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浅野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2015年度「浅野中学校の算数」
攻略のための学習方法

■問題が難化している
近年までは、標準的な問題が多く高得点勝負が続いていた。しかし、かつてに比べると問題の難易度が上がってきている。今後の動向が気になるところであるが、難易度の高い問題が出題される可能性があると思って、準備しておいた方がよいだろう。ただし、難問が出題された場合は、平均点も下がるので、まずは標準的な問題をしっかり解けるように練習することが大切である。

■計算問題を甘くみないこと
本校の【大問1】は、毎年計算2題であるが、この計算が手間のかかることが多い。やはり毎日の計算練習は欠かせない。計算練習は短時間に集中して取り組むことが重要である。

■一行問題を短時間でしっかり得点することが大切
【大問2】を短時間でしっかり得点することが大切である。一行問題とはいえ、やや難度の高い問題もあることに注意。あらゆる分野から出題されるので、どの分野でも標準的な問題は素早く解けるようにしっかり練習しておく必要がある。本校の入試では、【大問2】に時間をかけすぎると、後半の問題にじっくり時間が使えなくなるので、短時間で解くことも日頃から心がけたい。
そのためには、正解・不正解だけでなく、どのような解法で解いているのか注目することも必要だ。自分の解法と模範解答の解答を比較するなど、いくつか方法はある。

■【大問3】以降の大型問題
【大問3】以降の大型問題では、いくつかの小問題に分かれていることがほとんどである。最初の小問は易しいことがよくあるから、苦手であっても、そのような問題を確実に正解しなければならない。そのためには、本校の過去問や模擬試験などにおいて、(1)だけでも解くという強い意志をもって臨むことが大切である。

■時期ごとの学習法について
6年夏までは、苦手分野を克服し、標準問題をしっかり学習しておきたい。塾のカリキュラムに沿った学習の他に、これまでの復習を少しでも構わないので取り入れるとよいだろう。いろいろな学校の入試問題の一行問題をやってみるのも効果がある。
6年秋以降は、過去問演習とともに、難度のやや高い問題にも取り組むことになる。他の上位校の入試問題をやってみるのもよい練習になるだろう。

■過去問の取り組み方について
秋以降は本格的に過去問に取り組むことになる。本校では、過去問と同じようなタイプの問題(大問)が出題されることがある。過去問演習を十分にこなし、考え方をしっかり理解することが重要である。

■解答形式は一部記述式
式や考え方を記述する問題が一部ある。このような問題では、部分点も設定されているので、採点者に伝わるような書き方をする必要がある。日頃から式や考え方を書く習慣をつけておくとよい。

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2015年度「浅野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

【大問1】では計算が2題、【大問2】では一行問題が数題、【大問3】以降は大型問題が続くというスタイルは例年通り。全問題数が20題程度あることも例年通りである。平成25年度入試からは、問題が難化していたが、今年は難問が出題されなかった。今年度は典型的な問題が多く、試験時間には比較的ゆとりがあった。

【大問Ⅰ】四則計算・還元算

  • 時間配分:4分

例年通り、手間のかかる計算問題である。慌てずに確実に正解すべき問題である。

【大問Ⅱ】一行問題

  • 時間配分:20分

本校の一行問題では、やや難度が高めの問題も出題されていた。しかし、今年は典型的な問題がほとんどである。

典型的な問題が多かった。

(1)は規則性に関する問題。

(2)は数の性質に関する問題。

(3)は集合に関する問題。

(4)は平面図形の基本問題。

(5)は割合に関する文章題。表やグラフを書いて考えると、ミスの防止につながるだろう。

(6)は比に関する文章題。消去算を実行すればよい。

(7)は速さの問題。歩数と歩幅を考える典型的な問題。

(8)は場合の数に関する問題。枚数の組み合わせを調べていけばよいが、数が多いので工夫が必要である。

【大問Ⅲ】立体の切断

  • 時間配分:3分

近年の立体の切断の問題より、はるかに易しい。本校受験生であれば、切り口の形も、解答を求めるまでの道筋も一瞬でわかるだろう。

(1)は基本的な問題である。

(2)も典型的な問題であるが、なぜかヒントになる図が与えられている。

【大問Ⅳ】平面図形

  • 時間配分:4分

影の問題と同じような考え方で解くことができる。4つの柱のうちの1つに注目して、その影になる部分を作図して考えるとよい。

(1)は易しい。

(2)では、自分がA君の立場になってみると考えてやすい。

【大問Ⅴ】数の性質

  • 時間配分:4分

約数の個数を、素因数分解を利用して求める問題。

(1)は定石通りに解けばよい。

(2)も、素因数分解したときの形がすぐに分かるので、解きやすい。

(3)について。約数を12個もつ整数は、素因数分解したときの形が複数考えられる。あらゆる場合について調べる必要がある。調べるとはいえ、それほど手間のかかる作業ではない。

【大問Ⅵ】場合の数

  • 時間配分:6分

□枚のときの塗り方と□+1枚のときの塗り方の関係に注目すればよい。本校では、このタイプの問題がよく出題されている。過去問にしっかり取り組んでいれば、解きやすい問題である。

(1)は、樹形図を書けばすぐに求められる。

(2)も樹形図を書けばよい。もちろん、計算で求めてもよいだろう。

(3)では、計算で求めることになる。(1)(2)の樹形図を手がかりに、□枚のときの塗り方と□+1枚のときの塗り方の関係を考察する必要がある。関係性がつかめれば、単純な処理で求めることができる。

攻略のポイント

【大問1】~【大問4】について
典型的な問題が中心なので、しっかり得点を重ねておく必要がある。特に、計算ミスや問題文の読み間違いには、くれぐれも注意したい。

【大問5】、【大問6】について
十分に対策していた受験生にとっては、あっさり解くことができるだろう。ただし、【大問5】(3)は慎重に解きたい。一方、苦手な受験生にとっては、解きにくく感じる問題もある。とはいえ、手を動かすだけでも6問中3問は正解できるので、1つでも正解できるように粘り強く取り組むようにしたい。

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