問１　振り子の長さはおもりの重心まで。

問２　振り子の等時性を発見したのは、イタリアのガリレオ・ガリレイ。

問３　実験結果より、振り子の長さが４倍になると周期が２倍になるという関係が読み取れる。１６０ｃｍは１０ｃｍの１６（４×４）倍なので、周期は４倍になる。

問４　実験結果より、鉄球の重さだけは周期に影響していない。

問５　おもりの重さを変えて実験する場合は、おもりの重心の位置が変わらないような取り付け方をする必要がある。

問６　振り子の長さが最も長くなるのは、幼児がすわった場合。ふれはばは５０度の方が周期が長くなる。

振り子の周期に関する出題。テキスト等に書かれてある内容と大きな差はないが、示された実験結果から、振り子のふれはばも周期に影響することに注意。

問１　光合成は葉緑体で行われる。

問２　アルミはくで覆った部分は光合成が行われず、でんぷんはできない。

問３　水を沸騰させることにより、水中の気体を取り除いている。

問４　息に含まれる二酸化炭素により酸性の液体になる。光合成により二酸化炭素が吸収されると、中性に戻る。選択肢が紛らわしいことに注意が必要。この変化に酸素は一切関係ない。

問５　「水草を入れない」以外は全く同じ条件で比較実験をすればよい。

植物の働き（光合成）に関する出題。テキスト等で学習していれば正答可能な内容が並んでいる。確実に正答したい。この問題での得点が伸びなかった場合は、テキストに戻って「植物の働き」についての復習に時間をかけて欲しい。実験の進め方についても理解しておきたい。

問１　１・２・４班の実験結果より、マグネシウムと燃焼で結びついた酸素の重さの比は３：２。３班の実験結果を見ると、燃焼で増えた重さは１ｇなので、燃焼したマグネシウムは１．５ｇ。マグネシウムは２．７ｇあったので、２．７－１．５より、燃焼せずに残ったマグネシウムは１．２ｇ。

問２　１班の実験結果を利用すると、アルミニウムと結びつく酸素の比は９：８。実験１の結果との連比を取ると、同じ重さの酸素と結びつくマグネシウムとアルミニウムの重さの比は４：３。　

問３　マグネシウムの重さ＋アルミニウムの重さ＝１３．５マグネシウムの重さ×５/３＋アルミニウムの重さ×１７/９＝２４．５この２つの式から消去算を行えばよい。

問４　水素の性質に関する選択肢問題。すべて選択に注意。

問５　実験結果より、１．２ｇのマグネシウムから１．２Ｌの水素が、０．９ｇのアルミニウムから１．２Ｌの水素が発生する。したがって、１．２×４．５÷１．２＋１．２×６÷０．９　より１２．５Ｌ。

金属の燃焼に関する出題。やや難しい計算問題も含まれ、今回の理科の入試において明暗を分ける１題。来年以降も同様の計算問題が出題される可能性が十分あるので、問題集やテキストを用いて、やや難しめの問題も含めて計算問題練習を十分に行って欲しい。

問１　沈みこんでいるのは、ウの太平洋プレートとエのフィリピン海プレート。

問２　地震に関する選択肢問題。すべて選択に注意。

問３　地盤に多くの液体を含んだ場所で地震の時に起こる現象は液状化現象。

問４　横ずれ断層に対する力のかかり方に関する問い。

問５　３０００年間で起きた地震の回数は３０００÷１５０　より２０回。１年で６ｍｍ沈降すると３０００年では１８ｍ沈降するので、地震による隆起は６＋１８　より２４ｍ。２０回の地震で２４ｍ隆起したので、１回の隆起では、２４÷２０　より１．２ｍ＝１２０ｃｍ。