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横浜共立学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2021年度「横浜共立学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

スライド式学習

「横共対策」では当然、「地理」「歴史」「公民」全単元・全分野、「時事問題」の「知識」を確実に定着させることが最優先となる。

「基礎的事項」はもちろん、細部にわたる「深知り知識」や「背景の理解」も求められるので、テキストの「注」や「囲み説明」等のチェックも忘れないこと。

完璧な「知識定着」が欠かせないのだが、残念ながら人は忘れるもの。時が経てば経つほど忘れる。ここに落とし穴がある。基本的に「暗記」が最重要となる「社会」では、各単元をいつ学習し定着させたのか、その時期が問題となる。

塾では通常、本格的な受験勉強が始まる5年になってから、「地理」⇒「歴史」⇒「公民」と単元消化していき、6年の夏休み前には終える。その後は「復習」となるが、メインは圧倒的に定着すべき事項の多い「歴史」にならざるを得ない。

そのまま、秋から冬となり「過去問演習」と続いていく。6年で学習した「公民」はまだしも、「地理」はどうだろうか? 実質的に1年以上の空白が生じてしまう。それはまずい。「地理」でも「詳細な知識」が求められる横共ではなおさら。

そこで、独自の「復習」が必要となる。塾での学習時期とはずらして(スライドさせて)、まだ時間的に若干の余裕がある5年の冬休みやその後の春休みを利用して徹底的に「地理」の「復習」をしておく。「重要事項チェック問題集」のようなものを活用するといい。

さらに、その後も定期的に「地理」の理解を深めるような学習をこっそりと続けておくことで、ライバルに差をつけておきたい。

いもづる式学習

全単元・全分野に共通だが、「暗記事項」はそれぞれ単独で(要は単なる「一問一答方式」)定着させていても無意味だ。バラバラに覚えているだけでは、自分が覚えた通りに問われなければ結びつかないし、関連問題にも答えられない。ましてや、横共おなじみの「クセのある設問」など絶対に無理だ。

そこで重要となるのが「いもづる式学習法」

「点」で覚えているものを「線」で結び、さらには「面」をも理解するには不可欠の学習法だ。1つの「暗記事項」を確認する際、それに関連すると思われる「事項」を次から次へと思いつく限り引き出していく。単元も無視する。

もし「言葉」としては覚えていても「内容」があいまいになっているものがあれば、すぐに確認しておく(ここでも「復習」できる)。また、それらは「線」で結びついているはずなので、どのように結びつくのかを確認していく。その上で、それらが結びつく背景(=「面」)をも理解するようにする。

このようにして改めて暗記し定着させた「事項」はどのような問われ方をしても、「線」で結びつけて答えられることになる。無論、横共で求められる「多角的思考」にも「いもづる式学習法」は力を発揮する

手づくり式学習

特に「歴史」単元の「復習」で必要となる。塾での「歴史」の学習は通常、「政治史」を軸とした「通史」として「時代別」「時代順」になっている。

しかし、横共ではそんな単純な出題はない。特定の切り口での「分野史」が多いし、必ずしも「時代別」「時代順」ではなく様々な時間軸で出題される。

それらに対応するために必要なのが「手づくり年表」だ。「政治史」「社会経済史」「外交史」「文化史」「人物史」等の「分野史」別の「年表」を作成しながら復習する。その際、「原始」~「現代」という長い時間軸にする。当然、「重要事項」だけしか記入できないが、それでいい。「関連事項」を頭に思い浮かべるようにすれば、「いもづる式学習」にもなる。

さらに、その「年表」には「西暦」だけでなく、「世紀」と「日本の時代名」「中国の王朝名」も対応させて記入しておきたい。「西暦」と「世紀」や「時代」がすぐに結びつかないと答えられない問題が多いからだ。「年表づくり」を楽しみながらやってみよう。

細部へのこだわり式学習

「問題解説」でも指摘したが、「横共攻略」で欠かせないのが「細部へのこだわり」だ。

「多角的思考」をするに当たっての前提は無論、それぞれの「要素」をいかに正確に読み取るかということ。そこから「考えるヒント」を見つけ出す。そのためには「細部」にこだわって読み取ることが必要となる。当然、トレーニングが欠かせない。

過去問や練習問題等を用いて、各「要素」の細かな「意味」「資料の数字」や「関連事項」などを全て材料として、そこから何が導き出せるのかを確認する練習をしなくてはいけない。導き出せることについては、過去問や問題集の「解説」に示されているはずなので活用する。

こうした「細部へのこだわり学習」を続けることで、次第に様々な「要素」から着目すべき「手がかり」が自然と浮かび上がるようになる。後は自分の「知識」とつなげて考えればいい。

意識継続式学習

どのような場合であっても、常に何かを「意識」しながら学習することが重要だ。漫然と机に向っていても無駄だ。その時々、何を目的としてどのような学習(たとえば、上記の「○○式学習」)をしているのか、具体的に「意識」し続けていることが大切。

そうして何かを「意識」することが継続できるようになったら、次は同時にいくつものことを「意識」しながら学習したい。横共の入試本番では40分という制限時間の中で、様々な「要素」を考え「条件」をクリアして答えなくてはならない。

だからこそ、「設問形態」を正しく理解しているか? 「要素」は全て確認したか? 「細部へのこだわり」や「他の設問」との「関連」は大丈夫か? 「条件」を満たしているか? つまらないミスはないか? といったようなことを、問題を考え、解き、解答欄に答えを書き入れるいくつもの段階で常に「意識」しながら学習する必要がある。

入試では見直しの時間はないと思った方がいい。常にそれらの「意識」を継続しているということは、何度も「見直し」をしていることになるのだ。

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2021年度「横浜共立学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1⃣は「単元融合型総合問題」(「地理」「歴史」「公民」が混在)。「箱根駅伝に関連するリード文」からの出題。小問は全12問(解答数12)、「選択肢」(「不適切」あり)、「地名・人名・事項記述」(「漢字指定」あり)、「説明記述」(「字数指定なし」3問)。大問2⃣は「地理」。「世界遺産」に関連する出題。小問は全7問(解答数10)、「選択肢」(「形状判別」あり)、「県名・自然地名・事項記述」(「ひらがな指定」あり)、「地図記号記入」。大問3⃣は「歴史」。「京都の歴史」と「図版」に関連する出題。小問は全9問(解答数15)、「選択肢」(「時期整序」「時期・位置特定」、「組み合わせ」「複数完全解答」あり)、「事項・人名記述」(「漢字指定」あり)。大問4⃣は「公民」(「時事」2問あり)。「安倍晋三内閣」に関連する出題。小問は全6問(解答数10)、「選択肢」(「不適切」「正誤判別」、「組み合わせ」あり)、「事項記述」(「カタカナ指定」あり)。時間配分は、「説明記述」は各2分ほど、他は3問で2分強というペース。無論、圧倒的なスピード感とメリハリのある「戦術」が求められる。

【大問1】「総合」

  • 難度:やや難
  • 時間配分:13分

「2020年、『箱根駅伝』創設100周年」という「時事ネタ」を切り口として、それに関連しての「リード文」からの「単元融合型総合問題」。「地理」「歴史」「公民」の各単元からの出題。本校としては「標準レベル」の問題が並ぶが、「説明記述」を含め「公民」でやや難解な問題があるので、要注意だ。以下、いくつかの設問を確認してみる。

[問2] 「下線部についての条件付き理由説明記述設問」(「字数指定」なし。「60字ほど」の解答欄)。
「歴史」単元。「リード文」中の下線部②の「日比谷」では「日露戦争の講和条約に反対する民衆の暴動」が起こったが、「民衆が条約に反対した理由」を説明する。「条件」は「条約の名称を入れて説明する」こと。無論、「ポーツマス条約」に反対した「日比谷焼き打ち事件」(1905年)のことだと誰でも知っているはず。「反対した理由」についても、「賠償金を得ることができなかったから」だと理解しているに決まっている。だが、「60字ほど」の「説明」となるとどうか? 「背景」も含めてしっかりと説明することが求められているのだ。ひと工夫して、的確にまとめたい。たとえば、「多くの戦死者を出し、人々は戦費のための増税にも苦しめられたのに、ポーツマス条約では賠償金を得ることができなかったから。」(59字)といった「答え」だ。本校志望者は、必須定着事項や端的な内容を暗記するだけではなく、「背景」をも理解し定着しておく必要があると心得よ。
<時間配分目安:2分>

[問3] 「下線部に関連しての内容説明記述設問」(「字数指定」なし。「90字ほど」の解答欄)。「公民」単元。「リード文」中の下線部③の「国道」を管理する「地方公共団体の執行機関である首長と議決機関である地方議会」が、互いに「けん制し合うためにそれぞれが持っている権限」を説明する。「地方自治」についての「深知り知識」が求められている。エアポケットになっている可能性がある。「首長」と「地方議会議員」はともに住民の直接選挙によって選出される「二元代表制」なので、お互いを「けん制し合うための仕組み」があることは知っていて当然だが、それぞれの「権限」を的確に説明することができるかどうかだ。ポイントは、「首長に対する議会の不信任決議」とそれに対する「首長の議会解散権」、そして、「議決に対する首長の再議権」になる。補足しつつ分かりやすくまとめていく。たとえば、「地方議会には首長に対する不信任決議を可決する権限がある一方で、それに対して首長は地方議会を解散する権限を持ち、さらに、地方議会の議決に対しての再議権、つまりは拒否権が与えられている。」(91字)といった「答え」になる。本校では、本問のような難問が出題される。くれぐれも用心したい。
<時間配分目安:2分>

[問4] 「下線部に関する空所補充語句記述設問」(「漢字3字」指定)。
「公民」単元(だが、ほぼ「一般常識」)。「リード文」中の下線部④「テレビ」に関して、「テレビ局には広告料などで番組がつくられている民間放送局と、視聴者からの で番組がつくられているNHKがある」が、空所に「入る語句」を「漢字3字」で答える。「民放」と「NHK」、誰もがお馴染みだ。もちろん、「NHK」にはお金を払っていることは知っているはず。だが、それを何というのか? まあ、常識だ。「答え」は「受信料」。ちなみに、「NHK」=「日本放送協会」は「公共放送」で法律によって運営されていることは知っておきたい。尚、「公民」に関してはテキストにあるような「知識」だけではなく、一般社会の「常識」に対して常に敏感であることが必要だと心得よ。
<時間配分目安:30秒以内>

[問6] 「下線部についての時期判別不適切選択肢設問」(4択)。
「歴史」単元。「リード文」中の下線部⑥「第二次世界大戦」の後、「日本がサンフランシスコ平和条約によって主権を回復するまでのできごと」として「誤りのあるもの」を答える。「第二次世界大戦」=「1939~1945年」、「サンフランシスコ平和条約締結」=「1951年」は周知のはずだ。各選択肢の「できごと」の「時期判別」をして「答え」を確認する。(ア)「第1回原水爆禁止世界大会」⇒「第五福竜丸事件」がきっかけになったことは知らなくてはいけない⇒事件翌年の「1955年」=不適切。(イ)「日本国憲法施行」⇒「公布」が「1946年11月3日」で「施行」は「1947年5月3日」ということは必須定着事項=適切。(ウ)「初の女性国会議員誕生」⇒女性に初めて参政権が認められ、39名の女性国会議員が誕生したのは「1946年」だと知っているはずだ=適切。(エ)「労働三法制定」⇒何年かは知らなくてもいいが、「GHQによる民主化政策」によるものだとは知っていて当然⇒「占領期間中」だ=適切。ちなみに、「労働組合法」=「1945年」、「労働関係調整法」=「1946年」、「労働基準法」=「1947年」。よって、「答え」は(ア)になる。尚、本問では問題なかったが、「サンフランシスコ平和条約締結」は「1951年9月」だが、実際の「占領期間」は条約が「発効」した「1952年4月」まで続いていたので注意せよ。
<時間配分目安:1分弱>

[問12] 「下線部についての選択肢設問」(4択)。
「公民」単元。「リード文」中の下線部⑫の「全世界」の人々が「健康な生活を送ることができるように、感染症のぼくめつや公衆衛生の向上に努めている国際機関」を答える。選択肢は全て「アルファベット略称」だ。各選択肢をチェックし、「答え」を特定したい。(ア)「WTO」⇒誰もがお馴染みの「世界貿易機関」。(イ)「WHO」⇒「新型コロナウイルス」関連のニュースで何度も見聞きしたはずの「世界保健機関」だ。(ウ)「FAO」⇒やや分かりづらいか? 「国連食糧農業機関」。(エ)「ILO」⇒本校志望者であれば、押さえているはずの「国際労働機関」だ。よって、「答え」は(イ)になる。国連の専門機関などの国際機関については頻出だ。「日本語の正式名称」・「機関の役割」、そして、「アルファベット略称」をセットで定着させておくこと。
<時間配分目安:30秒弱>

【大問2】「地理」

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分

8件の「世界遺産」をテーマとしたさまざまな小問が並んでいる。「地理」の平易な問題が多いので、一気に得点を重ねたい大問だ。ただし、「目くらまし」があるので要注意。以下、いくつか検討する。尚、小問の中の「世界遺産名」には《 》がつけてある。

[問2(1)] 「テーマについての形状選択肢設問」(4択)。
《屋久島》は《白神山地》と同じ年に「世界遺産」に登録されたが、示されている「島の形状」の中で、「屋久島と同じ都道府県にある島」を答える。見慣れているはずの「島の形状」が並んでいる。即座に(ア)=「佐渡島」(新潟県)、(イ)=「淡路島」(兵庫県)だと特定できなくてはいけない。「縮尺」が同じではないので一瞬戸惑うかも知れないが、(ウ)も「小豆島」(香川県)だと判断できるはずだ。よって、「消去法」で(エ)が「答え」になる。もちろん、諸君は「形状」そのもので(エ)=「種子島」(鹿児島県)と分かり、「消去法」を用いずとも「正解」できるに違いない。あまり特徴のない「形状」だが、「柿の種」と同じだと覚えておけばいい。尚、本問はさほど難解ではなかったが、「都道府県」を含めて「形状判別」は頻出なので、常に「地図」を確認しながら「形状」を記憶にとどめておくこと。
<時間配分目安:30秒>

[問2(2)] 「テーマについての自然地名記述設問」。
《屋久島》のある都道府県にある火山灰におおわれた台地である「笠野原」は「何半島か」を答える。仮に「屋久島」と都道府県とが結びつかなくても、「笠野原台地」そのもので「シラス台地」=「鹿児島県」だと特定できるはず。では、「半島」は? 「鹿児島県」には南部の東西に2つの「半島」が突き出ていることは周知のこと。無論、「薩摩半島」と「大隅半島」だ。さあ、どっちだ? 当然、「東側」の「大隅(半島)」が「答え」になる。「東西に突き出た2つの半島」、「鹿児島県」以外で混同しやすいのが「青森県」だ。「津軽半島」と「下北半島」、東西はどちらなのか、自分でしっかりと確認しておきたい。
<時間配分目安:30秒>

[問3(2)] 「テーマについての選択肢設問」(4択)。
「合掌造り」(=「本問(1)」の「答え」)で知られる「白川郷・五箇山」の集落は、「富山湾に流れ出る川の流域にある」が、「この川」を答える。各選択肢は、(ア)「庄(しょう)川」、(イ)「米代(よねしろ)川」、(ウ)「北上川」、(エ)「阿武隈(あぶくま)川」だ。さあ、どうだろうか? 「知識」として「答え」を特定できる諸君がどれほどいようか。相当の「深知り知識」が必要だ。だが、「米代川」⇒「秋田県」、(ウ)「北上川」⇒「岩手県」と「宮城県」、 (エ)「阿武隈川」⇒「福島県」と「宮城県」ということは、本校志望者であれば知らなくてはいけない。結果的に、「消去法」で「答え」は(ア)になる。「庄川」は、「岐阜県」から北へ流れ「富山湾」へと流れ出ている。「選択肢設問」では当然ながら、「消去法」を最大限活用せよ。
<時間配分目安:30秒>

[問4] 「テーマについての記号記入設問」。
《富岡製糸場と絹産業遺産群》には「養蚕農家の旧宅」も含まれているが、「養蚕」と関係が深い「『桑畑』の地図記号」を記入する。流石(さすが)に誰もが知っているはずだ。「答え」は下記のとおりだ。

8件の「世界遺産」をテーマとしたさまざまな小問が並んでいる。「地理」の平易な問題が多いので、一気に得点を重ねたい大問だ。ただし、「目くらまし」があるので要注意。以下、いくつか検討する。尚、小問の中の「世界遺産名」には《 》がつけてある。

[問2(1)] 「テーマについての形状選択肢設問」(4択)。
《屋久島》は《白神山地》と同じ年に「世界遺産」に登録されたが、示されている「島の形状」の中で、「屋久島と同じ都道府県にある島」を答える。見慣れているはずの「島の形状」が並んでいる。即座に(ア)=「佐渡島」(新潟県)、(イ)=「淡路島」(兵庫県)だと特定できなくてはいけない。「縮尺」が同じではないので一瞬戸惑うかも知れないが、(ウ)も「小豆島」(香川県)だと判断できるはずだ。よって、「消去法」で(エ)が「答え」になる。もちろん、諸君は「形状」そのもので(エ)=「種子島」(鹿児島県)と分かり、「消去法」を用いずとも「正解」できるに違いない。あまり特徴のない「形状」だが、「柿の種」と同じだと覚えておけばいい。尚、本問はさほど難解ではなかったが、「都道府県」を含めて「形状判別」は頻出なので、常に「地図」を確認しながら「形状」を記憶にとどめておくこと。
<時間配分目安:30秒>

[問2(2)] 「テーマについての自然地名記述設問」。
《屋久島》のある都道府県にある火山灰におおわれた台地である「笠野原」は「何半島か」を答える。仮に「屋久島」と都道府県とが結びつかなくても、「笠野原台地」そのもので「シラス台地」=「鹿児島県」だと特定できるはず。では、「半島」は? 「鹿児島県」には南部の東西に2つの「半島」が突き出ていることは周知のこと。無論、「薩摩半島」と「大隅半島」だ。さあ、どっちだ? 当然、「東側」の「大隅(半島)」が「答え」になる。「東西に突き出た2つの半島」、「鹿児島県」以外で混同しやすいのが「青森県」だ。「津軽半島」と「下北半島」、東西はどちらなのか、自分でしっかりと確認しておきたい。
<時間配分目安:30秒>

[問3(2)] 「テーマについての選択肢設問」(4択)。
「合掌造り」(=「本問(1)」の「答え」)で知られる「白川郷・五箇山」の集落は、「富山湾に流れ出る川の流域にある」が、「この川」を答える。各選択肢は、(ア)「庄(しょう)川」、(イ)「米代(よねしろ)川」、(ウ)「北上川」、(エ)「阿武隈(あぶくま)川」だ。さあ、どうだろうか? 「知識」として「答え」を特定できる諸君がどれほどいようか。相当の「深知り知識」が必要だ。だが、「米代川」⇒「秋田県」、(ウ)「北上川」⇒「岩手県」と「宮城県」、 (エ)「阿武隈川」⇒「福島県」と「宮城県」ということは、本校志望者であれば知らなくてはいけない。結果的に、「消去法」で「答え」は(ア)になる。「庄川」は、「岐阜県」から北へ流れ「富山湾」へと流れ出ている。「選択肢設問」では当然ながら、「消去法」を最大限活用せよ。
<時間配分目安:30秒>

[問4] 「テーマについての記号記入設問」。
《富岡製糸場と絹産業遺産群》には「養蚕農家の旧宅」も含まれているが、「養蚕」と関係が深い「『桑畑』の地図記号」を記入する。流石(さすが)に誰もが知っているはずだ。
「Y」の右下の部分に要注意。ちなみに2013年以降、「25000分の1の地形図」では「桑畑」「工場」「採石地」などの「地図記号」は使用されなくなっている。尚、頻出の「地形図問題」ではさまざまな「地図記号」を読み取る必要があるので、確実に定着させておくこと。
<時間配分目安:30秒弱>

※尚、[問5]・[問6]・[問7]ではそれぞれ、《バイカル湖》《リヒタースフェルドの文化的および植物学的景観》《ワッデン海》という未知の「海外の世界遺産」が冒頭に記されている。知っているわけないじゃん、諦(あきら)めよう、ではダメだ。これらは本校特有の「目くらまし」で、実は各問とも平易な「日本地理」が問われているに過ぎない。しっかり読んで答えなくてはいけない。気をつけよう! 暗い夜道と目くらまし。

【大問3】「歴史」

  • 難度:
  • 時間配分:11分
  • ★必答問題

日本の歴史を考える上で大きな意味を持った町である「京都」の「歴史」と、4点の「洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)」の「図版」に関連する出題。「紀元前後」から「現在」までの、多様な出題形式での小問が並ぶが、「歴史単元」の大問としては例年になく平易な問題ばかりだ。「全問正解」の意気込みで一気呵成に得点を重ねたい。特に解説も必要ないが、本校では必出の出題形式を確認しておく。

[問2] 「テーマに関する時期整序選択肢設問」(4択)。
「京都にあった平安京は中国の都を手本につくられた」が、示されている「古代の日本と中国にかかわるできごと」を「古い順に並べて」答える。「奈良時代」~「平安時代」の「できごと」になる。各選択肢の「キーワード」で、時代特定していきたい。(ア)「聖徳太子」⇒無論、「飛鳥時代」、(イ)「奴国の王」「金印」⇒「弥生時代」、(ウ)「卑弥呼」⇒「弥生時代」、(エ)「ワカタケル大王」⇒「古墳時代」。以上については問題なく特定できるはずだ。「弥生時代」が重複しているが、「金印」は「1世紀」で「卑弥呼」が「3世紀」だということは周知の事実。したがって、「答え」は(イ)→(ウ)→(エ)→(ア)だ。尚、「時期整序」は「うろ覚えの年代」で整序するのではなく、「流れ」や「キーワード」を確認し、特定していくことが肝要。
<時間配分目安:1分以内>

[問4(3)] 「図版に関する事項記述設問」(「漢字」指定)。
示されている「図A」(狩野永徳が描いた「洛中洛外図」の一部)には「足利将軍や有力守護の屋敷が大きく描かれている」が、「有力守護の細川氏らが任命された、室町時代において将軍を補佐する役職を何というか」を「漢字」で答える。「将軍を補佐する役職」といえば即座に「執権」が思い浮かぶだろうが、当然、それは「鎌倉時代」だ。一呼吸おいて、「室町時代」なので「答え」は「管領」だと判断すること。尚、「カンレイ」という「音」だけで暗記していると、「管領」という「漢字」が出てこない可能性がある。「歴史的事項」については、必ず「漢字」と「読み」とをセットで定着させねばならないと心得よ。
<時間配分目安:30秒強>

[問5(2)] 「図版に関する位置特定組み合わせ選択肢設問」(4択)。
「図A」(狩野永徳が描いた洛中洛外図の一部)の屏風(びょうぶ)は「織田信長が上杉謙信に贈ったものと伝えられている」が、「織田信長と上杉謙信の出身地がある国」は、示されている「地図中(東北地方何南部から近畿地方までの都道府県境を記した日本地図)の①~④のうち、それぞれどこか」、「ふさわしい組み合わせ」を答える。「地図」では、=「福井県」・=「新潟県」・=「愛知県西部」・=「静岡県中部」となっている。「織田信長」は「尾張国」、「上杉謙信」は「越後国」が出身の戦国大名だということは必須定着事項。であれば、「尾張国」=「愛知県西部」と「越後国」=「新潟県」の「組み合わせ」になっている(ウ)が「答え」だと判別できるはずだ。尚、「歴史的事項(地名)」であってもその「位置」が問われることは頻出。必ず地図上で確認しておくことが肝要だ。
<時間配分目安:30秒強>

【大問4】「公民」

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分

「2020年9月16日、歴代最長の在任期間だった安倍晋三内閣総辞職」という「時事ネタ」を切り口にして、「安倍内閣がこれまでかかわったこと」をテーマとした、「公民」単元(「時事」2問あり)の「基本的事項」が問われている大問だ。手際よく解き進めていきたい。いくつかの小問を確認してみたい。

[問2] 「テーマに関連する内容説明組み合わせ選択肢設問」(4択)。
「2013年1月、政府と日本銀行は、物価上昇率の目標を2%にすると発表し、その影響で円安となった」が、示されている「説明文」の空所にあてはまる「適当な語句」の「組み合わせ」を答える。説明文は「円安になった場合、以前に比べて、日本から輸出する企業の利益が( ① )なると予想され、日本国内で輸入品の値段が( ② )なる」となっている。「$1=¥100」→「$1=¥150」というように、円の価値が下がる「円安」では、「輸出」をして代金を「ドル建て」で受け取る輸出企業は「円」の金額が増えるので「利益は大きく」なる。逆に「輸入」する場合は支払う「円」の金額が増えることとなり、「輸入品の値段は高く」なる。よって、「①大きく ②高く」という「組み合わせ」の選択肢(イ)が「答え」だ。尚、「円高・円安」は本校に限らず頻出なので、その仕組みについてはしっかりと理解しておかなくてはいけない。
<時間配分目安:1分弱>

[問3(1)] 「テーマに関連する選択肢設問」(4択)。
「2014年7月、集団的自衛権の限定的行使を認める閣議決定がなされ、それに対して日本国憲法第9条違反ではないかという議論が起きた」が、「憲法違反かどうかを判断する裁判所」の「正しい説明」を答える。各選択肢説明の「要点」で「正誤判別」していきたい。(ア)「最高裁判所以外の裁判所は下級裁判所に分類される」⇒「日本国憲法第76条」に「すべて司法権は,最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する」と定められていることは知らなくてはならない=適切⇒「下級裁判所」として「高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所」が設けられているので要注意だ。(イ)「国民は高等裁判所の裁判官が適格かどうかを審査する」⇒無論、「国民審査」するのは「最高裁判所の裁判官」=不適切。(ウ)「地方裁判所は各都道府県に1か所ずつある」⇒「地方裁判所」は全国で「50か所」というのは常識だ=不適切⇒「北海道」だけは「札幌・函館・釧路・旭川」の「4か所」、他の都府県は全て「1か所」ということも押さえておきたい。(エ)「家庭裁判所が第一審の場合、第二審は地方裁判所」⇒やや悩ましいか? 「刑事裁判」、「民事裁判」ともに、「家庭裁判所を第一審とする裁判の第二審は高等裁判所」で行われる=不適切⇒知らなかった諸君は確実に定着させておくこと。したがって、「答え」は(ア)になる。尚、「正誤判別」では細部までしっかりとチェックすることが肝要だと心得よ。
<時間配分目安:1分弱>

[問5] 「テーマについての事項記述設問」(「カタカナ」指定)。
「時事」単元。「2018年6月、働き方改革関連法が成立した」が、「労働と家庭生活を両立させ、その両方を充実させる働き方・生き方のことを何というか」を「カタカナ」で答える。典型的な「時事問題」だ。誰もが即座に、「答え」は「ワークライフバランス」だと記述できるはずだ。「仕事と生活のバランスがとれた状態」のことだ。尚、「時事問題」では、受験前年だけではなく数年前からの「時事ネタ」を確認するとともに、それらに関連する事項までもチェックしておくことが肝要だ。
<時間配分目安:30秒>

[問6] 「テーマについての不適切選択肢設問」(4択)。
「2020年9月16日、安倍内閣が総辞職した」が、「内閣が総辞職しなければならない場合」として「誤りのあるもの」を答える。各選択肢の「場合」を「正誤判別」していきたい。(ア)「特別国会召集」⇒「特別国会」はそもそも、「衆議院の解散による総選挙後」に召集され、新たな「内閣総理大臣の指名」が目的だということは知っているはず、であれば、それまでの内閣は当然「総辞職」すると判断可能=適切。(イ)「内閣総理大臣が辞任」⇒「内閣総理大臣が、死亡又は失格などの理由によって欠けたときは、内閣は総辞職しなければならない」(日本国憲法第70条)と定められている。 内閣総理大臣が自ら辞任した場合も同じだ。無論、そのようなことを「知識」として知らなくても、「常識」として判断できなくてはいけない=適切。(ウ)「衆議院で内閣不信任決議が可決され、衆議院が解散されなかった」⇒完璧な必須定着事項=適切。(エ)「国務大臣の数が14名以下になった」⇒はぁ? なんのこっちゃ?=保留。結果として、「消去法」で「答え」は(エ)以外ではあり得ないということ。まあ、これまた「常識」で考えれば、「国務大臣」は新たに任命すればいいわけだ。「公民」単元では直接的な「知識」だけではなく、「常識的判断」も求められるというわけだ。
<時間配分目安:1分弱>

攻略のポイント

「設問」に一筋縄ではいかない「クセ」がある。いかに「攻略」するか? 実直に、「基礎的事項」から「詳細事項」までを理解し(本校では相当な「深知り知識」も求められる)、定着させることが必要だ。その上で、「細部へのこだわり」と「知らない問題」への「対処法」も押さえておきたい。前者はいかに「細部」に着目して「判断」できるかであり、後者はいかに「知っていること」に結びつけられるかということだ。必ず、どこかに「手がかり」「ヒント」が隠されていることを心得ておきたい

「時事問題の攻略」もポイント過去1年間程度の「時事ネタ」は、細大漏らさず確実に整理して覚えておく必要がある。さらに、それらに関連する「あらゆる事項(知識)」も全て復習すること。日々の「新聞」をしっかりと確認しておくことは不可欠だ。毎日全て読み通せなくても、「見出し」「リード」は必ずチェックして、知らない「ネタ」があったら「スクラップ」しておくこと。

「戦術」も必要になる。基本は「取れる問題を確実に押さえる」ことだ。逆にいえば「取れそうにない問題は潔く捨てる」という覚悟も求められる。もちろん「単純ミス」は絶対にしてはいけない。「合格ライン」は7割台半ば強(学校非公表。過去5年間の「4科合計の合格最低平均得点率」および「社会の受験者平均得点率」からの推定。それぞれ、「60.0%」と「62.6%」。本年度はやや高くて「64.7%」と「56.5%」)。「基礎的知識問題」で基礎点(6割弱)は獲得可能。あとは「本校対策」で勝ち取ること

「地理」では「地図」「地形図」「統計資料」等、「歴史」では「年表」「歴史史料(「図版」含む)」等がよく出題されるので、常にチェックしておくこと。無論、「統計資料」は必ず最新版を使いたい。「日本のすがた」(矢野恒太記念会編集)が分かりやすくてオススメだ

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