筑波大学附属高等学校の傾向と対策
筑波大学付属高校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
英語の攻略ポイント
長文読解問題の配点が7割5分あり、英文の分量も多い。物語文が素材となっており説明文とは異なる読みにくさもある。早い段階から長めの物語文に取り組む必要があるだろう。
和文英訳は、与えられる日本語からはすぐに思いつかないことも多い設問の作りになっているが、基本的な文法が理解できていれば書ける内容であるため点数をかせぎたい。
数学の攻略ポイント
本校の大型問題では、平面図形、立体図形、文章題(方程式)に関する問題がよく出題されている。図形分野の出題は多いが、関数については大問ではほとんど出題されていないという傾向がある。小問集合では、関数を含めて多くの分野から出題されている。
国語の攻略ポイント
「現代文」の大問2題(「論説文」と「小説」あるいは「随筆」)が定着している(2022年度も同。本年度は昨年度同様に「論説文」と「小説」)。「古文」「漢文」は基本的に出題されない。文章量は5000~6000字ほど(本年度は約6000字)。解答数は20ほど(本年度は昨年度と同数で21)。
「設問形式」は、「選択肢」(「不適切」、「本文内容合致」などあり)、「空所補充」、「抜き出し」、「語句等記述」(本年度は未出)、「説明記述」(例年10問程度だったが、ここ数年は減少傾向で本年度は3問)、「漢字の読み書き」(本年度は「書きとり」のみ)、「総合的知識問題」など。本校で立ちはだかるのは何といっても「説明記述問題」だ。先ずは「字数の壁」。「5字以内」から「60~90字以内」程度まで、さらに「字数指定なし」もあるといった幅広さ(本年度は「20~80字」)。「字数」に応じていかに的確にまとめるかという「力量」が問われる。そして「条件の壁」。「複雑な設問条件」が課されるものが多く、過不足なく的を射た「必要要素」を満たすことは至難の業だ。また、一昨年度初出の「考察問題」、昨年度は「自由考察記述」として出題された。昨年度から導入された新たな「大学入試制度」で重視される「思考力・判断力・表現力」が問われている(本年度は未出だったが、油断は禁物)。来年度以降に向けても、従前とは異なるアプローチが求められる。それも含めて最大限の「対策」が必要となる。60点満点。試験時間は50分。
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学校 | 筑波大学附属高等学校 |
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偏差値 | 2021予測偏差値 男 SS62 女 SS60(サピックスオープン80%) |
併願校 |
開成・早大学院・慶応志木・慶應女子・青山学院などが多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 2018年度一般入試の実質倍率について、男子は3.6倍、女子は3.5倍。試験実施は1回のみ、試験科目は5教科(国語・数学・英語・理科・社会)。なお、海外日本人学校及び海外現地校出身者の入学選考があり、2018年度は日本人学校出身者から10名の受検、3名の合格者が、海外現地校出身者から8名の受検、3名の合格者が出た。 |
進学実績 |
2018年度大学合格実績について、国公立大学は、東京大学38名、京都大学4名、一橋大学6名、筑波大学9名、東京工業大学5名等、私立大学は、早稲田大学103名、慶應義塾大学70名、上智大学34名、東京理科大学59名等と難関大学へ合格者を多く輩出している(既卒者含む)。 *是非本サイトでご確認ください。 |
その他 | 平成26年度から開始された文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業の指定校である。さらに、当学校は幹事校になっており当学校の事務局がSGHのホームページを開設、運営を行っている。部活動も盛んで、端艇部(ボート)では大正時代から続く「開成レース」で開成高校と対抗戦を行っている。 |
基本情報 |
所在地 〒112-0012 東京都文京区大塚1-9-1 最寄駅 東京メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩8分、東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」徒歩10分 連絡先 ℡: 03-3941-7176 沿革 明治21年創立。 |
