浦和明の星女子中学校の傾向と対策
浦和明の星女子中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
埼玉の女子最難関校。どの科目も標準的な問題が多いが、それらが難なく解けるとともに、早く正確に解答する「処理能力」をみがいておこう。
算数 | 「問題を解くスピード」と「標準的な問題における正答率の高さ」が求められる。 |
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国語 | 素材文が長いため速読は必須。選択肢式問題・書き抜き問題をすばやく解答する「処理能力」も求められる。 |
社会 | 全ての分野・単元から出題の可能性あり。全ての分野で隙の無い、確実な実力をつけることが必要。 |
理科 | 難問は少ない。基本的な知識と典型的な計算問題をスピードを持って解く練習が必要。 |
国語の攻略ポイント
やはり素材文の長さには特筆すべきものがある。例年でも10,000字を超えることがあったが、2022年度でも計15000字ほどにもなっており、首都圏の入試でもトップクラスである。
特に物語文は文量が多いので、長い文章でも集中を切らさずに読む練習を積んでおきたい。また、年度により詩の読解も出題されているので、無策でいるわけにはいかない。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問一】論説文の読解 | 標準 | 17分 | ★ |
【大問二】小説の読解 | やや難 | 23分 | ★ |
【大問三】感想文・記述問題 | やや難 | 10分 |
理科の攻略ポイント
大問が4つあり、それぞれ4つの分野(生物・地学・物理・化学)から対等に出されている。また出題される単元にも偏りはないので、どの内容もまんべんなく押さえておかなければならない。
その点は例年とは変わらないものの、本年度(2022年度)の理科は大変手強い問題が多かった。以前の大長文問題とは異なる難しさで、もとの設問の質が高いというものだった。なので、数年の出題レベルを想定していった生徒は驚いたことと思われる。
1年だけでは分からないが、理科のテスト全体に傾向の兆候が見られたのは確かだ。本年度の大問にはすべて難度の高い設問が複数含まれていた。特に【大問3】はやりにくかったことと思う。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】気体の膨張 | 標準 | 6分 | ★ |
【大問2】水溶液の判別 | 標準 | 6分 | ★ |
【大問3】固有種と外来種 | やや難 | 6分 | |
【大問4】太陽の1日の動き | 標準 | 6分 | ★ |
社会の攻略ポイント
2017年度に問題の形が変わったが、2018・2019年度と以前の形式に戻ったような構成になった。
2つの大問に歴史と地理・政治経済が振り分けられ、前年には無かった地図の読み取りの問題も2018年度には復活した。
設問形式は例年あまりかわらず、記号選択がほとんどで難易度にも変化は無さそうである。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理・政治経済分野 | 標準 | 9分 | |
【大問2】歴史・現代社会分野 | やや難 | 16分 | ★ |
算数の攻略ポイント
「速さ」…大問として必ず出題されている。「速さの問題」と一言で言っても、その内容は,グラフを使うもの・純粋に速さを求めるものや旅人算・比を使うものなどバラエティに富んでいる。
本年度は【大問2】の速さの比と、【大問4】の平面図形の平行移動に速さの考えが使われている。【大問2】は平易で【大問4】後半は難しかったもののこれからも対策が重要な分野であることに変わりはない。
「図形」…平面図形、立体図形とも小問によく見られる。【大問1】(4)(6)のような感じで出題されるわけだが本年度は比較的解きやすかった。むしろ大問である【大問3】全般、【大問4】の後半に苦戦したことだろう。
難関校の入試問題としては標準的でオーソドックスな出題が多く、奇をてらったような問題はほぼない。まさに実力勝負の内容となっている。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】計算・仕事算・百分率・立体図形・倍数算・点の移動・平面図形と比 | 易 | 20分 | ★ |
【大問2】速さと比 | 易 | 6分 | ★ |
【大問3】水量と比 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問4】平面図形の移動 | やや難 | 8分 | |
【大問5】場合の数 | やや難 | 8分 |
浦和明の星女子中学校合格者の声
リーダーズブレインのプロ家庭教師は、お子さまのレベルやご希望にあわせて指導します。プロならではのノウハウでさまざまな課題を解決して志望校合格に導いてきました。
ストレスから塾に通えず、テストが受けられない時期がありましたが、先生と少しずつ勉強することから始め、入試本番受験できるまで改善し、さらに志望校に合格でき、感謝しております。ありがとうございました。
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 浦和明の星女子中学校 |
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偏差値 | 2021予測偏差値65(四谷大塚80%)・56(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では渋谷教育学園幕張中・栄東中、2月は女子学院中・桜蔭中・雙葉中・豊島岡女子中・渋谷教育学園渋谷中・慶應中等部が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低65%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。 |
進学実績 | 東大・筑波大・東工大を始めとした国立大に2割、早稲田大・慶應義塾大・上智大に7割、MARCHに8割が合格している。 |
その他 | 2006年より高校での募集を停止し、完全中高一貫校となった。それ以降、国公立大の合格実績を伸ばしている。 |
基本情報 |
所在地 〒336-0926 埼玉県さいたま市緑区東浦和6-4-19 最寄駅 JR「東浦和」徒歩8分 連絡先 ℡:048-873-1160 沿革 平成15年開校。 |
