中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

西武学園文理中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「西武学園文理中学校の理科」
攻略のための学習方法

[物理・化学の前半と生物・地学の後半]

得意な分野から手をつけて、余裕を持ってテストを終わろう。というのが、西武文理中学の理科に対する合格必勝法だ
大問4問のうち、【大問1】【大問2は物理・化学からの出題、【大問3】【大問4生物・地学からの出題とテストの形式が決まっている。
前半の大問には計算を要する問題も含まれ、手強い気がするものの受験生によって得意・不得意分野はまちまだと思うので、最初に書いたように、計算上等と手ぐすねを引いている受験生は【大問1から、どうも計算が入るといけない、という受験生は【大問3から始めるとテスト時間が有効に使えることだろう。
算数は冒頭の計算問題から、国語は漢字の書き取りからのような基礎からテストに入っていくというルートがある程度見込めるものの、理科の場合ははじめに一行問題でもない限りどの大問が易しくどの大問が難しいとは解いてみないとわからない。【大問1がもっとも難しく最後の大問がもっとも解きやすいことも往々にしてある。少なくとも当校の場合、2018年度・2017年度とも後半の方が解きやすいと感じた。
分野の好き嫌いは別とすれば、後半から手をつけた方が精神的に余裕が持てるのは間違いない

[じっくりと、正確さを大切に]
またこの学校の場合、テスト時間が社会と合わせて60分となっており、その半分が理科に使えるとすると30分、その間に大問4つと小問20前後を解いていけば良いことになる。これは単純に比較して他校の問題よりは時間にゆとりが持てる作りになっている。
時間に追われて焦ることはないと言うことだ。
おそらく公開模試と比べても問題文をじっくり読み、よく考えて答えることが出来るはずだ。しかも問題文自体が長くなく、知識問題もシンプルに問われている問題が多いので、30分以内にすべて終えることができる可能性が高いと思う。
しかしそれは他の受験生でも同じことで、解きやすいテストは誰にも解きやすいものだ。そこで正確さが大事になる。理科は分量も少なく問題もあまり難しくない。合格を考えるとき、できれば理科で得点を重ねておきたい。それには、早く解くより正確に解くことを第一義に考えてテストに臨みたい

[前半計算問題の難易度]

たまにユニークな出題(2018年度【大問4】2452017年度【大問1】5など)があるとはいえ、知識問題はおおよそが過去勉強してきたテキストの域を出ない、履修済みの内容である。ここはしっかりと正解できるのが受験生の義務だろう。
そうなると、ポイントは計算問題の難易度になるわけで、どの程度までおさえておけば良いか、ということだ。
2018年度の問題には、正直これといった設問は一つも存在しない。計算が苦手、という受験生でもこれならば解ける、と愁眉を開かせる問題がほとんどだ。
ところが2017年度になると【大問1】34【大問2】3、さらに【大問4】5、と標準またはそれ以上の難度を持つ問題が結構出ている。
これらの設問にすべて答えなくてはいけないと言うことはもちろんないが理科で点数を積み上げておきたい受験生は、うすくてよいので計算問題に特化した問題集を1冊くらい仕上げておくと良いだろう。本年度のように空振りという可能性もあるが、例年のようなテスト内容であれば必ず得点のアシストをしてくれるはずである。
基本的知識を定着させた上で計算問題への対応力も身につけておけば合格はおのずから手に入るものと確信させられる。

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

2019年度「西武学園文理中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

テスト時間は社会と合わせて60分で、理科だけに与えられた時間は30~35分くらい。本年度のレベルであれば30分以内にこなすことも容易である。
大問は4問で小問の数は20前後で、大問のはじめにあるリード文も長くない。実験結果を伴う問題が多いとしても案外あっさりしている感じを受けるので、時間をあまり気にせず問題にあたることが出来る。

【大問1】電磁石

  • 難度:
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

「電磁石」を習い始めて最初の日に、電磁石の性質を学ぶ。この大問はその内容を確認しているに過ぎない。また、乾電池を並列または直列につなぐと磁石の力はどうなるか、など懐かしさあふれる問題になっている。

【大問2】使い捨てカイロ(さびのでき方)

  • 難度:
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

使い捨てカイロがなぜ温かくなるのか、を懇切ていねいに設問を通して解説してくれているような問題なので、点数をもらいながら賢くなれる。
ポイントは問5で、なぜ使い捨てカイロは温かくなるのにさびた鉄のかたまりは温かく感じないのか、に対する答えである。ヒントはさびるスピードにあるわけだが知らなかった生徒はこの機会に覚えておこう。

【大問3】猛暑日

  • 難度:
  • 時間配分:6分
  • ★必答問題

近年ではまったく珍しくなくなった「猛暑日」についての問題。とは言っても設問の大半は植物の基本的知識を問う内容になっている。
問2で、実ができなかった理由を答えるところで「2つ」というところがミソで、両方とも答えられたかどうか。さらに問4は生きた植物とそうでない植物の違いについて答えるなど、だんだんと問題が面白くなってきた感じがする。

【大問4】時事問題(小惑星探査機「はやぶさ2」)

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分

理科の時事問題とも言うべき大問で、聞かれている内容を含めて本年度の問題の中では最も難易度が高い。最後には計算を必要とする設問もついてくる。【大問3】までで十分点数が足りている生徒はとってはさらなる「貯金」ができるところなので気を抜かずにがんばろう。
問1・2は知識の確認である。問2はすべてしっかり答えられるように。
問4は時事的な問題とは言っても普遍的なことを聞いている。なぜ着陸装置は車輪などを使わずに飛び跳ねながら探査を進めたのか、選択肢を消去法で消しながら正解にたどり着こう。
問5はこのテスト唯一の難問と言って良い問題。問題文の最後にある「そのとき地球はこの小惑星から見てちょうど太陽の反対側にあるものとします」を見落とさないように。「はやぶさ2」の半周分の時間240日と地球の公転周期「360日」の最小公倍数をとっていけばよい。

攻略のポイント

テスト時間は、社会と合わせて60分で60点満点。
合格者平均点などは発表されていないものの合格最低点(164/320点)から考えると、理科は60点中40点以上とれれば合格に対して必要十分な点数と言えるだろう。
【大問1】【大問3】はまったくの基本問題なので高得点が期待できる。ここでしっかりと正解を並べられればやや難度の増す【大問4】での負担も減るはずである。他科目に多少難のある受験生はこの理科で得点を稼ぎたい。
そのためには、やはり基本的知識をどの分野でもまんべんなく自分のものにしておくことが大切である。と同時に標準的な計算問題もまた手中に収めること。これで十分な合格点が望めることだろう。 

志望校への最短距離を
プロ家庭教師相談

お問い合わせ・資料請求はこちら

西武学園文理中学校の科目別
入試対策一覧

中学受験のために
家庭でできること

インタビュー=学力が伸びる子と伸び悩む子の特徴とは

リーダーズブレインの合格実績豊富な現役家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。どのようなタイプの子供が伸びるのか、家庭でのサポートで親が気を付けるべき事は何か。勉強のサポートの仕方から親子の関係性など…ぜひ参考にしてください。

TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。