a. 緩める　   干渉・鑑賞・感傷・緩衝・完勝、で４が正解。

b. 惨めな　   辛酸・協賛・閑散・桟橋・惨劇、で５が正解。

c. 克服　      黒煙・克明・深刻・酷評・雑穀、で２が正解。

d. 機微　      祈る・飢え・既に・喜び・機をおる、で５が正解。

e. 送辞　      辞任・慈悲・誤字・滋養・寺院、で１が正解。

問一　a　受験生で/ある/私の/妹は/、勉強の/息抜きに/バドミントンを/しているようだ。
　　　
         b   受験生/で/ある/私/の/妹/は/、勉強/の/息抜き/に/バドミントン/を/し/て/いる/ようだ。
　　　
         c   １・４→ある・ないの「ある(動詞)」。
              ２・５→「ある○○」と名詞を修飾する「ある(連体詞)」。
              ３→「(～して)ある」と既遂の意味を加える補助動詞。

問二　a　「膝を打つ」急に思いつく・感心する
　　　
         b　「役不足」高い実力に見合わない、軽い役割。

異文化を理解するには、日常と異なる「境界の時間」を体験することが必要であると述べている。

問二　１は日常の時間・近代的な「時計の時間」、２は異質な時間・「境界の時間」のことである。

問三　通過儀礼の最中の「時間」と空間、その前後の普通の時間と空間が、「境界の時間と
         空間」を説明する例として一般の人にもわかりやすいからだと考えられる。

問四　３ 「それ以前の社会的日常とは違った」という言葉や、次の段落での文化についての
              発言とも合っている。　
　      ４ 「多くの異文化では生活の中に設けられた『境界の時間』が機能している」の記述と合う。

問五　時間には始まりと終わりがあり、終末論が発想される。時間が「終わる」という意識である。

問六　文章最後部の古代ギリシャやインドの時間感の説明が、選択肢５と合う。

父とふたりで参加したバスツアーでの父の姿やそこで撮った写真から、それまで知らなかった側面があることを知り、父ときちんと向き合っていなかったことに気づかされる。

問二　アルプスに対する適当な認識や「そのかけらと言えないこともない」などのあいまいな決定から、それほど真剣に被写体を選んだわけではないことがわかる。

問三　「慣れない人(父親)の隣に座って緊張していた」とある。父と二人きりになったことがあまりないので疲れてしまったのである。

問四　自分の考えにも関わらず、娘(自分)から魅力が無いと断じられてしまう父親が哀れに感じられたのだろう。

問五　それまで見てきた(自分が認識していた)姿とあまりに違うということを例えている。

問六　この行動は「その風景」を守ろうとしたものである。「その風景」とは直前の「昔からちゃんと知っていた」ようで、「まったく見知らぬ人であるようにも感じた」父の姿への思いである。自分が知ろうと知るまいと、父は確かに存在しているのだという感覚であろうか。

問七　写真に写った姿とバスツアーでの現実の姿と、さまざまな父の姿を見て主人公が気づいたことが、特に大きな事件も起こらない日常を場面として描かれている。

問一　a.「ころしも」は「ちょうどそのころ」。
　　　b.「如何で～べき」は「どうして～しようか、いや、しない」という反語表現。

問三　４.「まだ音も立ちやらぬ」は「鶯が鳴いていない」という意味で、「音もなく飛び移っている」のではない。

問四　太閤が言った「和歌の徳は～和らぐる」を指している。それに応えて「それは詠んだ人に立派な徳があった場合で、自分などでは無理でございます」と謙遜したのである。

問六　「ひかげ」は「日の光」のことだが、太閤の言った「陽刻の春の景色を返し給へ」を実現したわけではない。しかし、歌に誘われるように鶯が鳴いたので、皆感心したのである。