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広尾学園高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「広尾学園高等学校の国語」
攻略のための学習方法

現代文の読解

例年、論説文が2つ出されている。文学的文章の出題はない。字数は総計7000~9000字前後。高校生レベルの文章で受験生にとってはやや難しい。
設問形式は計31問中、言語事項などを除いて、選択式6問・書き抜き5問・記述4問(2019年度)。記述はいずれも70~80字ほどの長文記述になっていて難しい。

記述問題

字数が多いので、かなり練習を積んでおかないと試験本番で混乱し、うまくまとめられない事態が懸念される。本校の長文読解は論説文だけなので、論理的文章を指定された字数で要約する訓練が必要ということになる。
おおよそは20~30字でひとつの事柄がまとまり、50~60で大きなまとまりを形成すると考えれば、使う部分を整理しやすいだろう。20~30字ほどで重要点を抜き出しておき、設問の指定にそって組み合わせて答えとするのである。
まずは長文読解の基本どおりに問題をこなしていこう。形式段落→意味段落の整理(その際、意味段落の内容をタイトルとしてつけてしまうとわかりやすい)・段落ごとのつながり・各段落の最初と最後に特に注意しながら要点と細部の区別・それらをまとめて要旨・要約へといたる。
記述問題はまとめる内容が整理できていないと何回も書き直して時間切れになる恐れがある。素材文を読みながら印・傍線で重要点を目立つようにしておき、関連する事柄は線で結んでおくなどすれば解答の際に役立つだろう。同程度の文量の問題を多くこなし、60字や120字くらいで要約する練習を繰り返して十分に慣れておきたい

選択肢問題

素材文が難しめなので選択肢の文も難しくなってしまうが、内容自体は迷わせるような微妙なものは少なく、選びやすくはなっている。本文をしっかり理解できていれば得点源にできるだろう。

古文

600~800字ほどの素材文で例年4~5問の出題となっている。配点は2割ほどあるので無視はできない。
現代語訳はつかないが、難しい単語の注はついている。内容も古文の中では比較的やさしい、現代人にもわかりやすい文が使われている場合も多く、難易度は配慮されている。
とはいえ、学校でさっとなぞっただけの古文の学習では足りない。最重要単語や基本文法を頭にいれ、高校生初級レベルの古文の教材で勉強しておこう。古文に頭を慣らしておくだけでも、得点につながるはずである。

漢字

言語事項などの知識問題はあまり出題されない。漢字の読み4問・書き6問という形でほぼ定着している。読み書きともに難しい漢字も出されているので、中級程度の漢字をマスターし、できれば上級レベルまで手を伸ばしておきたい

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2019年度「広尾学園高等学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

2問の論説文読解で約7600字・古文450字ほどの計8000字ほどの文量で、総解答数は31問。
4問の長文記述は難易度も高く計12分ほどは取られそうである。どうしても時間が足りなければ1問は諦めるのも作戦であろう。
漢字10問は3分程度でさっさと済ませ、選択肢の問題を全てこなしてから、記述問題に時間いっぱい取り組む。

【大問一】漢字の読み書き

  • 時間配分:3分

問一  あんぎゃ――修行・その他の目的のため、諸地域を歩き巡ること。
    あらかじめ――前もって。
問二  稚拙――幼く未熟であること。
    温床――(特に悪い意味で)ある結果が生じやすい環境。
    含蓄――表面には現れない深い意味や内容。
   ⑤ 怠惰――なまけてだらしないこと。

【大問二】論説文の読解

  • 時間配分:17分

明治四〇年頃の東京の文化的・社会的背景と夏目漱石の文学の特徴との相関を論じている。

問一 「咀嚼」はよく噛むこと。そこから、物事をよく考え理解するという意味で使われる。

問二 明治四〇年頃の東京を指している。具体的な状況は第2段落にまとまっている。

問三 「山の手の作家」として、家族小説を書き続けたこと・就職しない帝大出身者を書き続けたことの2点を挙げていることから、選択肢アが選べる。イ~エはアの一部分を述べただけであり、それぞれ不十分である。

問四 「将来性のある新しいマーケットとして山の手に狙いを定めた」とある。字数が多いので、短くまとめた「東京の山の手へのシフト」を抜き出す。

問五 A. 「高級な娯楽だった」だから「特権階級の学生にもっとも読まれた」。以下、B・Cについても確認する。

問六 「山の手の中産階級」とはどのような層のことか。漱石が描く「遺産相続から始まる物語」の「家族間の権利」が現実に問題になる層として、第13段落末の「相続する財産がある層」のことと考えればうまくつながる。

問七 「働かずにただ〈~について考える〉だけの人物」とは無為徒食の生活が可能で労働を忌避し、「高等教育がもたらす〈知〉への恐怖」を抱える知識人のことである。そこから、「働きながら考える人物=労働に従事するサラリーマン」へと描く対象が変わったことを「転回」と言っているのである。

【大問三】論説文の読解

  • 時間配分:20分

「人が生きるために他の人たちと協同しつつしなければならないこと」をサーヴィスとして消費の対象にしてしまうことの危険性を指摘し、社会のシステムが壊れた時のために自衛のネットワークを編んでおくことの重要性を説いている。

問一 第一段落で、この「安楽」は「人が生きるために他の人たちと協同しつつしなければならないことを行政や企業のサーヴィスに負い」「消費する顧客」になることで得られると述べている。これをもっと短くまとめた部分が第二段落の「死活にかかわることが消費の対象となること」である。

問二 喪失したものの最も具体的な例は第一段落の「たとえば水~もめ事処理など」の部分であるが、字数や抜き出す形式が合わないので、第二段落の「いのちの世話を~削ぎ落してきた」を抜き出す。

問三 裏腹――背中合わせ。「身体に関する」という条件が無ければ「裏表」も考えられる。

問四 主語「それは」を補って考えてみると、直前の「もっと大きな文脈」のことであるとわかる。つまり、「わたしたちの日々の暮らし」は「原発」より「もっと大きな文脈=グローバルな経済・金融市場」「という制御不能なものの上に成り立ってきた」ということを傍線部は言いたいわけである。

問五 . 第十三段落の内容と合う。

問六 前の段落に「家の普請の手伝い」とあるのが同じことを指している。「普請」は家を修理したり建築したりすること。

問七 直後の「事業」という語句がヒントになる。第三段落の「経世済民という事業」という語句から「経世済民」を抜き出せば意味も合う。

問八 「そこ」とは、職住一致や複業によって自衛のネットワークを組めば、国家や社会のシステムが壊れた時に機能することが期待できることを指している。周防大島の「じかの交換のなかに身を置いている暮らし」がそのさきがけかもしれないと若い人たちは考えたのである。

【大問四】古文の鑑賞

  • 時間配分:10分

貧しく財産もない男が僧の教え通り仏法を強く信心したところ、神々の守護を受け富も得て死後には浄土へ行くことができた。

問一 「唐」は「から・もろこし」と読んで、中国の古い呼び名をあらわす。

問三 「人の心こそが仏であり、心を離れて仏は存在しない。自分の心のありようで仏はいらっしゃる」

問四 僧が「傍線③」といったので、「一人の男」は手を合わせて泣きながら拝んで……。

問五 男が僧の言葉に従って常に仏法を厚く信じて暮らしたところ、神々の守護を得て財産もでき裕福になり、死に際してもすみやかに浄土に行くことができた。「この事」を見聞きした者は……ということである。

攻略のポイント

長文読解と記述対策が焦点であろう。
論説文の読解なので、論理の流れを把握して要約する力をつけることが目標となる。
記述は100字超の問題も出されるので、同程度の字数の問題を多くこなし、字数の感覚を得ておく。自然科学・人文科学などの論理的文章を読みながら要点に印をつけるなど、普段の読書も練習に組み込むことをお薦めする。
古文はやはり頭を慣らしておくことが大事なので、中学の教科書だけでなく、高校の教材を使って少しでも多くの古典に触れておくと良いだろう。

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