高校受験専門プロ家庭教師が語る

慶應義塾高等学校 英語入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「慶應義塾高等学校の英語」攻略のための学習方法

合格を絶対に勝ち取るための学習法について以下にその概要を項目別に述べることとする。

①単語力・イディオム力は大事である

英単語は、最低でも3500語は欲しい。最難関校用の単語帳(英検レベルでは準2級相当)をしっかり学習し単語力を定着させること。イディオムも800~1000は確実に習得して欲しい。
どのようにすれば、それだけのボリュームを習得可能になるのであろうか。英単語を例に考えてみよう。

英単語に限らず、時間的に限られたなかで「如何に効率よく受験勉強を進められるか」が重要である。「効率よく」とは「既に理解している事柄は再度学習しなくともよい」ということである。つまり、心掛けなければならないのは「まだ理解していない事項および理解が曖昧な事項」についてだけ取り組めばよい、ということである。

英単語についていえば、上記「単語帳」の中で、単語の意味が完璧に覚えていない英単語がいくつあるかを早急(2日間程度)で洗い出すのである。そして、これらの理解不十分単語の数を自分が習得したい日数(100日または150日)で割って一日当たりの学習するべき単語個数を算出するのである。

仮に、算出した一日の学習個数が10単語となったら、徹底的にこの10個を覚え切るのである。そして、一週間に一日「まとめ日」を設け、それまで行ってきた6日分の単語数(10×6=60個)に対する「チェック」を入れるのである。そこで理解が未だに不十分である単語を抽出し、さらに6で割った数字を翌週の一日当たりの習得単語数に上乗せして学習を継続するのである。
この繰り返しを行なうことにより、英単語は徐々に自分のものとなり、飛躍的に英単語力は伸びてゆく。

また、一つの単語で多様な意味を有する単語は要注意。
例えば、figureという名詞には「人形、人物、数字、(数字の)桁、図柄、形」などの意味がある(同様な単語は他にもたくさん存在)ことなどをしっかり把握しておくこと。そうしないと、英文を正しく読むことができなくなる。

②文法事項をしっかり習得しよう

(1)関係代名詞・関係副詞についての理解を深めることが重要である。

英文が長くなる主たる原因の一つであるからだ。
目的格(whom/which)の省略に慣れることや、先行詞を修飾する関係代名詞に導かれた形容詞節が何処までかを( )でくくり前にある先行詞にかけて(修飾させて)訳を考えること(いわゆる『返り読み』)は行わないように。
これは、最後まで読んで前に戻るという手法で時間のロスが大きい。

その場合には、関係詞に関係なく左から英文に合わせて先行詞まで一気に読み、関係代名詞以下を「そして~である」と読めるように日頃から練習を積むべきである。
いわゆる『返り読み』をしないとこが大切である。

(2)分詞構文には十分慣れておくこと

文頭に~ingがあり、それが動名詞として主語の働きをしていない場合には、分詞構文と捉えること。

分詞構文の代表的用法としては、ⅰ)時(~のとき)、ⅱ)譲歩(~だけれども)、ⅲ)理由(~なので)、ⅳ)様態(~のように)、条件・場合(~の場合は)などがある。

次に述べる接続詞(as)との関係で、ⅰ)~ⅳ)をしっかり覚えること。なぜならば、asにはⅰ)~ⅳ)の全ての用法があり、さらに付帯又は時の経過(~するにつれ)という用法もあるからである。

また、-ed(過去分詞)で始まる動詞で始まる分詞構文もあるので注意すること。その場合には、従属節(条件節)な受動態の場合であることも必須知識である。

(3)仮定法は願望である

少々乱暴な言い方に聞こえるかもしれない。どういうことか。一文を例示しよう。
仮定法過去(現在の事実を否定しこうだったらいいのになぁという願望)の典型的な英文を一緒に考えてみよう。

If I were a bird, I could fly the sky.

一度は目にした英文だろう。
例文の動詞(助動詞)の時制は見た通り『過去』であるが、文頭にifがあるために、この英文は仮定法過去の文章となり現在の事実を否定して、現実とは逆のことを想定しているのである。

つまり、現実には「私」は「鳥」ではないが、もし「鳥」ならば空を「飛ぶ」ことができる(空を飛びたい)のに、という「私」の願望が込められているのである。

2018年度「慶應義塾高等学校の英語」特徴と時間配分と攻略ポイント

特徴と時間配分

大問1は、適語補充による書き換え問題<6分>。
大問2は、誤文箇所訂正問題である<10分>。
大問3は、適語選択による長文完成問題<10分>。
大問4は、長文読解総合問題(物語文)である<34分>。

英問英答問題、適文選択問題、整序問題、下線部和訳問題、和文英訳問題が設問内容である。
例年の出題形式に変更はない。

【大問1】適語補充による書き換え問題

全体的には難問の類ではなく、基本問題から標準問題である。一度は問題集などで解答したことがある問題ばかりであろう。
この設問は完答を目指したいところ。

.‘too ~ for … to ―’を書き換えた場合は、‘so ~ that 主語 can’t’となる。

.「お金や車よりももっと大切なものがある」という意味の文章を考える。

(a)は形式主語it構文である。(b)は動名詞を用いて「~すること」に書き換える。

.「これまで会った中で最高に面白い男」という意味で、最上級構文を用いて表現すること。

(a)で用いられている不定詞は、判断基準を表す副詞的用法である。

【大問2】誤文箇所訂正問題

基本的文法知識があれば十分、全問正答を狙えるレベルの設問である。

.had betterは、後ろに動詞(原形)がくるので、Aはto goがgoとなる。

.主節の動詞が過去形なので、Aのwillも時制の一致より過去形wouldになる。

.「~まで」は、期限を表すbyと継続を表すtillがある。本問は「明日までに終わらせる」という期限の「~まで」である。

.「used to 動詞原形」については、過去の習慣を表し「~したものだった」となる。‘be used to’は「~に慣れている」となるので注意すること。

.‘be looking forward to’のtoは、前置詞であるので後ろは動詞の原形ではなく名刺が来るので、~ing(動名詞)となる。

【大問3】適切単語選択による説明文の長文完成問題

.「AとBのどちらも」という表現にしたい。bothを使う。

.「~に焦点を当てる」、「~に重点を置く」という熟語を考えること。

.「~だけではなく…も」という熟語は必須である。

.後ろがto不定詞になっていることに気が付けば、大丈夫であろう。

.文脈から判断すれば、「信頼」つまりtrustにある。

.make sure to ~は「必ず~する」となる。

【大問4】物語文に関する長文読解問題

A:英問英答問題<6分>

.サントスが旅行に失望していた理由を考えること。

.第15段を参照し考える。サントスが大人になったときに重要と考えるものをナニはどう考えているのか。

.サントスが「これの方がもっとこたえる」といっている「これ」とは何かを考える。

.「ナニはサントスが2日目にビーチに行きたがっていること」をわかっていた理由はなぜか。

.なぜサントスはいつも独りぼっちだったのか、を考える。

.第44段落を参照すること。なぜサントスは夏の読書やトロフィーのことを考えることをやめるのか。

.「タロウがアメリカの大学に行くときに望む1つの物とは何か」。第75段落を参照すること。 

B:適切英文選択問題<4分>

.直後の「僕は怒って答える」を考慮して答えること。

.タロウの友人がタロウを呼んでいる場面であることを考えれば、答えが選べるであろう。

.ナニがビーチに現れた場面である。

.直前の文である「彼にうそをついたか」の内容を考えること。

C:整序問題<6分>

(ア)ボールがあった場面である。「とても~なので…である」という構文である‘so ~ that …’を用いる。

(イ)JapaneseとEnglishの混合がJapanglishであることは明白であることから語群から適切な語を選択する。

(ウ)波を見ている場面である。知覚動詞のwatched を用いて‘知覚動詞+目的語+動詞の原形’という形にする。

Ⅾ:英文和訳問題<10分>

(ⅰ)直訳すれば「胃が躍る」ということである。この時の感情を表す工夫が必要である。

(ⅱ)looks a little worried about ~ingは、「~することに少し不安なように見える」ということである。

(ⅲ)ナニがタロウを動転させていることを踏まえ、訳文を考える。

E:和文英訳問題<8分>

与えられた日本文を「1ヶ月過ぎる前に僕は砂浜にいた」と変化させて英訳を考える。

‘have to’を用いて「しなくてはいけない」を表現する。

攻略ポイント

相当な英語力が求められているものの、全く手も足も出ないというレベルではない。
単語力、イディオム力、文法知識、長文読解力、口語表現などをしっかり身に付け、事前の準備として全国難関校の入試問題演習を徹底的に行えば、合格点は達成できるだろう。

特に意識しておいてもらいたいのは、「読解力」である。
600~800単語の長文を10分前後で読解が完了する「力」が欲しい。
そのためには、単語力、イディオム力が不可欠であるのはいうまでもないが、一番大事なことは「長文読解に慣れる」ということである。
つまり、全国上位校に出題されるような長文総合問題を2日に1題を目標に継続して演習し続けることである。
そのような練習を通じて「速読力」と「精読力」を身に付けることが可能になる。

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