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麗澤中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「麗澤中学校の国語」
攻略のための学習方法

問題構成

大問は3つ。それぞれに漢字・説明的文章の読解・文学的文章の読解が割り当てられる形がここのところ続いている。文量は計8000~9000字程度総解答数は40~45問ほど。

設問は記号選択・書き抜きを中心に、記述問題も2~3問出題されている。選択肢は5択なので絞り込みを的確にする必要がある。記述問題は文中の言葉を使ってまとめるもの・自分の意見を答えるものの2つのパターンが見られる。

説明的文章の読解

人文科学・社会科学分野からの文章が多い。素材文を解説した文章に穴埋め書き抜きで答える問題がよく出されている。コマ漫画を用いた問題も見られた(2017年度)。また、この分野では「段落分け」が好んで出題されている。説明的文章の読解の技術を磨いておこう。

段落の整理―形式段落を意味段落にまとめる。本校の試験でよく訊かれる問題なので得意になっておこう。意
      味段落には、内容を簡単に表わした「小見出し」をつけておくとわかりやすい。各段落のつながり
      を考える際に役立つ。

要点と細部―段落の最も重要な1文を見つける。傍線などで目立つようにしておこう。それ以外の細部には要点
      の説明・補足などが含まれている。例えや言い換えなどはこの部分にあることが多い。

要旨と要約―要点をつなぎ合わせれば要約ができ、要約のなかで筆者が一番言いたいことが要旨となる。

また、ここ数年はこの分野で意見や考えを訊くタイプの記述問題が出されている(先生の仕事を機械が肩代わりできる具体例・2018年度など)。論理的な思考ができるように意識して学習しよう。 

文学的文章の読解

小説が多く用いられている。大人向けの難しい小説ではなく、理解しやすい平易な文章が使われているので、読みやすいだろう。記述問題も出題されているが自分の考えを述べるようなものではなく、素材文を手掛かりに答えられるタイプの問題である。解説文の穴埋め書き抜き問題もある。文学的文章の読解の基本を押さえておこう。

登場人物
―人数・互いの関係やそれぞれの性格などを確認する。性格が違えば、その行動の意味するところも異
     なってくる。

場面分け―時間・場所・人物の出入などで、場面の切り変わりを判断する。場面の変わり目自体が問題になる場
     合もある。誰のどんなことを中心に描いた場面なのかを考えておく。

心情把握―人物の言動・表情や情景などから、気持ちを考える。問題にされることが多い部分である。多くの小
     説を読み、さまざまな人物のいろいろな性格・考えに触れておくことが、何よりの経験になる。

物語の主題―主人公の成長や葛藤・挫折など、ある程度のパターンはある。このパターンを多く見ておくことも
      大きな武器になるので、ぜひ読書に勤しんでおかれたい。 

記述問題

40~50字ほどでまとめる形が多い。「自分の考えを述べなさい」という論説タイプの問題も出されている。指定の字数で意見をまとめられるように、類似問題で感覚をつかんでおこう。

問題構成

大問は3つ。それぞれに漢字・説明的文章の読解・文学的文章の読解が割り当てられる形がここのところ続いている。文量は計8000~9000字程度総解答数は40~45問ほど。

設問は記号選択・書き抜きを中心に、記述問題も2~3問出題されている。選択肢は5択なので絞り込みを的確にする必要がある。記述問題は文中の言葉を使ってまとめるもの・自分の意見を答えるものの2つのパターンが見られる。

説明的文章の読解

人文科学・社会科学分野からの文章が多い。素材文を解説した文章に穴埋め書き抜きで答える問題がよく出されている。コマ漫画を用いた問題も見られた(2017年度)。また、この分野では「段落分け」が好んで出題されている。説明的文章の読解の技術を磨いておこう。

段落の整理―形式段落を意味段落にまとめる。本校の試験でよく訊かれる問題なので得意になっておこう。意
      味段落には、内容を簡単に表わした「小見出し」をつけておくとわかりやすい。各段落のつながり
      を考える際に役立つ。

要点と細部―段落の最も重要な1文を見つける。傍線などで目立つようにしておこう。それ以外の細部には要点
      の説明・補足などが含まれている。例えや言い換えなどはこの部分にあることが多い。

要旨と要約―要点をつなぎ合わせれば要約ができ、要約のなかで筆者が一番言いたいことが要旨となる。

また、ここ数年はこの分野で意見や考えを訊くタイプの記述問題が出されている(先生の仕事を機械が肩代わりできる具体例・2018年度など)。論理的な思考ができるように意識して学習しよう。 

文学的文章の読解

小説が多く用いられている。大人向けの難しい小説ではなく、理解しやすい平易な文章が使われているので、読みやすいだろう。記述問題も出題されているが自分の考えを述べるようなものではなく、素材文を手掛かりに答えられるタイプの問題である。解説文の穴埋め書き抜き問題もある。文学的文章の読解の基本を押さえておこう。

登場人物
―人数・互いの関係やそれぞれの性格などを確認する。性格が違えば、その行動の意味するところも異
     なってくる。

場面分け―時間・場所・人物の出入などで、場面の切り変わりを判断する。場面の変わり目自体が問題になる場
     合もある。誰のどんなことを中心に描いた場面なのかを考えておく。

心情把握―人物の言動・表情や情景などから、気持ちを考える。問題にされることが多い部分である。多くの小
     説を読み、さまざまな人物のいろいろな性格・考えに触れておくことが、何よりの経験になる。

物語の主題―主人公の成長や葛藤・挫折など、ある程度のパターンはある。このパターンを多く見ておくことも
      大きな武器になるので、ぜひ読書に勤しんでおかれたい。 

記述問題

40~50字ほどでまとめる形が多い。「自分の考えを述べなさい」という論説タイプの問題も出されている。指定の字数で意見をまとめられるように、類似問題で感覚をつかんでおこう。

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2018年度「麗澤中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

文量は計8800字ほど。総解答数は45問。記号選択と書き抜きが多いが、記述問題も50字のものが2問出されている。時間に大きな余裕はない。

素材文を何回も読み直す時間は無いので、素早く的確に答えを探せるように力をつけておく

【大問1】漢字の書き取り

  • 難度:標準
  • 時間配分:3分

「七転び八起き」を四字熟語にすると「七転八起」。

⑨・⑩毎年2問はこのクイズ形式の熟語問題が出されるので、類似問題で慣れておこう。

<時間配分目安:3分>

【大問2】論説文の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:22分

科学技術の著しい発達が予想される二十一世紀に、我々は何を考えどう行動していくべきなのかを考察している。

問一 技術の発達が二十一世紀の社会にもたらす大きな変化(第一段落)、そのような社会で生きていくための留
         意点(第二段落)、まとめ(第三段落)、という内容で分けられる。本校はこのような形式段落を意味段落に
   まとめる問題がよく出されているので、得意になっておいたほうが良い。

問二 「これまで」にこだわれば「前代未聞」。「これまでもこれからも」と意味がやや広くなる「空前絶後」
   でも正解になるだろう。

問四 直前の悪い状況だけを指しているのではない。「今後の社会」は100%悪くなるとは言っていない。技術
   の進歩が良い面でも悪い面でも大きな変化をもたらすであろう二十一世紀、ということで両面を含んでい
   る。

問五 【b】は「a.単純作業」とは逆の、「クリエイティブ(創造的)」な内容の五字が入るので、傍線Cより前
   だと「発見や発明」が見つかる。

問六 機械には単純作業が向いているので、工作などの技術を要する科目の見本制作や、漢字や選択肢問題の採
   点など答えのはっきりした分野の作業は任せられるだろう。

問七 選択肢オはこの比喩を現在の我々なら、と当てはめたものなので選ばない。「長年の常識ががらりと変
   わってしまった」ことの例えであると説明されている。

問八 オは、本文中では「同じ価値観を共有する人々」に限定されていないので×。ア・ウ・エもそれぞれ本文
   と合わない部分がある。

問九 傍線部は直接にはすぐ前の文の「そのようなあり方」と同じ内容だと思われる。「そのような」は前の文
   「これまでに~起こしていく」を指している。「さまざまな問題」は「技術の進歩により二十一世紀に起
   こる負の問題」と詳しく書けばわかりやすい。「見識・行動」は傍線部の「考え方・生き方」と呼応する
   だろう。

問十 選択肢エのような、「人工知能に任せきり」でよいという主張は展開されていないので×。

<時間配分目安:22分>

【大問3】小説の読解

  • 難度:標準
  • 時間配分:25分
  • ★必答問題

人口知能に心を持たせる研究に主人公たちは疑問を抱くが、研究者たちの考えに賛同し、協力することにする。

問二 数行後で恥ずかしさと相手を傷つける恐れがあると書かれている。

問三 この後で山さんと川さんが真剣に自分たちの研究意図を説明していることからも、この質問が二人の研究
   の核心を突いていたのだとわかる。

問五 進化したコンピューターの「考える」とは、「学び、創造する」という人間の思考の領域に踏み込むこと
   になる。一方、これまでの古いコンピューターの「考える」は、人間から与えられたデータ・プログラム
   を「引き出して」処理する作業であった。選択肢エの「データの保存」は「考える」ことにあたらないの
   で選ばない。

問七 二人の表情のかたさは、説明に夢中で真剣になっていたからであろう。おだやかな口調だったことから
   も、「伝わるか不安」といった様子は読み取れない。

問八 人間の「感情・心」に配慮して柔軟な行動がとれるかということで判断すればよい。エとオは身体反応へ
   の対応やプログラムに沿った型どおりの反応なので、2に当たる。

問九 傍線G・Hは、すぐ前の山さん・川さんの会話の中の「人工知能に心のような思考が芽生え、それが負の
   方向にかたむいたいしまったら」・「心を正の方向に向かせる技術」の部分に当たる。ここをそのまま
   使っても得点は得られるだろうが、「負の方向」や「正の方向」では具体性に欠けるので、文中からもう
   少し詳しく説明した部分を見つけてこの部分に当てはめれば、もっとよい答えになる。

問十 二人の説明に共感・賛同している様子なので、「断る理由がなくなった」といった消極的な気持ちではな
   い。 

<時間配分目安:25分>

攻略のポイント

文量と問題数が多いのでスピードが必要である。
選択肢問題は5択なので、最初から正解を予測して当たらないと無駄に迷う可能性がある。記述問題も40~50字ほどと、相応の手間がかかる。考えたことを字数でうまくまとめられるように練習しておくこと。

全体としてはオーソドックスな試験でありここ数年は設問の傾向も一定なので、過去問を繰り返して十分に慣れておこう。クイズ形式の漢字も類題をこなしてこつをつかんでおけばすぐ答えられる。

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