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浦和明の星女子中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「浦和明の星女子中学校の社会」
攻略のための学習方法

分析

2017度に問題の形が変わって2018度に元に戻ってと、変化がある。設問の内容や難易度は変わらないので、焦る必要はない。過去問でどちらの形の問題もよく見ておこう。選択肢問題が多いが極端な難問や意地悪な選択肢ではないので、使用しているテキストをしっかり抜けが無いように学習すれば心配ないだろう。

合格者平均点は7割5分~8割近くにもなるので、ミス無く、取れる問題は確実に取れるように、類似の選択式問題で練習しよう。
直近の時事問題の出題もあるので、社会の出来事によく目を向けておこう。

地理分野

日本地理全般から幅広く出題されているが、ひとつの地域について詳しく訊く問題も見られる。各地の地名・地勢・産業など、内容は基本的なもので、難問はみられない。
地形図の問題がよく出されているが、年度により出されない年もある。資料を使う問題もよく出されているので、資料集を活用して重要事項を確実におさえるようにする。
その他、世界地理の出題も見られるので、基礎的なことは覚えておく。

歴史分野

広い範囲からまんべんなく出題される。
年表を使って、分野ごとの大きな流れを把握しておくと良い。
例年は、「文化史」や「宗教史」について、資料集からの図版が多用されていたが、2017年~最新年度では使われていない。来年度がどうなるかは判然としないので、資料集を活用し、写真や図画をよく見て見分けられるように準備はしておきたい。
基本事項を問われる問題がほとんどだが、中には少し難しい問題もあるので、答えられれば他と差が付く。

政治分野

「日本国憲法」と「政治の仕組み」を中心に、基本事項をしっかり覚える。
国際連合など、国外世界の情勢も一通り見ておきたい。
この分野では、「時事問題」が絡んで出題される場合が多いので、国内外の大きな話題について重大ニュース集などで調べておきたい。

注意事項

1月入試校の中でも、難易度はトップグループに属する本校であるが、社会の問題を見てみると、どの分野でも問われているのは中学入試の基本的事項である。極端に難しい問題や細かすぎるマニアックな質問は無い。
まずは、テキスト・問題集で重要事項についてしっかり学習する。
出題範囲も広いので、不得意分野をつくらないよう、苦手な分野でも面倒がらずに補助教材などで補強しておく。
地図の読み取りが出題される年度が多い。全ての分野で隙の無い、確実な実力をつけることが肝要である。

そして、テストを受ける際の実務的な注意事項として、不注意なミスは犯さないことである。

どんな試験でも当たり前のことではあるが、特に浦和明の星の場合、高い偏差値の割に問題は難しくないので、合格者平均点がほぼ8割にも達するという高得点での勝負になっているのである。25分と時間が少ないので、のんびり選択肢を選んでいる余裕は無いが、問題の読み間違いや設問の選び間違い、語句の見間違いや漢字の書き間違いなど、とにかくミスはしないように慌てずに問題に取り組みたい。

また、男子の難関校のような字数の多い本文が出されることはないが、いくつかの本文を合わせると文章量が多くなる年度もあり、さらに本文の文意が正解を選ぶヒントになっている問題なども過去に出題されている。

少ない時間で全ての問題に目を通すためにも、文章を速く的確に読み通せる国語力があれば大きなアドバンテージになるし、上記のようなミスを減らすことにもつながる。

特別に変わった対策は必要ない。しっかり手を抜かず学習し、落ち着いて試験に臨む。速さと正確さを両立できるように意識して、日々の学習に取り組んで欲しい。

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2020年度「浦和明の星女子中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

2つの大問に総解答数が31問。解答数は例年と比べて大きな増減は無い。

試験時間は実質25分なので選択に悩みそうな問題は後回しで、とにかく一通り最後まで目を通そう。

理科との兼ね合いで、得点を稼げそうな方に時間を多く配分するという作戦もあるだろう。

 

【大問1】地理分野

  • 難度:標準
  • 時間配分:11分

北陸新幹線の通る地域についての問題。

問1 イ. 県知事は住民の直接選挙によって選ばれる。

   ウ. 県知事の任期は4年で、再選回数についての規定はない。

   エ. 兼職は地方自治法で禁じられている。

問2 (1) 太平洋と大西洋をつないでいるのはパナマ運河であるから、エは間違い。

   (2) ウ. 相撲やラグビーなどで日本国籍を取得した選手が多くいる。

   (3) エ. 県庁所在地である前橋市より高崎市のほうが人口が多い。

問3  イ. 高原で高潮の被害は考えられない。

問4 (1) エ. 政令指定都市の実質的な要件は人口70万人以上とされているので、高松市は当てはまらない。

   (3) 秋田県・大潟村が北緯40度なので、目安として考えるとよい。

問5 ア. 上流のダムは現在も稼働している。

   ウ. 渥美半島は愛知県にある半島である。

   エ. さくらんぼの生産日本一は山形県。

問6 ア. 長野県は高原野菜やりんごなどの生産が盛んである.

問7 (1) ウ. 標高でみると地図の南側に85m、兼六園付近で59.3mとなっている。

   (2) A地点・B地点には川が流れているので低くなっていると考えられる。標高で確認してみよう。

   (3) イ. 地図の南東側は標高が高く北西側は低くなっているので、犀川もその方向で流れているはずである。

<時間配分目安:11分>

 

【大問2】歴史・政治経済分野

  • 難度:やや難
  • 時間配分:14分
  • ★必答問題

世界遺産を話題とした3つのリード文を読んで、下線部について答える問題。

[あ]

問1 ア. ソ連やポーランドなどの社会主義国も参加していた。

   イ. NATOは軍事同盟で、国連の専門機関ではない。

   ウ. インド・EUは常任理事国ではない。

問2 ア. 大山古墳は仁徳天皇稜であるとされてきた。

   イ. 奈良盆地ではなく大阪平野にある。

   エ. 古墳で見つかるのは埴輪である。

問3 ア. 届け出が必要な地域もあるが、観光客などが多く訪れている。

   ウ. 雄物川は秋田県南部の大仙山を源流とする川である。

   エ. ヒノキではなくブナの原生林である。

問4 イ. 仏教の伝来は6世紀のことである。

   ウ. 弥生時代の説明。

   エ. 租・庸・調の税制が整えられたのは奈良時代。

 

[い]

問5 イ・ウ. 白村江の戦いと遣隋使派遣は飛鳥時代のできごと。

   エ. 御成敗式目は鎌倉時代。

問6 エ. 春日大社は春日神社の総本社で、平城京の守護を願って建てられた。中臣氏・藤原氏の氏神を祀る。

問7 ア. 一遍上人(1239~1289年)が活躍したのは鎌倉時代。

   イ. 月六回の定期市で室町時代のこととわかる。

   ウ. 近松門左衛門は江戸時代の人物。

問8 ア. 武家諸法度で参勤交代が定められたのは徳川家光の時代。

   ウ. 元寇は第8代執権・北条時宗の時代。

   エ. 日明貿易を始めたのは第3第将軍・足利義満。

問9 比叡山は滋賀県と京都府の境に位置しており、延暦寺も二つの県にまたがっている。

問10 ア. 織田信長ではなく、豊臣秀吉。

   ウ. 征夷大将軍に任命されたのは大坂の陣より前である。

   エ. 一向一揆は戦国時代の出来事。

問11 ア. 大政奉還は、政治の実権を朝廷に返すということである。

 

[う]

問12 ア. 八幡製鉄所は現在の北九州市に作られた。

       イ. 東京駅の設計は辰野金吾。

   ウ. 犬養毅暗殺は五・一五事件で場所は首相官邸である。

問13 ア. 士族の娘などの女性が多かった。

   ウ. 筑豊炭田は福岡県にあった。

   エ. 田中昭三の天皇直訴は足尾銅山鉱毒事件のことである。

問15 ア. 当時の国会は衆議院と貴族院。

   イ. 天皇は元首であり、主権者とされた。

   ウ. ドイツの憲法が参考にされ、基本的人権も法律の範囲内に限られた。

問17 安倍内閣の提唱する政策の一つである「働き方改革」。 

<時間配分目安:14分>

 

攻略のポイント

年度により問題形式が変化する場合があるが、設問の内容や難易度は変わらないので、焦る必要はない。過去問でどちらの形の問題もよく見ておこう。

選択肢問題が多いが極端な難問や意地悪な選択肢ではないので、使用しているテキストをしっかり抜けが無いように学習すれば心配ないだろう。

高得点での勝負になるので、ミスを減らし、取れる問題は落とさないように。大半を占める選択式問題にも十分に慣れておこう。

前年など直近の出来事についても訊かれるので、時事問題集などでよく見ておくこと

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