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2022年度「城北高等学校の英語」
攻略のための学習方法

全般的には標準的な問題であるので、基本をしっかり学習し基本的事項に関する知識を身に付けるべきである

長文総合問題の占める得点比率が高いであろうから、長文読解については事前の十分な練習が必要である。標準レベルの長文総合問題集で、入試本番までに70~90題(単語数:600~700語)の長文読解問題に取り組んでもらいたい

ジャンルは、論説、評論、小説、エッセーと様々で多岐にわたっている。
比較的、論説や評論は論旨も明確で文脈を辿ることもそれほどの困難さは感じないはずである。
むしろ、人物の心情を探らなければならない小説は、表面的に文字で内面の世界である人物の心情など書かれていないので、使用されている動詞、副詞、形容詞のニュアンスや使用されているイディオムの違いなどに留意し丁寧な読解を心掛けたい。
日本語の小説でも、人物の内面的な心情の類を把握するのは難しい場合もある。イマジネーションを働かせて、発想を柔軟にして設問の意図を間違えずに理解し解答したい。

英語表現としては、会話における「口語表現」も注意が必要である
見慣れない会話表現がないように、代表的な口語表現はしっかり押さえておきたい。

また、英単語の持つ微妙なニュアンスの違いを把握しておくことも大事であろう。
代表的なところでは「勇気」を表す「courage」と「bravery」。英和辞典的にはどちらも「勇気」である。
しかし、前者は精神的・内面的強さを表しており、後者は内面的というより腕力的強さを表している。

よって、「インド建国の父」、「無抵抗の指導者」といわれた「ガンジー」は「courage」を持った人物といえる。
また、ドラえもんに出てくる「ガキ大将のジャイアン」は「bravery」な人物ということになる。

このような違いを明確に把握しておくことは、長文総合問題における内容真偽問題において、消去法を用いなくとも正解を特定可能とする知識となる。

また、次のような状況で、「まだ」という英語表現をする際に「yet」を使うのか「still」を使うのかを考えて欲しい。

状況は「太郎君が駅前で19:00に次郎君と待ち合わせをした。18:45に駅に到着した太郎君は、たまたま出会った友人の三郎君から何してるの、と聞かれたとき『次郎君と待ち合わせしてるんだけど、まだ来ない(事例1)』と答えた。

時刻は20:00。太郎君は次郎君を待ち続けている。その時、駅前を通りかかった友人の四郎君から何してるの、と聞かれたとき『次郎君と待ち合わせしてるんだけど、まだ来ない(事例2)』と答えた」。

どうだろう。事例1と事例2のどちらに「still」または「yet」を使うのか。
正解は、事例1が「yet」、事例2が「still」である。

つまり、「yet」には、物事がいまだ完了していない(未了)状態(事例1は約束した時間である19:00前だったので、次郎君が19:00に約束通り来るかどうか確定していない状況)を表す意味があり、「still」には、物事が決まってしまい、その確定状況に変化がない事態が継続(事例2は次郎君が約束した19:00に来ないという事実が確定し20:00においてもその状況が継続)しているのである。

別の観点で考えると「still」には、「依然として」という意味がある。つまり、「ある事実が確定し今でも状況に変化はなく、その状況が継続している」のである。したがって、事例2「still」はとなる。
そのような意味での使い方の違いは日本語にはない。日本語であれば事例1も事例2も「まだ」である。

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2022年度「城北高等学校の英語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は、整序問題<5分>。
基本的文法知識(文型、関係代名詞、構文)をしっかり習得し完答をめざそう。

大問2は、和文英訳(適語補充)問題<4分>。
本問も基本的な文法事項に基づき適切に適語を補充する。基本イディオムの知識も不可欠である。

大問3は、和文英訳(完全記述)問題<4分>。
stopに関する語法、現在完了形(完了)の知識を用いて考える。

大問4は、説明文に関する長文総合問題<27分>。
適語補充、整序問題、書換え、要旨把握、適語選択などに関する総合問題である。

大問5は整、物語に関する長文総合問題<20分>。
単語の意味、英文解釈、適文選択、要旨把握、内容真偽に関する総合問題である。

【大問1】整序問題

  • 時間配分:5分

(1)「~が…であると思う」はfind∔目的語+形容詞で表現する。
(2)「とても~なので…」はso ~ that …である。
(3)Do you know ~ で始め、間接疑問文で続ける。
(4)関係代名詞目的格(ただし、省略)を使って表現する。

【大問2】和文英訳(適語補充)問題

  • 時間配分:4分

(1)「母が作った朝ごはん」は過去分詞の形容詞的用法(後置修飾)を使って表現する。
(2)「~と友人になる」はmake friends with ~である。
(3)形式主語構文を使って表現する。It is ~ for — to …である。
(4)「最も~な…1つ」はone of the∔最上級∔複数名詞である。

【大問3】和文英訳(完全記述)問題

  • 時間配分:4分

(1)「使うのをやめなさいと言った」はtell∔人∔to ~で表す。また、「~するのをやめる」はstop ~ingとなる。stop to不定詞とは明確に区別すること。
(2)「ちょうど~したところである」は現在完了形(完了)を用いて表す。「~を終わらせる」はfinish ~ingでありfinishの目的語はto不定詞ではなく~ingである。

【大問5】整序問題

  • 時間配分:10分

(1)は、「何人の子どもたち」で始まるので、‘How many children’では始めよう。

(2)は、「住む家」という表現をto不定詞の形容詞的用法を使って表現する。

(3)は、「~の2倍」は比較級の原級構文を用いる。

(4)は、「壊れたドア」という表現は、過去分詞形容詞的用法の後置修飾を用いる。

(5)は、時制の一致に気をつけること。

【大問4】長文(説明文)読解総合問題

  • 時間配分:27分

問1は、適語補充問題<2分>。
本文では、…fight for parents’ (  )とあり、親の「関心を求めて闘う」ということである。
問2は、整序問題<3分>。
初めに動詞を決定する。動詞はsuggestにすると、suggest∔名詞(主語)∔動詞という形が続く。
問3は、書換え(適語補充)問題<3分>。
最上級の内容を比較級の構文を用いて表現する。つまり、比較級∔than any other∔名詞(単数)となる。
問4は、英文整序問題<5分>。
What about the poor kids in the middle?に対する答えとなるようにしたい。初めに否定的な内容の文がきて、次にその文を否定する形でButの文がくる。そして、There are some great members in your club.の文がきて、最後にsome great members の具体的な名前が列挙されている文が最後になる。
問5は、要旨把握問題<6分>。
本文には、Twins can have extremely close relationships,……. But sometimes it’s difficult for twins to show their own characters.を手掛かりに考える。
問6は、適所選択問題<4分>。
挿入文であるIn the past, people thought soのpastと空欄エの直後にrecentが対立関係にあることを参考にする。
問7は、適語選択問題<4分>。
≪あ≫Thisは前文に述べられている内容である。そのことが「感情面での健康」にとって「良い」ことなのである。
≪い≫Well, parents usually give more attention to first-born children, and they expect great things from them.とある。したがって、first-born childrenはconfidentであるとともにresponsibleであるのである。
≪う≫feel ~ ofになるのはafraidである。
≪え≫直後の文にThey often break the rulesとあるので末っ子(last-born children)はunusualでdangerousなことを行うのである。
≪お≫any siblingsと違う、という内容にしたいのでdifferentが適切である。

【大問5】長文(物語)総合読解問題

  • 時間配分:20分

問1は、単語の意味に関する問題<2分>。
直後の文にI do ordinary things.とある。この文からordinaryに意味を考える。
問2は、文脈把握問題<4分>。
後の文にIt’s because I’ve been in hospital a lotとある。これを参考に考える。
問3は、英文解釈問題<2分>。
直前の文はSometimes they(=little children) say cruel things, but they don’t want to hurt you.とあり、本問のolder children are more difficultとつながるのである。difficultの表す内容を前文との関係で考える。
問4は、適文選択問題<2分>。
後の文にHe was born like that.とあることから考える。
問5は、単語意味に関する問題<3分>。
jerkは口語表現で「世間知らず、変わり者、くだらない人物」という意味である。したがって、a person who doesn’t behave wellである。
問6は、内容把握問題<4分>。
Julian moved out the way quicklyとある。この理由は次に続くbecause he didn’t want to touch me.である。
問7は、内容真偽問題<3分>。
本文に“I’m sure he knows that”とあり、thatとは直前にある“That big thing is the board. Those are desks, and those are chairs.”を根拠に判断する。

攻略のポイント

難問を演習するよりも、標準的な問題をしっかり演習することを優先すること
文法的知識が求められるが、ハイレベルな知識ではなく基本的事項を確実に覚えること

5文型、比較、関係代名詞、仮定法、接続詞、前置詞、不定詞、時制、現在・過去分詞の形容詞的用法などは、入念に仕上げて欲しい。

長文は、読みなれていない受験生にとっては、内容把握、文脈整理が容易ではないだろう。
標準より長め(600~700単語)で、評論、論説、エッセー、小説等あらゆる分野の英文を読んでおくことが必要である

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