河川・湖についての問題。

問１・問２　ア. 高知県・四万十川。大規模なダムがないことから「日本最後の清流」と呼ばれている。
　　　　　　イ. 利根川。茨城県・千葉県の境を流れて銚子市で太平洋に注いでいる。
　　　　　　ウ. 長野県・諏訪湖。天竜川の水源である。
　　　　　　エ. 青森県・秋田県にまたがる十和田湖。噴火口のくぼ地にできたカルデラ湖である。

中部地方に関する問題。

問１　岐阜県の旧名・美濃から美濃和紙と呼ばれる。

問２　長良川の鵜飼いは鵜にアユを取らせる漁で観光客に人気である。

問３　輪中は水害を防ぐため、町の周囲を堤防で囲った地域。水屋という避難小屋に食料や舟を用意しておいた。

問４　イ. 結果として観光客が増え経済が潤うことが多いが、条約の目的とされているわけではないので×。

問５　アは京都府、イは新潟県、ウは三重県、エは静岡県。三重県が岐阜と接している。

問６　長野県は中央高地の気候区に属する。周囲を山に囲まれ降水量は少なく、冬の気温が０度以下になるという特徴で見分ける。イのグラフは平均気温が高いので瀬戸内気候であろう。

問７　北陸新幹線は現在、金沢まで開通しており、今後は福井・京都を経て新大阪まで延伸する予定である。

問８　扇状地は水はけがよく、果樹栽培に適している。

和歌や法令を題材にした問題。

問１　防人は北九州の警備にあたる兵役。費用は自分で賄う必要があったため、非常に重い負担であった。

問２　織田信長が商業の発展を促すために取った楽市楽座の施策。

問３　阿倍仲麻呂は遣唐使として唐に渡り、唐で役人となった。唐でみる月に故郷をしのんで詠んだ歌。

問４　老中・松平定信による寛政の改革が厳しすぎたことを揶揄した狂歌。前任の田沼意次の頃はよかったと言っているのである。

問６　箱根や大井川を通るのは東海道。大井川は浅い川で橋が無く人足が客や荷物を担いで運んでいたため、増水すると渡る手段が無かった。

問７　天皇の外戚として摂政・関白となって政治の実権を握り、権勢をほしいままにしていた藤原道長の心境を詠んだ歌である。

問８　Ｅは室町時代、Ｆは江戸時代、Ｇは平安時代のこと。

明治～昭和時代にかけての年表を題材とした問題。

問１　外国人が日本国内で犯した事件について日本側に裁判する権利がないこと(領事裁判権・治外法権)に不満が持たれた。

問２　日本と中国が食指を伸ばしている朝鮮を、ロシアが横から奪おうとしている様子を風刺した画である。

問３　韓国併合は1910年のことなのでアが選べる。

問４　エは日清戦争の講和条約・下関条約の内容である。日露戦争では勝利したものの賠償金は得られなかった。

問６　ポツダム宣言は当初アメリカ・イギリス・中国の三か国の名で発せられ、後にソ連が追認した。

問７　日本がアメリカを中心とする資本主義諸国の仲間入りをしたことになり、日本に米軍基地が置かれる根拠ともなった。

問９　岡本太郎作「太陽の塔」は現在も大阪の万博記念公園にある。

司法制度について。

問１　民事は当事者間での権利義務に関する争い、刑事は刑罰法令に違反して検察に起訴された事件が取り扱われる。

問２　(２)　裁判官は健康を害し職務に支障をきたすような場合や、弾劾裁判・国民審査の結果などで退任させられることがあるので、ウは誤り。

フェアトレードを題材とした問題。

問１　グリーンコンシューマー――環境に配慮した製品を買う消費者。アグリイノベーション――農業分野での生産・流通などの改革。アファーマティブ・アクション――弱者に対する社会的不公平を是正する改善措置。

問２　アはエコマーク、ウはリサイクルマーク、エはＷＷＦ(世界自然保護基金)のマークである。

問３　世界貿易機関(ＷＴＯ)。

問４　生産者・農家の利益を適正にするため、生産者からの買取価格を上げ、十分な収入を得られるようにするべきである。

日本を含め、西側諸国はアメリカの核抑止力(核の傘)に守られている現状があるので、この条約に参加しないことは現実的な対応と言える。一方、唯一の被爆国として核の被害をこれ以上増やさない・核のない世界を目指すのが日本に期待される姿勢であることも事実であろう。
いずれか自分の考えに近い主張を述べればよい。