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国際基督教大学高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「国際基督教大学高等学校の英語」
攻略のための学習方法

基本的なイディオムや文法事項はしっかり押さえること。文法事項について押さえておいて欲しい項目を挙げておく。
不定詞についてである。不定詞は高校入試だけではなく次の大学入試においても重要な事項となるので、今の時点でしっかり基本を身に付けて欲しい。

第一に『不定詞』である。不定詞は①名詞用法、②形容詞用法、③副詞用法があることは既に承知しているだろう。中でも副詞用法が一番重要であり大学入試でも明確に理解しているかどうかが問われてくる。
副詞用法について重要な事項を述べる。副詞用法はさらに4つのジャンルに分類される。目的、結果、原因、判断基準である。名詞用法と形容詞用法にはこれほどの多様性はないのでしっかり文法書を見て確認しておいて欲しい。

第二に『比較』である。比較は基本的には現時点での異なる2事象間における違いを比べる(比較)のである。つまり、今この時にA君とB君を比べて、「A君の方がB君より背が高い」ということになる。したがって、この場合には比較する際の基準となる「データ(この事例ではB君のデータ)」が必要となり、それが『than』以下の内容となるのである。
比較に関しては更に、「A君がA’君になった」という比較もある。つまり、A君に対して時間の経過の中で『身長が伸びた』、『体重が増えた』などの変化が生じA’君になったということである。

第3に『関係詞』である。先行詞が人、物によって、さらに主格、目的格、所有格によってどのような関係代名詞を使うのかをしっかり理解すること。また、目的格は省略可能なので文章中でそれを見抜く練習もしっかり行なうこと。特に、関係詞の中でも「what」は特殊な関係詞(先行詞を含んでいる)なので、ぜひ一度、文法書で確認しておいて欲しい。
また、英文が長くなる主たる原因が『関係詞』である。受験生は関係詞が出てくるとどこまでをカッコで括って前に戻って先行詞を修飾させる(~した…)という手法を取るのではないだろうか。前に戻る、つまり前に帰って先行詞を修飾する(返り読み)をしてしまう。しかし、このような返り読みをしていては試験時間を有効に活用できない。なぜならば、一つの英文を返り読みしてしまうと時間が掛かってしまうからである。特に、国際基督教大学高校のような問題量の多い場合に、返り読みをしていては最後の問題までにたどり着けなくなってしまうかもしれない。したがって、関係詞が入った英文の読み方は返り読みをしないということを心掛けて欲しい。つまり、関係詞の前で英文を切って、訳を考えるということである。
例えば「Yesterday, I met him whom I had given my book ten years ago.」を一緒に考えてみよう。返り読みをしない訳は「昨日、私は彼にあった。そして、その彼に私は10年前に本を与えたのであった」となる。この英文は単純であるのでこのような訳出方法の有用性は実感できないかもしれないが、複雑な英文になればなるほど役立つ度合いは高まるであろう。自身でも、一度研究してもらいたい。

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2014年度「国際基督教大学高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問5題である。
各々の解答時間について、大問1は17分、大問2は16分、大問3は15分、大問4は14分、大問5は8分で解答して欲しい。
解答時間の割には問題の分量が多いので手際よく解答しなければならない。英文そのものは難解ではないので、普段の学習においても長文をしっかり読み込む訓練を積むことを勧める。

【大問1】長文読解(対話文)

  • 時間配分:17分

長文読解(対話文)である。対話の流れの中で適語を選択させる問題である。
全部で20問である。解答時間は17分。どれも標準的な問題である。イディオムや基礎的文法知識を確実に理解し、覚えておいて欲しい。
例えば、①は感情などを表す形容詞の後に来る不定詞なので『原因』を表す副使用法となる。
⑦は「~よりも…の方が大切」となるので比較で考える。
⑧は接続詞の「as」を選択する。意味は「~と同様に」。
⑭は「as well as」は基本のイディオムである。
以上、何問かを例に挙げてみたが、全て基本か標準的な問題であることが分かったであろう。基本をしっかり押さえて大問1で17問は正答したい。

【大問2】長文読解(説明文)

  • 時間配分:16分

長文読解問題(説明文)である。解答時間は16分。
問1は単語意味を問う問題である。単なる英単語の意味としての理解ではなく、その単語がどのような文脈の中で使用されているのかをしっかり考えることである。それを検討することにより、単語それ自体の意味が曖昧でも、この単語はここでは「こういう意味でなければならない」という「類推・推理」を働かせることが可能になるであろう。
問2も同様である。そのような解法のアプローチが可能になるためには、大前提として『英文がしっかり読める』状態でなければならないことは論を待たない。

【大問3】長文読解(物語)

  • 時間配分:15分

大問3は長文読解問題(物語)である。解答時間は15分。
A.は本文から類推するに「スムースにいかなかったもの」である。
B.は英文の流れを辿ると「リハビリ」が適切であろう。
E.は本文の直前にカレンが「No way!」と発言している点に注目する。
F.の「see」は、この場合は「見る」ではなく「分かる、理解する」という意味である。
H.は定番の「内容正誤」問題である。本文を丁寧に読み、選択肢で言及している内容を含むものを選択する。言い換えやなどに気を付け、主張の変わらない選択肢を選ぶ。

【大問4】長文読解(解説文)

  • 時間配分:14分

長文読解問題(解説文)である。解答時間は14分。
本文の内容は、発展途上国と先進国との様々な『格差』についての言及から始めている
。この手の文章を読んで理解するためには、いわゆる「周辺知識」があった方がないより数段理解が進むことは間違いない。様々な機会をとらえて、社会で起きている事象に関する関心を高めて、情報を貪欲に吸収していかなければならない。

攻略ポイント

長文読解に強くなることである。難解な単語を使用した複雑な英文ではなく、平易な単語を用いた英文で構わないので、大量の英文を読了して欲しい。
その際には、当然ながら英単語・イディオム・文法事項の3本柱をしっかり学習して知識として定着させていることが前提である。
その際に、見慣れた平易な単語であればあるほど、意味が多様化しておりどの意味を当て嵌めるかで迷う場面も多々出てくるであろう。そのようなときも、自分が覚えている意味で訳出してみて違和感がある場合は、徹底的に辞書を引くべきである。
例えば「nature」の形容詞の「natural」には、自然な状態(手が加えられていない状態)であることより「本質的な」、「本能的な」、「本来の」という意味があることも併せて覚えておいて欲しい。

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