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湘南白百合学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「湘南白百合学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

[出題分析]
大問数6~8で総解答数は50~60と、多めの問題量の試験となっている。
試験時間は40分だが、記述問題以外はさほど時間を取られる問題ではないので、時間が全然足りないというほどではないだろう。
歴史・地理分野に比重が置かれ、政治分野からの出題はやや少ない。
用語記入・記号選択がバランス良く出され、これまでは3~6問程度の短文記述が含まれていたが、近年変化が見られる。
年度によって各項目・形式に多少の変動があり、記号選択を多めにしたり地理分野が多めだったりと、変化をつけているようである。極端な難問は出されていないので基本事項のマスターが当面の目標となる。
その上で、地図・統計・資料が多用される傾向を鑑みて、副教材でしっかり補強することが重要となってくる。
理・社の配点が国・算と同じ100点満点であるのも女子校としては珍しく、理・社を重視する方針なので社会の学習にも油断無く取り組みたい。

[地理分野]
地形・気候、各地の産業などが地図や統計を多く用いて出題されている。
産業についての問題が例年出されていて、地形図の読み取りも毎年のように出されているのでよく練習しておくこと。
ある地域を中心として詳しく問う問題も見られる。統計資料も多く使われているので、資料集を活用すると良い。
また、日本だけでなく、世界地図や地理・貿易もよく出されているので、主な国については一通り頭に入れておこう。
基本事項中心の出題で難易度は高くないが、全般から広く出題されており、伝統工芸などポイントを絞って詳しく訊く問題もあるので、抜けが無いよう丁寧な学習が必要である。
白地図や資料集も使ってしっかり知識を定着させておいて欲しい。

[歴史分野]
各時代から幅広く出題されている。
人物・出来事・社会制度などについて一つずつ、一問一答のような形式で出されることが多い。
外交についての質問も多く見られ、欧州・アジア地域などの地図を用いた問題も出題されている。
時代順を問う設問もあり、歴史に関しての広く正確な知識が求められる。
図版などの史料もよく使われるので、資料集なども隅々まで目を通して見慣れておきたい。
問われているのは基本的事項が多いが、広範囲から少し細かい知識も出されるので、各時代に偏りの無いよう、まんべんなく学習しておくこと。

[政治分野・時事問題]
日本国憲法や三権のしくみなどについて出題されている。
地理・歴史分野と比べて分量は少なめであるが、大問一つを使って出されている年度もあるので油断はできない。
また、前年に起こった出来事についても大問で出されたり地理・歴史分野に混ざって出題されたりしているので、特に近い年度で起こった出来事・時事問題は押さえておくこと。
資源とエネルギー問題など、世界各地に関係する問題も扱われているので、世界情勢の大きなニュースにも意識を向けておきたい。

[地図・資料、記述対策]
全体を通して、極端な難問や細かすぎる知識は問われていないが、テキスト・地図・資料集の全般から広く出題があり、問題量も多いので、基本的事項をしっかりマスターし使いこなす力量が求められる。
テキストレベルにおける確かな実力が必要な試験と言えよう。
記述問題についても、これまでは用語や出来事について1~2行で説明するものが多かったが、近年は高齢者の交通事故死を減らす方策について50字程度で考えさせる(平成24年度)など、やや難しくなる傾向が見られるので、新聞・ニュース等で知識を増やし、自分なりの意見をまとめておくなどの練習もしておいたほうがよいだろう。
抜けや偏りがないよう、まんべんなく丁寧に学習しておいて欲しい。

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2015年度「湘南白百合学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問7つに総解答数56問と問題数は多めである。地理分野28問・歴史分野23問・政治経済5問と政経が少なめで例年と同じ傾向である。
30字以内の記述問題が1問。記号問題と用語記入の割合はほぼ同じという構成である。地名・人名は当然だが漢字指定なので書けるようにしておくこと。時代順の並べ替えはうろ覚えでは答えられないものがあるので、正確に覚えておきたい。

【大問Ⅰ】地理分野

  • 時間配分:8分

世界遺産について大問一つを使って詳しく尋ねられている。候補地が新しく登録される年度はやはり問題に出やすいので注目しておいて損はない。
問題②が①のヒントになっていたりする。問④は、富士山は自然遺産登録が叶わず、文化遺産としての登録になった点に注意。

【大問Ⅱ】地理分野

  • 時間配分:記述問題3分・他4分 計7分

関東地方を題材にして、昼夜人口などの人口に関する問題が出されている。

問①・②は統計上の簡単な計算問題になっている。

問③で都市部の昼夜の人口差の理由を問う記述問題が出されている。ドーナツ化現象の理由とも重なるので、思いつきやすかったのではないだろうか。

問④の用語記入は漢字指定されていないが、ここで出ている用語程度は他校ならば当然漢字指定される場合がほとんどであるので、そのつもりで覚えてしまう方がよい。設問の指示には常に注意すること。

【大問Ⅲ】

  • 時間配分:5分

世界地理と貿易に関する問題。大陸の大きさや子午線についてなど、教科書の初期に習う内容も出されている。問⑦のような新しい話題も抜かりなくチェックしておきたい。

【大問Ⅳ】

  • 時間配分:11分

福岡県周辺の遺跡や史跡に関連して問題が出されている。

問②については教科書によって記述が分かれるところである。国の正史としては日本書紀と考えるのが妥当で、この設問では解答欄でどちらか判断できるように工夫されていて親切である。
古事記・日本書紀どちらの考えもあるのだと覚えておくと良い。

問⑥・⑩・⑭などは資料集などで見たことがあるだろう。特別な難問は出されていない。

【大問Ⅴ】歴史分野

  • 時間配分:3分

戦争等による日本の勢力範囲の変化などについて訊かれている。
いずれも基本的な問題だが、戦争と講和条約の組合せと条約の内容など、やや複雑で覚えづらい部分でもあるので、最初に習った際に正確に記憶してしまうのが良い。

問④の並べ替えは易しい問題。

【大問Ⅵ】歴史分野

  • 時間配分:2分

江戸から明治への時代の変革期に関する問題。

問②の時代順の並べ替えは年代が近いので、できれば年号で正確に覚えてしまいたいところである。
時代が変わる際にはさまざまな動きが重なるので、年表などで正確に把握しておくようにする。

【大問Ⅶ】政治経済分野

  • 時間配分:4分

現代の社会や政治・憲法などについての一問一答の問題。
新聞やニュース、日常生活で耳にする用語が出されている。身の回りの社会的な出来事や物事に関心を持って接していれば難しい問題ではない。

攻略ポイント

難問・奇問は無く、基本的事項がしっかり定着していれば得点できる問題と言える。
本校の偏差値からするとこの試験問題は易しいという印象だが、テキストのレベルでの高い実力が必要だということであろう。
今回は30字以内の記述問題だったが、近年は難化の傾向にあるので50~60字での記述の演習をこなしておくこと。
今年度は大問ごとにあるテーマに沿って少し詳しく尋ねる問題が多かった。難易度としては例年の傾向と変わらないので、過去問で頻出の問題はよく練習して特に習熟しておいていただきたい。
また、前年の出来事に関する問題もよく見られるので、重大ニュース集などでチェックしておくと良い。

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