早稲田中学校の傾向と対策
早稲田中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
早稲田系列の男子校。どの科目も難関校のレベルにあるので、標準的な問題は難なく解けるようにしておかなくてはいけない。その上で「深い理解」と「応用力」を身につけよう。
算数 | 問題に応じて工夫して解く力が要求される問題が頻出。また図形問題がかなり重視されるので対策は必須。 |
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国語 | 書き抜き問題への取り組み方に慣れておくことと、出題者の意図を読み取る訓練を行っておくことが必要。 |
社会 | 地理・歴史・政治経済がほぼ均等に出題。基本をおさえた上で、さらに細部の知識まで補強しておく必要あり。 |
理科 | レベルの高めの計算問題(典型問題)を、自分で説明できるレベルまで高めておくことがが大切。 |
算数の攻略ポイント
毎年の入試問題を見ると、平面図形、立体図形に関する問題の占める割合がかなり高い。本校では、図形問題がかなり重視されている。
図形以外の分野では、速さに関する問題が多く、学習の質の高さが点数に表れやすくなっている。また、割合と比に関する問題もよく見られる。
2021年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】小問集合 | 標準 | 7分 | ★ |
【大問2】図形の小問集合 | やや難 | 11分 | |
【大問3】場合の数 | やや難 | 10分 | |
【大問4】点の移動 | 標準 | 9分 | |
【大問5】平面図形 | 標準 | 10分 | ★ |
国語の攻略ポイント
2020年度は随筆文2題であったが、2021年度では例年通り小説と論説的随筆文に戻った。2018年度で12000字ほどだった文量は、最新年度では約9000字とやや少なくなった。
今後の文章量の傾向に注意が必要である。総解答数は20問程度で、時間に余裕はある。その分、素材文自体や設問がやや難しくなっているので、しっかり時間をかけてよく考える試験となっている。
2021年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問一】小説の読解 | やや難 | 28分 | ★ |
【大問二】論説的随筆文の読解 | 標準 | 22分 |
社会の攻略ポイント
地理・歴史がほぼ均等に、政治経済分野がやや少なめに出題されている。記号選択と適語記入で構成され、以前は記述問題が無かったが、2017年度・2019年度でも短文の記述が出題されている。
一部に難しい問題が散見され、シンプルだが油断できない試験となっている。最新の詳しい情報をもとにした問題も出されている。
2021年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理分野 | やや難 | 10分 | ★ |
【大問2】歴史分野 | やや難 | 11分 | ★ |
【大問3】政治経済分野 | 標準 | 9分 |
理科の攻略ポイント
地学・生物・化学・物理の4分野からの出題であった。例年4分野からほぼ均等に出題されている。物理・化学の計算問題では、実験結果を整理して考える力が要求され、手間のかかる計算も見られる。
知識問題については地学分野を中心にやや細かい知識を要求する問題も見られた。
本校受験者は知識・考察力・計算力、ずべての面での対策が必要である。
2021年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】物理 振り子の運動 | 標準 | 6分 | |
【大問2】生物 植物の働き | 易 | 8分 | ★ |
【大問3】化学 金属の燃焼 | やや難 | 9分 | ★ |
【大問4】地学 プレートと地震 | やや難 | 7分 |
早稲田中学校合格者の声
リーダーズブレインのプロ家庭教師は、お子さまのレベルやご希望にあわせて指導します。プロならではのノウハウでさまざまな課題を解決して志望校合格に導いてきました。
春頃まで算数の成績が安定せず(SAPIX偏差値50~56)、塾の間違いを中心に指導いただいた所、夏休み明けからは高値安定するようになりました。
秋からは志望校の過去問や対策テキストを使って教えて頂き、第1志望校の合格の力を付けてもらいました。
ありがとうございました。
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 早稲田中学校 |
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偏差値 | 2021予測偏差値64(四谷大塚80%)・59(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では渋谷教育学園幕張中・市川中・栄東中・東邦大学付属東邦中、2月は桐朋中・聖光学院中・芝中・栄光学園中・渋谷教育学園渋谷中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低60%はクリアしよう。出身塾別で見ると、SAPIXが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。 |
進学実績 | 東大・東工大・一橋大を始めとした国立大に3割、慶應義塾大・上智大・東京理科大に5割弱、MARCHに2割が合格している。また、卒業生の約5割が早稲田大へ内部推薦で進学している。 |
その他 | 高校での募集を行わない完全中高一貫校。早稲田大学へは成績の上位者から推薦者が決定されるが、約半数は、他の有名大学を受験し進学している。 |
基本情報 |
所在地 〒162-8654 東京都新宿区馬場下町62 最寄駅 東西線「早稲田」徒歩1分・副都心線「西早稲田」徒歩15分 連絡先 ℡:03-3202-7674 沿革 明治28年創立。 |
