすることに心血を注ぐことが最重要だろう。それが達成されれば合格点に届くと思われるが、さらに上の得点を目指したければ、発展的とされる問題に着手すると良い。テキスト学習時は、「物理、化学、生物、地学」の4分野をまんべんなく学習して欲しいが、計算問題、実験結果から考察させる思考型問題が多く出題されるので、これらの対策の時間を長めに設けるのが良い。
以下、分野別に学習法を述べる。
【物理・化学】
計算問題をなるべく多く経験しておきたい。物理ではつり合いの法則や電流についての法則など、法則の知識が必要な問題が出題されるので、これらを使う練習を積みたい。化学では表やグラフの数値から比例関係を見抜く練習を積みたい。これらの分野は苦手意識を強く持っていた人でも、法則やグラフの読み取り方を知ればすんなり納得できる場合があるから諦める前に解決の道を探って欲しい。丁寧に図解されている参考書を読んだり、先生に図解してもらったりして解決すると良い。難易度としては標準的な問題で確実に正解できることを目指せば合格点に手が届くが、やや難易度の高いものも出題されるため、標準的な問題が安定的に得点できるようになった人は、難易度を上げて学習すると良い。
【生物・地学】
生物・地学分野においては思考型の問題が出題されるため、図・表の見方を理解することや文章を正しく読解することが重要である。この部分においても、自分一人では納得できない場合、丁寧な図解がある参考書を読んだり、先生に教えてもらったりして早期解決しておきたい。
暗記が必要な分野については、一通りインプット(読む、聞く)を行ったのであれば、アウトプット(話す、書く)に重きを置いて学習すると良い。お家の人や先生にクイズ形式で出題してもらったり、テストをして実力を試したりするとよい。その際、受験テキストの一問一答形式の問題や基礎を確認するような問題、語句の穴埋め問題などを活用すると良い。なお、内容的には、マニアックな知識は不要で、各分野の基本とされるものを正しく覚えられている状態になれれば良い。
上記のポイントを意識しながら、一通りテキスト学習を終えたのであれば、過去問演習をメインとした学習に切り替え、実戦経験を積むと良い。ミスをした問題については受験テキストに戻って、知識確認をしたり、過去問で出てきた計算問題と類似した問題の反復練習をしたりすると効率が良い。また、過去問演習を通じて問題を解く順序や一つの大問にかける時間の感覚を身につけておきたい。
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2026年度「大宮開成中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
本年度から理社合わせて50分となった。2科目で割れば25分ずつだが、問題数も小問計23問とやや減っている。
大問4題で構成されており、生物・物理・地学・化学の各分野が配置されている。数値記入が12題でそれぞれ計算・思考が必要。ほか11題は選択問題となっている。問題数は減っているが、決して時間的に余裕があるとはいえない。
【大問1】生き物の調査/生物
- 時間配分:5分
問1
基本的な知識問題なので、確実に正解しておきたい。
問2、3
問題文の分量はやや多いが、てきぱき読み進めて調査の仕方を正しく把握すること。結局は割合の問題なので、「マークをつけた個体が全体の中でどのぐらい割合になるか」をもとにして計算する。
問4、5
「標識再補法」について知らなくても、問題文と設問で説明されていることをもとに考えれば判断できる。
【大問2】物体の運動/物理
- 時間配分:7分
表から規則性を見つけて空欄に当てはまる数値を判断する。
問1、2
「ばねのちぢみ」が2倍、3倍と大きくなるにつれて、「最高点の高さ」や「あらい床をすべった距離」が平方数的に大きくなることをふまえて数値を求める。
問3、4
「ばねのちぢみ」の数値を基準に表1、2を一つにまとめてみると、「最高点の高さ」と「あらい床をすべった距離」の間にも一定の関係があることが分かる。それをもとに判断すればよい。
問5、6
問題文や設問で説明されていることをふまえて考えていく。一つ注意するとしたら、斜面とばねの間を1往復する際にあらい床を2回通過するということ。問題文にも「再びあらい床を通過し」とある。このように、問題文や設問に考える際のポイントが示されているので、雑に読み飛ばして誤らないようにしたい。
【大問3】地層/地学
- 時間配分:5分
問1
堆積の仕方についての基本的な知識。必ず正解したい。
問2、3
標高をもとに地質柱状図を整理し直して判断する。ただし、A~Fまでを全て整理し直すのではなく、時間を節約するためにも必要最低限のサンプルをビックアップして整理するようにしたい。なお、同じ標高のAとEを比べれば、この地層はどの方角にも傾いていないことが分かる。
問4、5
火成岩について基本的な知識を問うもの。必ず正解したい。
【大問4】化学変化/化学
- 時間配分:8分
問1
二酸化炭素の発生についての基本問題。必答。
問2、3
問題文と表を正確にチェックすること。BTB溶液の反応をふまえて解答すればよい。
問4~6
実験1と実験2では、石灰水の量が違うことに注意。問2から完全中和する塩酸と石灰水の割合が分かる。また、問題文に「石灰水に反応した二酸化炭素の量を求める」手順が示されているので、それに沿って処理すればよい。
攻略のポイント
資料を読んで解く問題に目が行きがちだが、重要なのは基本問題を確実に正解することである。各分野の基本知識を問う問題、また基本レベルの計算問題をミスなく答えること。これら基本の問題で得点を固めた上で、資料をもとに思考・判断する問題に臨みたい。資料をもとに解く問題では、説明や設問を正確に読むこと。解答に必要な情報や考えるヒントが文中にあるため、読み飛ばしは厳禁。また、問題によっては表や図を自分で整理し直す必要があるので、その作業を速やかに行う練習もしておくべきである。限られた短い時間で「設問を読んで情報を整理する」という作業を完了させるトレーニングをしておこう。
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