筑波大学附属駒場高等学校の傾向と対策
筑波大学附属駒場高等学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
数学の攻略ポイント
本校では、関数、平面図形、立体図形、数論に関する問題の出題が多い。出題分野に偏りが見られるが、あらゆる分野について高いレベルに到達していることは大前提である。
そのうえで、頻出分野を中心に十分な演習を積み重ねておきたい。なお、分野別の演習だけでは対応しにくい問題も見られることに注意が必要である。
国語の攻略ポイント
※本校は例年、2回の試験が実施されているが、ここでは「一般生徒募集」についての説明。
昨年度、驚天動地の出題形式の大変革があったが(大問3題から2題へ!)、2022年度は例年どおりの3題に戻った(だが、来年度以降も変更の可能性はあるので、要注意)。
「現代文」2題(「論説文」と、「小説」あるいは「随筆」など)、「古文」1題(「漢文」単独での出題はない)が定番(本年度は「論説文」・「小説」と「古文」)。文章量は例年約4000字ほどだったが(「古文」含む)、本年度は一気に増加して約6500字(今後の動向を注視すること)。解答数は20程度だったものが近年は減少傾向で、本年度は16(昨年度は大問数が減ったので10だった)。「設問形式」は、「選択肢」「抜き出し」などはごくわずかで、「説明記述」が中心(10問ほど。「古文」も含む)。他には「漢字問題」などだ(5問程度)。本年度は、「漢字問題」(4問)、「古文」での「選択肢設問」(1問)、「仮名遣い記述」以外は全て「説明記述」(全10問)。本校の特徴は無論、「説明記述問題」にある。小問数の大半を占め(本年度は80%強)、配点比率も8割以上にもなる(本年度は82%)。「字数指定なし」がほとんどで(本年度は全て)、「内容」も一筋縄ではいかない。「必要要素」を「過不足なく」まとめるには相当なテクニックが必要だ。また、「古文」の「説明記述」も単なる「知識」のみでは対応できないので、しっかりとした対策が必要になる。いずれにしても、完璧な「説明記述対策」が求められる。試験時間は45分、100点満点。
英語の攻略ポイント
読解問題について、2題とも英文量が多い。物語文が素材となっており説明文とは異なる読みにくさもある上、設問レベルも非常に高い。
早い段階から長めの物語文に取り組む必要があるだろう。テーマ英作文は配点も大きく、出来るだけ減点が少ない答案を作成するため、普段の学習から基本的な英文を正確に書く練習を取り入れる必要がある。
プロ家庭教師が合格をサポート
高校受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの高校受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の高校受験専門プロ家庭教師です。
学校 | 筑波大学附属駒場高等学校 |
---|---|
偏差値 | 2021予測偏差値 SS66(サピックスオープン80%) |
併願校 |
「私立高校」では、開成・早大学院・慶應義塾、慶応志木、青山学院などが多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 2018年度の入試では、受験者数121名に対し、合格者数は38名と倍率が高く、昨年度に続き厳しいものとなった。試験実施は1回のみ、試験科目は5教科(国・数・英・理・社)で各45分の100点となり、調査書の100点が加算される。面接・実技はない。一般合格者の最高点は497点、最低点は417点。(なお、附属駒場中学校から100名以上が進学。) |
進学実績 |
2016年の東京大学合格者は109名で、国公立大学合格者(139名)の7割以上が東京大学合格者となった(再受験含む)。私立大学では、早稲田大学に76名、慶應義塾大学に75名、合格している。また近年では、オックスフォード大学やエディンバラ大学、スタンフォード大学などの海外名門大学への合格者も出している。 *是非本サイトでご確認ください。 |
その他 | 当校は2002年度から文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールに指定され、現在は2012年度から第三期の指定を受け、2016年度の5年計画で研究開発を進めている。研究開発課題に「豊かな教養と探究心あふれるグローバル・サイエンティストを育成する中高大院連携プログラムの研究開発」をかかげ、大学との連携や国際交流などにも力を入れ積極的に科学への活動を行っている。 |
基本情報 |
所在地 〒154-0001 東京都世田谷区池尻4-7-1 最寄駅 京王井の頭線「駒場東大前駅」徒歩7分、東急田園都市線「池尻大橋駅」徒歩15分 連絡先 ℡:03-3411-8521 沿革 昭和22年に東京農業教育専門学校附属中学校として創立。昭和27年に東京教育大学附属駒場高等学校と改称、昭和53年から現校名。 |
