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立教新座高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「立教新座高等学校の英語」
攻略のための学習方法

ここで、受験英語における文法事項と同じ位に比重が高い単語の用法について何点か挙げてみる。

第1に「so~that…」及び「such~that…」である。
言うまでもなくsoは副詞であるので後ろ(修飾される語)には形容詞又は副詞がくる。一方、suchは形容詞であるので後ろ(修飾される語)には名詞がくる。意味は、「とても~なので…である」というのが原則である。
注意したいのは「not so~that…」という具合に、soの前に否定がある場合である。具体的には、以下のような英文を考えてみる。
   He is not so busy that he can’t go for walk.
この英文を「とても~でないので…」という手法で訳出してみると変な訳文になってしまう。「彼はとても忙しくないので散歩に行くことはできない」では変である。上記の英文は正しくは「彼は散歩に行けないほど忙しい訳ではない」という具合に、「程度」を表すのである。
また、「such~that…」については、
   It was such a beautiful flower that I can’t forget it.
   (それは綺麗な花なので私は忘れることができなかった)
となる。
「…,for~」にも気を付けよう。
このforは、前の文章を受けて理由を表す。したがって、このforの訳は「というのは~だからだ」となる。受験生になじみのあるforは『前置詞』である。
ここで述べているのは『接続詞』としてのforである。前置詞と接続詞との見分け方についていえば、前置詞は後に『名詞(単語)』がくるが、接続詞の場合には文章がくるのである。したがって、理由を表す『接続詞』としてのforであるか否かを見極めるには、後ろに文章が来ているか否かで決定するのである。

第2に、as(接続詞)である。
これには、いくつもの意味があるので混同しないようにしっかり覚えておくように。
代表的な意味と例文を以下に列挙する。
 ①「~のとき」(時を表す)
   He came in just as I was going out of my house.
   (私がちょうど家を出ようとしたとき、彼が入ってきた)
 ②「~につれ」(時の経過)
   As we grow older, our memory becomes less active.
   (私たちは年を取るにつれ、記憶力が徐々に鈍くなるのである)
 ③「~なので」(理由)
   As the elevator was not working, we walked up the stairs.
   (エレベーターが動いていなかったので階段を歩いて上がった)
 ④「~のように」(態様)
   You should see things as they are.
   (あなたは物事をありのままのように見るべきである)
 ⑤「~だけれども」(譲歩)
   Child as he is, he can think clearly.
   (彼は子供だけれども、はっきりと考えることができる)。
という具合に、asについては代表的な用法を挙げただけでも上記のような複数の紛らわしい用法がある。明確な見分け方をしっかり習得しておくべきである。
asと同じ位に紛らわしい単語にbutがあるので、ここで幾つか例を挙げておく。
 ①「しかし、~が」(等位接続詞)
   I got up early this morning but I could not catch the first train.
   (私は今朝早く起きた。しかし、始発電車に乗ることはできなかった)。
次に、相関語句と一緒に使う例文を挙げる。
 ②not A but B「AではなくB」
   He is not a teacher, but a student.
   (彼は先生ではなく生徒である)
 ③not only A but (also) B―しばしばalsoは省略される場合あり―「AのみではなくBも」
   A pet would be not only expensive but also troublesome.
   (ペットは金がかかるだけではなく、手もかかる)。
そのほかにも、
   but(=except)「~を除いて」、
   nothing but(=only)「~しか(しかない)」。
 ④it is true ~ but「なるほど~であるが」
   It is true that road travel those days was difficult, but it was safe.
   (当時、陸路の旅は困難であったが、安全であった)。
以上、気になる単語の用法について見てきた。
ともかく、大量に英文を読みこなすことで英文を右から左へ流れるように黙読できるようになって欲しい。英文を読みこなすためには、上記以外にも沢山覚えなければならない事項や知識が山ほどある。少しずつ、焦らずに覚えてゆき英語の力を付けて行ってもらいたい。

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2015年度「立教新座高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問3は長文読解総合問題<18分>。再生可能なエネルギーに関する論説文である。fossil fuelsなどの単語は地球環境問題との関係でも頻出の単語であるので、しっかり覚えておきたい。
大問4は長文読解総合問題<16分>。人間が感じる恐怖心とそれを如何にコントロールし、どのように克服してゆくかということに関する説明文である。英文の内容としては高度で難解な構文を使用している訳ではないので、目で追う速度で読み進められるようにして欲しい。
大問5は会話文完成問題<5分>。アンナとジョンとのやり取りから適切な質問や回答を引き出すことがポイントであう。口語表現などに注意しながら取り組みたい。
大問6は整序問題<4分>。基本的な文法知識をベースにして提示された単語を並びかえる。足りない単語があることに注意すること。
大問7は書き換え問題<3分>。この設問も基本的な文法知識を問う問題である。
大問8は適語補充問題<2分>。イディオムが確実に覚えているかどうかがポイントである。もう一度、イディオム集などで確認をしておいて欲しい。

【大問3】

  • 時間配分:

再生エネルギーに関する長文総合問題である。内容的には、受験生の皆さんも一度は耳にしたことのある話題であろう。
化石燃料は再生可能な燃料ではないし、無限でもなく有限であり、使用すればするほど当然ながらその埋蔵量は減少してゆく。そのような状況を打開するための再生可能なエネルギーなどに関する説明文である。

(問1)適文選択問題<1分>。
太陽エネルギーは我々が最も使用しやすいエネルギーであるということを念頭に適文を選択する。

(問2)適語選択問題<3分>。
与えられた動詞の意味をしっかり捉えること。特に、stand には『耐える』という意味があることを知っておこう。

(問3)適語選択問題<3分>。
イディオムの知識を確実にしておこう。設問のイディオムは一度は目にしたものばかりであろう。似たようなイディオムとの意味の違いをしっかりと押さえておくこと。

(問4)下線部の和訳問題<2分>。
下線部訳なので、直訳的な訳ではなく、日本語らしい訳(日本語として読んでも十分意味が通じる)を考えるべきである。

(問5)適語補充問題<1分>。
『~は…のA倍の―である』という表現である『~is A times as ― as …』を思い出せるかどうか。

(問6)適正英文選択問題<1分>。
『less and less』は、『比較級 and 比較級』で『ますます~』となる。

(問7)整序問題<2分>。
まず始めに動詞を考えると全体英文の構成が見えてくるはずである。

(問8)内容把握適語記入問題<1分>。
第10段落目に記載されている『バイオマス』に注目すること。

(問9)内容正誤問題<2分>。
本文の内容をしっかり把握したうえで消去法ではなく正解を選択できるようにすること。

【大問4】

  • 時間配分:

長文読解総合問題(説明文)である。内容的には、人間が何らかの機会に感じる「恐怖」についての総合読解である。この恐怖に打ち勝つ特効薬は何か。結論的には、適切な助言と助力を得ることが、恐怖症を乗り越え、恐怖に支配されない生活を送ることが可能になる、というのが筆者の主張である。

(問1)適切文章選択問題<2分>。
本文を的確に内容を把握し、かつ選択肢の内容を深く理解すれば正解できるだろう。
例えば、本文第3段落は『恐怖症』の多様な症状や形について言及しているので、選択肢の(C)が適切であろう。

(問2)適切語句・文章選択問題<3分>。
空欄の前後をよく見ることがこのような出題形式における正解への定石である。
例えば、Aの前には、In other wordsとあるのでAには全文を言い換えている内容が入ると予想するのはそれほど困難ではないはずである。同様に、BもFor exampleとあるのでBには全文の内容をより具体的に示す内容の文章が入る。

(問3)内容一致選択問題<4分>。
本文の内容を表面上の和訳的理解に留めておくレベルでは全問正解は厳しいであろう。
例えば、1は本文で述べられている内容を数値的面でもしっかり把握する必要がある。

(問4)内容正誤選択問題<4分>。
どの高校でも必ず出題される内容正誤選択問題である。このような出題形式で気を付けなければならないのは、本文と選択肢との間で単語やイディオムを使い分けている場合である。
意味は同じであるのに、違った単語やイディオムを選択史で使用していると受験生は戸惑ってしまうものである。確かな単語力とイディオム力が求められる。

【大問5】

  • 時間配分:

会話文完成適文選択問題である<5分>。
二人の会話に流れを丁寧にたどることが最優先であろう。その上で、相手の質問に対する適切な答えは、その直後の相手の反応を読み取ることである。
例えば、Aに対する答えがNot yet.なので、この返事を導き出す質問はどれかを考える。
そのほかの設問においても、どのような質問内容であれば、会話の流れに違和感を抱くことなくスムースに流れるかを考えることが最大の攻略法である。

【大問6】

  • 時間配分:

整序適語補充問題<5分>。
1の不足語はas(~として)である。
2の不足語はmine。「私のひとりの友人」という表現は、a friend of mine か one of my friendsであるが提示されている語群からどちらが適切かを判断する。

【大問7】

  • 時間配分:

書換え補充問題<3分>。
1については、「ケイトも話す」という文にしたいので、「ケイトもそうだ」と日本語を置き換えて英訳すると上手くいく場合がある。この場合もsoを使い、強調のdo(本問の場合はdose)が倒置によりsoの後ろに置かれる。
2は、形式主語itの構文(it is ~ to …)を利用して英文を組み立てる。

【大問8】

  • 時間配分:

適切共通語補充問題<2分>。
1は、「すぐ近く」と「提出する」に共通した単語を考える。
2は、「故障している」と「注文」に共通な単語である。さらに、この問題で正解となる英単語には他に「秩序」や「順番」などの意味もある。
4は、「権利」と「ちょうど」を意味する単語。

攻略ポイント

全体的に見れば、標準的な問題であろう。
長文もそれほど難解ではなく、読みやすい内容である。
設問についても基本的な文法知識を十分に押さえていて、個別の文法問題を万遍なく演習していれば、それほど手こずることはないであろう。
その他の設問についても、会話文や、整序問題、適語補充問題など標準的設問が多い。
したがって、事前準備としては、標準的問題集を何度に演習することが大事であろう。
また、長文に関しては、500~700単語の英文総合問題を月に20題のペースで取り組んで欲しい。英語の最大の得点源は長文であるので、長文を読めないと英語における安定的な得点は望めないであろう。
また、そのような長文読解を通じて、習得している文法事項が適切かつ迅速に知識の引出しから取り出せるようになる訓練にもなることは間違いない。そのような長文読解を経て、英語を目で追う速度で読み進めることが可能になってくるのである。1分間で90単語程度読めればベストであろう。

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