高校受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
高校受験専門プロ家庭教師が語る

明治大中野八王子高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2021年度「明治大中野八王子高等学校の国語」
攻略のための学習方法

解法

「明中八王子の国語」で勝利するための基本は、「解法」をいかにうまく使うかということだ。「解き方」が安定しなければ、「得点力」はアップしない。
「論説文」(説明文)と「小説」「随筆」、それぞれに応じた独自の「解法」。そして、全てに共通する「解法」。それらを体系的に理解して定着させ、応用できるようにしなくてはならない。
そこで肝要なのは、「復習」の仕方だ。「答え合わせ」をして「解説」を読み納得した。問題はその後だ。
「考え方のプロセス」を「トレース」することが必須。万一、「トレース」できないとすれば、そのこと自体が問題になる。
「解法」が定まっていない証だからだ。
そして、「間違った問題」こそ宝の山だと認識すること。「解き方のプロセス」のどこで誤ってしまったのか? その「分岐点」をしっかりと確認して頭に刻み込んでおくことこそが、同じ間違いを繰り返さない秘訣になる。
さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけたい。それが「解法」となる。
そうして理解、習得したものを書き留めた自分自身の「解法ノート」を作成しておきたい。解き方に迷ったらそのノートを確認して、確実に応用できるようにしておくこと。繰り返すことで、やがて自然と「解法」を用いて解くようになるはずだ。

知識

前述のとおり、あらゆる分野からの「直接出題」があり、「本文読解」等でも必然的に問われることになる明中八王子の「総合的知識問題」。いかなる「攻略法」があるのか?
「国語的知識」は幼少期からの蓄積、故に「15の春」を前にした今ではもはや手遅れ。確かに、そうした側面はある。だが、そこで思考停止してしまっては「ジ・エンド」。今からでもできることは、ある。
先ずは、「己が実力」を悟ること(「己が」=「おのが」が読めなければ既にヤバイと自覚せよ)。過去問を解いてみて(少なくとも5年分以上)、「5割未満の正答率」だったら「中学入試レベル」からの再スタートだ(分かっていると思うが、「中学入試」を馬鹿にしてはいけない。上位校では「高校入試」どころか「大学入試」のレベルに達する)。
「5割超の正答率」でも無論、不断の努力は欠かせない。要は、地道な努力、日々の積み重ねあるのみだ。
さらに、「口語文法」も侮ってはいけない。直接出題されているし、「記述」にも不可欠だ。
日本語として「文法」的に「正しい文」でなければ「減点」されるし、そもそも内容が正確に伝わらない。特に、「文節の相互関係」や「付属語」(「助詞」「助動詞」)の「意味・用法」は確実に定着させておくことが重要だ。
なお、「知識」強化用のテキストとしては、「高校入試 でる順ターゲット 中学漢字・語句・文法1500 四訂版」(旺文社)などが推薦できる。また、残念ながら「中学入試レベル」から再スタートの場合は、「四谷大塚」の「四科のまとめ『国語』」(HPから購入可能)等がオススメ。

速読

大学入試にも匹敵するボリュームの問題文を読まなくてはならない。
本年度は何と9700字。解答時間は50分。当然、「速読」が求められる。
しかし、設問を解くために読むのだから一般的な「速読術」を使うわけにはいかない。やはり、文章に応じての「速読」のコツを習得しなくてはならない。
「論説文」(説明文)であれば「Nの法則」。意味段落の「序論」「結論」は「論旨」が述べられているので確実に読み、「本論」は「段落相互関係」に着目しながら「各形式段落」の「最初」と「最後」を中心に読み進める。
「小説」「随筆」は、「場面分け」をしながら新たな「登場人物」をチェックし、「心情表現」を拾って素早く読んでいく。
その上で、とにかくできる限り数多くの過去問の文章を読むことだ。明中八王子に限らず、他の学校の入試問題も読んでおきたい。練習あるのみ。そして、最終的には分速700字以上(できれば750字近く)で「速読」できるようにしたい。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2021年度「明治大中野八王子高等学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問は「小説」、出典は小野寺史宜「今日も町の隅で」所収の「逆にタワー」(文字数約5000字)。小問は全11問(解答数15)。「抜き出し」(「空所補充」あり)、「選択肢」(「不適切」、「本文特徴合致」あり)、「説明記述」(3問。全て「10字以内」指定)、「語句記述」(「漢字の読み書き」5問)。問題文は6分強で読み切り、設問を17~18分で解きたい。

大問は「論説文」、出典は池内了「なぜ科学を学ぶのか」(文字数約5000字)。小問は全9問(解答数15)。「抜き出し」(「空所補充」あり)、「選択肢」(「本文構成合致」あり)、「語句記述」(「漢字の読み書き」5問)。問題文は6分強で読み切り、設問を20分弱で解きたい。

【大問一】

  • 時間配分:23~24分

辛い想いや嫌な想いをしているのに、それを表に出さないだけでなく、悪意なく放つ自分の言葉が誰かを傷つけていないかとおどおどしながら生きている人々――東京郊外の「蜜葉市」の住民の日常のひとコマを描いた短編集の一篇。中学3年の「悠太(ゆうた)」(=「ぼく」)は、クラスメイトの「尽互(じんご)」たちとバンドを組んでいたが、「リードギター」を降格されてヤケになり、隣の席の「乃衣(のい)」をデートに誘い、東京タワーへと向かう……。本文では、二人の率直なやりとりが中心に描かれている。同世代の話で、内容はよく理解できるはず。「説明記述」「抜き出し」「選択肢」など、多彩な小問が並んでいる。以下、いくつか考えてみよう。

[問一] 「理由説明文の空所補充抜き出し」(「7字」指定)。傍線部①「カノジョ」について、示されている「カタカナで表記した理由を説明した文中の空所         にあてはまる言葉」を「七字」で抜き出して答える。「理由説明の文」は「単に一人の女子生徒を指し示すのではなく、男子と         女子生徒を指し示している。」となっている。「抜き出し」では、「抜き出すべき内容」を特定した上で「抜き出し範囲」を絞っていくことが鉄則。「内容」は「問題文」のとおりで、「『カノジョ』と『カタカナ』で表記した理由」だ。「範囲」は「同一場面」(「小説」では「同一場面」の「直前直後」に「手がかり・ヒント」がある)。先ずは、傍線部の直前直後を確認したい。「まずさ、星野くんには塚田さんがいるじゃない。わたし、カノジョがいる人を好きにならないよ」という「乃衣」の言葉だと分かる。「文脈」から、ここでの「カノジョ」がどのような存在かは判断できるはずだ。丁寧に探していく。6行後に「(さやかは)尽互と付き合っている」という部分がある。「内容」・「字数」、ともにOKだ。空所にもあてはまる。念のために他の部分を確認しても相応しい言葉はない。したがって、「答え」は「(男子と)付き合っている(女子生徒)」(7字)になる。本校合格のひとつの鍵となる「抜き出し設問」、「内容」→「範囲」→「確認」と順序立てて解いていくことが肝要だ。また、「抜き出し候補」はひとつとは限らないので、必ず「範囲」の全てを探すことが重要。

<時間配分目安:1分半>

[問二] 「心情説明選択肢」(4択)。傍線部③「好きって、何なんだろうね」について、「このときの乃衣の気持ち」を答える。「選択肢設問」は「消去法」が原則。先ずは「原意消去」をしたい(「原意絶対優位の原則」=「設問」「傍線部」等の「原意」、要は「本来の意味」を最優先に考えること)。ここは「心情説明」なので、「何なんだろうね」の「原意」と結びつかない「心情」を「消去」していきたい。各選択肢の「文末」を確認する(「選択肢」の説明で最も重要な要素は「文末」に記されている)。(ア)「じれったい気持ち」。(イ)「整理できない気持ち」。(ウ)「いらだつ気持ち」。(エ)「とまどう気持ち」。さあ、どうだろうか? 「何なんだろう」⇒要は「分からない」わけなのだから、「整理できない」以外は「消去」できるはずだ。その他の部分の説明を「同一場面」で確認する。特に誤ってはいない。よって、「答え」は(イ)になる。画期的な「一発消去」だ。「合格」へは「原意消去」が不可欠だと心得よ。

<時間配分目安:1分強>

[問五] 「内容説明文の空所補充説明記述」(「10字以内」指定)。傍線部⑦「弱いから」について、示されている「『弱い』を説明した文中の空所         にあてはまる内容」を「十字以内」で説明する。「内容説明の文」は「自分が受けている他者の悪い行いを周りに         ことが『弱い』ということ。」となっている。「同一場面」から「状況」を読み取る。傍線部は「悠太」と会話をしている「乃衣」の言葉で、「痴漢」にあったときのことについて「弱い」と言っていることが分かる。さらに、「乃衣」はそのことについて「すごくこわいなって思う……触られたときに、わたしが我慢すればすむんだって思っちゃったことが。そんなの、絶対ダメだよね。していい我慢じゃないよ」と続けている。「他者の悪い行い」=「痴漢」だと判断できるはずなので、「文脈」を考慮して空所に「あてはまる内容」をまとめればいい。たとえば、「(周りに)言えずに我慢する(こと)」(8字)といった「答え」だ。本校の「説明記述」では「指定字数」がとても短いものがある。「文脈」との整合性を考えた上で簡潔にまとめることが肝要。

<時間配分目安:2分半>

[問七] 「理由説明不適切選択肢」(4択)。傍線部⑪「日比谷公園は、たぶん、ぼくの忘れられない場所になる」について、「『ぼく』がそう思った理由」として「ふさわしくないもの」を答える。無論、「原意消去」からだ。ここは「理由説明」なので、「忘れられない場所になる」の「原意」から、その「直接的理由」として結びつかない「説明」を「消去」していきたい(「ふさわしくないもの」なので、それが「答え」になる)。各選択肢の「文末」と照合する。(ア)「バンド仲間と向き合うきっかけを乃衣がつくってくれたから」。(イ)「ぼくを乃衣が評価してくれたから」。(ウ)「密度の濃い時間を共有できたから」。(エ)「気になっていた乃衣とわかり合えたから」。困った! 「場所」とつながる説明が全くない⇒「全て消去」となってしまうので、流石(さすが)にこの段階での「原意消去」は「無理」だ。そこで、「ぼく」にとってここでの「日比谷公園」はどのような意味のある「場所」なのかを「同一場面」から読み解いていく。傍線部の直前まで、「ぼく」と「乃衣」は「日比谷公園」のベンチで真剣に話し込んでいることが分かる。そこでは、お互いの秘密を打ち明け合い、わかり合い、二人の思いが近づいていっていることが読み取れるはずだ。であれば、「バンド仲間と向き合うきっかけ」は「直接的理由」としては「消去」だと判別できて当然。したがって、「答え」は(ア)だ。本問のように「原意消去」が適用できない場合もあるが、その際は「解法」に則して解き進めていくことになる。

<時間配分目安:3分>

[問十一] 「漢字の読み書き」(全5問/「書きとり」3問と「読み」2問)。確認する。先ずは「書きとり」。傍線部②「シンイ」=「真意」⇒「同音異義語」に要注意。⑥「ヘンサチ」=「偏差値」⇒いつも気にしているはずで問題なし。⑦「カダン」=「花壇」⇒やや難解か? 「壇」の「一画一画」を丁寧に記すこと。次に「読み」だ。⑩「う」=「ぬ(う)」⇒できて当然。⑦「る」=「さえぎ(る)」⇒「高校入試」の定番、「遮断(シャダン)」は「書きとり」でも頻出だ。本問は本校の「標準レベル」。志望者は「全問正解」が必須だと心得よ。    

<時間配分目安:全問で1分半>

※尚、[問十]は「本文の特徴説明合致の選択肢設問」で、要は「本文内容合致」の問題だ。「論説文」であれば「本文内容合致」=「論旨合致」と捉え、「序論部」及び「結論部」と照合すればいいが、「小説」では「本文全ての内容」と照合する必要があり、とても手間がかかる。そこで時間をとられるよりは、他の小問をしっかりと確認し、確実に得点していく方が得策だ。したがって、戦術的には後回しにすること。無論、「捨て問」でも構わない。

【大問二】

  • 時間配分:20分弱

科学・技術に立脚した文明社会を生きる私たちは、日頃から科学的な見方・考え方を鍛えておくことが大切であり、情報を鵜呑(うの)みにせず、個人の感情や経験を交えずに、さまざまな側面から物事を見る「科学的な考え方」を身につけるべきだと論じている。本文では、真の民主主義社会の実現のためには、「科学的なものの見方・考え方」が不可欠だと指摘している。「科学論」だが、中高校生向けに書かれているので内容は分かりやすい。「抜き出し問題」が中心で、「総合的知識問題」などの出題もある。以下、いくつか確認してみたい。

[問三] 「内容換言の具体例抜き出し」(全2問/「20字」と「13字」のそれぞれ「最初の5字」指定)。傍線部④「科学・技術は万能ではなく、限界がある」について、「東日本大震災」で明らかになった「『科学・技術の限界』を示す具体的事例を二つ」、それぞれ「二十字」と「十三字」で探して「最初の五字」を抜き出して答える。「抜き出すべき内容」は「問題文そのまま」、「抜き出し範囲」は「同一意味段落」になるが(「論説文」では「同一意味段落」に「根拠・手がかり」がある)、「東日本大震災」について述べている部分に限定されると判断できる。傍線部の次段落だけだ。「具体的事例」だということを意識して探していくと、前半で「大地震や大津波の発生を正確に予測できない科学の弱点」や「福島第一原子力発電所(原発)のメルトダウン事故」により、「現代の科学と技術が万全ではないことが明らかになった」と述べられている。二つの「具体的事例」として内容が合致している。「指定字数」から、「大地震や大津波の発生を正確に予測できない」(20字)と「(原発)のメルトダウン事故」(13字)だと特定できるので、「答え」は「大地震や大」と「(原発)の」だ。尚、「具体例抜き出し」では、「一般論」との整合性を保つことが肝要だと心得よ。

<時間配分目安:2分強>

[問四] 「内容説明選択肢」(4択)。傍線部⑤「まさに『神話』でしかなかった」についての「説明」を答える。先ずは、「原意消去」から試みたいが、「神話」が「比喩表現」だということにすぐに気づかなくてはいけない。「比喩」としての「神話」の「原意」と結びつかない「説明」を「消去」する。各選択肢の「文末」をチェックする。(ア)「後退させてしまったということ」。(イ)「目をつぶっていたということ」。(ウ)「越えていたということ」。(エ)「根拠はなかったということ」。そもそも「神話」は「事実かどうか分からず、実体が明らかではない」のだから当然、「根拠はなかった」以外は「消去」できるはず。その他の部分の説明を「同一意味段落」で確認する。特に誤ってはいない。したがって、「答え」は(エ)になる。「比喩表現」であっても「原意」に基づいているので「原意消去」は適用できるわけだ。

<時間配分目安:1分弱>

[問五(1)] 「条件付き内容説明抜き出し」(「段落」の「最初の5字」指定)。傍線部⑦「そんな被害を受けたとき、単に運が悪かったといって泣き寝入りして済ませてしまっていいものでしょうか」について、「『泣き寝入り』しないために筆者が必要だと考えている『ものの見方・考え方』」が述べられている「段落」の「最初の五字」を抜き出して答える。「条件」は「これより前から探す」こと。高校入試では珍しい「段落」そのものの「抜き出し」。昨年度に引き続いての出題だ。「抜き出し内容」は問題文のとおりで、「抜き出し範囲」は「同一意味段落」。ただし、「条件」があるので前段落から確認していくことになる。すると、2段落前が「ものごとを見たときに、何が問題であり、どこを押さえておけばよいか、どう対応すべきか」について述べられていると判断できる。まさに「ものの見方・考え方」の説明だ。さらに、読み解いていくと内容も「『泣き寝入り』しないために筆者が必要だと考えている」ことだと分かるはず。念のためにその前の段落をチェックする。「ものの見方・考え方」に関しては説明されていない。よって、同段落の冒頭である「といっても」(5字)が「答え」となる。「段落抜き出し」、本校の定番になるやも知れぬ。しっかりと備えておきたい。尚、「抜き出し設問」に限らず、「同一意味段落」の「段落相互関係」を丁寧にたどることが「論説文」の要だ。

<時間配分目安:2分>

[問七] 「対義内容語句抜き出し」(「10字」指定)。傍線部⑫の「付和雷同する人間」と「反対の意味で使われている言葉」を「十字」で抜き出して答える。「総合的知識問題」。「四字熟語」だ。誰もが定着していなくてはいけない「付和雷同」、無論「自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること」だ。その「反対の意味」で使われている「言葉」が「抜き出し内容」になる。傍線部の段落と前段落が「同一意味段落」で「抜き出し範囲」。丁寧に探していくと、傍線部の6行後に「誰もが独立した人格の持ち主として尊重し合い」という部分がある。「自分にしっかりとした考えがなく」⇔「独立した人格の持ち主」だと判断できる。「範囲」に他の「候補」はない。したがって、「答え」は「独立した人格の持ち主」でOKだ。「語彙力」の習得も本校では必須だ。

<時間配分目安:1分半>

[問九] 「漢字の読み書き」(全5問/「書きとり」2問と「読み」3問)。【大問】の「漢字問題」と比べ、「読み」は平易だ。⑧「い」=「つぐな(い)」、⑨「えて」=「きた(えて)」、⑪「建前」=「たてまえ」。即座に「正解」することが必須。「書きとり」はやや悩むか。①「科学・技術にリッキャクした文明社会」=「立脚」⇒「文脈」から読み取ること。⑥「長所と短所、恩恵とヘイガイという二面性」=「弊害」⇒「部首」に注意⇒「巾」(はば・はばへん)ではなく「廾」(こまぬき・にじゅうあし)だ。「漢字問題」では細部に配慮することが必須だ。

<時間配分目安:全問で1分強>

攻略のポイント

  • ●本校では「総合的な国語力」が問われる。どのように「攻略」するか? 出題数の多い「抜き出し設問」だけに限らず、あらゆる設問に対処できなくてはいけない。「選択肢」「空所補充」「脱文挿入」「乱文整序」「記述」等の「形式」で、「換言説明」「理由説明」「指示語説明」「文脈」などの「内容」が問われることを覚悟して準備をすることが必要だ。いずれにしても、「設問内容」を的確に捉え、それぞれに応じた「解法」を適切に用いることが最優先となる。そのためには、基本的「解法」を完全に習得して、自分自身の「ツール」としておくことが重要だ。
  • 「総合的知識問題」も決して侮れない。直接的な出題は勿論、問題文の内容理解でも「高度な語彙力」などが問われる。本校を志望したその時点から、独自に「幅広い知識」を常に習得していくことが重要だ。学校や塾での学習だけでは全く不十分。「独習」は欠かせない。「合格ライン」は7割弱(過去9年間の「3科目合計合格者最低得点率」は66.2%、本年度は66.7%)。「知識問題」での「失点」は致命的となると肝に銘じる必要がある。
    ●出題数は決して多くはなく「指定字数」も短いが、「説明記述」の対策も欠かせない(本年度は「10字以内指定」が3問)。正否の分岐となる「最重要要素」を「文末」として他の「必要要素」を積み上げていくという手法を完璧にマスターすること。「内容」から必要度を特定し、優先度の高いものから積み上げていく練習が必要だ。それによって、いかなる「字数」にも対応できるようにしておきたい。
  • ●試験時間は50分。時間配分にも細心の注意をすること。問題文は9000字ほど(本年度は約10000字)。他の上位校と比較してやや多い方なので、当然、速く正確に読み取ることが求められる。分速750字以上を目標に「読む練習」を常にすることが重要だ。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

明治大中野八王子高等学校の科目別
入試対策一覧

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。