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攻玉社中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「攻玉社中学校の国語」
攻略のための学習方法

分析

本校の試験は、漢字・知識の独立問題で3題、物語文・説明的文章の読解問題が2題という形が多い。

物語文は、現代とは異なる時代を題材にしたものが多く、2018年度は「大鏡」という古文の記事をもとに描かれた児童向けの物語「日蝕の日」が用いられた。
説明的文章はかなり難度の高い言葉や概念が用いられるものがあり、問題の難易度としても物語文より難しい印象である。

2017年度では2題合わせて約12000字と最難関校をも凌ぐほどの文量であったが、2018年度は計8300字ほどであった。今後もおそらくは10000字程度を目標とした対策が必要になると思われる。

ただし、試験全体としてみれば難易度自体はそれほど高くない。偏差値相当の実力があれば無理なく答えられる難しさである。

設問は、選択式問題・書き抜き問題が多く出題されている。
選択式問題は、五択であり文字数の多いものもあるため、やや手間がかかる。紛らわしい内容にはなっていないので、読解ができていればあまり迷わず選べるだろう。

書き抜き問題も、目当ての部分をすぐ見つけられるように、傍線などで目立つ工夫をしておこう。

記述

記述問題の数は、1、2題程度で、字数の多い時で100字ほど。2018年度では50字であった。文中の適切な部分を素にまとめられるものが多いので、ここもまずは読解力が求められるところである。

問題文

素材文の長さは、合計で8000~9000字程度。2017年度は特に多かったが、最新年度は8300字ほどで例年の文量に戻っている。

物語文では、現代とは異なる時代を題材にしたものも目立つ。過去や未来の社会を扱った小説などをたくさん読み、現代とは異なる社会の様子や風俗に多く触れておくと、いろいろな設定も理解しやすくなるだろう。

説明的文章は、扱う題材や出てくる用語が難しい印象を受ける。この分野については難関校向けの高レベルの教材で慣れておいたほうがよいかもしれない。もっとも、問題自体の難易度は適切に抑えられているので、難しめの文章に目を慣らしておいたほうがよい、という意味と思っていただきたい。

知識

漢字・言葉の知識関連の問題は、毎年出題がある。基本レベルの問題の中に、いくつか難しいものが含まれている。問題数は多くないが、失えば他と差がつく部分でもあるので、読解と同様、手を抜かず取り組んでおくことが肝要である。

まとめ

素材文の長さや論説文の難しさから、難しい試験という印象を持たれるかもしれないが、問題自体の難易度は適度に設定されており、合格者平均点も五割五分~六割といったところなので、最初の印象にとらわれなくてもよい。意地悪な試験ではない。
国語の試験対策の王道に従い、語彙を増やし読解力をつけて、試験に臨んでいただきたい。

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2018年度「攻玉社中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

漢字の読み・書き取り・熟語の知識関連・物語文・論説文という全体構成である。

長文2題で合わせて8300字。試験全体としての難易度はそこまで高いわけではないので、臆する必要は無い。
だが、総解答数は42問で、選択肢も五択であり、全体のボリュームは大きい。スピードは必要とされるので、過去問を多くこなして速さを身につけたい。

【大問一】漢字の読み

  • 難度:やや難
  • 時間配分:2分

読みの中でも特殊な読み方をするものが出されている。難読漢字などの練習もしっかりこなしておきたい。

【大問二】漢字の書き取り

  • 難度:標準
  • 時間配分:2分
  • ★必答問題

3.腹蔵―本心を隠して表に出さないこと。5.「採決」という言葉を思い出せばよい。

【大問三】俳句

  • 難度:やや難
  • 時間配分:6分

「自分の庵(粗末な木でできた小屋)は破らなかった(壊さなかった)」と言っているので、キツツキのこと。

蛙が鳴いているようすを「手をついて(偉い人の前で)歌を詠んでいる」と例えている。

ハマグリの身と貝殻とふたつに分ける―人と人との別れ、という比喩。

木枯らしが海に吹き渡っていくさまを「木枯らしの果て(終点)」と表現している。

サルが寒そうにこちらを見ている。「時雨」は冬の初めの冷たい雨。

【大問四】論説文の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:22分
  • ★必答問題

筆者の学生時代の体験も交えながら、個性と職業選択について論じている。

問一 「にも拘わらず」に注目。「私たちは自分の中の個性を大切にしたいと思っている」
「にも拘らずわからないのはつらい」「いったい個性とは何なのか?」という流れでアに入れば文意が通じる。

問三 直後で「子供には何をどうして良いのかわからない」と言っているので、個性の何たるかもわからないのに大人たちからしつこく言われて閉口していたのだと思われる。

問四 同じ段落で詳しく説明されている。「職業の多様性は社会の必要に応じて生じた」ので、個性の多様性とは対応していないのである。

問五 直後で「社会の分化した役割を誰かが担って分業の一環として役立たねばならない」と述べている。そうしないと社会から認めてもらえないし、社会が成り立たないのである。

問六 この「やっと」は、「思い切って」行動するときの掛け声「えいやっ(と)」の一部である。

問七 自分の外に「本当の自分」を求めようとする、まるで「幸せの青い鳥」を探すような夢見がち・無いものねだりな態度をバカにされたのであろう。

問八 「しごと」は人のために「仕える」のではなく、自分から進んで「為す」のだという筆者の意見をとらえる。そのためには「自分の本性と合っていなければならない」と考えている。

問九 アイデンティティについて述べている部分で、ウとオのような事実があることを書いている。

【大問五】小説の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:18分
  • ★必答問題

「日蝕の日」は子供向けの読み物として発表されたもの。
加茂の祭の「冬の臨時の祭」が行なわれるようになった言われが157歳の老人から語られる、という話になっている。

問二 「~といったらない」は「~の程度がはなはだしい」という意味。傍線部は、「とても賑やかだった」ということ。

問三 直後で「雪が白く、露も霜と変って」とあるので、季節・時節のことであるとわかる。
  加茂の臨時の祭が開かれる11月ころ、ということである。

問四 文中の祭は冬の臨時の祭で、夏の「加茂の祭」が本祭である。

問六 「若い・未熟な」の意味で使われている。

問七 若い人が集まって白鬚の翁の言ったことは老人の戯言だ、と言ったのである。その場の雰囲気は壊れただろうが、このことで祭全体の盛り上がりまで壊れたわけではないだろう。

問九 白鬚の翁の会話の中で述べられている。「何うも冬はさむしゅうてならん。何うか祭なりと賜れ!」の部分である。「さむしゅう」は「さみしい」。夏は祭があって賑やかなのに、冬がつまらないと言っているのである。

問十 神の出現とともに日食が起こった。あたりが急に暗くなった部分である。

問十一 本文〈三〉の部分は白鬚の翁(大宅の世継)の記憶の説明である。現在の世継ぎが記憶の中の自分(子供のころの世継ぎ)を思い浮かべている、ということである。

世継は子供のころ、御門(当時はまだ侍従)が鷹狩に出た時に見かけていたのである。その後、御門と神が話す場面は直接には目撃していない。ただ日食を経験しただけである。神が現れたことは後に母や父から聞いたと言っている。

攻略のポイント

最新年度は文章量も平年と同じくらいにもどり、難易度自体にも変化は無い。合格者平均点は6割に満たない程度であるので、やや難しめの試験となっている。

物語文と比べて論説文は難解な傾向があるので、説明的文章が苦手な人は十分に練習しておくこと。

また、物語文は現代と異なる時代が題材になることが多いので、その点も留意しておかれたい。

漢字・言語事項も難しいものが含まれるので、そのつもりで学習に取り組むように。

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