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法政大学国際高等学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「法政大学国際高等学校の国語」
攻略のための学習方法

解法

「選択肢」「抜き出し」「空所補充」、その他の問題も含め、「法政大国際の国語」で勝利を手中に収めるための基本は、「解法」をいかにうまく使うかということだ。「解き方」が安定しなければ、「得点力」はアップしない。「論説文」(説明文)と「小説」「随筆」、それぞれに応じた独自の「解法」。そして、全てに共通する「解法」。それらを体系的に理解して定着させ、応用できるようにしなくてはならない。

そこで肝要なのは、「復習」の仕方だ。「答え合わせ」をして「解説」を読み納得した。問題はその後だ。「考え方のプロセス」を「トレース」することが必須。万一、「トレース」できないとすれば、そのこと自体が問題になる。「解説」が定まっていない証だからだ。

そして、「間違った問題」こそ宝の山だと認識すること。「解き方のプロセス」のどこで誤ってしまったのか? その「分岐点」をしっかりと確認して頭に刻み込んでおくことこそが、同じ間違いを繰り返さない秘訣になる。

さらに、いくつもの練習問題を通じて同種の設問に共通する「解き方のプロセス」を身につけたい。それが「解法」となる。そうして理解、習得したものを書き留めた自分自身の「解法ノート」を作成しておきたい。解き方に迷ったらそのノートを確認して、確実に応用できるようにしておくこと。繰り返すことで、やがて自然と「解法」を用いて解くようになるはずだ。

速読

大学入試にも匹敵、あるいはそれ以上の問題文を読まなくてはならない。全体で9000字程度。解答時間は50分。当然、「速読」が求められる。しかし、設問を解くために読むのだから一般的な「速読術」を使うわけにはいかない。やはり、文章に応じての「速読」のコツを習得しなくてはならない。

「論説文」(説明文)であれば「Nの法則」。意味段落の「序論」「結論」は「論旨」が述べられているので確実に読み、「本論」は「段落相互関係」に着目しながら「各形式段落」の「最初」と「最後」を中心に読み進める。

「小説」「随筆」は、「場面分け」をしながら新たな「登場人物」をチェックしつつ、「心情表現」を拾いながら素早く読んでいく。その上で、とにかくできる限り数多くの過去問の文章を読むことだ。

法政大国際に限らず、他の学校の入試問題も読んでおきたい。練習あるのみ。そして、最終的には分速700字以上(できれば750字近く)で「速読」できるようにしたい。

知識

「高度な語彙力」だけではなく、「文法」や「国語常識」も含めた多種多様な「総合的知識」が必要となる「法政大国際の国語」(直接出題だけではなく、「本文読解」等でも必然的に問われる)。いかなる「攻略法」があるのか?

「国語的知識」は幼少期からの蓄積、故に「15の春」を前にした今ではもはや手遅れ、かも知れない。が、そこで諦めてしまっては「ジ・エンド」。今からでもできることは、ある。先ずは、「己が実力」を悟ることだ(「己が」=「おのが」が読めなければ既にヤバイと自覚せよ)。

過去問を解いてみて(少なくとも5年分以上)、「5割未満の正答率」だったら「中学入試レベル」からの再スタートだ(分かっていると思うが、「中学入試」を馬鹿にしてはいけない。上位校では「高校入試」どころか「大学入試」のレベルに達する)。「5割超の正答率」でも無論、不断の努力は欠かせない。要は、地道な努力、日々の積み重ねあるのみだ。

さらに、「口語文法」も侮ってはいけない。直接出題されることがあるし、「問題文理解」にも不可欠だ。特に、「文節の相互関係」や「付属語」(「助詞」「助動詞」)の「意味・用法」は確実に定着させておくことが重要だ。

なお、「知識」強化用のテキストとしては、「高校入試 でる順ターゲット 中学漢字・文法630」(「文法」含む)や「高校入試 でる順ターゲット 中学漢字」(共に旺文社)などが推薦できる。また、残念ながら「中学入試レベル」からの場合は、「四谷大塚」の「四科のまとめ『国語』」(HPから購入可能)等がオススメ。

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2018年度「法政大学国際高等学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

大問 は「論説文」、出典は「新潮」2017年1月号掲載の星野智幸「一瞬の共同性を生きる」(文字数約4300字)。
小問は全16問(解答数22)。「選択肢」(「組み合わせ」「空所補充」「総合的知識問題」あり)、「抜き出し」、「漢字の書きとり」(全5問)など。問題文は5分半ほどで読み切り、設問を15~16分で解きたい。

大問 は「小説」、出典は堀江敏幸「雪沼とその周辺」所収の「送り火」(文字数約4600字)。
小問は全18問(解答数27)。「選択肢」(「空所補充」「心情変化整序」「本文合致判別」「総合的知識問題」あり)、「漢字の読み」(全5問)など。問題文は6分ほどで読み切り、設問を20数分で解きたい。

【大問一】論説文

  • 時間配分:

孤独を癒(いや)すはずの「共同性」が「排他性」に変化していっている現在の状況に「文学」が関与している以上、「文学」に政治を持ち込む必要があると指摘し、「公の物語」の暴力を阻止するためにそのような「物語」の言葉を批判すべきだと論じている。

「文学論」ではあるが、内容は理解できるはずだ。「法女」の頃からの実に多彩な設問構成は本年度も健在だ。以下、いくつか確認してみたい。

[問1] 「漢字の書きとり」(全5問)。

二重傍線部の「カタカナを漢字」に直す。昨年度の「書きとり」は比較的平易だったが、本年度は一気に難易度が上がった。要注意だ。

確認したい。
「お祭り騒ぎを、日本の人たちはすさまじくカツボウしている」=「渇望」⇒いきなり手強い、「渇」を「喝」としないこと。「心から望むこと」という意味も押さえておきたい。

「不当にシイタげられた人間たち」=「虐(げ)」⇒下の部分を「ヨ」としないこと(向きに注意)。

「大災害やアヤマちの引き起こした事件」=「過(ち)」⇒「同音異字」に要注意。

キバを向け始める」=「牙」、難しくはないはずだが、意外と抜け落ちていないか? 

「独善にオチイっていく」=「陥(って)」⇒これは「でる順」の定番、できなくてはいけない。

本校では、平易から難解までの確実な「漢字力」を培っておくことが肝要だ。失点は是非とも避けたい。

<時間配分目安:全問で1分>

[問2] 「慣用句の用法判別選択肢」(4択)。

「総合的知識問題」。
傍線部(A)「眉を顰(ひそ)めている」について、示されている例文の中から、「眉を顰める」という「慣用句」の使い方として「正しいもの」を答える。
「知識」として、「眉を顰める」=「心配事や、他人の嫌な行為に不快を感じて顔をしかめること」だと定着していてほしい。

無論、「答え」は選択肢(3)「行儀の悪さに眉を顰める」だ。

仮に定着してない場合は「文脈」から「消去」していくことも可能ではあるが、やはり本校では「ハイレベルな語彙力」が求められていると肝銘しておくこと。

<時間配分目安:30秒以内>

[問3] 「語句の空所補充選択肢」(全3問/4択)。

本文中の空所【ア】【ウ】に入る「語」を答える。各選択肢は全て「接続詞」。
本校に限らず、「空所補充」の定番だ。
「接続詞」では「逆接」以外には十分に注意することが肝要。
「逆接」以外だと、どれもあてはまってしまう可能性があるのだ。

単純に前後を読みつなぐだけではなく、それぞれの「接続詞」の「意味・用法」を的確に押さえた上で、「文脈」を確認する必要がある。
また、段落冒頭の「接続詞」は「前段落全ての内容」を受けているので注意すること(本問にもある)。

各空所を確認していく。
【ア】は段落冒頭で、前段落では要は「応援スタイルなど競技の文化が変化するのはありうる」と述べているが、空所直後は「変化には理由がある」となっているので、「逆接」の選択肢(3)「でも」、
【イ】は直前が「日常が孤独だからだろう」で直後は「居場所がないのだ」、ということは「説明・補足」(換言)である(4)「つまり」、

段落冒頭の【ウ】の前段落は「疎外感を常日頃からどこかに抱えている」とまとめられており、直後が「日常とはまったく違う人とのつながりを求めたくなる」と続いているので、「順接」(1)「だから」、以上がそれぞれの「答え」だと特定したい。

「接続詞」などの「空所補充」では絶対に失点しないことが求められる。

<時間配分目安:全問で1分半>

[問4] 「理由説明選択肢」(4択)。

傍線部(B)「所属する場はあっても、そこに過不足なく自分が収まっていると思えないのだ」について、「それはなぜか」を答える。

「選択肢設問」は「消去法」が原則。
先ずは「原意消去」をしたい(「原意絶対優位の原則」=「設問」「傍線部」等の「原意」、要は「本来の意味」を最優先に考えること)。

ここは「理由説明」なので、各選択肢の「文末」(「選択肢」の説明で最も重要な要素は「文末」に記されている)⇒「だから」⇒「自分が収まっていると思えない」と、直接的につながらないものを「消去」することになる。

確認する。
(1)「一体感を持つことができないから」⇒「自分が収まっていると思えない」、
(2)「自分が必要とされている実感を持つことができないから」⇒「自分が収まっていると思えない」、
(3)「自分らしく振る舞っているのに物足りなさを感じてしまうから」⇒「自分が収まっていると思えない」、
(4)「要求に十分に答えられていないことに焦りを感じているから」⇒「自分が収まっていると思えない」。

どうか? 「自分が収まっていない」⇒「自分の居場所がない」=「自分は求められていない」ということになるので、(2)以外は「消去」できなくてはいけない。
「同一意味段落」を確認して(「論説文」では「同一意味段落」に「根拠・手がかり」がある)、他の部分の説明も特に誤っていないので、「答え」は(2)でいい。「一発消去」だ。

「スピード勝負」の本校では、「原意消去」でのショートカットを十分に活用することが肝要。

<時間配分目安:1分半>

[問5] 「換言説明選択肢」(4択)。

傍線部(C)「無礼講的な水平のつながり」について、これは「どのような人間関係をいうのか」を答える。無論、先ずは「原意消去」。ここは「換言説明」なので、各選択肢の「文末」と、「無礼講」の「原意」が結びつかないものを「消去」することになる。

確認する。
(1)「遠慮なく自分の思いを表現できる関係」、
(2)「表面的な友好関係」、
(3)「協力関係」、
(4)「相手をぞんざいに扱ってもいい関係」。

「無礼講」=「身分・地位を無視して行う宴会」という「原意」なので当然、(1)以外は「消去」可能だ。ただ、この「意味」を知らない諸君もいるに違いない。その場合は「水平のつながり」で「消去」したい。

各選択肢の前半は、
(1)「相手と対等な立場」、
(2)「相手の領域に踏み込まない」、
(3)「つながりの外にいる者に対して圧力をかけていく」、
(4)「礼儀を無視して」。

この「消去」方法でも結局、(1)が「答え」になると分かるはずだ。

「消去」に関してはいくつかのオプションを用意しておくことが求められると心得よ。

<時間配分目安:1分以内>

[問6] 「換言説明抜き出し」(「5字以内」指定)。

傍線部(D)の「共同性の感覚」は、「どのように言い換えられるか」を「五字以内」で抜き出して答える。
「抜き出し」では、「抜き出すべき内容」を特定した上で「抜き出し範囲」を絞っていくことが鉄則。

「傍線部(空所部)一文一部の法則」(「傍線部(空所部)が一文の一部分だった場合、傍線部(空所部)以外が重要」という「重要解法」)で「手がかり」を確認する。

直前に「まわりに同調しなくても理解し合えるのだという(共同性の感覚)」とある。
つまり、「共同性の感覚」=「まわりに同調しなくても理解し合える感覚」というわけだ。
これが「抜き出し内容」になる。「範囲」は「同一意味段落」。

探していく。
3段落前に「一体感に飢えているのは、日常が孤独だからだろう。」という一文がある。「同調しなくても理解し合える」ということは「ひとつになっている」ことなので、「一体感」が「答え」となる。

「抜き出し設問」では、「抜き出し内容」をいかに的確に捉えるかということが大きなポイントとなる。

<時間配分目安:1分半>

[問8] 「熟語の空所補充選択肢」(4択)。

本文中の空所   F   に入る「熟語」を答える。
「傍線部(空所部)一文一部の法則」で確認すると、空所前後は「つまり   F   を満たしてくれる場」となっている。
「つまり」という「接続詞」がある。であれば、空所部は直前の「換言」だと分かるはずだ。直前には「孤独を癒す居場所」とある。

ここで各選択肢をチェックする。
(1)「自己顕示欲」、
(2)「承認欲求」、
(3)「保身欲」、
(4)「支配欲」。

「孤独を癒す」⇒「まわりに認められる」ことになるので無論、「答え」は(2)だ。
「接続詞」や「指示語」は「文脈」を把握する上ですこぶる重要なので、留意する必要がある。

<時間配分目安:1分弱>

[問13] 「換言説明選択肢」(4択)。

傍線部(L)「共同性のアイデンティティも、物語を介して作られる。どちらも言語で作られたフィクションなのだ」について、「どのようなことか」を答える。

当然、先ずは「原意消去」から。各選択肢の「文末」と、「フィクション」の「原意」が結びつかないものを「消去」する。確認したい。

(1)「作られているということ」、
(2)「空虚なものであるということ」、
(3)「説明することは難しいということ」、
(4)「嘘を必要とすること」。

「フィクション」とは「想像によって架空の筋や事柄をつくること」だということは知っているはず。したがって、(1)以外は「消去」できる。

念のために、「同一意味段落」で他の部分の説明を確認したい。特に誤っていないので、「答え」は(1)でいい。
「一発消去」だ。「原意消去」は使える! 確実に自らの「ツール」にしておくこと。

<時間配分目安:1分>

【大問二】小説

  • 時間配分:

小さなレコード店や製函工場で、時代の波に取り残されてなお、使い慣れた旧式の道具たちと血を通わすようにして生きる雪沼の人々――山あいの寂びた町の日々の移ろいの中に、それぞれの人生の甘苦を映し出す連作小説の一篇。

本文では、書道教室を開いてきた「陽平さん」と、その妻でランプを集めるのが趣味の「絹代さん」が、13年前に亡くなった最愛の一人息子「由(ゆい)」を追憶する姿が描かれている。

分かりづらい言葉もあるが、「※注」を活用すれば内容は理解できるはずだ。ただ、「時制」が交錯しており、「現在」と「過去」(それもいくつもの時期)とを判別するのは至難の技だ。その上、多種多様な小問が27も連なり、瞬時の理解力、判断力が求められる大問だ。

以下、いくつかの設問を検証する。

[問1] 「漢字の読み」(全5問)。

波線部の「読み」を「ひらがな」で答える。昨年度と比してやや易化したが、「熟字訓」や「慣用読み」で分かりづらいものがある。

「答え」を確認しておく。
「褒められた」=「ほ(め)」、
「屈強」=「くっきょう」、
「恒例」=「こうれい」、
「納屋」=「なや」、
「脚立」=「きゃたつ」。

本校では、「難読熟語」「付表の語」や馴染みの薄い語句も頻出。確実に習得しておくこと。

<時間配分目安:全問で1分以内>

[問6] 「理由説明選択肢」(4択)。

傍線部(D)「寂しがっている絹代さん」について、「『絹代さん』が寂しがっているのはなぜか」を答える。

先ずは「原意消去」をしたい。「理由説明」なので、各選択肢の「文末」⇒「だから」⇒「寂しがっている」と、直接的につながらないものを「消去」する。

確認する。
(1)「(由が)親離れしてしまったから」⇒「寂しがっている」、
(2)「(少女時代の飼い犬のコウタが)水に流されてしまったから」⇒「寂しがっている」、
(3)「(由との)思い出がよみがえったから」⇒「寂しがっている」、
(4)「(由を)事故で失ってしまったから」⇒「寂しがっている」。 全て「理由」として成立する。

残念ながらここでは「消去」できず。「傍線部(空所部)一文一部の法則」で確認すると、直後に「(絹代さんを)気づかって、犬でも飼おうかと言ってくれたことがある」とある。
また、次文から「(絹代さんが、犬でも飼おうかという提案を)断った」ことが分かるので、(1)(2)は「消去」でいい。

そして、傍線部が「由との回想場面」に直結しており、その「回想」が「由の十三回忌(=死後満12年目の法事=※注)」のつながりだということを考え合わせると、(4)の「最愛の息子である由を、事故で失ってしまったから」が「答え」だと判別できる。

「小説」では通常、「同一場面の直前直後に手がかり・ヒントがある」が、本文のように「時制」が入り組んでいる場合には、「場面」の相互関係にも注意する必要があると心得よ。

<時間配分目安:1分半>

[問8] 「心情説明選択肢」(4択)。

傍線部(F)「押されない念があったら、お金を出してでも買いたい。押されなくてもいい念があったら、世界中をさがしまわってでも手に入れたい」について、ここには「『絹代さん』のどのような思いが込められているか」を答える。

やたらに長たらしい傍線部だが、要は「念を押したくない」ということだ分かる。で、「原意消去」だ。「心情説明」なので、各選択肢の「文末」が「念を押したくない思い」と結びつかないものを「消去」する。

確認していく。
(1)「思い切った行動ができない人生を送ってきたという思い」、
(2)「自分が本当に思っていることをずっと押し殺して生きてきたという思い」、
(3)「小さな田舎町から出ることができなかったという思い」、
(4)「人生を慎重に生きようとしても意味がないのだという思い」。

「念を押したくない」ということは、これまで「念を押してきた」ことの裏返しでもあるので、(1)以外は「消去」できなくてはいけない。

ちょっと待った! 「念を押したくない」のだから、(4)も残るのではないか? 甘い! 「念を押してきた」ことへの「後悔」なのだから、「生きよう」という今後への「意志」は不適切だと判別すべきだ。
「念のため」に「同一場面」を確認すると、2行前に「わたしはまるで、念のために生きてきたみたいなものだ」という「思い」が述べられている。OKだ。よって、「答え」は(1)

「小説」では、「過去」「現在」「未来」といった「時制」にも十分に配慮する必要があるということだ。

<時間配分目安:1分>

[問9] 「語句の空所補充選択肢」(4択)。

「総合的知識問題」。
本文中の空所   G   に入る「語句」を答える。空所前後は「……子どもたちの元気な姿を見るのがつらくて、この子が無事でどうしてあの子がと      G      比較をする自分がいっそう空しかった」となっている。

各選択肢は、(1)「主観的な」、(2)「理不尽な」、(3)「突飛な」、(4)「卑屈な」。

どの「語句」も知識として定着しているはずのものだ。「この子が無事でどうしてあの子が」というのだから無論、「道理に合わない」ことを表す(2)が「答え」だと判別できなくてはいけない。

本校では「高度な語彙力」が求められていると心得よ。

<時間配分目安:30秒弱>

[問13] 「時制判別選択肢」(4択)。

傍線部(K)の「いま」は「いつのことを指しているか」を答える。

各選択肢は、
(1)「由の葬儀のとき」、
(2)「由の十三回忌」、
(3)「絹代さんの旅行帰り」、
(4)「由が発見されたとき」。

先ずは「傍線部(空所部)一文一部の法則」で確認して、傍線部は「冨田さん」の言葉の一部だと分かる。次に「同一場面」の「文脈」をたどっていく。すると、同じ段落の冒頭に「葬儀のときの冨田さんの声が響きはじめた」とある。

つまり、この「場面」は「由の葬儀」の時の「回想」だ。したがって、「答え」は(1)になる。前々問で「時制」にも配慮せよと指摘したが、本問ではその判別そのものが問われたわけだ。
本校ではこうした設問もあると覚悟せよ。

<時間配分目安:30秒>

※[問18]は「本文内容合致」の「判別選択肢設問」になっている。「小説」での「本文内容合致」は本文全ての内容と照合する必要があり、とても手間がかかる(「論説文」の「本文内容合致」は「論旨合致」と捉え、「序論部」及び「結論部」と照合すればいい)。
ここで時間をとられるよりは、他の小問をしっかりと確認し、確実に得点していく方が得策だ。したがって、戦術的には「捨て問」で構わない。

攻略のポイント

完全に「ハイパーな時間勝負」となる。どう「攻略」すればいいのか? 要は「戦術」だ。中でも「解答順」が最重要。「得点できる問題」を「時間切れ」で逃すのは最悪だからだ。
先ずは、「論説文」と「小説」(随筆)のどちらの「大問」を先に解くか?
これは、自分自身の特性に応じて事前に決めておくこと。

次に、「小問」は「知識問題」からこなすことが原則だ。要するに、「取れる問題を確実に押さえる」ことだ。逆にいえば「取れそうにない問題は潔く捨てる」という覚悟も求められる(「捨て問」があってもいい)。
もちろん「単純ミス」は絶対にしてはいけない。
「国語」の「受験者平均得点率」(「法女」の頃も含め過去8年間平均で64.5%、本年度はやや下がって62.9%)は3科合計の「合格者最低得点率」(同59.2%、本年度は56.3%)よりも高い。
つまり、「国語」での「失点」は致命的になると心得よ。

「総合的知識問題」、単なる「語彙力」だけではなく、「口語文法」も含めて「あらゆる国語的知識」が求められているので決して侮れない。本校を志したその瞬間から、独自に「幅広い知識」を常に習得していくことが必要だ。学校や塾での学習だけでは全く不十分なので、「独習」は欠かせない。

●試験時間は50分。時間配分にも細心の注意をすること。問題文は全体で例年8500字程度となっている(本年度は約8900字)。当然、速く正確に読み取ることが求められる。分速750字以上を目標に「読む練習」を常にすることが重要だ。

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