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明治大学付属中野高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「明治大学付属中野高等学校の国語」
攻略のための学習方法

明大中野の国語は、「知識力」が勝負を決める。設問はすべてで37問あり、そのうち、文法を含めた知識問題は、24問になった。さらに「記述力」を求められる問題はなく、「速読力」を求められるほど文章量は多くない。長文読解の難易度を考えれば、そこでは受験者に差がつきにくいだろう。したがって、知識問題の正答率を上げることが、まずは明大中野の国語を勉強することと言えるだろう。
「知識力」をしっかりと身につけるためには、長い時間をかけてゆっくりと知識を蓄えたほうが良い。志望者は早めに決断を下して、準備に取りかかろう。年単位の長い計画を立てて、毎日毎週コツコツと学習していけるような環境を、積極的に作っていこう。またテストなどで間違えたら、そのまま放っておかずに、しっかり復習しておく習慣も欲しい。

漢字については、漢字検定の2級を目指そう。高校入試に出題される漢字数は2100字強であり、これらは漢字検定2級の範囲とほぼ重複している。小学校で習う漢字数は1000字強なので、志望者は中学の三年間の時間をうまく活用して、1000字近くを覚えていかなければならない。目標にしたいのはひと月に30字で、やり直しも含めて、1週間に10字づつ覚えることにすれば、さほど無理難題ではないはずだ。反対に短い期間に詰め込んで暗記しようとすれば、本番ではうろ覚えになる可能性は高い。

文法については、問題集を1冊解いておけばよいだろう。設問を、なんとなく勘に頼って解いていくのではなく、しっかりと理論を理解しておきたい。

慣用句などの語句の問題については、まとまった資料集などを1冊読みこんでおきたい。問題文で問われるのはきちんとした書き言葉で、普段から書き言葉に触れる習慣があればよいが、話し言葉だけで語彙を増やしてしまうと、のちのち苦労することになる。例えば読書をするなどして、生活のどこかで書き言葉を増やす時間を作っていこう。

熟語については、三字熟語・四字熟語の参考書を繰りかえし読みこんでおこう。ただ漫然と国語の授業を受けているだけでは、熟語は身につかない。普段から意識して覚えていこう。

古文については、どこまで勉強するのか悩ましい。今後も、本格的な文章読解が問われるとは考えにくい。そのうえで、敬語は問われやすいのだが、引きつづき、古文単元から敬語だけが出題されるとは限らない。全体の傾向としては、はっきりと知識問題を重視していることは間違いない。したがって、古文の知識問題にまで手を広げて学習しておけば、安心できるのではないだろうか。

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2014年度「明治大学付属中野高等学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

形式のうえでは【大問1】が「長文」で、【大問2】が「古文」、【大問3】と【大問4】が「知識問題」となるが、実質ではほとんどが「知識問題」だと考えてよいだろう。時間が足りなくなることはあまりなく、余裕のある時間配分になるはずだ。

順番を考えれば、まずは【大問2】から【大問4】までの「知識問題」を解く。次に【大問1】のうちの「知識問題」を解き、最後に残った時間を【大問1】の「読解問題」に注ぎこむやりかたが王道だろう。受験者は設問を早く解く力よりも、わからない設問に出会ったら迷わずに次に進む判断力を持ちたい。

【大問1】随筆文

  • 時間配分:30分

長文で、随筆文の問題だ。具体例が豊富で、理解することは難しくない。目安時間は、30分以内だ。
(設問1)問題文の中から要点を抜きだし、解答用紙に合わせて並べ替えればよい。「人のいない風景」と「カメラを向けるのが不思議」を抜きだして、「人のいない風景にカメラを向けるのが不思議だから」と文章の形で並べればよい。
(設問2)(設問1)と同じく抜きだししたものを並べ換えればよい。前半の設問は、傍線部の前後に抜きだしの箇所があることを、あらかじめ知っておこう。
(設問3)知識問題で、慣用句を問うている。問題文の読解とはほぼ独立している問題なので、読みながらその都度、解答用紙を埋めていってしまおう。
(設問5)択一の問題で、とくに曖昧な選択肢はなく問題文をきちんと読めば正答できるはずだ。
(設問7)知識問題で、(設問3)と同じく慣用句を問うている。
(設問11)(設問1)と同じく、要点の抜きだしと並べ替えだ。後半の設問は、抜きだし箇所が、傍線部から遠くになることがある。「人間の役に立つ」と「神話や伝説とのかかわり」を抜きだして、「人間の役に立ったり、神話や伝説とのかかわりがある場合」と並べよう。
(設問12)知識問題で、文法を問うている。
(設問13)知識問題で、語句を問うている。
(設問17)文章全体について問うているのは、この設問だけだといってよい。

【大問2】古文

  • 時間配分:6分

古文の敬語の問題になっている。文章読解というよりは、はっきりと文法の問題になっている。

【大問3】知識問題

  • 時間配分:5分

知識問題で、三字熟語を問うている。

【大問4】漢字

  • 時間配分:4分

知識問題で、漢字を問うている。

攻略ポイント

設問のうちで、知識問題の比率が高い。読解問題の比率は低く、かつ難易度も平均的だ。したがって読解問題では受験生に差がつかず、知識問題の正答率が大事になる。知識問題はあらかじめ覚えていれば解け、覚えていなければ解けない。こういった視点から考えれば、勝負は試験前日までにしっかりと知識を蓄積できたかにかかっている。試験当日に、受験者が知識問題に臨んでわからなければ、早々と次の設問に移っていく判断をしたほうが良いだろう。

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