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駒場東邦中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「駒場東邦中学校の理科」
攻略のための学習方法

[理科知識]
まずは理科についての広範な知識が必要とされる。基本となるのは1問1答式の問題集にはなる。
ただし、注意しないといけないのは、丸暗記では合格水準までは難しいのである。もちろん全ての問題というわけではないが、なぜ、という理由が求められる問題についてはしっかりと説明できるまでの知識が必要とされる。
例えば、今年度の問題だと、大問4の(2)など、まず、礫岩・砂岩・泥岩についての基本的な知識。つまり、小石・砂・泥が、どのように流されてきてどこにたまり、どのようにして岩になっていくのか。言葉だけではなく、しっかり中身の詰まった知識が必要とされ、そして、その礫も人の頭の大きさほどのものとなったとき、どこにつもっていくのか、最後は考えるもとになる知識が必要とされる。
よって、ただ単に一人で、問題集にあたるのでは合格までの効果は薄いということになる。かならず、その理由やその言葉の意味を聞いてあげることが必要となる。そしてそのうえで、子供自身が自分の言葉でその現象なりを説明することが合格への道筋となっていく。上記の礫岩でいえば、答えの礫岩から、礫岩自体を逆に説明させることから始まり、小石が岩になるってどういうことなのか、砂と小石はどう違うのか、等々聞いていき、子供の言葉でいいので、説明させるのである。

[実験・観察のデータ読み取り問題]
何か特別な問題集というより、駒場東邦の過去問自体がベストの対策問題集である。まずは予備知識なく、解いてみよう。
答えは結局問題文中にあるので、勉強の仕方は国語に近いものである。キーワードには印をつけ、わからないところがあれば、解説してあげ、そしてだんだんと子供自身が解き方を解説できるように、繰り返しおこなうこと。
「ここにこうやって書いてあるから、こうやってかぞえて」などと、子供自身が解説できるようになれば、本番でも読みとれるようになる。

[計算問題]
物理・化学系の計算問題については、確かに簡単ではないものが出題されるが、典型問題の範囲内といっていいもの。
知識系の問題のようにどんどん手を広げるのではなく、典型問題をマスターできるまで(マスターとは答えがあっているということではなく、解法を説明できるということ)、何度も愚直に繰り返すことが必要にして十分。

[理科知識]
まずは理科についての広範な知識が必要とされる。基本となるのは1問1答式の問題集にはなる。
ただし、注意しないといけないのは、丸暗記では合格水準までは難しいのである。もちろん全ての問題というわけではないが、なぜ、という理由が求められる問題についてはしっかりと説明できるまでの知識が必要とされる。
例えば、今年度の問題だと、大問4の(2)など、まず、礫岩・砂岩・泥岩についての基本的な知識。つまり、小石・砂・泥が、どのように流されてきてどこにたまり、どのようにして岩になっていくのか。言葉だけではなく、しっかり中身の詰まった知識が必要とされ、そして、その礫も人の頭の大きさほどのものとなったとき、どこにつもっていくのか、最後は考えるもとになる知識が必要とされる。
よって、ただ単に一人で、問題集にあたるのでは合格までの効果は薄いということになる。かならず、その理由やその言葉の意味を聞いてあげることが必要となる。そしてそのうえで、子供自身が自分の言葉でその現象なりを説明することが合格への道筋となっていく。上記の礫岩でいえば、答えの礫岩から、礫岩自体を逆に説明させることから始まり、小石が岩になるってどういうことなのか、砂と小石はどう違うのか、等々聞いていき、子供の言葉でいいので、説明させるのである。

[実験・観察のデータ読み取り問題]
何か特別な問題集というより、駒場東邦の過去問自体がベストの対策問題集である。まずは予備知識なく、解いてみよう。
答えは結局問題文中にあるので、勉強の仕方は国語に近いものである。キーワードには印をつけ、わからないところがあれば、解説してあげ、そしてだんだんと子供自身が解き方を解説できるように、繰り返しおこなうこと。
「ここにこうやって書いてあるから、こうやってかぞえて」などと、子供自身が解説できるようになれば、本番でも読みとれるようになる。

[計算問題]
物理・化学系の計算問題については、確かに簡単ではないものが出題されるが、典型問題の範囲内といっていいもの。
知識系の問題のようにどんどん手を広げるのではなく、典型問題をマスターできるまで(マスターとは答えがあっているということではなく、解法を説明できるということ)、何度も愚直に繰り返すことが必要にして十分。

[まとめ]
実験・観察問題が複数入っているなど、難しさも感じるが、大切なのはやはり基本。あまり気負いすることなく、取り組んでほしいところ。
ただ、「とにかく覚えろ!」的な勉強ではだめで、しっかりと理解しながら勉強を進めることが必要。
なぜ、そうなるのかをいい加減にしないことが求めらる。
そのためには自分の頭で考えつつ、質問ができる環境が大事。
実験・観察問題が複数入っているなど、難しさも感じるが、大切なのはやはり基本。あまり気負いすることなく、取り組んでほしいところ。
ただ、「とにかく覚えろ!」的な勉強ではだめで、しっかりと理解しながら勉強を進めることが必要。
なぜ、そうなるのかをいい加減にしないことが求めらる。
そのためには自分の頭で考えつつ、質問ができる環境が大事。

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2015年度「駒場東邦中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

全体として、難度は低いものとなった。時間が足りなくなることはないものと言える。
大問1から順番に進めていって問題はない。計算問題もさほど高いレベルのものをこなしていく必要はない。
一問一答問題集を1冊仕上げていけば問題ないであろうが、全て丸暗記ではなく、原理を踏まえて憶えるようにしないといけない。

【大問1】小問集合

  • 時間配分:10分

(1)基本問題。必答。
(2)典型問題。必答。
(3)差がつく問題!こういう形ではこれまで聞かれたことはないと思われる。しかし、これまでの勉強の中で例えばアルコールの揮発性については気化熱のとき、ナフタレンは昇華のときにそれぞれ聞いているはずなのである。テキストに出ていないではないが、強調はされていないものである。
(4)さびが酸化であるというのは、まあ、中学受験的には常識の範囲であろう。必答。
(5)基本問題。必答。
(6)光については難度の高いものが出されている。答えないといけない範囲ではないと思われる。
(7)①②小学生は実は大人と比べると、グラフに弱い。大人は中学以降の数学でいやというほど扱ってきたからだ。しかし、慣れてはおきたい。準備としては、ただ単に正答が言えるようになればよいというのではだめで、正答以外の選択肢がなぜだめなのか、説明できないと過去問をやっている意味はないであろう。
(8)基本問題。必答。

【大問2】 化学(気体の発生)

  • 時間配分:10分

(1)基本問題。ア.はいつもの典型問題。あとは常識的な判断であろう。

(2)記述問題である。決して難しい記述ではないのだが、典型的な記述問題とはいえない。
ここで、過去問の記述について注意したいのであるが、過去問の解答例などをみると、当然ではあるが、かなりしっかりした解答が書かれている。
しかし、小学生にそこまで要求するのは少し難しい。例年、合格者に再現答案を書かせても解答例通りの生徒なんてまず、いないのだ。
ここでも、アルミニウムとちがって、食塩が塩酸と反応しないということが伝わりさえすれば基本的に丸が来るものだと思ってほしい。
採点の先生もなるべく読み取ってくれていると思われる。あまり解答例にこだわらないでほしい。

(3)少し難しい。エ.は何度もやった典型問題である。
しっかり×をつけないといけない。残りの3つから一つを消せるかというところである。塩化アルミニウムが水には溶ける、水を蒸発させてはじめて見えるようになるという塩化アルミニウムについての知識が定着できているかどうかがポイント。
知っていてほしい知識である。決して知らなくていい知識ではない。

(4)記述問題。普通は計算問題にして聞く問題ではないかと思うが、記述にしてきた。
もしかして、理科の計算問題はそのほとんどが典型問題であるため(特に化学はそうだ)、意味もわからずに答えの出し方を暗記して合格してしまっている生徒がいるということであろうか。ほとんど当然のことくらいを聞いてきた。しかし、そういうことなのではないかと思う。
小学生に指導するときには、こちらが教え込むのではなく、やはり子供に考えさせ、子供自身の言葉で説明させることがやはり重要なのである。

(5)今年の化学計算は典型的な比例計算問題は下の(6)も含め全く出題せず、なぜか、実験の意味を問題文から読みとることに尽きた。
文章さえ読み取れれば簡単な問題なのであるが、不得意な生徒もいるであろう。
対策はこの問題で十分なので、このように解きますよ、というのを生徒自身に説明させるのである。
不得意な生徒はただ単に式を言い、答えを述べるだけで終わってしまう。何度も繰り返して説明してあげて、生徒自身が言えるようになるまで繰り返すことで必ず力はついていく。

(6)(5)と同じく、計算方法が問題文に全て書かれている。読み取りができるようになっているかどうかがポイントだ。

【大問3】生物

  • 時間配分:5分

(1)必答。問題としては初めて見るであろうが、丸い頭くらいのイメージは持っていないといけない。

(2)典型問題。必答。ダンゴムシの分類。
ダンゴムシは多足類ではない!は、何回も聞いたことでないといけない。しかし、この問題には何故か多足類がない。出題意図がよくわからない。

(3)これも出題意図がよくわからない。イ.とエ.は重なることではないのか。常識的に判断してほしい問題。必答。

(4)これもアとイはまず食べるだろうな、くらいの判断でいいだろう。
オのクワガタはかむ口ではないので外すことは簡単。ウとエはもしかすると微妙な知識になってしまうかもしれないが、カミキリムシは木を食べるのでかむ力がとても強いのである。ダンゴムシなどの虫を食べるのであればあんなに強い力はいらない。
知っておくべき知識である。

(5)ここから(7)までダンゴムシの問題が続くのであるが、どれも中学入試として適切なのかどうかは微妙である。確かに、ダンゴムシがコンクリートに集まっているのは見られるのであるが、実際見た小学生というのも多くはないであろう。結局ダンゴムシで7問つくろうということに無理があるように思われる。

(6)上の(5)はダンゴムシがコンクリートに集まっているのを見て疑問に思うことのできる生徒に対してのものとしてはいいかもしれないが、これはさすがにマニアックな問題であろう。授業中、話でも言われたことはないであろう。
そして問題はこの2問は選択肢問題なので、よくわからなくとも正解してしまう可能性があるのだ。
このレベルの知識で理科の力が図れるとは思えない。

(7)これは電車のつり革広告の問題にもなったものである。思考力を試す問題としてつり革広告には出されていたのであるが、あえて言うが、完全な知識問題である。それも小学生にとってはかなり細かい知識である。大人にとっては当たり前であるが、ある生物の体内にあるウイルスが捕食された後、捕食者の体内で生き続けるというのはどうしたってウイルスについての知識がなければ当然のごとくではないであろう。繰り返すが、ダンゴムシで7問つくろうとしたことでできてしまった問題でしかない。繰り返したりする必要はないであろう。

【大問4】 天体・星の動き

  • 時間配分:5分

一応計算も入った星の動きなのだが、8問ともにあまりにも典型問題すぎる。
1問でも間違える問題があるとすれば、星の動き・知識はもう一度やり直しだ。
全て必答である。

(5)答えは公転と自転しかないわけで、こういう問題は過去問などを繰り返すときは中止しないといけない。
なんだかよくわからないが、取りあえず答えを憶えている小学生が見受けられる。
小学生は大人に比べると脈絡のない丸暗記が得意だ。そしてさらに悪いことにそれでできたと思いこんでしまう小学生さえいる。
選択肢なども含め、なぜそれが答えなのか説明させることはとても大切だ。

【大問5】 てんびん

  • 時間配分:10分

(1)①典型問題。必答。
   ②典型問題。必答。
   ③重さから棒の体積を求める問題はあまりやったことはないであろうが、難易度は高くないと思われる。必答であろう。
(2)典型問題。てんびん+浮力である。できていないといけない。必答。
(3)典型問題。(2)と難度はかわらない。必答。
(4)回転力と浮力を図に書いていけば自然と解答までたどり着けるはずなのだが、必答
でなくともよいであろう。

攻略のポイント

計算問題は決して難しいものは出ていない。あまり突き詰めて計算問題を進める必要はない。しかし、最後の「てこ+浮力」の問題が入っている問題集のレベルのものは進める必要はある。
残りは知識問題である。決してダンゴムシの知識が必要なのではない。一般的な一問一答式の問題集を完成させる必要がある。これはしっかりと完成させよう。
ただし一問一答式の問題集は子供一人で進めると、脈絡のない丸暗記になってしまうので、必ずなぜそうなるのかを確認しながら進めていかないといけない。

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