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早稲田中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2021年度「早稲田中学校の国語」
攻略のための学習方法

【問題構成】

大問は物語と論説文の2題というのが定形となっている。文章量は2018年度では約12000字にもなったが、2021年度は約9000字であった。

問題数は最新年度では20問であった。そのうち、記号選択8問・記述2問・書き抜き3問と漢字・その他という構成である。記述問題は30~50字ほどでまとめるものだが、制限字数の幅が5~10字ほどしかないので、指定の字数にうまく収める難しさが生じてしまっている

時間は50分なので十分足りるのだが、素材文自体がやや難しかったり、設問にも難しいものが織り交ぜられていたりと、簡単な試験ではない。時間を充分使ってやや難しい問題をじっくり考える試験であると言える。

【文学的文章の読解】

家族や友人との関わりを描いたものが多く見られる。また、フィクションとしてユニークな設定の物語も用いられる。

例えば2017年度では、主人公は車である。車の目から、その所有者家族やその友人の言動・隣家の車との会話などを通して、周囲の人間、さらには車の気持ちまでもが描かれている。多分に想像力を要する問題である。読書経験の中でも、現実に近い設定のものやSF・ファンタジーのような時空を超えた壮大なものなど、様々な書物や多様な設定・形態の小説に多く触れておくことが、このような問題では力となるだろう。

ともあれ、まずは長文読解の基本的な力をつけることが第一である。時間・場所・登場人物などの変化で場面の変わり目をチェックする。人物の性格も考慮し、その言動や情景などから、心情を理解する。あらすじをまとめ、誰のどんな気持ちを描いた話なのか・主題を考える、といった基本の取り組み方を練習しておこう

【説明的文章の読解】

国際化・日本文化・哲学など、幅広いテーマの文章が使われている。

選択肢問題でも記述問題でも、要点・要旨がしっかり見抜けているかどうかがポイントになる。論理的文章の読解の基本をしっかり身に付けよう。

段落の整理。形式段落を意味段落でまとめ、小見出しをつけるとわかりやすい。段落のつながりをよく確認しよう。各段落の要点を傍線などで目立つようにしておく。要点をまとめ要旨を把握する。おおまかに要約も考えておくと良い。問題を多くこなして論理の流れを正確にたどれるようになっておこう。

【選択肢問題と記述問題】

選択肢問題は、似たような選択肢で紛らわしいとか文が長すぎて手間がかかるとか、いわゆる意地悪な選択肢ではない。しかし、素材文の細かい部分まで正確に読み取れていないと正解できない問題が多く、また、正解をあるだけ選びなさいといった全体を正確に読むことが必要な設問も多い。

選択肢問題のコツというよりも、読解力そのものが必要な問題という印象である。類似問題を多くこなすことはもちろんだが、本文を細部まで正確に読み取る注意力も十分に高めておきたい。

記述問題は2020年度では25~30字以内・40~50字以内という、5~10字の範囲内でまとめる問題になっており、字数調整に慣れておかなければならない。問われる内容は、傍線部近くだけ読んでも答えられないものが多い。次の場面や、さらに先の段落、全体のテーマなども含めて答えを探さなければならないものがある。

要点のまとめや気持ちの変化の流れなど、やはり読解がしっかりできていることが重要となる。「自分の考えを述べよ」といった論説タイプの記述ではないので、本文をしっかり読めていれば得点できる。過去問で慣れておきたい。

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2021年度「早稲田中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

文章量は2題合わせて約9000字。ただし総解答数は20問しかないので時間は十分にある。記述問題2問も40~50字とさほど重いものではない。素材文の細部まで見落としのないように正確に読み取り、選択肢問題でも注意を怠らず、正確に読み着実に答える。過去問で時間の感覚をつかみ、確実な読解を心がけるようにしたい。

【大問一】小説の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:28分
  • ★必答問題

勝手に家を出ては戻ってくる不良息子・大吉に、怒りたいと思いながらもうやむやになってしまう父・三太郎。

問1 大学の先生らしい話し方とは?

問2 六平は三太郎と大吉の親子の関係性を知っているが、自分から見て甥である大吉に対して直接の責任はなく、「いつもの通り、若者サイド」で大吉をかばいつつ、両者の間に立っている。

問3 イ. 三太郎が自分を「見識ある親」だと思っている様子は描かれておらず、一度は強く叱責しているので「周囲がそうさせない」も合わない。

問4 厚顔無恥――あつかましく恥を知らないさま。

問5 今回の大吉の家出は三太郎と玉子が行きたいと言っていた場所への旅であった。大吉は「下見」だと言っておすすめのルートなどもおしえ、「タマには休んで骨休めしたらええやんか」と述べており、こうしたことを話したかったのだと思われる。

問6 「親のための下見だ」などという調子のいい言葉に「そらぞらしい」と思いながら、いつもは「そそくさと姿を消す」のにこちらの機嫌をうかがうような態度なのでなにか「こそばゆい・恥ずかしい」感じがしている。

問7 富士子にとって大吉は「親戚の子」なので責任はなく、三太郎も六平や富士子のやさしさを「無責任」のゆえだと考えている。富士子は初めて会う夫の両親とも「気さく」に話せる性格である。また、うまく話せない大吉のためにその心理を「分析」し代弁している。大吉と違って豊富な「ヴォキャブラリイ」があるからである。

問8 富士子の分析が参考になる。三太郎と玉子が怒っていることはわかっているので、謝ろうとは思っているがなかなか話がしづらく縮こまっている。六平夫婦を利用して帰ってきたのだが、彼らがいるのでなおさら言い出しにくくなっている面もあるかもしれない。

【大問二】論説的随筆文の読解

  • 難度:標準
  • 時間配分:22分

古典を例に挙げながら、感染症に苦しむ現在の日本で人はどのように考え行動したらよいのかを考察している。

問1 a.  しさ――それとなく知らせること。

   b. 浸透――思想や雰囲気などが広くすみずみまで行き渡ること。

   c. 高揚――精神・気分が高まること。

問2 傍線部直前の記述に注目。

問3 選択肢と選択肢は結論も似ていて迷うところであるが、挙げられている文献が小説・奇談の類での「客観的に記録されており」が合わない。「社会全体で感染症を乗り越えようとした」が本文とも合うので、がよい。

問4 直後の筆者の説明でわかる。「陰徳あれば陽報あり」は、人に知られず善い行いをすればいずれ明らかな形で良い報いを得られる、という意味。

問5 前段落に「恥ずかしいというか、悪目立ちしているのではないか、といったプレッシャーがかかる」とある。日本人が抱きやすい心理であろう。

問6 選択肢の「寄付が重視されている」は傍線部の内容には含まれていないので選ばない。

問7 前段落にどのような「社会」を整備したらよいかについての提案があるのでそこが使える。ソーシャルディスタンスを「社会の中の自分自身の位置づけを知り、他者との関係を見つめ直す」ことと捉え、「一人ひとりの資質、意欲によって、自律的に能力を発揮できる社会」を整備できるか、とあるのでここをまとめればうまく書けそうである。

攻略のポイント

まず、文量の多い素材を読むスピードが欲しい。問題数は少ないので考える時間の余裕はある。本文に注意深く目を通し、ポイントを見逃さないように正確に読む。解答のテクニックというよりもまっとうな読解力が求められているようである。

記述問題は字数指定の幅(5~10字)が狭いので、過去問で範囲内にまとめる感覚を養っておこう。

素材文・設問の難易度がやや高めではあるがクセの無い試験なので、他の難関校の問題なども利用するとよいだろう。

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