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浦和明の星女子中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「浦和明の星女子中学校の国語」
攻略のための学習方法

問題構成

例年、2つの大問に説明的文章1題・文学的文章1題の計2問が割り当てられている。ここに5~6問の漢字の読み書きと知識問題が数問、加わる。また、2018年度のように詩の問題が含まれる場合もある。総解答数は30問~35問ほど。

設問形式は記号選択・書き抜き・適語補充・記述などがバランスよく見られ、オーソドックスな形である。記述問題は30字ほどのものや字数指定のないものなどがあるが、極端に難しい問題にはなっていない。合格者平均点は毎年70~80点にも達し、高得点での争いになる覚悟が必要である。

長文読解と試験の特徴

特筆すべきは素材文の長さである。例年、10000字を超える文量であったが、2017年度では論説文5500字・物語文10000字の計15000字程にもなっている。2020年度では14000字ほどであった。さらに、長文問題に詩の問題が含まれるときもあり(2017年度)、選択問題の文字数も多く、字数が増している。中学入試全体を見てもこの文量は最多クラスであり、読むスピードを付けることは本校の対策として最重要課題である。

一方、各年度の合格者平均点は70~80点にもなり、受験者平均点も高いことから、その長さと比べて問題自体は答えやすい難易度であるとも考えられる。しかしそれも本校を志望する受験生の実力の高さ故でもあり、けっして簡単な試験だと思わないでいただきたい。

基本は長文読解の技術を磨くことである。長い文章を短くする。つまり、重要点をうまく拾い上げ、解答の際にすぐに探し出せるようにしておくことが、速く読むことと同時に求められる。

・段落の整理 形式段落を意味段落でまとめ、小見出しをつけておく。

・要点 各段落の最初と最後に特に注目し、傍線などで要点をマークする。慣れないと傍線だらけになってしまうが、基本的には一番大事な1文を選べるように練習する。

・要約・要旨 要点をまとめて要旨を把握する。日頃から、全体を要約する練習をしておくことは実力アップにもつながり、記述問題対策にもなる。字数を決めて書いてみるとなお良い。

・場面分け 時間・場所・人物の移動などで場面の変わり目をマークしておく。

・心情把握 人物の言動や情景から、気持ちを読み取る。特に気持ちに変化があった場面は問題になりやすい。

・主題 全体として、誰のどんな気持ちを描いた話なのかを考える。
全体を読み返す時間は無いと思われるので、一度の読みで手際よく重要点に目星をつけなければならない。

先にも述べたように、問題自体は特別な難問ではないので、手をつけられれば得点出来る可能性は高まる。そのためにも、時間内に全体に目を通せるスピードが必要になるのである。
平均点が高いので、わずかなミスでも差がついてしまう。過去問を十分に活用して、速く読み正確に答える訓練を積んでおかれたい。

毎年ではないが、詩の読解も出題されている。出された時に慌てないように準備しておきたい。

漢字・知識問題

漢字の読み書きが5~6問、接続詞・四字熟語・慣用句・漢字の知識(画数・部首)などの言語事項が数問、出題される。かつては、文学史の問題も見られた。
幅広い分野を、学習しておきたい。

2020年度「浦和明の星女子中学校の国語」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

論説文・物語文で計14000字ほどにもなる長文を、まずは読み通さなくてはならない。分速700字として20分ほどで目を通すことができれば、総解答数36問の問題に30分かけられる。かなりの速さだが、ひととおりすべての問題に手をつけるためにも、この速さを会得したい。設問も字数が多いのでここでも時間がかかる。

【大問一】随筆的論説文の読解

  • 難度:標準
  • 時間配分:23分

落語における「省略」の効果を説明している。

問1 A. 似て非なるもの―― 一見似ているが、本質は異なるもの。

B. 分が悪い―― 形勢が悪い。不利である。

問2 端的―― はっきりしていること。

問4 舞台装置がないことで「場所が制限されずに自在な場面転換が可能となり」、和服しか着ないことで「さまざまな役割を違和感なく演じわける」ことができ、正座して「下半身」を省略することで客が頭でイメージを補完できるようになる。

問5 直前の数段落で説明されている。正座で下半身を省略することで、客が頭の中で下半身のイメージをそれぞれに補完して思い描いてくれるのである。

問6 直後に書かれている「どういうものなのか? どういう状況なのか?」が「共通言語」にあたる。この内容に合った選択肢はどれか?

問7 漫画ははっきりと描いた「絵」で細部まで表現を伝えるが、落語はざっくりと表現した「言葉」で相手にイメージを補完させるのである。

問8 ア. 「細部まできっちり表現」は合わない。

イ. 「道具」や「部分」は省略するが「重要な情報」は言葉や動きで伝えている。

オ. 「得体のしれないもの」は落語では表現しづらい。

【大問二】小説の読解

  • 難度:やや難
  • 時間配分:27分
  • ★必答問題

マスクをすることで他人と距離をとっていた主人公が、クラスメイトの言葉をきっかけにマスクを外し、他者との交流を深めてゆく。

問1 A 結わえる―― 「結う」という訓読みも覚えておこう。

問2 少し後に、植物栽培と友だち関係を比べて考察している部分がある。どちらも相手を知ろうとすることが大事で、親しい関係を築くには心を開いて自分を知ってもらう努力が必要だと考えている。

問3 ウ. 「期待」を抱けるような状況になるのはもう少し後の場面である。

問4 映画に行こうと誘って受け入れられたことに起因している。

問5 兼家さんが栽培委員会に言及し、花の生育を気にかけてくれた場面である。これまでの内容から、主人公は栽培委員なんて……と卑下していた様子が読み取れるので、その点も考え合わせる。

問7 これまでは参加必須の種目にしかたなく出ていただけだったのが、希望して団体競技に出ようと考えている。クラスの皆との会話やムカデ競走での協力を通してクラスメイトと打ち解けてゆき、人との交流に喜びを感じて積極的になっている。

問8 Ⅰ. 他者との交流に憧れながらも避けてきた原因。積極的な菊池さんと違って、「自分を守ることで精一杯だ」と自分で原因に気づいている。

Ⅱ. 「植物が枯れたら土壌を改良して挿し芽を植えればいい」は、「失敗してもまたやり直せばいい」ということの例えである。失敗を恐れて友だち作りに積極的になれなかったが、失敗も含めて自分をさらけ出し、心を開いて自分を知ってもらうことが大事だと考えるようになっている。

問9 「~の申し子」は、そのものの特性にぴったりの人・もののこと。栽培委員である主人公の名前が植物に関連していることをおおげさに表現している。

問10 ウ. 「相手の関心を引こう」とはしていない。

問11 ① 言葉数は少ないが主人公の花粉症を心配してくれていた工藤が当てはまる。

 ふとまゆセンパイのおどけたしぐさや主人公への接し方が当てはまる。

 クラスでの及川さんとのやりとりから、岡本のことと考えられる。

攻略のポイント

文量も多く、平均点も高い大変な試験であるが、極端な難問にはなっていないし、選択肢問題などは得点しやすいものも多い。時間切れで手をつけられない問題が残っては大いに不利である。過去問を多くこなし、ひととおり最後まで終えるペース配分をつかむこと

捨て問題を作るほどの余裕は無いと思ったほうが良い。数問のミスで明暗が分かれる試験でもあるので、50分間集中を切らさない持久力をつけたい。

また、詩の読解が出る可能性は常にあるので、油断せずに取り組んでおくこと。

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