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洗足学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「洗足学園中学校の算数」
攻略のための学習方法

学習方法

・一般的に、算数の合格者平均点と受験者平均点の差は他教科より大きくなる傾向があるが、本校ではその傾向が比較的強い。したがって、算数の強化が非常に重要である。

・問題の難度は年によってかなり変化している。
算数の難度は年度によって、ややばらつきが見られる。学習状況によっては、少し前の過去問に触れておくのもよいだろう。なお、本校のホームページからは、過去問がダウンロードできるので、利用してみるとよい。ただし、2008年度以前の問題にはかなり難しい問題も含まれるので注意したい。

・本校では、条件や状況を整理しながら考える力が強く求められる。かつては、ひらめきや発想力が必要な問題がいくつか出題されていたが、近年では、条件を整理しながら考える力を問われる問題が多い。複雑な問題でも、図や表にしてみることで、解法が見えてくることが多い。日頃から図や表を書いて考える学習を心がけたい。

・過去問の類題が出ることがある。
本校は、過去問の類題が出題されることがあるので、過去問対策はしっかり行う必要がある。正解できなかった問題はよく復習しておくとよいだろう。例えば、【大問4】(3)のような、同じ比率の図形に注目するような問題は、過去に(近年も含めて)何度も出題されている。

・【大問2】【大問3】の一行問題対策
一行問題とはいえ、一部ではあるがやや難しい問題もある。しかし、標準的な内容をきちんと理解していれば、正解すべき問題には対応できる。まずは、分野を問わず、標準レベルの問題が解けるように練習しておくことが重要である。

・グラフ問題の対策
本校の入試では、後半の大型の問題でグラフを利用する問題が頻出である。ダイヤグラム・水そうグラフ・グラフを絡めた点の移動などに対しては、力を入れて学習しておく必要がある。やや難しめの問題にも触れておきたい。速さの問題では、グラフが与えられていない問題でも、日頃からダイヤグラムを利用しておくとよい練習になるであろう。

・数の性質の対策
この分野を苦手にする受験生は少なくない。苦手な受験生は、一度基本にもどって原理からしっかり理解してみるのもよいだろう。

・解答形式は一部記述式
式や考え方を記述する問題が一部ある。本校では、答えが正しければ正解と判定されるが、途中式もきちんと書いて部分点を得られる練習を怠らないように注意したい。本校の教員によると、高得点者の答案ほど、しっかりポイントをおさえて説明が書かれているようである。

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2018年度「洗足学園中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

試験時間は50分で、【大問1】が計算問題、【大問2】【大問3】が一行問題、【大問4】以降が大型問題という例年通りの形式である。

今年度は、標準的な問題だけでなく、やや解きにくい問題も出題されている。分量もやや多いので、試験時間にも注意したい

【大問Ⅰ】四則計算

  • 難度:
  • 時間配分:1分

毎年恒例の計算問題。確実に正解すべき問題である。

【大問Ⅱ】一行問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分
  • ★必答問題

いずれも基本的な一行問題である。

(1)は、燃えていくロウソクの長さの問題。旅人算と同様に考えればよい。

(2)は割合と比に関する典型的な問題。

(3)は和と差、消去算に関する問題。いくつか解法があるが、いずれの解法でも計算しやすいようになっている。

(4)は速さの問題で、歩数・歩幅を考えるタイプである。

【大問Ⅲ】一行問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:20分

引き続き一行問題だが、【大問2】よりは難易度が高くなっている。算数が得意な受験生と苦手な受験生で差が付きやすい問題が目立つ。

(1)は条件整理の問題。2つの条件を図に表してみると分かりやすい。しかし、ミス(答えが1つずれる等)をしやすい問題なので、油断せず注意深く取り組みたい。正答率は意外と低いのではないだろうか。

(2)は平面図形。相似な図形を作ることで解決できる。

(3)は仕事算。答えを求めるまでに複数のステップを踏む必要があるが、考え方自体はそれほど難しくはない。

(4)は速さの問題。やや応用レベルの定番といえる問題で、経験の差が出やすい。

【大問Ⅳ】食塩水

  • 難度:やや難
  • 時間配分:13分

(1)は、2つの食塩水に同量の水を混ぜて、濃さを等しくする問題。溶けている食塩の重さの比、食塩水の重さの比に注目すればよい。この問題は正解しておきたい。

(2)は、2つの食塩水から一部を取り出して交換し、濃さを等しくする問題。等量交換ではないが、両方の食塩水をすべて混ぜたときの濃さを考えればよいことには変わらない。

(3)は、2つの食塩水から一部を取り出して交換し、解けている食塩の重さを等しくする問題。等量交換ではないために、解きにくく感じた受験生は少なくなかっただろう。

【大問Ⅴ】速さ

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分
  • ★必答問題

2人の間の距離を表すグラフを読み取って考える問題。通常のダイヤグラムに書き直すことが重要である。

(1)は易しい。

(2)は妹の速さを求める問題。2人の速さの比を求めることがポイントである。

(3)もダイヤグラムを活用する問題。学校で公表されている正答率は低いのだが、落ち着いて取り組めば決して難問ではない。

攻略ポイント

【大問3】以降のことを考えると、【大問1】【大問2】は短時間で終わらせて時間を稼いでおく必要がある。

【大問3】【大問4】は、やや難易度が高い問題も出題されている。まずは、解きやすい問題を先に解いて、解きにくい問題にあまり時間をかけないようにしたい。

【大問5】は落ち着いて取り組めば、【大問3】【大問4】より得点しやすいだろう。学校公表のデータによると、最終問題の(3)の正答率が低いが、時間切れで取り組めなかった受験生が少なくなかったのではないだろうか。

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