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明治大中野八王子高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2014年度「明治大中野八王子高等学校の数学」
攻略のための学習方法

[三つの取り組み]
明治大学付属中野八王子高校の数学は、特殊な解法が必要な問題ではなく、多領域に渡る総合問題が例年出題され、数学的思考力と正確な計算力が問われる。攻略するためには次のようなことに取り組む必要がある。

[①小問題の正解率を上げること]
【大問1】の小問題の集合は、基礎~標準レベルの問題ではあるが、正確で迅速な計算力が必要とされる。
過去問題や標準レベルの問題集などで早く正確に解く訓練をして満点を取りたい。
【大問2】の出題は広範囲に及び、やや複雑な計算問題や数学的思考力が問われる問題である。
関数や図形の問題は、日頃から正確な図を書いて解く練習にプラスして線分の比や三角形の比の計算が早くできるように訓練する必要がある。
取りこぼしは、1問までにしたい。

[②全範囲からの出題に対して苦手分野を克服すること]
広範囲でバラエティーに富んだ内容で計算力が必要とされる入試問題のため、苦手分野を作らないようにボリュームのある標準問題集で貪欲に数多くの問題に取り組む必要がある。
過去問題を解いてみて、自分なりにできなかった分野を見つけて、まずは、基礎固め、そして、標準問題に取り組むこと。

[③図形の様々な問題を解くこと]
平面図形、空間図形、計量問題での失点は致命的。
前述の小問題集合の対策と苦手分野の克服に加えて、図形問題の攻略は必須である。
図形の性質、線分の比、三平方の定理、線分の比、三角形の比、グラフとの図形の融合問題、空間図形の知識など、多岐に渡るが、一つ一つ確実に習得しておくこと。

[まとめ]
以上を踏まえ、最後に学習法についてまとめると、「思考力養成と計算力強化」に総括される。
広範囲でボリュームのある明八の数学を攻略するには、基礎~標準へと段階的に学習に取り組み、理解できたという状態から、本番でスラスラ解けるという状態にどこまで訓練できるかになる。
難問に取り組む必要がなく、しっかりとこつこつ学習に取り組むことで合格点まで達することが可能である。努力したことは決して裏切ることはない。

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2014年度「明治大中野八王子高等学校の数学」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

計算量が多い標準レベル以上の問題が中心である。
難問はほとんどないが、基礎~標準レベルの問題を正確で迅速な計算力で解答することになる。
幅広い分野からの出題で、不得意分野を作らないように日頃から学習に取り組むことが必要とされる。
証明や作図は出題されていない。

【大問1】計算を主とする小問集合

  • 時間配分:7分

難問はなく完答できる問題。
(1)<式の計算>文字と数字を計算過程にて約分することを日頃から計算練習しよう。
(2)<平方根の計算>展開公式と平方根の計算の融合であるが、展開公式を使える形に変形することを問題を見て即時に気づくことが必要。
(3)<因数分解>共通因数でくくる際に、どの項を組み合わせるかを意識して日頃から学習するように。
(4)<連立方程式>代入法で十分であろう。
(5)<二次方程式>分数の処理が必要な平方完成で楽に解答できる。
(6)<式の値>和と積の値とくれば平方するという定石をしっかり練習しよう。

【大問2】関数、数の計算・性質、確率、図形などの小問集合

  • 時間配分:13分

(1)<関数ー面積>放物線と直線で囲まれた面積を求める問題。
交点を求める⇒連立方程式、三角形の面積⇒底辺と高さ、こういった解法に加えて、必ず図を書いて計算するように日頃から練習しよう。
(2)<数の計算>繁文数(はんぶんすう)の計算は順序を守り確実に計算していこう。
(3)<確率ーさいころ>交わらない場合=平行となる場合を書き出して求めて、全体から引くと交わる場合の数になる、という解法である。2直線の交点から連立方程式でさっさと式を求めて確率の問題に移るようにしよう。
(4)<図形ー長さの比ー相似>合同と相似を用いて線分の比を求める問題。線分全体を1またはaなどの文字に置いて求める線分の箇所をそれぞれ計算していく。全体の何分の何という感覚で解いていく思考が大事。
(5)<関数ー座標>正確に計算することだけ気をつければよいでしょう。
(6)<図形ー面積>相似な図形と三平方の定理で、特別な比を持つ345(さんよんご)の三角形を用いて面積を求める問題。三角形の面積がどのような場合に最大になるか?が分かれば後は相似を使って計算するだけで解答できる。
(7)<数の性質>割られる数=割る数×商+余りという関係をしっかり理解してなおかつ数式にて扱えるようにしよう。
(8)<図形ー長さー三平方の定理>二等辺三角形の性質、円の接線と半径の関係、三平方の定理といった教科書で扱う数学の定理や性質に加えて、△1=△2+△3の面積の和を用いて方程式を作るといった解法を用いて解答しよう。

【大問3】長文読解問題

  • 時間配分:7分

正八面体の体積や、その内部にできる図形の体積を求める。
(1)正八面体の図形の知識が必須となる。正八面体が図で書けるようになっておくこと、そして、真横から見たり、真上から見た場合にどのような図形になるか?図形内に見える三角形は二等辺三角形か、直角二等辺三角形か、などの知識が必要。
(2)三角形の重心の性質、平行線と比、三角形の相似に加えて、図形の対称性により求める図形が立方体であることに気付き解答する必要がある。

【大問4】空間図形の軽量問題

  • 時間配分:7分

直方体の対角線や、切り口の面積を三平方の定理、ひし形の性質を用いて求める。
(1)三平方の定理を用いての計算のみで解答できる。平方根から外に出す計算ミスなどに注意。
(2)ひし形の性質である対角線はそれぞれの中点で垂直に交わる、を利用して解答。
一見複雑そうに思える問題だがひし形の性質以外は、三平方の定理のみ。

【大問5】関数と図形の融合問題

  • 時間配分:8分

座標平面上で円の性質と、特別な三角形の比を利用する。
(1)求める座標を文字で表して、1:2:√3の三角形の比を利用する。
(2)最終的にHとMの2点の座標を求めて直線の式を求めるシンプルな問題になるが、2点の座標を求めるためには、△の面積の比=線分の比、1:2:√3の三角形の比、三角形の相似などを用いる。

攻略ポイント

【大問1】は、確実に取るべき問題。いかに正確に迅速に解答するかによって、残りの問題に時間をプラスできる。
【大問2】(2)は繁文数の計算は慣れておく必要がある。
【大問2】(6)(7)以外は試験中に比較的考えずに解答できるように落としてはいけない問題。(7)のような問題に慣れていない人はあと回しにしてもよいだろう。
【大問3】と【大問4】は、知識問題として分析すると、知らないと解答できない問題。標準問題集で数多く空間図形に触れておこう。
【大問5】の(1)は必答。(2)は難問ではないが計算力が必要。線分の比、三角形の比、相似などを用いて根気よく正確に2点を求めて、さらに連立方程式で計算しなければいけない。
しっかりした学習の下で、試験の鉄則である、できる問題から解いていけば合格点はとれるだろう。

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