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浦和明の星女子中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「浦和明の星女子中学校の理科」
攻略のための学習方法

理科知識の重要性と実験観察・データの読み取り問題

理科は一応理系科目であるが、中学受験理科の決め手は理科知識である
計算問題で出題されるのは9割方いつかどこかでやった典型問題だ。しっかりやっている受験生の中では差がつきにくい。
それに対して理科知識はまず、どこまでということがないので、出来うるだけ頭に詰めていかないといけない。よって、また、対策には時間がかかるということだ。ここは心してほしい。暗記だから直前に、などといっているレベルではない。

対策としては一問一答式の問題集を使用してほしい。できればそれを数年かけて何回も繰り返したいところだ。勉強の基本は繰り返し、成績上位生も意外と理科知識は基本問題でもおろそかにしている受験生は多い。
逆にいえば、知識の完成度を上げることで十分成績は上がりうるということだ。これはあまり受験生には浸透していないようだ。理科は知識だといっていいくらい、社会くらいに憶えることに重点を置いてもいいと思っている。

しかし、この一問一答式の問題集を使っての知識の勉強は、気をつけてほしいことが一つある。決して丸暗記してほしくないのである。
もちろん、植物や星座の名前など、丸暗記するしかないものもある。しかし、小学生に暗記させると意味も全く考えずに本当の意味で丸暗記してしまっている受験生が結構いるのである。
例えば今年の問題だと、大問1の問5の浮沈子の浮き沈みの原理であるが、密度や浮力の一般的な問題の解法の丸暗記では難しいであろう。浮くということがどういうことか理解していないといけないのである。

よって、一問一答式の問題集で暗記だから、小学生一人でやらせているのはとても危険なのである。必ず、大人が、その語句の意味、答えの理由を受験生に説明させてほしいのである。答えが言えればOKでは、入試に耐えうる知識にはなっていないのである。受験生自身の言葉で、その語句なり、答えの理由を説明できて初めて入試に耐えうる知識になるのである

理科の計算問題は全て典型問題

確かに全てが典型問題と言うのはいいすぎであることは間違いないのであるが、理科の計算問題の勉強はそのスタンスで臨んでほしい。受験が近づいてきたからといって、難しい問題を解こうとはしないでほしいのである。

基本的には6年の前半まででやった計算問題ができているかどうかが合否の分かれ道である。
入試問題の難しい、あまり見たことのない問題を解いても悪くはないのであるが、それができるように一生懸命何度も繰り返すようなことはしてほしくないのである。そこは差がつかない。差がつくのはあくまでもいつかどこかでやったことがある、さらに言うと何度もやったことのある典型問題なのである。受験が近づくと難しい問題をやりたくもなるのであるが、そこは注意してほしい。

そうなので、理科の計算問題は対策が非常に立てやすい。もし、苦手感を持っているようであれば、計算問題を集中して計画立てれば、1ヵ月くらいで大きく伸びるはずだ。

2019年度「浦和明の星女子中学校の理科」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

与えられた時間は社会と理科あわせて50分で、理科の内容は大問が4、小問が23。
理科に使える時間は20~30分程度。本年度の問題のレベルと分量から本校の受験生層に対しては適量かやや余裕が持てる内容といえる。

設問によってユニークなものも若干含まれてはいるものの難問はなく、オーソドックスな勉強法でも合格点までは十分に狙える。

【大問1】磁石の性質

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分

「磁性」という言葉の説明のあと、さっそく問1が始まるわけだが、磁石の性質という小学校中学年で学ぶこの内容が一番手の込んだ大問になっているから面白い。

問1 は正解を選びにくく、答えを見直せばなるほどと思える感じはするもののはじめから引っかけ問題と言えなくもない。

問2 もまたあまり聞かれない答えになっている。
(b)から(d)までの設問は内容的につながっていて、(b)の考察を怠ると(c)(d)の正解が導けなくなっている。また、同じような実験に見える(c)(d)が異なる結果を生み出すところが実に面白い。
作業としては計算があるわけではなく、選択問題だけで構成されている大問1であるが、理科のセンスが問われる良問である。

【大問2】水溶液の性質

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

大問1に比べると大問2の水溶液の問題は今までに何回も解いてきた感がありありの典型的な大問になっていて、受験生としてはほっとするところだ。

問1問2 の計算などはお手の物だろう。

問3 でレベルが上がり、溶液に水を加え、濃さをうすくした新しい水溶液を使って最後の設問まで臨む。ここで新たな溶液Cのあつかいを誤ってしまうと間違いが多発するので注意したい。
(a)のグラフは図1を参考にして書きたい。
(b)はやはりよく解いてきた問題の類似品だ。
(c)ではもはや計算もなく、溶液①②③の性質を間違えなければすべて基礎的な知識で解けるようになっている。ここでは水溶液とそれに溶ける金属の種類を問うているが別段間違えることもなかろう。

【大問3】生物と環境

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分

よく勉強してきた生物の基本的な知識を地域の降水量や気温・植物の種類などで新味を出している問題である。聞かれていることはごく普通のことがらだ。「ロゼット」の姿を形成する植物を選ぶ問題など懐かしすぎて感動的だ。

問4 からは植物から代わって動物のことを質問されている。ウサギの耳の大小と環境の違いとはなにか。ヒトの体で一番冷たいところは「耳たぶ」などと同様に常識的な知識かもしれない。

大問2と同じく、苦戦を強いられることなく先に進みたい。

【大問4】太陽高度と地温・気温の関係

  • 難度:標準
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

例年通り大問4は地学からの出題で、本年度は「気象」の問題だった(昨年度は「地層」、地質柱状図を使った問題)。得手不得手の分野が入り交じるジャンルなので気をつけて、どの分野でも手が出せるようにしておこう。

問1・2 は「百葉箱」についての基礎知識。あの、難易度の高い問題を解きまくった日々とは何だったのか。

問3から問5はメインの質問である「太陽高度と地温・気温の関係」について解く問題であるがその基本に忠実な内容はテキストの基礎知識の域をまったく出ておらず思わず何か引っかけでもあるのか、と疑ってしまうレベルだ。

ここは全問正解あるのみ!

攻略のポイント

本年度の問題は例年に比べるといくぶんやさしく、平易な設問も多々見られる一方、計算問題も少なく大問1で意表を突かれる以外は大変に取り組みやすい内容になっている。
以前のような「大長文問題」や「難度の高い計算問題」のかけらもない。
理科に関しては基本的の知識を中心に標準問題まで手を届かせておけば合格点は重文にとれることだろう。

その合格点もこのレベルで35点/50点くらいなので、さして困難こともないだろう。直前に解いていた問題集のほうがよほど手を焼いたに違いない。
とは言うものの、基本知識は十分に整理されておりいつでも頭の中から探し出せ、その上で水準以上の力がなくては合格点には及ぶまい。また、来年度は古き良き明の星の理科に戻っている可能性もある。受験生としてしっかりと努力を重ねた上で本番に臨もう。

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