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湘南白百合学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「湘南白百合学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

[出題分析]
大問数6~8で総解答数は50~60と、多めの問題量の試験となっている。
試験時間は40分だが、記述問題以外はさほど時間を取られる問題ではないので、時間が全然足りないというほどではないだろう。
歴史・地理分野に比重が置かれ、政治分野からの出題はやや少ない。
用語記入・記号選択がバランス良く出され、これまでは3~6問程度の短文記述が含まれていたが、近年変化が見られる。
年度によって各項目・形式に多少の変動があり、記号選択を多めにしたり地理分野が多めだったりと、変化をつけているようである。極端な難問は出されていないので基本事項のマスターが当面の目標となる。
その上で、地図・統計・資料が多用される傾向を鑑みて、副教材でしっかり補強することが重要となってくる。
理・社の配点が国・算と同じ100点満点であるのも女子校としては珍しく、理・社を重視する方針なので社会の学習にも油断無く取り組みたい。

[地理分野]
地形・気候、各地の産業などが地図や統計を多く用いて出題されている。
産業についての問題が例年出されていて、地形図の読み取りも毎年のように出されているのでよく練習しておくこと。
ある地域を中心として詳しく問う問題も見られる。統計資料も多く使われているので、資料集を活用すると良い。
また、日本だけでなく、世界地図や地理・貿易もよく出されているので、主な国については一通り頭に入れておこう。
基本事項中心の出題で難易度は高くないが、全般から広く出題されており、伝統工芸などポイントを絞って詳しく訊く問題もあるので、抜けが無いよう丁寧な学習が必要である。
白地図や資料集も使ってしっかり知識を定着させておいて欲しい。

[歴史分野]
各時代から幅広く出題されている。
人物・出来事・社会制度などについて一つずつ、一問一答のような形式で出されることが多い。
外交についての質問も多く見られ、欧州・アジア地域などの地図を用いた問題も出題されている。
時代順を問う設問もあり、歴史に関しての広く正確な知識が求められる。
図版などの史料もよく使われるので、資料集なども隅々まで目を通して見慣れておきたい。
問われているのは基本的事項が多いが、広範囲から少し細かい知識も出されるので、各時代に偏りの無いよう、まんべんなく学習しておくこと。

[政治分野・時事問題]
日本国憲法や三権のしくみなどについて出題されている。
地理・歴史分野と比べて分量は少なめであるが、大問一つを使って出されている年度もあるので油断はできない。
また、前年に起こった出来事についても大問で出されたり地理・歴史分野に混ざって出題されたりしているので、特に近い年度で起こった出来事・時事問題は押さえておくこと。
資源とエネルギー問題など、世界各地に関係する問題も扱われているので、世界情勢の大きなニュースにも意識を向けておきたい。

[地図・資料、記述対策]
全体を通して、極端な難問や細かすぎる知識は問われていないが、テキスト・地図・資料集の全般から広く出題があり、問題量も多いので、基本的事項をしっかりマスターし使いこなす力量が求められる。
テキストレベルにおける確かな実力が必要な試験と言えよう。
記述問題についても、これまでは用語や出来事について1~2行で説明するものが多かったが、近年は高齢者の交通事故死を減らす方策について50字程度で考えさせる(平成24年度)など、やや難しくなる傾向が見られるので、新聞・ニュース等で知識を増やし、自分なりの意見をまとめておくなどの練習もしておいたほうがよいだろう。
抜けや偏りがないよう、まんべんなく丁寧に学習しておいて欲しい。

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2014年度「湘南白百合学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問数6で、総解答数53と分量に変わりはない。
今年度は記号選択がやや多めで、残りは用語記入で、60字の記述問題が1問だけ出されている。
記述問題に4~5分かけるとして、他の問題はそれほど時間のかかる問題ではないので、1問40秒ほどは使える計算である。
テンポ良く解いていけば大幅に時間が足りなくなることはないと思われる。

【大問Ⅰ】地形図の読み取り

  • 時間配分:記述4分・その他8分 計12分

地形図を用いて山梨県甲府盆地について問われている。地形図の読み取りは頻出なので、得意分野にしておきたい。
内容は基本事項が多い。問12で近年の傾向である長めの記述問題が出されている。以前の傾向であった1~2行の短文記述とは書き方も異なる。
男子校で同じような傾向の記述問題を出す学校もあるので、それらの過去問で練習しておくのも良いだろう。

【大問Ⅱ】日本の漁業

  • 時間配分:4分

毎年産業についての設問があるが、今回は漁業について多く出されている。
使われているグラフも受験生には馴染みのもので、典型問題と言える。

【大問Ⅲ】気候についての問題

  • 時間配分:4分

このように大問一つを使ってポイントを絞った問題を出すのも本校の特色のひとつである。
世界地理の問題も出されている。世界地図も例年よく出されているので、日本地図と同様に見慣れておきたい。

【大問Ⅳ】歴史の問題

  • 時間配分:12分

教育を主なテーマとして、江戸時代から第二次大戦後まで様々な事項について訊かれている。
図版なども多く使われ、広い範囲から出題されているので、地理よりやや難しい印象である。
ともあれ、テキスト・資料集を丁寧に覚えてあれば答えられる難易度なので、基礎力を充実させておきたい。
問12の時代順の並べ替えは年表などで流れを覚えておかないと正確には解けないかも知れない。

【大問Ⅴ】歴史上の人物の問題

  • 時間配分:4分

このように人物名を答えさせる問題もよく出されている。
問2の並べ替えも時代の違いがわかりやすいので、難しくはない。

【大問Ⅵ】原子力やエネルギーに関する問題

  • 時間配分:4分

ポイントを絞った問題がここでも出されている。
歴史や地理ばかりに時間を割いていた人は、少し差がついた部分かも知れない。
原子爆弾や福島の原発事故を経験した日本人として、「核に関する問題」は常に意識しておきたい問題のひとつであろう。

攻略ポイント

難問・奇問は無く、基本的事項がしっかり定着していれば得点できる問題と言える。
本校の偏差値からするとこの試験問題は易しいという印象だが、テキストのレベルでの高い実力が必要だということであろう。

記述問題が難化の傾向にあるので、50~60字での記述の演習をこなしておくこと。
それ以外は例年の傾向と変わらないので、頻出の問題は特に習熟しておいていただきたい。

また、前年の出来事に関する問題もよく見られるので、重大ニュース集などでチェックしておくと良い。

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