法政大学中学校の傾向と対策
法政大学中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第2回
受験の攻略ポイント
法政系列の共学校。どの科目も、標準的な問題が多い。すべての分野の基本事項をまんべんなく習得した上で、各科目それぞれ、法政大学中学の傾向に合わせた対策を十分にしておこう。
| 算数 | 標準的な問題が多く平均点も高い。普段からミスをせずに着実に解答していく姿勢が必要。 |
|---|---|
| 国語 | 文章が多めなので読むスピードも必要。読解ができれば答えられる問題が多く、素直に実力が試されている。 |
| 社会 | 基本事項の出題が多いのでテキストで丁寧な学習を。あわせて資料やグラフの読み取りに習熟しておくこと。 |
| 理科 | 問題は易しめなので平均点も高い。基礎知識を充実させた上で、解答のスピードも意識する必要がある。 |
国語の攻略ポイント
文学的文章・説明的文章の読解が毎年出されている。文学的文章は小説・随筆のどちらも出題があるので、どちらの文章にも対応できるようにしておきたい。記述問題もしっかり出されるので、過去問で出題のパターンに慣れておこう。
2025年度 第2回
【大問一】
時間配分:25分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問一~問七 |
問一~問七
内容理解・ことばの意味など |
標準 | 14分 | ★ |
| 問八 |
問八
記述問題 |
やや難 | 4分 | |
| 問九 |
問九
書き抜き |
標準 | 6分 | |
| 問十 |
問十
漢字の読み書き |
標準 | 1分 | ★ |
【大問二】
時間配分:25分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 問一~問五 |
問一~問五
内容理解・文脈など |
標準 | 12分 | ★ |
| 問六 |
問六
記述問題 |
やや難 | 4分 | |
| 問七~問九 |
問七~問九
内容理解・ことばの意味など |
標準 | 8分 | ★ |
| 問十 |
問十
漢字の読み書き |
標準 | 1分 | ★ |
理科の攻略ポイント
大問5題での出題で、昨年と同じ問題構成であった。例年4分野からの出題で、年によっては時事問題や雑学的な要素を含む出題が見られる年もある。
なお、今年度は大問5で測量について出題されている。知識があれば正答可能な問題が多いが、正確で幅広い知識が必要となる。計算問題や考察力が必要な問題も見られるが、際立った難問はほぼないと思ってよい。本校受験者はテキストや問題集を使って、基本知識や基本的な解法を身につけること。苦手な単元を作らないことが大切である。
2025年度 第2回
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問1】化学、物理分野 状態変化・熱 | 標準 | 7分 | ★ |
| 【大問2】化学分野 気体の性質 | 標準 | 7分 | ★ |
| 【大問3】生物分野 マメ科の植物 | 標準 | 8分 | ★ |
| 【大問4】地学分野 大気と気象 | 標準 | 8分 | ★ |
| 【大問5】測量について | 標準 | 5分 | ★ |
社会の攻略ポイント
地理・歴史・政治経済の各分野が例年、一定のパターンで出題されている。過去の試験問題で十分に見ておこう。各種資料が多く用いられるので、資料やデータの見方や比べ方が得意になっておくと心強い。資料を読み取って書く記述問題にも慣れが必要である。
2025年度 第2回
【大問1】
時間配分:11分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 1~6 |
1~6
気候・農業・文化など |
標準 | 4分 | ★ |
| 7 |
7
治水 |
標準 | 2分 | ★ |
| 8 |
8
観光など |
やや難 | 5分 |
【大問2】
時間配分:13分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 1・2 |
1・2
満洲国など |
やや難 | 3分 | |
| 3 |
3
世界恐慌 |
標準 | 3分 | ★ |
| 4・5 |
4・5
満洲国など |
標準 | 5分 | ★ |
| 6 |
6
戦後 |
やや難 | 2分 |
【大問3】
時間配分:11分
| 小問 | 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|---|
| 1~5 |
1~5
地方議会・選挙など |
標準 | 8分 | ★ |
| 6 |
6
地方自治 |
やや難 | 3分 |
算数の攻略ポイント
本校の入試問題の形式は、はじめに計算と小問集合があり、残りは大問形式の問題となっている。大問形式の問題は4題あり、そのうち3つは、場合の数、平面図形、立体図形となっている。出題分野がはっきりしているので、押さえておくべき分野も明確である。
2024年度 第2回
| 分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
|---|---|---|---|
| 【大問1】計算問題 | 易 | 4分 | ★ |
| 【大問2】小問集合 | 易 | 14分 | ★ |
| 【大問3】場合の数 | 易 | 2分 | ★ |
| 【大問4】平面図形 | 標準 | 3分 | |
| 【大問5】立体図形 | 標準 | 5分 | |
| 【大問6】通過算 | 易 | 4分 | ★ |
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
| 学校 | 法政大学中学校 |
|---|---|
| 偏差値 | 2023予測偏差値 ①男 54/女56(四谷大塚80%)①男45/女45(サピックス80%) |
| 併願校 |
1月入試では栄東中・専修大学松戸中・ 西武文理、2月入試では国学院久我山・明大明治・青山学院・法政第二が多く見られる。 |
| 合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低72%はクリアしよう。出身塾別で見ると、日能研・早稲田アカデミー・SAPIXがほぼ同数で並んでいる。 |
| 進学実績 | 例年、約85%が推薦入学で法政大学へ進学。高校3年間の総合成績、英語資格試験および基礎的思考力で定める基準を満たすことが条件。推薦権を保持したまま、他の国公私立大学を受験することも可能。 |
| その他 | 法政大学の「自由と進歩」、創立より続く法政中学の「自主・自律」の精神を追求し、世界と日本の未来を創造する人間の育成を中高一貫教育を通じてをめざす。一貫校ではあるが、高校からの入学100名程度受け入れている。 |
| 基本情報 |
所在地 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼4-3-1 最寄駅 京王井の頭線「井の頭公園」駅下車徒歩約12分 JR線「三鷹駅」南口バス乗り場1番久我山行き(京王バス約9分)「西ヶ原」下車徒歩約5分 連絡先 ℡:0422-79-6230 沿革 1936年創立。2007年に現校地へ移転、現校名に改称。 |