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江戸川学園取手高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2016年度「江戸川学園取手高等学校の英語」
攻略のための学習方法

合格のために必要な文法事項で重要と思われる事項について、何点か確認したい。
第一に分詞である。分詞は『現在分詞』と『過去分詞』がある。それぞれの用法の中で、しっかり押さえておいて欲しいのが『現在分詞の形容詞的用法』ならびに『過去分詞の形容詞的用法』である。どちらも純粋な『形容詞』ではないが、あたかも文章中で『形容詞』のような働きをするので、『形容詞的』用法と呼ばれる。
それでは、『形容詞』の働きとは何か。端的に言えば、名詞を修飾するということである。したがって、「~ing(現在分詞)」も「過去分詞」も修飾したい「名詞」の前(通常の形容詞の位置)に置かれ、意味は「~している(現在分詞)」、「~された(過去分詞)」となる。ただし、基本的にどちらも動詞としての機能も持っているので「前置詞句(前置詞+名詞)」や「目的語」を伴う場合もある。そうした場合に、修飾したい名詞の前に「現在分詞」や「過去分詞」を置くと間があき、どの名詞を修飾するのかが分かりづらくなってしまうので、後ろに「分詞」を置く(後置)という方法がとられる。これは、高校英語や大学入試では必須事項である。しっかり今の段階で理解をしておこう。

第二に不定詞である。不定詞は長文読解において極めて重要な文法事項であり、大学入試を見据えた場合にも必ず出題される最重要事項であるので、この高校受験を機会にしっかり学習して欲しい。以下に不定詞の用法を述べるが、分けても重要なのが「副詞用法」であることを念頭に置きながら読んで欲しい。
①「名詞用法」である。名詞的な使い方をする用法である。つまり主語又は目的語になったりする。主語になる例としては「To play tennis is fun.」のような文であり、「テニスをすることは~」となる。目的語になる例としては「The heavy rain made it impossible for me to go out.」である。しかも、この例は「形式目的語」を用いる場合である。
②「形容詞用法」。文字通り、形容詞のような働きをする不定詞である。形容詞の本来的な用法は、名詞を修飾することである。例えば、「I have a lot of work to do.」となる。不定詞(形容詞的用法)は、修飾する名詞の直後に置き「~ための」と訳す。
③「副詞用法」である。これが一番厄介であろう。なぜなら、この用法の中にさらに主要な働きだけでも「4つ」あるからである。
(ⅰ)目的。例文は「You should go to a store to buy a book.」であり、「本を買うために~」となる。
(ⅱ)原因。「I am glad to see you.」の英文で「お会いできて嬉しい」となる。つまり、嬉しい(感情)原因が「あなたと会えた」ことである。
(ⅲ)結果。「His father lived to be ninety.」である。直訳すれば「生きて(結果的に)90歳になった」となり、意味的には「90歳まで生きた」となる。
(ⅳ)判断基準である。例えば「You are kind enough to do such a thing.」。つまり「親切である」という判断基準が「そんなことをする」ということである。

以上、概観的に重要文法事項を述べてみたが、単に高校受験だけではなく将来的な大学受験を見据えた英語の学習であることを忘れないで欲しい。

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2016年度「江戸川学園取手高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は、適語選択・語形変化問題<5分>。標準的な文法知識及び基本的な熟語の知識は不可欠である。

大問2は、正誤問題<7分>。動詞の使い方などの文法知識・熟語知識が求められる。説明文も難解ではない。

大問3は、単語の定義問題<5分>。答える単語は頭文字とスペル数は指定されている。

大問4は、説明文の長文読解問題<9分>。本文で書かれた英文に該当する英単語を答える問題。但し、答える英単語の頭文字は指定されている。

大問5は、説明文の長文読解総合問題<25分>。内容的にも読み易く、難解な英単語・文法事項も使用されていない。文字通り、英語全般に関する総合問題である。

大問6は、2文字指定の完全自由英作問題<9分>。関係代名詞や文法事項の知識が必要である。

【大問1】適合選択及び語形変化問題

  • 時間配分:5分

どの設問も標準的問題である。

(1)はenjoyの目的語はどのような形になるかを考える。
(2)「~だが」に相当する接続詞は何か。
(3)所有格の関係代名詞を使う。
(4)hopeの目的語はどのような形になるかを考える。
(5)本文は受動態であるが、一度能動態に直して考えてみる。
(6)in~=~の中で、となるので最上級を使う。
(7)「~時間後」を表す前置詞はinである。
(8)条件を表す副詞節の中での時制は、たとえ未来のことを述べていたとしても現在形を使うのが原則である。
(9)現在分詞の形容詞的用法をしっかり理解すること。
(10)informationは不可算名詞である。

【大問2】正誤問題

  • 時間配分:7分

基本的文法事項で正解は導ける。

は、approachは「~に近づく」の意味で使われているのでtoは不要である。
は、「~もまた・・・でない」という否定文の末尾はeitherである。
は、manyを比較級にする。
は、過去の習慣を表す「昔は~したものだった」は、used to~である。
は、whichはthe keyを先行詞とする目的格の関係代名詞なのでitは不要である。

本問は完答したい。

【大問3】単語の定義問題

  • 時間配分:5分

与えられた英文の説明文をよく読み、指定された字数と頭文字に適合する英単語を考える。例えば、
(5)「過去に起きたすべての出来事」とは「歴史」のことである。つまり、historyとなる。

【大問4】説明文の長文読解問題(適語補充)

  • 時間配分:9分

目で追うスピードで本文を速読しながら、文脈を正確に把握し指定された文字で始まる英単語を考える。例えば、
(2)はtake care of~が適切である。
(3)let +人+動詞原形=「人が~するのを許す、させてやる」の否定形を考える。

【大問5】説明文の長文読解総合問題

  • 時間配分:25分

標準的な長文読解問題である。内容的にも読み易く、本問に関しては8割以上は得点したい。

(問1)‘this experience’は何を指すのかを考える。
(問6)本段落第4・5文より、このヘビは危険性が低いことがわかる。
(問7)ヘビは変温動物なので凍えると死ぬと書かれてある。
(問11)整序問題である。‘make+目的語+形容詞’「(目的語)を(形容詞の状態)にする」という形を考える。
(問13)各選択肢のどこが本文のどの部分と相違するのかを明確にすること。

【大問6】完全自由英作文問題

  • 時間配分:9分

(1)「彼は~に来ましたか」は‘Who did he come to ~’である。
(3)Where is the book?に「私が昨日買った」という表現を関係代名詞(目的格)を使用して完成させる。
(5)現在完了形の継続用法で表現する。

攻略ポイント

全体的にどれも標準問題であるので、基本的な文法事項をしっかり習得することが最優先であろう。英単語もそれほど難解なものは出題されていないので、標準英単語集に掲載されている英単語をしっかりもれなく暗記することである。動詞の使い方、つまり目的語を取るのか取らないのか、知覚動詞+目的語の後に動詞の原形がくるのか~ingなのか、又は過去分詞形がくるのかなどに十分慣れておくように。

また、文法事項としては、現在完了形の用法(完了・継続・経験)や関係代名詞、間接疑問文、比較構文、分詞(過去分詞及び現在分詞)の形容詞的用法、不定詞などは文法書と問題集(標準的レベル)を繰り返し使って演習すること。

また、配点が高い長文読解であるが、500~600単語の長文総合問題を2日に1題というペースで継続して学習して欲しい。

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