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慶應義塾中等部 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「慶應義塾中等部の理科」
攻略のための学習方法

まずは、受験テキストを使って、「物理、化学、生物、地学」の4分野について、重要語句の意味や関連情報、科学現象の原理を丁寧に理解しておきたい。
言葉を答えさせる問題はわずかしか出題されないものの、言葉を知らないと考えづらかったり、言葉を知っていた方が有利になったりする問題は出題されるから、ある程度の語句を覚える必要はある。
言葉を覚えるときは穴埋めの問題や一行問題を解いたり、お家の人にクイズ形式で出題してもらったりすると効率が良い。

言葉をある程度覚えたら、科学現象の原理を知る学習をして欲しい。
受験テキストで述べられている現象がなぜ成り立つのか、学習する都度その理由を考えるのが理想だ。その際、自分で納得するまで図鑑や本やインターネットで調べたり、人に聞いてみたり、自分で図を描いて考えたりすると良い。
この段階では受験テキストの8割程度の知識を身に着ければ良いだろう。

 8割程度、言葉や原理について覚えられたら、引き続き受験テキストを使って、掲載されている演習問題を自力で解けるようになるまで繰り返し解きたい。
数値を使った計算問題には主軸が置かれていないため、計算問題さえ解ければ良いという考え方は本校入試には不向きだが、標準程度の計算問題であれば解けるようにしておきたい。

言葉や原理について、実験や観察結果を通じて問うような問題は数多く練習しておきたい。
本校では文を記述させる問題は出題されないが、現象の原理を問う問題への対応力を身に着けるために、記述タイプの問題に目を通すことが有効だ。
その際に答えを記述してもよいが、答えを口に出して模範解答と照らし合わせるという方法で学習すると良い。初めにテキスト学習をする段階では記憶する知識は8割程度でよいが、上述の問題演習を通じて受験テキストに記載されている知識記憶の精度を10割に近づけていきたい。

本校の入試は時間との戦いでもある。
一通り受験テキストの学習を終えたのであれば、本校の過去問または類する傾向・難度の過去問を解き、最低でも5回は時間内に合格点をとる経験を積むのが良いだろう。
過去問演習終了後には必ず模範解答・解説を良く読み、不足している知識を受験テキストなどで確認して欲しい。必要に応じて知識をまとめた表を作成したり、図解してみたりするとなお良い。
また、そのときに、要求される知識がどの程度の細かさであるのかを併せて確認し、以後の学習時の参考にすると良い。

2020年度「慶應義塾中等部の理科」の
攻略ポイント

2020年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】小問集合/化学・生物・物理 標準 5分
【大問2】電気回路/物理 3分
【大問3】天体/地学 標準 5分
【大問4】ものの溶け方/化学 標準 7分

特徴と時間配分

大問数は去年の5題から変わり4題に減った。その内訳は、分野混合の小問集合が1題、物理、地学、化学が各1題となっており、全体では計25問で時間は25分であった。また、記号選択が18問で適語補充が7問だった。

【大問1】小問集合/化学・生物・物理

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分

 身の回りにある物や生物を題材に、酸・アルカリ性と化学変化に関する問題、花と果物とハチに関する問題、LEDに関する問題などが出題された。会話文中の空欄の中身を考えさせる形式だった。会話文の内容が空欄を埋めるヒントになっている場合があるので、分からない場合は丁寧に読むと良い。

(1)(2) 台所にある物への理解がモノを言う内容であった。ナツミカンにクエン酸などの酸性の成分が含まれることを思い出せれば、その性質を打ち消すための相手として、弱いアルカリ性であり、口に入れても有害ではない重曹(炭酸水素ナトリウム)を発想できただろう。知識が無かったとしても、会話文中の「シュワシュワッ」を手掛かりにしたい。
(3) 植物のからだ、受粉についての問題。受粉によって果実ができることを知っておきたい。また、ハチがその目的を達成するための手助けをしてくれると考えられると良い。
(4) 会話文中の言葉を良く吟味したい。
(5)(6) LEDに関する知識問題。基本的な仕組みについての理解が無いと厳しい。

【大問2】電気回路/物理

  • 難度:
  • 時間配分:3分

回路図の一部が空欄となっており、用意された8つの図から条件に合うような図を選ぶ問題。直列回路と並列回路の違いや、乾電池の直列数と電流の関係、乾電池の向きとモーターの回転方向の関係など、電気回路についての基本的な知識が必要。図の細かな違いを点検しながら解き進めたい。

【大問3】天体/地学

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

基礎的な知識からややマニアックな知識まで含まれていた。少し考えることで解けるものもあるから、知らなかったとしても思考停止にならず落ち着いて考えたい。

(1)~(4) 夏・冬の大三角に関する知識問題。(2)は実際に観測したことがあればその経験を活かせるかもしれない。(3)は七夕伝説を思い出すのも手だろう。
(5) 図の意味を正確に把握すること、文章の内容を手掛かりにすることができれば容易だ。
(6) 木星が太陽系の惑星の中で最も大きいことと、太陽系惑星の順番がわかっていれば正しい選択肢にたどり着けるだろう。

【大問4】ものの溶け方/化学

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

溶解度曲線に関する問題。基本的な知識さえあれば解けるが、グラフの読み取りを丁寧に行う必要があるため、落ち着いて取り組みたい。

(1) 与えられたグラフが水100gに対しての溶ける最大量を表したものであるため、50gの水に対して溶ける最大量を考える場合はグラフの数値の半分にする必要があることに注意したい。わずかな違いが選ぶべきか選ばないでおくべきかの判断に影響を及ぼすので、丁寧に読み取ることを意識したい。
(2) 気体の溶解については受験テキストでは珍しい問題だが、問題文の内容を良く読めば容易だろう。落ち着いて処理したい。

攻略のポイント

ものの名称・性質や現象の原理に関する知識を問う問題が大半を占めるため、学んだ知識を正確に引き出すことが重要だ。そのためにも、問題文をよく読み、問われていることを正しく把握することを意識して取り組んで欲しい。また、知識が無かったり曖昧だったりしても、与えられた文章や図を手掛かりにすることで問題の答えにたどり着ける場合があるため、その点から考えても、落ち着いて問題文を読むことが重要だ。一問にかけられる時間が短いため、スピーディに処理していくこと、解きやすいものから解いていくことも心掛けたい。

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