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浦和明の星女子中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2019年度「浦和明の星女子中学校の社会」
攻略のための学習方法

分析

2017度に問題の形が変わって2018度に元に戻ってと、変化がある。設問の内容や難易度は変わらないので、焦る必要はない。過去問でどちらの形の問題もよく見ておこう。選択肢問題が多いが極端な難問や意地悪な選択肢ではないので、使用しているテキストをしっかり抜けが無いように学習すれば心配ないだろう。

合格者平均点は7割5分~8割近くにもなるので、ミス無く、取れる問題は確実に取れるように、類似の選択式問題で練習しよう。
直近の時事問題の出題もあるので、社会の出来事によく目を向けておこう。

地理分野

日本地理全般から幅広く出題されているが、ひとつの地域について詳しく訊く問題も見られる。各地の地名・地勢・産業など、内容は基本的なもので、難問はみられない。
地形図の問題がよく出されているが、年度により出されない年もある。資料を使う問題もよく出されているので、資料集を活用して重要事項を確実におさえるようにする。
その他、世界地理の出題も見られるので、基礎的なことは覚えておく。

歴史分野

広い範囲からまんべんなく出題される。
年表を使って、分野ごとの大きな流れを把握しておくと良い。
例年は、「文化史」や「宗教史」について、資料集からの図版が多用されていたが、2017年~最新年度では使われていない。来年度がどうなるかは判然としないので、資料集を活用し、写真や図画をよく見て見分けられるように準備はしておきたい。
基本事項を問われる問題がほとんどだが、中には少し難しい問題もあるので、答えられれば他と差が付く。

政治分野

「日本国憲法」と「政治の仕組み」を中心に、基本事項をしっかり覚える。
国際連合など、国外世界の情勢も一通り見ておきたい。
この分野では、「時事問題」が絡んで出題される場合が多いので、国内外の大きな話題について重大ニュース集などで調べておきたい。

注意事項

1月入試校の中でも、難易度はトップグループに属する本校であるが、社会の問題を見てみると、どの分野でも問われているのは中学入試の基本的事項である。極端に難しい問題や細かすぎるマニアックな質問は無い。
まずは、テキスト・問題集で重要事項についてしっかり学習する。
出題範囲も広いので、不得意分野をつくらないよう、苦手な分野でも面倒がらずに補助教材などで補強しておく。
地図の読み取りが出題される年度が多い。全ての分野で隙の無い、確実な実力をつけることが肝要である。

そして、テストを受ける際の実務的な注意事項として、不注意なミスは犯さないことである。

どんな試験でも当たり前のことではあるが、特に浦和明の星の場合、高い偏差値の割に問題は難しくないので、合格者平均点がほぼ8割にも達するという高得点での勝負になっているのである。25分と時間が少ないので、のんびり選択肢を選んでいる余裕は無いが、問題の読み間違いや設問の選び間違い、語句の見間違いや漢字の書き間違いなど、とにかくミスはしないように慌てずに問題に取り組みたい。

また、男子の難関校のような字数の多い本文が出されることはないが、いくつかの本文を合わせると文章量が多くなる年度もあり、さらに本文の文意が正解を選ぶヒントになっている問題なども過去に出題されている。

少ない時間で全ての問題に目を通すためにも、文章を速く的確に読み通せる国語力があれば大きなアドバンテージになるし、上記のようなミスを減らすことにもつながる。

特別に変わった対策は必要ない。しっかり手を抜かず学習し、落ち着いて試験に臨む。速さと正確さを両立できるように意識して、日々の学習に取り組んで欲しい。

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2019年度「浦和明の星女子中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

2つの大問に総解答数が35問。解答数は例年と比べて大きな増減は無い。
試験時間は実質25分なので選択に悩みそうな問題は後回しで、とにかく一通り最後まで目を通そう。
理科との兼ね合いで、得点を稼げそうな方に時間を多く配分するという作戦もあるだろう。

【大問1】歴史分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分

海外へ渡航した日本人を題材にした問題。

問1. 興福寺は藤原不比等によって平城京に建てられた。慈照寺は足利義政が京都・東山に建てた銀閣寺の別称。中尊寺は奥州藤原氏が岩手県・平泉に建てたものである。

問2. 平将門の乱(935年)を思い起こせばよい。大伴家持は万葉歌人、太安万侶は『古事記』の編者、坂上田村麻呂は征夷大将軍に任ぜられ8~9世紀にかけて活躍した人物。

問4. 勘合貿易では明銭と呼ばれる貨幣が多く輸入されて、日本の主要な通貨として流通した。(エ)は日本からの輸出品である。

問6. 秀吉の刀狩令が1588年で当てはまる。

問7. 松平定信による寛政の改革での施策で、朱子学以外の学問が禁じられた(寛政異学の禁)。

問8. (イ)榎本武揚は戊辰戦争では新政府軍に敗れた側であるので×。

問9. (ア)は原敬内閣、(ウ)は加藤孝明内閣、(エ)は寺内正毅内閣での出来事である。

問10.  (エ)の満州国の建国は1932年=昭和時代の出来事なので当てはまらない。

問11. アメリカの提案で発足した国際連盟であったが、当のアメリカは議会の反対で参加できなかったので(エ)は誤り。

問12. 詩人・彫刻家として有名なのは高村光太郎。

【大問2】地理・政治経済分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:16分
  • ★必答問題

人口を話題として、各地の産業や世界地理、時事問題などについて訊かれている。

問1. 関東大震災は1923年9月1日の発生なので(ウ)が当てはまる。富山県の米騒動は1918年、日独伊三国同盟は1940年の出来事。(エ)では大阪―京都間が1877で最も遅い開通である。

問2. (2)江戸時代に全国の産物が集まり商いの盛んだった大阪は天下の台所と呼ばれた。(ア)は愛知県、(ウ)は福岡県、(エ)は東京都の説明である。

問3. 中東戦争で石油の輸出が停止され、石油危機が起こったのが1973年なので(ア)が正解。

問4. 輪島塗は石川県・輪島市周辺の伝統工芸であるから(エ)は誤り。

問5. (1)大型ショッピングモールが進出すると、近くの商店が閉店に追い込まれ、車などの移動手段を持たない高齢者が買い物に困る事態が発生する。
    (2)海水温が上昇するとサンゴ虫が死に、骨格部分だけが白く残る白化という現象が起こる。いわばサンゴ礁の砂漠化で、移植などをしても回復に長い期間がかかってしまう。

問6. 近隣の国を見ると、(ア)はヨーロッパ、(イ)はアメリカ、(ウ)はアジア・中東地域と考えられる。

問7. 高齢社会が進んでいる(ウ)のグラフは秋田であろう。東京は労働年齢人口が多いことが考えられるので(エ)、出生率が高く若年層が多い(イ)は沖縄県と思われる。

問10. 四か国のうち、少子高齢化が著しい(ア)が日本。

問11. (2)アジア初のオリンピックは1964年の東京オリンピックであった。2020年に向けて、オリンピックについては詳しくなっておこう。
    (4) ア.朝鮮通信使は江戸時代。イ.南北軍事境界線は北緯38度。エ.オンドルは煙熱を利用した床暖房の仕組み。
    (5)  GHQの指示により1945年に衆議院議員選挙法が改正され、女性にも選挙権が認められた。
    (6) ア. アンコール・ワットがあるのはカンボジア。イ. ヴェルサイユ宮殿はフランス。エ. タージ・マハルはインド。
    (7) 予算先議権は衆議院の優越の一つである。
    (10) APEC――アジア太平洋経済協力会議。ASEAN――東南アジア諸国連合。

攻略のポイント

年度により問題形式が変化する場合があるが、設問の内容や難易度は変わらないので、焦る必要はない。過去問でどちらの形の問題もよく見ておこう。
選択肢問題が多いが極端な難問や意地悪な選択肢ではないので、使用しているテキストをしっかり抜けが無いように学習すれば心配ないだろう。
高得点での勝負になるので、ミスを減らし、取れる問題は落とさないように。大半を占める選択式問題にも十分に慣れておこう。
前年など直近の出来事についても訊かれるので、時事問題集などでよく見ておくこと。

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