学習院女子中等科の傾向と対策
学習院女子中等科の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、A入試
受験の攻略ポイント
学習院系列の女子校。どの科目も、基礎事項をしっかり習得した上で、設問の意図に合わせて的確に記述する「表現力」をみがいておこう。
算数 | じっくりと問題を読み解かせることに重きを置いた問題。式や考え方を相手に伝わるように書く練習が必須。 |
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国語 | 「字数指定がない記述問題」対策として、基礎的な記述方法をおさえておく必要あり。 |
社会 | テキストの「勉強」だけでなく、「社会そのもの」にどれだけ関心を持っているかを問われる。 |
理科 | 4分野のすべてから出題される。やみくもな暗記ではなく、知識を日常で活用できる教養が求められる。 |
社会の攻略ポイント
歴史・政治経済・地理がバランスよく出題されている。適語記入が多めの構成で、1~2行の短文記述が例年5~6問出されているので、過去問で慣れておきたい。
現代社会への関心を問うような、前年度・今年度の出来事についての問題も出されているので、本校の志望者は、国際関係も含めて直近の社会情勢に注意をしておく必要がある。
2022年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】政治経済分野 | 標準 | 9分 | |
【大問2】地理分野 | やや難 | 11分 | ★ |
【大問3】歴史分野 | 標準 | 10分 | ★ |
理科の攻略ポイント
物理・化学・生物・地学の4分野を万遍なく学習することが重要である。物理・化学・地学分野では計算問題や作図問題に慣れておきたい。
地学・生物分野では天体や地形、動植物についての基本的な知識を習得しておきたい。また、現象の原理、物質や生き物のつくりを説明できるようにしておくこと、一つの視点だけでなく多様な視点から考察できるようにしておくことを重視した学習を心がけたい。
2022年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】太陽、地球、月/地学 | やや難 | 7分 | ★ |
【大問2】ものの溶け方/化学 | 標準 | 8分 | |
【大問3】音/物理 | 標準 | 8分 | |
【大問4】パンダ/生物 | 標準 | 7分 | ★ |
国語の攻略ポイント
物語文を素材に、漢字20問・残りの大半が記述問題という漢字・記述に特化した特徴のある試験となっている。
とにかく記述の分量が多いので、対策もそこに焦点を当てたものとなろう。
漢字も配点の大きな割合を占めるので、一問も落とさない覚悟で臨みたい。
2022年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問一】小説の読解 | 難 | 42分 | ★ |
【大問二】漢字の読み書き | 標準 | 8分 | ★ |
算数の攻略ポイント
「調べる問題」…本年度で言えば【大問5】が該当する。内容は数の性質それも倍数・公倍数を用いる解き方をする手間のかかる問題である。
頻出の内容なので、対策の必要性を感じる。
「図形」…本年度は【大問4】に出題され、作図を行った上での面積を求める問題だった。本年度・昨年度のものは基本的なレベルであったが作図・解法ともに難易度の高い年もあるので気をつけたい。
2022年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】計算問題(分数の四則計算) | 標準 | 8分 | ★ |
【大問2】速さと比 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問3】売買損益の問題 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問4】平面図形(回転移動と面積) | 標準 | 8分 | ★ |
【大問5】数の性質 | 標準 | 8分 | |
【大問6】N進法 | 標準 | 10分 | ★ |
学習院女子中等科合格者の声
リーダーズブレインのプロ家庭教師は、お子さまのレベルやご希望にあわせて指導します。プロならではのノウハウでさまざまな課題を解決して志望校合格に導いてきました。
短期間でこれほども鍛えていただけるのかと思うほど、国語の記述力を伸ばしていただきました。もっと早くから始めていたらもしかしたら…と思うほど。
子供は、高橋先生との時間を楽しみにしておりました。本当にありがとうございました。
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 学習院女子中等科 |
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偏差値 | 2023予測偏差値 B 62(四谷大塚80%)B 54(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では浦和明の星女子中、2月は明治大学明治中・頌栄女子中・青山学院中・白百合学園中・渋谷教育学園渋谷中・洗足学園中・吉祥女子中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低60%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。 |
進学実績 | 卒業生の60%が内部推薦で学習院大学へ進学しており、45%が早稲田大・慶應義塾大・上智大に合格している。早稲田大・慶應義塾大への進学希望者は増加傾向となっている。 |
その他 | 高校での募集を行わない完全中高一貫校。高等科での成績等によって、学習院大・学習院女子大学へ推薦され、ほぼ全員が希望の学部へ進学できる。 |
基本情報 |
所在地 〒162-8656 東京都新宿区戸山3-20-1 最寄駅 副都心線「西早稲田」徒歩3分・東西線「早稲田」徒歩10分・JR「高田馬場」徒歩20分 連絡先 ℡:03-3203-1901 沿革 明治18年開校。 |
