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渋谷教育学園幕張高校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「渋谷教育学園幕張高校の英語」
攻略のための学習方法

全体的には標準的な問題であるが、特に習得して欲しい文法事項を何点か指摘しておきたい。

第一に、完了形である。
完了形には現在完了と過去完了についてしっかり学習しておいて欲しい。特に現在完了については、完了(結果)、継続、経験の用法があるのでそれぞれ例文を参照して特徴を理解しておいてほしい。また、経験の完了形の疑問文とその答え方、否定文の作り方につい十分な理解をしておくこと。

第二に、接続詞としてのasについての用法をよく覚えておいて欲しい。
意味としては①~なので(理由)、②~のとき(時)、③~だけれども(譲歩)、④~のように(様態)、⑤~につれて(時の経過)などが主要な意味である。Asについては、接続詞の他に前置詞の使い方がある。ここで、接続詞と前置詞の違いを確認しておきたい。接続詞は文章が続くが、前置詞の場合は後に名詞が来るということである。意味を考えないと前置詞か接続詞化の見分けがつかないということではなく、文章か名詞かの区別を見ればよいのである。その上で、前置詞であればasは①~として、という意味であることをしっかり覚えておいて貰いたい。

第三に、関係代名詞である。
先行詞が人物であるか物であるかで使用する関係代名詞が異なること、そして主格(主語の位置で使う形)、目的格(目的語の位置で使う形)、所有格(所有の位置で使う形)で各々使用する関係代名詞が決まってくるということも理解していて欲しい。さらに、目的格は省略されることもあるというルールを含めて、関係代名詞については最重要項目としてしっかり参考書や問題集を使用して確認を怠らないように。
受験生は英文が長くなれば長くなるほど、内容把握が難しくなる実感を持っているかもしれない。では、英文は何故『長く』なるのか。その主要な原因が『関係代名詞』である。先行詞にどんどん関係代名詞をつなげていくことによって英文は長くなる。したがって、長い英文を正確に読むことができるかどうかは、関係代名詞をいかにマスターすることができるかどうかにかかっているということになる。

第四に、強調構文である。
基本的な形は『It is ~ that …』である。『~』の部分を強調するための構文である。何を強調できるかというと、動詞以外は何でも強調できる。主語、目的語はもちろんのこと、前置詞句も強調できる。主語を強調する場合は、『It is you that did such a thing.(あなたがまさにそんなことをやったのだ)』となる。また、前置詞句(場所など)を強調する場合は、『it is at the station that you did such a thing.(まさに駅であなたはそんなことをやったのだ)』となる。さらに、強調するものが時間ならば『when』、人物ならば『who』、場所ならば『where』、理由ならば『why』とそれぞれthatと置き換えて使用することができる。こうすることにより、強調するものがより鮮明に確実に読み手に理解して貰うことでできるのである。

受験英語にとって上記事項だけが全てではないが、この事項を参考にしながら、基本的文法事項をしっかり習得して欲しい。

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2014年度「渋谷教育学園幕張高校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は誤文訂正問題である。基本的な文法事項をもとに間違いを考える。解答時間は5分。大問2は長文問題。整序問題である。解答時間は10分。大問3は英作文問題。英文を熟読し文脈に沿った英作文に使用する英単語を考える。解答時間は5分。大問4は長文読解(説明文)。解答時間は13分。大問5は長文読解(物語)。登場人物の心情を丁寧にかつ迅速に読み取ること。解答時間は17分。

【大問1】誤文訂正問題

  • 時間配分:5分

誤文訂正である。
1.条件を表す副詞節の時制は、未来ではなく現在で表現する、という基本事項をしっかり覚えておく。
2.Writeは「(文字を)書く」ときに使用するが、「(円を)描く」場合はどのような動詞を使用するのかを考える。
5.hardlyは、「ほとんど~ない」という否定を表す単語であり「一生懸命に」という副詞を表す単語ではない。ここでは「より一生懸命に」という意味の単語を入れたい。かつ、thanがあるのでharderと比較級の形にすること。
6.過去のある一点を表す表現は、現在完了ではなく単純な過去形を用いること。
解答時間は全体で5分。

【大問2】長文問題・整序問題

  • 時間配分:10分

大問2は、長文読解(整序問題・説明文)である。各問とも基本構文や文法知識を押さえていれば完答もそんなに難しくはないであろう。
2.はtoo~to…(とても~なので…)の英文を考える。
3.はasと比較級の関係で、「~するにつれ(時の経過)」の文章を考える。
解答時間は各設問2分で計10分。

【大問3】英作文問題

  • 時間配分:5分

大問3は英作文(条件付)の問題である。
1.は『のどが渇く前に水分をとる』という英文を考える。
2.は主格の関係代名詞を用いて英文を考えること。関係代名詞については、『攻略のための学習法』で言及します。
解答時間は5分。

【大問4】長文読解(説明文)

  • 時間配分:13分

大問4は長文読解(説明文)である。時間の概念に対する「意識・認識の違い」に基づき、国・文化によって人々の行動規範などが規定されるという文章である。
問1は適語選択問題である。Aの前後が対比関係になっているので「一方」という表現が入る。Cは「~文化圏でさえ」という文章になるので「~さえ」という意味の単語を選択する。解答時間は2分。
問2は語句の解釈問題である。単語本来の意味を理解していると同時に、文脈の中で『適正』な訳を考える。例えば、②はorganizedには「組織された」という意味があるが、ここでは「計画的な」となる。解答時間は1分。
問3は適語の選択問題である。文脈に沿って選択肢の単語の意味を当てはめて考える解答時間は1分。
問4は内容まとめの問題。ブラジル人は「多重時間的な人間」であるので、そのような人間がアメリカの大学で苦労する場面を描写している第4段落を精読すること。解答時間は3分。
問5は内容正誤問題。本文のキーとなるセンテンスについて本文を読みながら、しっかり押さえておくこと。その作業の中で選択肢の正誤が判明する。解答時間は2分。

【大問5】長文読解(物語)

  • 時間配分:17分

大問5は長文読解(物語)である。本文を読みながらストリーを追いかけて、人物描写や心情の変化などの記述を押さえること。
問1はtheftは「窃盗」である。解答時間は1分。
問2は英文解釈の問題。poorの「貧しい」以外の意味を覚えていて欲しい。解答時間は2分。
問3は指示語の問題。直前に明記されている。解答時間は1分。
問4は指示語の問題。該当箇所より前に書かれている「郵便局員」となる。解答時間は1分。
問5は内容把握問題。強調構文(必須知識である。以下の「学習法」で説明)が含まれていることに注意。解答時間は2分。
問6は内容正誤問題。本文中のキーとなるセンテンスをしっかり押さえること。解答時間は2分。

攻略ポイント

全体的には、比較的標準タイプの英文問題である。ただし、試験時間に比べ問題量が多いので、見直しの時間は十分に取れないものと思われる。英文を正確に読み的確に内容を把握することが正解へ至る条件である。そのためには、標準タイプの長文読解を日常的に読みこなし、英文に慣れておく必要があることは言うまでもないし、さらに英単語の持つ多種多様な意味をしっかり覚えておくことが重要でもある。また、小説は読み慣れていないと入試本番で読んでいても、人物の心情的なところまで読み込むことは中々できないので、小説・物語については、普段から目を通して慣れておいて欲しい。

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