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立教池袋中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2016年度「立教池袋中学校の国語」
攻略のための学習方法

【問題構成】
大問5つで問題数は33問。長文読解・詩(短歌・俳句)・漢字という組合せがここ数年のだいたいの定形となっている。

【読解問題】
物語文・論説(説明)文・随筆文、あるいはこのうちの2種類で3問ほど出題されるのが通例である。
物語文4000~5000字・その他2000~2500字と、全体の文字数は8000~10000字にもなる。読解のスピードをつける練習が必要である。

形式は選択問題と書き抜き問題が主で、自分で考えて書く問題も数問含まれる。

書き抜き問題は注意が必要である。通常、書き抜きの答えを探す範囲を指定する(~行目より後から・・・など)試験も多いのだが、本校ではそうした指示は無い。漫然と探すと本文全体を読み返すはめになる。特に物語文は文量が多めなので、探すのに手間取ると大きく時間を失う。設問と下線部を最初に確認しておき、読み進めながら使えそうな箇所をチェックしておくという進め方で過去問に慣れておきたい。
自分の言葉で書く問題は、テーマとも関係する部分が多いので、素材文全体をよく考えて下線部周辺だけにとらわれないように気をつける。

また、第二回試験では、長文の記述問題が出題される場合がある。第二回での受験を考えている人は、長文記述の練習にも取り組んでおくことが肝要である。

【漢字・言語事項】
大問1つに漢字が割り当てられるのが通例である。合わせて慣用句などの言語事項が出される年度もある。
それほどの難問は見られない。一般的な漢字練習帳やことわざ・慣用句問題集を丁寧に覚えてあれば足りるだろう。問題数は少ないが、あまり差がつかない分野なので確実に得点したい。

【詩・短歌・俳句】
韻文については生徒の作による詩や俳句を用いた問題が多く見られる。年齢が近い分、内容が理解しやすいものが多い。普段の学習でも、中高生くらいの作者による詩・短歌などに多く触れておくとよい対策になるだろう。

《まとめ》
男子校の国語の問題としてはやりごたえのある試験である。文字数も多く、言葉で記述する問題も多い。50分で終えるには、速さが必要である。
ただ、合格者平均点はさほど高くなさそうでもある(60~65点?)ので、書き抜き問題で答えを探すのに時間がかかりそうなものは諦めるのも一つの方法である。

・文字数が多いので読むスピードをつける。
・書き抜き問題で時間をロスしないように試験の解き進め方を工夫する。
・詩・短歌・俳句などの問題を多くこなし、韻文に対する感覚を磨く。

例年、試験問題の形がほぼ一定なので、できるだけ多くの過去問をこなして慣れておくことが特に有効な試験である。

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2016年度「立教池袋中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

例年通り、解答数は33問。大問5つは物語文・論説文・随筆文と詩と漢字という構成になっている。素材文は合わせて7500字ほどになり、文量は多い。
抜き出し問題が多く探すのに手間取ると時間が足りなくなるので、まず下線と設問を確認して読みながら抜き出せる部分の目星をつけるなど、手際よく解き進む必要がある。

【大問一】物語文

  • 難度:やや難
  • 時間配分:16分
  • ★必答問題

(一) 「席を外す」は一時その場から離れるという意味。
(三) 「どこに」という質問なのだが、場所を探してしまうと迷ってしまう。不思議な力で過去に戻っている場面なので、「時」に注目する。
(四) 「過去」に来たときと同じ現象が起こり始めた場面がある。続いて、主人公の言葉が湯気になって相手に届いていないという場面が描かれているので、この時にはもう「過去」から離れ始めていることが読み取れる。
(六)・(七) 自分の言葉で答える問題も出題される。(七)は正確に現在に限った事実を書かなければならない。二人が結局「別れた」のかどうかは現在では確定していないことなので、ここでは使ってはいけない言葉である。

【大問二】論説文

  • 難度:
  • 時間配分:13分
  • ★必答問題

(二) 食を例に出している文の冒頭に「あるいは」とある。この前にもう一つ別の例が出ていることが考えられる
(三) 木綿について書かれた段落で、繰り返し出てくるキーワードに気づけば良い。現在では当たり前でも、当時としては新たに手にした「贅沢」だったのである。
(七) 筆者が注目しているのは大きな「事件」ではなくありふれた「日常」であることから、「日常を見る」といった内容で探す。

【大問三】漢字の書き取り

  • 難度:標準
  • 時間配分:2分

基本レベルの漢字である。得点源としたい。

【大問四】随筆文

  • 難度:やや難
  • 時間配分:13分

少し内容が難しいかもしれないが、絵本の時代(親と未分化で記憶が定かでない)と文字ばかりの本の時代(自我ができ、記憶が残るようになる)とでわかれている点が整理できているかどうか。
(一) 「読み聞かせ」という題材なので、読んでいる人の声は含まれるであろう。
(六) ここは「絵本の時代」のことであるから、答えは「文字ばかりの本の時代」部分から探せば良いということになる。

【大問五】詩

  • 難度:やや難
  • 時間配分:6分

このように、生徒の作った詩を用いた問題がここ数年よく出題されている。できれば、同年齢くらいの学生の作による詩を多く見て慣れておきたい。
(一) 詩で描かれている情景の全体を考えて、無理のない答えを選ぶ。

攻略のポイント

書き抜き問題では探す範囲が指定してある試験が多いものだが、本校はそれが無い。うっかりすると全文を何度も読み返すはめになる。
本文を読む前にまず設問にざっと目を通し、書き抜き問題で使えそうな箇所をチェックしながら読み進むのが良いだろう。詩や短歌・俳句が好んで出される傾向にあるので、類似問題を多くこなして、慣れておきたい。
また、第二回の試験では長く記述する問題が出されることが多いので、第二回での受験を考えている人は対策を怠らないようにしたい。

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