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国際基督教大学高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「国際基督教大学高等学校の英語」
攻略のための学習方法

基本的なイディオムや文法事項はしっかり押さえること。文法事項について押さえておいて欲しい項目を挙げておく。
不定詞についてである。不定詞は高校入試だけではなく次の大学入試においても重要な事項となるので、今の時点でしっかり基本を身に付けて欲しい。

第一に『不定詞』である。
不定詞は
①名詞用法、
②形容詞用法、
③副詞用法
があることは既に承知しているだろう。中でも副詞用法が一番重要であり大学入試でも明確に理解しているかどうかが問われてくる。副詞用法について重要な事項を述べる。
副詞用法はさらに4つのジャンルに分類される。目的、結果、原因、判断基準である。
名詞用法と形容詞用法にはこれほどの多様性はないのでしっかり文法書を見て確認しておいて欲しい。

第二に『比較』である。
比較は基本的には現時点での異なる2事象間における違いを比べる(比較)のである。
つまり、今この時にA君とB君を比べて、「A君の方がB君より背が高い」ということになる。したがって、この場合には比較する際の基準となる「データ(この事例ではB君のデータ)」が必要となり、それが『than』以下の内容となるのである。比較に関しては更に、「A君がA’君になった」という比較もある。つまり、A君に対して時間の経過の中で『身長が伸びた』、『体重が増えた』などの変化が生じA’君になったということである。

第3に『関係詞』である。
先行詞が人、物によって、さらに主格、目的格、所有格によってどのような関係代名詞を使うのかをしっかり理解すること。
また、目的格は省略可能なので文章中でそれを見抜く練習もしっかり行なうこと。特に、関係詞の中でも「what」は特殊な関係詞(先行詞を含んでいる)なので、ぜひ一度、文法書で確認しておいて欲しい。
また、英文が長くなる主たる原因が『関係詞』である。受験生は関係詞が出てくるとどこまでをカッコで括って前に戻って先行詞を修飾させる(~した…)という手法を取るのではないだろうか。前に戻る、つまり前に帰って先行詞を修飾する(返り読み)をしてしまう。しかし、このような返り読みをしていては試験時間を有効に活用できない。なぜならば、一つの英文を返り読みしてしまうと時間が掛かってしまうからである。特に、国際基督教大学高校のような問題量の多い場合に、返り読みをしていては最後の問題までにたどり着けなくなってしまうかもしれない。
したがって、関係詞が入った英文の読み方は返り読みをしないということを心掛けて欲しい。つまり、関係詞の前で英文を切って、訳を考えるということである。
例えば
「Yesterday, I met him whom I had given my book ten years ago.」
を一緒に考えてみよう。
返り読みをしない訳は「昨日、私は彼にあった。そして、その彼に私は10年前に本を与えたのであった」となる。この英文は単純であるのでこのような訳出方法の有用性は実感できないかもしれないが、複雑な英文になればなるほど役立つ度合いは高まるであろう。自身でも、一度研究してもらいたい。

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2015年度「国際基督教大学高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は、会話文の長文読解である<10分>。
大問2は、物語文の長文読解総合問題である<15分>。特に、複数の意味を持つ単語(単語の持つ意味は一つとは限らない)についてどの意味を選択するかをしっかり事前に練習すること。
大問3は、随筆の長文読解である<18分>。
大問4は、対話文の長文読解問題である<15分>。
大問5は、イラストを参照しながら適文を考える問題である<10分>。

【大問1】

  • 時間配分:

長文読解(会話文)である。全部で20問の設問であり、一つ一つは基本的な文法知識が定着しているかがポイントである。
例えば、②では子供のころの話なので過去形を選ぶ。
また、⑩においては「多くの」という意味になるので、Mostとなるだろう。ちなみに、Everyoneは単数扱いなので動詞はhaveではなくhasでなければならない。基本的な文法事項をしっかり覚えることが大事である。
大問全体としては、本問を読みながら順次手際よく設問に答えたい。解答時間の目安は10分間。。

【大問2】

  • 時間配分:

物語の長文読解である。物語文の流れを的確に把握し、その文章の中で使われている英単語の意味を考えること。

問1は、単語の意味を問う問題である<6分>。
中学では見慣れない英単語も散見される。そのようなときには、前後の文脈で選択肢の中から選べることができるようにする練習が大事である。
例えば、⑨のestablish。後ろに、relationshipsという単語がきていることを手掛かりに選択肢を選ぶ。

問2は、問1同様に単語の意味を問う問題である<9分>。
選択肢が英文になっているのが特徴である。単純にその単語の意味を知っているというだけではなく、その意味をどのような文章で表現するのかについてもしっかりした英文解釈力が求められる。
例えば、[F]のremoveであるが、前後の文脈から「釘」をどうするのかということを推測できるように練習することが重要である。

【大問3】

  • 時間配分:

随筆の長文読解問題である<18分>。
難しそうな単語には意味が書かれており、そういう意味では比較的読み易いのではないだろうか。押さえておきたい設問について何問か見てみよう。

A.「one of the+最上級+複数名詞」という比較の最上級に関する知識があれば正解は容易に見つけられるだろう。
B.本文中のout of controlは「管理の外にある」つまり「手が付けられない状態」ということである。
G.文脈把握の問題である。筆者が心配する必要がなかった理由は、すぐ後ろの文章にある。
Ⅰ.truthが本文中ではどのような意味で使われているかを考えること。ここでは「本当の気持ち」という意味であろう。
J.内容正誤問題である。入試では頻出の出題形式である。ポイントとしては、本文の内容を十分に把握したうえで、選択肢との整合性を確認することである。その際には、本文で使われている単語や表現が、選択肢の中では別な単語(意味は同じ)を使っていたり、本文ではそこまでは言っていないだろう、という表現が使われる。受験生としては、そのような紛らわしい表現に惑わされないような確かな単語知識に基づく内容把握が求められる。

【大問4】長文読解(解説文)

  • 時間配分:

対話文の長文読解問題である<15分>。
会話の流れをしっかり捉えることが第一である。初見のような英単語も散見されるかもしれないが、前後の文脈などを手掛かりに内容を推測しなければならない。いくつか具体的に見てみよう。

A.文法的には接続詞が入るため、選択肢のどれもが文法的には間違ってはいない。したがって、文脈的に考えるとここは「譲歩(~にもかかわらず)」という単語がふさわしいであろう。
E.criticalという単語の意味を問う問題である。この単語の意味に自信がなくとも選択肢の4つの英単語を見てみれば本文の流れも踏まえて考えると「大切な、重要な」という意味の単語が入るであろうことは容易に察しがつくはず。
H.内容正誤問題である。ポイントは正確な内容把握と選択肢における紛らわしい表現の正誤をきっちり見抜く力である。キーワードを軸に内容を吟味すること。

【大問5】

  • 時間配分:

イラストを見ながら場面状況を理解して英作文力を問われる問題である<10分>。
全体として、イラストが何を表しているかを確実に理解したい。
1番目のイラストを見て『なんでこんなに、新しい靴ばかりそろえるの(買うの)?』というシチュエーションを想像できるかどうかがポイントであろう。そのような理解が足りないと、1.の整序問題は「新しい靴をたくさん買うなと何回言ったかしら?」という文章が思い浮かばないであろう。
4.についても英作問題である。「それほど悪くなかった」という日本文を「~ということが判明した、分かった」というIt turned out that ~「結果として~と分った」という表現を使えるかがポイントであろう。

攻略ポイント

相当な英語力を求められている。中学校では学習しないような英単語も極めて多くみられる。毎年、長文が出題されるが、事前の準備をしっかりしないと試験本番では時間切れ状態に陥ってしまうだろう。
語学である英語は、少しでも長い時間目に触れ、英文を読み込むという行為が重要である。したがって、最大の得点源である長文において高得点を確実にするためには、少しの時間を惜しんでも様々なジャンルの英文に目をふれる(英文を読み込む)ということが不可欠である。
そのためにも、難関校の入試問題、特に長文読解問題を集中的に演習することである。その際にも、長文(500~600単語)をただ漫然と読むのではなく、緩急をつけて読む手法も必要であろう。
入試英文を読む際に「緩急」をつけるとは、必要であると思われる個所はじっくり読む(精読)、あまりテーマとは関係なさそうな個所はさっと読む(速読)という具合に、本文通読にメリハリをつけるということである。そのような読み方をすると、時間短縮にも有益であるし話の骨格が見えてきて、設問に対する正答率も必ず上がるであろう。

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