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湘南白百合学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2016年度「湘南白百合学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

[出題分析]
大問数6~8で総解答数は50~60と、多めの問題量の試験となっている。
試験時間は40分だが、記述問題以外はさほど時間を取られる問題ではないので、時間が全然足りないというほどではないだろう。
歴史・地理分野に比重が置かれ、政治分野からの出題はやや少ない。
用語記入・記号選択がバランス良く出され、これまでは3~6問程度の短文記述が含まれていたが、近年変化が見られる。
年度によって各項目・形式に多少の変動があり、記号選択を多めにしたり地理分野が多めだったりと、変化をつけているようである。極端な難問は出されていないので基本事項のマスターが当面の目標となる。
その上で、地図・統計・資料が多用される傾向を鑑みて、副教材でしっかり補強することが重要となってくる。
理・社の配点が国・算と同じ100点満点であるのも女子校としては珍しく、理・社を重視する方針なので社会の学習にも油断無く取り組みたい。

[地理分野]
地形・気候、各地の産業などが地図や統計を多く用いて出題されている。
産業についての問題が例年出されていて、地形図の読み取りも毎年のように出されているのでよく練習しておくこと。
ある地域を中心として詳しく問う問題も見られる。統計資料も多く使われているので、資料集を活用すると良い。
また、日本だけでなく、世界地図や地理・貿易もよく出されているので、主な国については一通り頭に入れておこう。
基本事項中心の出題で難易度は高くないが、全般から広く出題されており、伝統工芸などポイントを絞って詳しく訊く問題もあるので、抜けが無いよう丁寧な学習が必要である。
白地図や資料集も使ってしっかり知識を定着させておいて欲しい。

[歴史分野]
各時代から幅広く出題されている。
人物・出来事・社会制度などについて一つずつ、一問一答のような形式で出されることが多い。
外交についての質問も多く見られ、欧州・アジア地域などの地図を用いた問題も出題されている。
時代順を問う設問もあり、歴史に関しての広く正確な知識が求められる。
図版などの史料もよく使われるので、資料集なども隅々まで目を通して見慣れておきたい。
問われているのは基本的事項が多いが、広範囲から少し細かい知識も出されるので、各時代に偏りの無いよう、まんべんなく学習しておくこと。

[政治分野・時事問題]
日本国憲法や三権のしくみなどについて出題されている。
地理・歴史分野と比べて分量は少なめであるが、大問一つを使って出されている年度もあるので油断はできない。
また、前年に起こった出来事についても大問で出されたり地理・歴史分野に混ざって出題されたりしているので、特に近い年度で起こった出来事・時事問題は押さえておくこと。
資源とエネルギー問題など、世界各地に関係する問題も扱われているので、世界情勢の大きなニュースにも意識を向けておきたい。

[地図・資料、記述対策]
全体を通して、極端な難問や細かすぎる知識は問われていないが、テキスト・地図・資料集の全般から広く出題があり、問題量も多いので、基本的事項をしっかりマスターし使いこなす力量が求められる。
テキストレベルにおける確かな実力が必要な試験と言えよう。
記述問題についても、これまでは用語や出来事について1~2行で説明するものが多かったが、近年は高齢者の交通事故死を減らす方策について50字程度で考えさせる(平成24年度)など、やや難しくなる傾向が見られるので、新聞・ニュース等で知識を増やし、自分なりの意見をまとめておくなどの練習もしておいたほうがよいだろう。
抜けや偏りがないよう、まんべんなく丁寧に学習しておいて欲しい。

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2016年度「湘南白百合学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問9つに総解答数58問と、例年通りの分量である。地理分野26問・歴史分野27問・現代社会分野5問と、地理・歴史に重点が置かれている点も変化は無い。
30~50字の長文記述が1問あり、問題数が多めであるので、記号選択・適語記入の問題は考え込まずにテンポよく解き進めたい。

【大問1】地理分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分

地図と地球についての問題。本校では地図の読み取りなど、社会科初期で学んだ分野が頻出となっている。他の分野に注力してここが疎かになっている人がいたら、早期に徹底的に復習しておかれたい。
近年ではメルカトル図法にかわるスタンダードとしてオーサグラフ地図を採用する流れも見られるので、調べておくとよいだろう。

【大問2】地理分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

各地の河川について尋ねる問題。河川・山岳など、ピンポイントでやや詳しく訊かれることが多いので、苦手な項目を作らないようにしておくことが大事である。

4. このように、4つのうちから2つを選ぶという形がよく出される。完答しなければならない分、難易度が高くなるので慎重に考える。

【大問3】地理分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:2分

農産物の輸出入について。この分野も毎年よく出題されているので、資料集等で最新のデータを見ておくこと。

2. この種の問題は小麦と大豆の自給率の低さが大きな手がかりになる。

【大問4】歴史分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:5分

出土品を題材にした古代に関する問題。古墳とその属する時代・所在地は混同しないようによく整理しておこう。

4. 出土品の分布は、その当時の支配者の勢力範囲を示す大きな目安となる。

【大問5】歴史分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:4分
  • ★必答問題

資料をもとに鎌倉時代について訊かれている。

3. ここの問題のように、正解がいくつあるのか示されない問題も多い。一問につき正確な知識が複数必要になるので、その分難しくなってしまう。慌てず的確に答えを選ぶ。

【大問6】歴史分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:2分
  • ★必答問題

平安時代について。ここも写真や図版などの資料が多く用いられている。資料集でよく見る一般的なものなので、よく見慣れておきたい。

【大問7】歴史分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

近代~現代に足跡を残した女性に関する問題。文化や社会活動などで活躍した人物は意外に覚えづらいものである。本校はこのような少し細かい知識を問われることも多いので、大きな事件・人物ばかりに注目せず、丁寧に拾っておきたい。

【大問8】歴史分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:3分

近・現代史の問題。

2. テレビは映像をともなう分、情報量が圧倒的に多く、ラジオのように音声だけで聴く場合よりも視聴者の受ける印象に差がない(同じものを見て同じように感じる)という性質がある。

【大問9】現代社会分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:3分

太平洋戦争と現在までの歴史。問題数は少ないが毎年出されるので、基本事項はしっかり押さえておくこと。

攻略ポイント

難問・奇問は無く、基本的事項がしっかり定着していれば得点できる問題と言える。
本校の偏差値からするとこの試験問題は易しいという印象だが、テキストのレベルでの高い実力が必要だということであろう。
記述問題は、近年は難化の傾向にあるので50~60字での記述の演習をこなしておくこと。
今年度も大問ごとにあるテーマに沿って少し詳しく尋ねる問題が多かった。難易度としては例年の傾向と変わらないので、過去問で頻出の問題はよく練習して特に習熟しておいていただきたい。
また、前年の出来事に関する問題もよく見られるので、重大ニュース集などでチェックしておくと良い。

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