東京科学大学附属科学技術高等学校 入試対策
2025年度「東京科学大学附属科学技術高等学校の国語」
攻略のための学習方法
記述
「東工大附属の記述対策」は「問題解説」及び上記のとおりだが、その前提としてなすべきことがある。それは「文を記す」「記述する」ことに慣れることだ。
最初は時間がかかってもいい。厭わずに、とにかく「書く」。そして、書いた「文」は必ず誰かに読んでもらう。「文法」など正しい日本語の「文」になっているのか、言いたいことは正確に伝わっているのかを確認する必要があるからだ。
では、何を「書く」か？ 「練習問題」や「過去問」にある「記述設問」は勿論だが、その問題文の「要約」をするのがとてもいい方法だ。100字程度で書いてみる(東工大附属の「要旨記述」の練習にもなる)。無論、内容は先生などに確認してもらう。「要約力」は文章の「理解力」にもつながるので一挙両得。
次の段階としては「字数の感覚」を身につけることだ。書きたい内容は何文字くらいになるのか？ 解答欄を埋め始めてから「過不足」を後悔しても遅い。下書きしている時間もない。だからこそ、「字数の感覚」が重要。
その際、20～30字程度をひとつのブロックとして考えるといい。「記述設問」で得点を左右する「重要な要素」「必要な要素」は、それぞれその程度が目安だ。マス目のある原稿用紙を使って、自分が書こうとしている「要素」がその範囲に収まるようになるまで何度も練習すること。
ある程度「感覚」がつかめたら、「最重要な要素」を「文末」にして、他の「必要な要素」を下から積み上げていくように記述する練習をしていく(その際はマス目のない用紙を使いたい)。
解法
「選択肢」「脱文挿入」「記述」、その他の問題も含め、「東工大附属の国語」で勝利を手中に収めるための基本は、「解法」をいかにうまく使うかということだ。
「解き方」が安定しなければ、「得点力」はアップしない。「論説文」(説明文)と「小説」「随筆」、それぞれに応じた独自の「解法」。そして、全てに共通する「解法」。それらを体系的に理解して定着させ、応用できるようにしなくてはならない。
そこで肝要なのは、「復習」の仕方だ。「答え合わせ」をして「解説」を読み納得した。問題はその後だ。「考え方のプロセス」を「トレース」することが必須。万一、「トレース」できないとすれば、そのこと自体が問題になる。「解法」が定まっていない証だからだ。
そして、「間違った問題」こそ宝の山だと認識すること。「解き方のプロセス」のどこで誤ってしまったのか？ その「分岐点」をしっかりと確認して頭に刻み込んでおくことこそが、同じ間違いを繰り返さない秘訣になる。さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけたい。それが「解法」となる。
そうして理解、習得したものを書き留めた自分自身の「解法ノート」を作成しておきたい。解き方に迷ったらそのノートを確認して、確実に応用できるようにしておくこと。繰り返すことで、やがて自然と「解法」を用いて解くようになるはずだ。
速読
大学入試にも匹敵する問題文を読まなくてはならない。
全体で5000字程度。解答時間は50分。当然、「速読」が求められる。
しかし、設問を解くために読むのだから一般的な「速読術」を使うわけにはいかない。やはり、文章に応じての「速読」のコツを習得しなくてはならない。
「論説文」(説明文)であれば「Ｎの法則」。意味段落の「序論」「結論」は「論旨」が述べられているので確実に読み、「本論」は「段落相互関係」に着目しながら「各形式段落」の「最初」と「最後」を中心に読み進める。
「小説」「随筆」は、「場面分け」をしながら新たな「登場人物」をチェックし、「心情表現」を拾って素早く読んでいく。
その上で、とにかくできる限り数多くの過去問の文章を読むことだ。東工大附属に限らず、他の学校の入試問題も読んでおきたい。練習あるのみ。そして、最終的には分速700字以上(できれば750字近く)で「速読」できるようにしたい。
知識
「高度な語彙力」だけではなく、「敬語」等の「国語常識」も含めた多種多様な「総合的知識」が必要となる「東工大附属の国語」(直接出題だけではなく、「本文読解」等でも必然的に問われる)。いかなる「攻略法」があるのか？
「国語的知識」は幼少期からの蓄積、故に「15の春」を前にした今ではもはや手遅れ、かも知れない。が、そこで諦めてしまっては「ジ・エンド」。今からでもできることは、ある。
先ずは、「己が実力」を悟ることだ(「己が」＝「おのが」が読めなければ既にヤバイと自覚せよ)。過去問を解いてみて(少なくとも５年分以上)、「５割未満の正答率」だったら「中学入試レベル」からの再スタートだ(分かっていると思うが、「中学入試」を馬鹿にしてはいけない。上位校では「高校入試」どころか「大学入試」のレベルに達する)。
「５割超の正答率」でも無論、不断の努力は欠かせない。要は、地道な努力、日々の積み重ねあるのみだ。
さらに、「口語文法」も侮ってはいけない。直接出題されることがあるし、「記述」にも不可欠だ。
日本語として「文法」的に「正しい文」でなければ「減点」されるし、そもそも内容が正確に伝わらない。特に、「文節の相互関係」や「付属語」(「助詞」「助動詞」)の「意味・用法」は確実に定着させておくことが重要だ。
なお、「知識」強化用のテキストとしては、「高校入試 でる順ターゲット 中学漢字・文法630」(「文法」含む)や「高校入試 でる順ターゲット 中学漢字」(共に旺文社)などが推薦できる。
また、残念ながら「中学入試レベル」からの再スタートの場合は、「四谷大塚」の「四科のまとめ『国語』」(ＨＰから購入可能)等がオススメ。
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2025年度「東京科学大学附属科学技術高等学校の国語」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
大問一は｢論説文｣、出典は滝本哲史｢世界を変える旅は『違和感』からはじまる｣所収の｢ミライの授業｣(文字数約3500字)。小問は全６問(解答数23)｡｢選択肢｣(｢総合的知識問題｣、｢空所補充｣、｢複数完全解答｣あり)､｢抜き出し｣(２問)｡問題文は４分程度で読み切り、設問を15分ほどで解きたい。
大問二の｢資料Ⅰ｣は｢論説文｣で｢資料Ⅱ｣も｢論説文｣、出典は前者がニーチェ(塩屋竹男訳)｢悲劇の誕生｣(文字数約600字)、後者は本山幸彦｢古道と人間｣所収の｢本居宣長｣(文字数不明)。小問は全９問(解答数10)｡｢選択肢｣(｢内容説明｣｢換言説明｣｢理由説明｣｢本文内容合致｣、｢空所補充｣あり)､｢抜き出し｣(１問)、｢説明記述｣(｢91～100字以内｣指定１問)｡全体を31分ほどで解きたい。
【大問一】
- 時間配分：19分
未来に生きる14歳のきみたちに届ける特別講義――｢変革の旅は？からはじまる｣｢冒険には？が必要だ｣｢一行の？が世界を変える｣｢すべての冒険には？がいる｣｢ミライは？の向こうにある｣……。本文では、皆が課題解決ばかり考えてしまうのは、疑う力が足りないからだと指摘している。未知の人名があるかも知れないが、[注]を活用すれば、内容は理解できるはずだ。解答数の７割近くが｢総合的知識問題｣という大問だ。以下、いくつか検討してみよう。
[問一] ｢漢字の同音異字判別選択肢｣(全５問/各５択)｡
｢総合的知識問題｣。波線部(ａ)～(ｅ)のカタカナの部分と｢同じ漢字｣が使われているものをそれぞれ答える。｢文脈｣から｢同音異義語｣の中で熟語を特定し、各選択肢の｢同じ漢字｣を判別する。｢５問｣ではあるが、結局｢30の熟語｣が分からなくてはいけないということだ。厄介ではあるが、本年度の難易度は標準的だ。本校志望者であれば｢全問正解｣といきたい。やや悩ましいもの２問だけを確認する。
波線部(ａ)｢物語の終バンに活躍する｣⇒｢シュウバン｣？＝｢終盤｣(＝｢物事が終わりに近づく時期または段階｣)、各選択肢は、(ア)｢番人｣･(イ)｢万端｣･(ウ)｢晩夏｣･(エ)｢基盤｣･(オ)｢黒板｣⇒｢答え｣は｢(エ)｣⇒これはいけるはず。
(ｄ)｢自動車が普キュウする｣＝｢普及｣(＝｢広く一般に行き渡ること｣)、(ア)｢老朽｣･(イ)｢永久｣･(ウ)｢追及｣･(エ)｢配給｣･(オ)｢階級｣⇒｢答え｣は｢(ウ)｣⇒これは｢高校入試｣の定番だ。これら２問以外の選択肢の｢熟語｣についても当然、定着していなくてはいけない。
＜時間配分目安：１分半＞
[問二] ｢品詞判別選択肢｣(全５問/10択)。
｢総合的知識問題｣。｢口語文法｣｡傍線部①･⑤･⑦･⑪･⑫の語の｢品詞｣を答える。｢文法｣の基本たる｢品詞｣、理解し定着さえしていれば何の問題もないのだが、さぼっていると｢全滅｣だってあり得る。紛らわしいものだけをチェックする。
① ｢この不思議な生きものたち｣⇒｢自立語｣で｢活用｣せず、｢修飾語｣になっている⇒｢体言｣だけを修飾する⇒｢答え｣は(ウ)の｢連体詞｣、⑤｢思うことができない｣⇒｢付属語｣で｢活用｣があり｢打消し｣の意味を添える⇒｢答え｣は(コ)｢助動詞｣。
⑦｢おばあちゃんが若かったころ｣⇒｢自立語｣で｢活用｣があり、｢状態･様子｣を表し、言い切りが｢い｣になる⇒｢答え｣は(キ)の｢形容詞｣だ。本校では｢口語文法｣が頻出だ。上記以外の単語も含めて、ひとつでも曖昧(あいまい)なものがあった諸君は確実に復習し定着させておくこと。
＜時間配分目安：全問で２分弱＞
[問四] ｢空所補充の語句選択肢｣(全５問/５択)。
本文中の空所②･③･⑧･⑨･⑮にあてはまる｢語句｣をそれぞれ答える。各選択肢の｢語｣は｢接続詞｣と｢副詞｣など。こうした｢空所補充｣は本校に限らず定番だ。
｢接続詞｣では、｢逆接｣はともかく、それ以外には十分に注意する必要がある｡｢逆接｣以外だと、どれもあてはまってしまう可能性があるのだ。単純に前後を読みつなぐだけではなく、それぞれの｢接続詞｣の｢意味･用法｣を的確に押さえた上で、｢文脈｣を確認する必要がある。
また、｢段落冒頭｣の｢接続詞｣は前段落全ての内容を受けているので留意すること。各空所にあてはまる｢語句｣を確認していく。②には｢逆接｣の｢接続詞｣である(イ)の｢でも｣、③には｢選択｣の接続詞｣である(オ)の｢あるいは｣、⑧には｢こちらの方がより望ましい｣を表す｢副詞｣である(ウ)｢むしろ｣、⑨には｢ひたすら、しきりに、絶えず｣を表す｢副詞｣である(エ)の｢もっばら｣があてはまると判断できるはずだ。｢接続詞｣や｢副詞｣などの｢空所補充｣は定番中の定番だからこそ、絶対に失点してはならない。
＜時間配分目安：全問で１分半＞
[問五] ｢理由説明の空所補充抜き出し｣(全２問/｢５字｣と｢２字｣指定)。
傍線部④｢大人になっていくと、こうした疑問を感じにくくなります｣について、｢これはなぜか｣を説明した｢文｣の空所にあてはまる｢語句｣を、指定の文字数でそれぞれ抜き出して答える。｢こうした疑問｣という｢指示語｣があるので、真っ先に開く(｢指示語｣が出たら即開くこと)。直前から、｢こうした疑問｣＝｢身近な疑問から人生そのものを問うような疑問まで、大小さまざまな疑問｣だと読み取れる。｢説明文｣は｢身近な疑問や人生そのものを問うような疑問を ⅰ として切り捨て、 ⅱ にとらわれてしまうから｣となっている。｢同一意味段落｣から｢理由｣を読み取っていくと(｢論説文｣では｢同一意味段落｣に｢手がかり･ヒント｣がある)、｢答え｣は、 ⅰ ＝｢余計なこと｣、 ⅱ ＝｢常識｣だと特定できるはずだ。
尚、｢論説文｣では｢同一意味段落｣を正確に読み取ることが肝要だと心得よ。
＜時間配分目安：全問で２分半＞
【大問二】
- 時間配分：31分
資料Ⅰは、ギリシア的明朗性の背後には古代ギリシア人の運命的ペシミズムが隠されているのではないのか？――｢アポロン的なるもの｣と｢ディオニュソス的なるもの｣の２つの世界観の対立と統一の原理によって、ギリシア悲劇の起源と本質を問う不朽の名著。
資料Ⅱは、宣長の学問は,若き日の京都で味わった青春の情感をぬきにしては語れない――この情感が平安の和歌,物語の中で確実に追体験されたとき,宣長の「もののあはれ」の思想が生まれた……。本文は｢著作権上の問題｣により未掲載。難解な語句が多いが(｢*注｣が11ある)､なんとか内容を理解したい。｢総合的知識問題｣から｢説明記述｣まで、実に多種多様な設問内容の小問が並んでいる。しかも、なかなかの難問ぞろいで、心してかかりたい大問だ。いくつかチェックしたい。
[問一] ｢例示的表現の抜き出し｣(｢13字｣指定)。
傍線部①の｢『物自体』を具体的な個々の形象として表象せしめる原理｣とは｢どのようなものか｣を｢例示的に言いかえた表現｣を｢十三字｣で抜き出して答える。｢抜き出し｣では、｢抜き出すべき内容｣を特定した上で｢抜き出し範囲｣を絞っていくことが鉄則だ。｢内容｣は無論、｢『物自体』を具体的な個々の形象として表象せしめる原理｣の｢例示的換言表現｣ということになる。｢範囲｣は｢同一意味段落｣(｢論説文｣｢説明文｣｢随筆｣では、｢同一意味段落｣に｢根拠･手がかり｣がある)。
ここでは、資料Ⅰの全文だと判断できる。丁寧に探していくと、本文冒頭から６行目に｢時間、空間という感性の形式｣(13字)という部分がある。内容も文字数もＯＫだ。同じ｢抜き出し範囲｣に他の候補はない。したがって、｢答え｣は｢時間、空間という感性の形式｣(13字)｣だと特定できる。
尚、｢抜き出し候補｣はひとつとは限らないので、｢範囲｣の全てを隈なく探すことが肝要だ。
＜時間配分目安：１分半＞
[問二] ｢理由説明選択肢｣(５択)。
傍線部②｢仮象の原理ということができる｣について、｢それはなぜか｣を答える。
｢選択肢設問｣は｢消去法｣が原則｡
先ずは｢原意消去｣をしたい(｢原意絶対優位の原則｣＝｢設問｣｢傍線部｣等の｢原意｣を最優先に考えること)｡ここは｢理由言説明｣なので、｢仮象の原理ということができる｣の｢直接的理由｣として結びつかない｢説明｣を｢消去｣したい。各選択肢の｢文末｣⇒｢だから｣⇒｢仮象の原理ということができる｣とつながるかどうかだ(｢選択肢｣の説明で最も重要な要素は｢文末｣に記されている)。確認する。
(ア)｢世界の原理となる意志のことであるから｣、(イ)｢物自体の仮象であるから｣、(ウ)｢主観を突き動かすものであるから｣、(エ)｢主観に苦悩を強いることになるから｣、(オ)｢世界は不合理そのものとなるから｣｡さあ、どうだろうか？ ｢仮象の原理｣なのだから、｢仮象であるから｣以外は｢消去｣できなくてはいけない。念のために、｢同一意味段落｣で他の部分の説明を確認する。特に誤っていないと分かる。よって、｢答え｣は(イ)だ｡
実に清々しい｢一発消去｣ではないか。
｢原意消去｣を徹底的に練習し、応用できるようにすべし。
＜時間配分目安：１分強＞
[問三] ｢用例判別選択肢｣(５択)。
傍線部③｢仮象(現象界)の仮象｣について、この｢表現の意味｣の通りにこれを｢正しく用いている文｣を答える。ここは｢用例判別｣なので、先ずは｢仮象(現象界)の仮象｣の｢意味内容｣をとらえる必要がある。｢仮象(現象界)の仮象｣とは｢現象界の表面的な見かけ(仮象)に過ぎないものが、さらにその上に重なる見かけや、現実とは異なる見かけを呈している、という二重の欺瞞性を指す概念｣だと読み解くことができるはずだ。
その上で、｢用例内容｣を読み取っていくと、｢答え｣は選択肢(オ)の｢現実を、より本来的なものの表象と考えた場合、その現実のさらなる表象である芸術は、本来的なものの『仮象の仮象』と言える｣だと特定できなくてはいけない。本問も結局は｢原意消去｣で解くことができたことになる。
畏るべし｢原意消去｣だ。
＜時間配分目安：２分強＞
[問四] ｢古文の内容解釈選択肢｣(５択)。
傍線部④｢なほ清くは去りあへ給ふはで｣について、その｢解釈｣を答える。先ずは｢現代語訳｣することとなる。｢品詞分解｣すると、副詞｢なほ｣(＝それでもやはり)＋形容詞｢清し｣の｢連用形｣(＝きれいさっぱりだ)＋係助詞｢は｣＋動詞｢去る｣の｢連用形｣(＝離れる)＋尊敬語の動詞｢給ふ｣の｢未然形｣＋接続助詞｢で｣(｢未然形接続｣なので｢～ないで｣)⇒｢それでもやはり、きれいさっぱりと離れなさらないで｣といった現代語訳になる。
よって、｢答え｣は選択肢(ウ)｢そうは言ってもきっぱりと離しきることはなさらずに｣となる。
やはり、本校ではこの程度の｢品詞分解｣⇒｢現代語訳｣ができて当然だと考えよ。
＜時間配分目安：２分強＞
攻略ポイント
●本校では一昨年度、｢出題内容｣および｢出題形式｣の大変革があった。特に唐突な｢古文｣の出題は、本校が第一志望の諸君にとっては｢青天の霹靂(へきれき)｣だったに相違ない(この成語が未知の諸君は確認せよ)。その流れなのか、本年度も小問扱いだが、｢古文｣の｢現代語解釈問題｣が出題されたので、対策は不可欠だ。学校の｢古文｣の授業だけでは不十分で、高校の｢基本レベル｣の習得は必須だ。
●一気に重要度を増したさまざまな｢考察問題｣や、細かな判別が求められた｢口語文法｣を含む｢総合的知識問題｣(配点が全体の３割にもなっている)も決して侮れない。十分な練習と習得がより一層必要となる。尚、｢漢字問題｣では６年連続で｢同音(訓)異字判別｣が出題された。それに対する備えも忘れないこと。
●｢長文説明｣や｢論旨説明｣などの一筋縄ではいかない｢説明記述問題｣、そして、｢考察論述｣はどうすれば｢攻略｣できるのか？ 愚直に｢説明記述｣の｢練習｣を続けることに尽きる。先ずは、正否の分岐となる｢最重要要素｣を｢文末｣として他の｢必要要素｣を積み上げていくという手法を完璧にマスターすること。｢内容｣の優先度を勘案し、高いものから積み上げていく。それぞれの｢要素｣を｢20～30字程度｣でまとめられるようにしたい。｢合格ライン｣は６割強程度(本年度の３教科合計の｢合格者最低得点率｣は63.1％)。出題数は少ないが｢説明記述｣｢考察論述｣の｢配点｣は大きいので、｢失点｣はもちろん、｢減点｣もできるだけ防ぎライバルに差をつけておきたい。
●多種多様な｢選択肢設問｣はどうするか？ できるだけ単純な方法で、｢選択肢｣を少しでも｢消去｣しておくということだ。有効なのが｢原意消去｣。それにより可能な限り｢消去｣し、その上で様々な｢解法｣を用いて、最終的に判別していく。したがって、基本的｢解法｣を完全に習得し的確に応用できるようにしておくことが重要だ。｢選択肢設問｣での｢失点｣を防ぎ、｢得点力｣を安定させること。
●試験時間は50分。時間配分にも細心の注意をすること。文章量は安定していない。近年は増加傾向で、本年度は約4100字＋α(大問二の｢資料Ⅱ｣の文字数不明)｡無論、速く正確に読み取ることができた方がいい。分速750字以上を目標に｢読む練習｣を常にすることが重要だ。