江戸川学園取手高等学校 入試対策
2025年度「江戸川学園取手高等学校の英語」
攻略のための学習方法
合格のために必要な文法事項で重要と思われる事項について、何点か確認したい。
第一に分詞である。分詞は『現在分詞』と『過去分詞』がある。それぞれの用法の中で、しっかり押さえておいて欲しいのが『現在分詞の形容詞的用法』ならびに『過去分詞の形容詞的用法』である。どちらも純粋な『形容詞』ではないが、あたかも文章中で『形容詞』のような働きをするので、『形容詞的』用法と呼ばれる。それでは、『形容詞』の働きとは何か。端的に言えば、名詞を修飾するということである。したがって、「~ing(現在分詞)」も「過去分詞」も修飾したい「名詞」の前(通常の形容詞の位置)に置かれ、意味は「~している(現在分詞)」、「~された(過去分詞)」となる。ただし、基本的にどちらも動詞としての機能も持っているので「前置詞句(前置詞+名詞)」や「目的語」を伴う場合もある。そうした場合に、修飾したい名詞の前に「現在分詞」や「過去分詞」を置くと間があき、どの名詞を修飾するのかが分かりづらくなってしまうので、後ろに「分詞」を置く(後置)という方法がとられる。これは、高校英語や大学入試では必須事項である。しっかり今の段階で理解をしておこう。
第二にto不定詞である。to不定詞は長文読解において極めて重要な文法事項であり、大学入試を見据えた場合にも必ず出題される最重要事項であるので、この高校受験を機会にしっかり学習して欲しい。以下にto不定詞の用法を述べるが、分けても重要なのが「副詞用法」であることを念頭に置きながら読んで欲しい。
① 「名詞用法」である。名詞的な使い方をする用法である。つまり主語又は目的語になったりする。主語になる例としては「To play tennis is fun.」のような文であり、「テニスをすることは~」となる。目的語になる例としては「The heavy rain made it impossible for me to go out.」である。しかも、この例は「形式目的語」を用いる場合である。
② 「形容詞用法」。文字通り、形容詞のような働きをするto不定詞である。形容詞の本来的な用法は、名詞を修飾することである。例えば、「I have a lot of work to do.」となる。to不定詞(形容詞的用法)は、修飾する名詞の直後に置き「~ための」と訳す。
③ 「副詞用法」である。これが一番厄介であろう。なぜなら、この用法の中にさらに主要な働きだけでも「4つ」あるからである。
(ⅰ)目的。例文は「You should go to a store to buy a book.」であり、「本を買うために~」となる。
(ⅱ)原因。「I am glad to see you.」の英文で「お会いできて嬉しい」となる。つまり、嬉しい(感情)原因が「あなたと会えた」ことである。
(ⅲ)結果。「His father lived to be ninety.」である。直訳すれば「生きて(結果的に)90歳になった」となり、意味的には「90歳まで生きた」となる。
(ⅳ)判断基準である。例えば「You are kind enough to do such a thing.」。つまり「親切である」という判断基準が「そんなことをする」ということである。以上、概観的に重要文法事項を述べてみましたが、単に高校受験だけではなく将来的な大学受験を見据えた英語の学習であることを忘れないで欲しい。
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2025年度「江戸川学園取手高等学校の英語」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
大問1は、リスニング問題<15分>。
大問2は、適語(句)選択問題<7分>。基本的文法事項、動詞の活用法などの知識を確実に覚えておくこと。
大問3は、正誤問題<5分>。基本的な文法事項をしっかり覚えること。
大問4は、整序問題<7分>。基本イディオムをしっかり覚えておくこと。
大問5は、長文読解総合問題<7分>。適語選択、適文選択の出題である。
大問6は、長文読解総合問題<6分>。適語選択、内容真偽の出題である。
大問7は、長文読解総合問題<6分>。指示語、語句解釈、内容真偽の出題である。
大問8は、英作文問題<7分>。与えられた英文の質問に答える形での英作文の問題である。
【大問2】適語選択問題
- 時間配分:7分
基本的な文法事項とイディオムを習得していれば完答も可能である。
(1)「練習をするために」という内容にしたいので、to不定詞(目的を表す副詞的用法)の形にする。
(2)「もう一杯いかがですか」という内容にしたい。「もう一杯」にはanotherを使用する。
(3)受動態の文にしたいので過去分詞を選択する。
(4)be afraid of ~は「~を恐れる」というイディオムを適用する。
(5)関係代名詞の中でカッコの後ろが動詞であるので主格を選択する。先行詞は人である。
(6)finishの目的語は~ingである。
(7)過去分詞の形容詞用法(後置修飾)の問題である。現在分詞も含めて分詞の形容詞的用法については高校英文法でも重要事項である。
(8)「1組の」はa pair of ~である。
(9)市役所への行き方を尋ねているので、how toが適切である。
(10)比較の最上級の文にしたいので、the + 最上級となる。
【大問3】正誤問題
- 時間配分:5分
(1)イでは、getの目的語が必要であるので、what you wantとする。
(2)イでは、and以下を予定を表す表現にしたい。
(3)アでは、比較の原級構文である。比較しているのはI とherであるので、her ageをherとすれば正しい。
(4)ア、イともに正しい。
(5)アでは、「あなたと私の間で」としたいのでbetweenとする。
イでは、Last yearとあるので、現在完了形は使えない。過去の事実を示しているので過去形にする。
【大問4】整序問題
- 時間配分:7分
(1)全体的に「~しましたか」という現在完了形の疑問文であることに注意する。「~する決心がつく」はmake up one’s mind to ~である。
(2)「大変~なので…」は、so ~ that …の構文を使う。
(3) It is said that ~は「~といわれている」という構文である。この場合のitは仮主語でありthat以下が真主語となる。
(4)「どれほど重要であるか」はhow important science wasとなる。
(5)「このメカニズムのおかげで」は「このメカニズムは~することを可能にした」という具合に表現を変換し、allow ~ to …「~が…するのを可能にする」を使う。
【大問5】長文(小説)読解総合問題
- 時間配分:7分
問1 適語選択問題<1分>。
関係代名詞の非制限用法(継続用法)の問題である。したがって、適切な選択肢はwhichである。
問2 適文選択問題<6分>。
A 文脈的に「自然界での話」に変換しているのであり、選択肢としてはウが適切である。
B 本問では、ヨーロッパアカシカと同様の侵略的外来種を示す内容の文が適切である。
C 直前にあるFew invaders are large land animalsとあることを参考に考える。
D becauseに続く文であるので「理由」を示す内容になる。
【大問6】エッセーの長文読解総合問題
- 時間配分:6分
問1 適語選択問題<2分>。
(1)空所の前後関係は「因果関係」である。
(2)「逆説」を表す接続詞が入るが、( )の後ろにカンマ(,)があるのでhoweverとなる。
(3)「逆説」の接続詞が入るが、butとなる。
(4)「譲歩」の接続詞が入るので、althoughである。
問2 内容真偽問題<4分>。
内容的に真である選択肢は、
(1)「ディーリアはニューヨークへ田舎から引っ越し、ジョーも同様である」となる。
(5)「ディーリアもジョーも芸術は愛ほど重要だとは思っていない」となる。
【大問7】エッセーの長文読解総合問題
- 時間配分:6分
問1 指示語問題<1分>。
outside itから指示語であるitは「場所」を指しているものと推測できる。
問2 語句解釈問題<1分>。
下線部の文の冒頭にThey wereが省略されている。
問3 語句解釈問題<2分>。
didn’t you eat any of the famous French food?という問に対する答えになっている。いわゆる否定疑問文に対する答えである。つまり、「はい」で答える場合はNoで、「いいえ」で答える場合はYesで答えるのである。
問4 内容真偽問題<2分>。
内容的に真である選択肢は、
(1)「旅はいつも心を広くしてくれるわけではないといえる」となる。
(2)「ずっと自国にだけいるだけでは、考え方は狭いままであると多くの人々がいう」となる。
(4)「『マーマレード』という単語は、フランス語から借用したのである」となる。
【大問8】テーマ作文問題
- 時間配分:7分
質問に対して5語以上の英文1文で答える問題である。
(1)「あなたはどの教科が得意であるか」である。
(2)「仮にあなたが友人全員のために大きなパーティーを計画し、必要なお金が全額あるとすれば、あなたはパーティーで何をやるか」である。
どちらの英作も複雑な構文は使用せず、平易な構文と表現を使って英作文を行う。
※以下の類題に挑戦しよう。
1 次の英文を読んで後の問いに答えよ。
Food waste is a serious global issue. According to the United Nations, about one-third of all food produced globally for human consumption is lost or wasted every year. This is not just an ethical problem; it also has a major environmental impact. Wasted food that ends up in landfills generates methane, a powerful greenhouse gas.
Supermarkets and restaurants are major contributors to this problem, mainly because they struggle with accurate prediction. It is very difficult for them to perfectly match the amount of food they stock with what customers will buy. If they stock too much, they will have a lot of unsold food, but if they stock too little, they risk running out of popular items. This is where ( A ) comes in.
Recent advances in Artificial Intelligence (AI) technology offer a powerful solution. AIsystems can analyze vast amounts of data—such as historical sales figures, daily weather conditions, local events, and even social media trends—to make highly precise predictions about customer demand. For instance, if a local sports team is playing a big game, the AI can predict a sudden increase in demand for snacks and ready-made meals.
By using these AI-powered systems, businesses can significantly reduce their
overstocking. A major Japanese convenience store chain reported a ( B ) percent reduction in food waste in stores that adopted the AI demand prediction system.
Moreover, AI can help optimize delivery routes for fresh products, ensuring they reach stores faster and stay fresh longer. Ultimately, technology is proving to be an essential tool in creating a more sustainable and less wasteful food system.
問1 空所 ( A ) に入るものとして最も適切なものを、次の中から一つ選び、記号を書きなさい。
ア. the ethical problem
イ. the food loss issue
ウ. the new technology
エ. the AI solution
問2 空所 ( B ) に入るものとして、本文の内容に合うように、次の単語を並べ替えて英語で答えなさい。
reduction, five, waste, a, percent
問3 本文の内容と合っているものを、次の中から二つ選び、記号を書きなさい。
ア. Food waste is primarily an ethical problem, and its environmental impact is small.
イ. Methane, which is a powerful greenhouse gas, is produced when wasted food is buried.
ウ. Businesses prefer to stock too much food rather than risk running out of popular items.
エ. AI systems can predict customer demand by analyzing sales, weather, and traffic data.
問4 下線部 “Ultimately, technology is proving to be an essential tool in creating a more
sustainable and less wasteful food system.” を、具体的にその内容が伝わるように日本語に訳しなさい。
《解答》
問1 イ
問2 a five percent reduction
問3 イ、ウ
問4 究極的には、テクノロジーは、より持続可能で無駄の少ない食料システムを構築するための不可欠なツール(道具)であることが証明されつつあります。
《日本語訳》
フードロスは深刻な世界的な問題です。国際連合によると、世界で生産される人間の消費を目的とした全ての食料のうち、およそ3分の1が毎年失われるか、または廃棄されています。これは単なる倫理的な問題にとどまらず、環境にも大きな影響を与えます。埋め立て地にたどり着いた廃棄食品は、強力な温室効果ガスであるメタンガスを発生させます。
スーパーマーケットやレストランは、この問題の主要な原因であり、主に正確な予測が困難なために苦労しています。彼らが仕入れる食料の量と、顧客が購入する量を完全に一致させるのは非常に難しいのです。仕入れすぎると売れ残りが多くなり、少なすぎると人気商品が品切れになるリスクを冒すことになります。ここに、フードロスの問題が関わってきます。
人工知能(AI)技術の最近の進歩は、強力な解決策を提供します。AIシステムは、過去の売上データ、毎日の天候条件、地域のイベント、さらにはソーシャルメディアのトレンドなど、膨大な量のデータを分析し、顧客の需要について非常に正確な予測を行うことができます。例えば、地元のスポーツチームが大きな試合をする場合、AIは軽食や調理済み食品の需要が急増すると予測できます。
これらのAIを活用したシステムを使用することで、企業は過剰な在庫を大幅に削減できます。ある日本の主要なコンビニエンスストアチェーンは、AI需要予測システムを導入した店舗で、フードロスが5%の削減になったと報告しました。さらに、AIは生鮮食品の配送ルートを最適化するのにも役立ち、商品が店舗により速く届き、鮮度をより長く保つことができます。究極的には、テクノロジーは、より持続可能で無駄の少ない食料システムを構築するための不可欠なツールであることが証明されつつあります。
2 以下の(1)~(3)について、与えられた[ ]内の語句を並べ替えて、意味の通る正しい英文を完成させなさい。答えは完成させた英文で答えなさい。
(1) 私たちのチームが決勝戦で勝ったことは、決して忘れられない経験でした。
Our team winning the final game [ experience / was / will / never / an / forget / that / I ] .
(2) 携帯電話に夢中になりすぎて、彼は重要な電話を逃してしまった。
He [ the / missed / call / was / playing / important / so / busy ] on his mobile phone.
(3) 科学者たちは、海面上昇の原因となる地球温暖化を止める方法を研究しなければならない。
Scientists must study [ global / ways / to / stop ] warming which [ rise / sea / causes / level ] .
《解答》
(1) Our team winning the final game was an experience that I will never forget.
(2) He was so busy playing on his mobile phone that he missed the important call.
(3) Scientists must study ways to stop global warming which causes sea level rise.
3 次の英文を読んで後の問いに答えよ。
Online learning, once a niche alternative, has become a core part of modern education, particularly for high school and university students. One of the greatest ( A ) of online classes is flexibility. Students can access lectures and materials at any time, allowing them to balance their studies with other commitments like part-time jobs or sports. This self-paced style of learning empowers students to manage their own time and study habits.
However, ①this freedom comes with significant challenges. The most critical issue is the lack of ( B ) interaction. Traditional classrooms provide immediate feedback from teachers and classmates, as well as opportunities for spontaneous group discussion. In the online environment, students may feel isolated, and it requires greater self-discipline to stay motivated and complete assignments on time. Also, not all subjects are equally suited to online delivery; hands-on subjects like chemistry experiments or art classes often lose their effectiveness when moved entirely to a virtual setting.
To succeed in this new educational landscape, both students and educators must adapt. Teachers must design engaging, interactive online content that encourages students to connect with each other. Students, on the other hand, need to actively seek communication, whether through scheduled video calls or online forums, and take full responsibility for their learning progress. Ultimately, online learning is not a replacement for traditional education, but rather a powerful ( C ) tool when used correctly.
問1 空所 ( A ) と ( B ) に入るものとして、文脈的に最も適切な語句を次の中からそれぞれ選び、記号を書きなさい。
ア. pressure イ. benefit ウ. factor エ. direct オ. verbal カ. serious
(A) の解答: ( ) (B) の解答: ( )
問2 本文の内容と合っていないものを、次の中から二つ選び、記号を書きなさい。
ア. Online learning allows students to adjust their study schedule to fit other activities.
イ. Traditional classrooms provide immediate reactions and feedback from teachers and peers.
ウ. The core challenge of online learning is the high cost of the necessary technology.
エ. Subjects that require practical work, like chemistry, are often less effective when taught online.
問3 下線部 ①this freedom comes with significant challenges とありますが、本文で述べられている「大きな課題」を二つ、日本語で説明しなさい。
問4 空所 ( C ) に入るものとして、本文の内容に合うように、次の単語を並べ替えて英語で答えなさい。
additional, tool, supplementary, or
《解答》
問1 (A) の解答: イ (B) の解答: エ
問2 ア、ウ
問3 解答例:
1.直接的な対人交流の不足: 教師やクラスメイトからの即座のフィードバックや、自発的なグループ討議の機会が得られないこと。
2.自己規律の必要性: 学生が孤立感を感じやすく、学習意欲を保ち、課題を期日までに完了するために、より高い自己規律が求められること。
問4 supplementary or additional tool
《日本訳》
かつてニッチな代替手段であったオンライン学習は、特に高校生や大学生にとって現代教育の中核的な一部となっています。オンライン授業の最大の利点の一つは柔軟性です。学生はいつでも講義や教材にアクセスできるため、アルバイトやスポーツといった他の活動と学習のバランスを取ることができます。この自習ペースの学習スタイルは、学生が自分の時間を管理し、学習習慣を身につける力を与えます。
しかしながら、この自由には重大な課題が伴います。最も重要な問題は、直接的な交流の不足です。従来の教室では、教師やクラスメイトからの即座のフィードバックや、自発的なグループ討議の機会が提供されます。オンライン環境では、学生は孤立を感じやすく、モチベーションを維持し、課題を期限内に完了するためには、より大きな自己規律が求められます。また、全ての科目がオンラインでの提供に等しく適しているわけではありません。化学実験や美術の授業のような実技を伴う科目は、完全に仮想環境に移されると効果が薄れることがしばしばあります。
この新しい教育環境で成功するためには、学生と教育者の双方が適応しなければなりません。教師は、学生がお互いと交流することを促すような、魅力的で双方向性の高いオンラインコンテンツを設計する必要があります。一方、学生は、予定されたビデオ通話やオンラインフォーラムなどを通じて積極的にコミュニケーションを求め、自分の学習進捗に完全に責任を持つ必要があります。究極的には、オンライン学習は従来の教育の代替品ではなく、むしろ正しく使われたときに強力な補助的あるいは追加的なツールとなるのです。
攻略ポイント
全体的にどれも標準問題。基本的な文法事項をしっかり習得すること。英単語もそれほど難解なものは出題されていないので、英検準2級程度の単語力があれば十分である。動詞の使い方、つまり目的語を取るのか取らないのか、知覚動詞+目的語の後に動詞の原形がくるのか~ingなのか、又は過去分詞形がくるのかなどに十分慣れておくように。また、文法事項としては、現在完了形の用法(完了・継続・経験)や関係代名詞、間接疑問文、比較構文、分詞(過去分詞及び現在分詞)の形容詞的用法、to不定詞などは繰り返し演習すること。また、配点が高い長文読解であるが、標準的な500~600単語の長文総合問題を3日に1題というペースで継続して学習して欲しい。