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浅野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2018年度「浅野中学校の算数」
攻略のための学習方法

問題が難化している

近年までは、標準的な問題が多く高得点勝負が続いていた。しかし、平成25年度あたりからは問題の難易度が上がっている。今後もこのレベルでの出題が予想されるので、標準的な問題だけでなく、やや難易度の高い問題演習も行っておく必要がある。もちろん、標準的な問題も出題されているので、まずは標準的な問題をしっかり解けるようにすることが大切である。

計算問題を甘くみないこと

本校では、毎年はじめに計算問題が出題されている。この計算が手間のかかることが少なくない。やはり毎日の計算練習は欠かせない。計算練習は短時間に集中して取り組むことが重要である。

一行問題を短時間でしっかり得点することが大切

本校では、計算問題の後に一行問題が毎年出題されている。この一行問題を短時間でしっかり得点することが大切である。一行問題とはいえ、やや難度の高い問題もあることに注意。あらゆる分野から出題されるので、どの分野でも標準的な問題は素早く解けるようにしっかり練習しておく必要がある。
本校の入試では、一行問題に時間をかけすぎると、後半の問題にじっくり時間が使えなくなるので、短時間で解くことも日頃から心がけたい。
そのためには、正解・不正解だけでなく、どのような解法で解いているのか注目することも必要だ。自分の解法と模範解答の解答を比較するなど、いくつか方法はある。

大型問題について

大型問題では、いくつかの小問題に分かれていることがほとんどである。最初の小問は易しいことがよくあるから、苦手であっても、そのような問題を確実に正解しなければならない。そのためには、本校の過去問や模擬試験などにおいて、(1)だけでも解くという強い意志をもって臨むことが大切である。

時期ごとの学習法について

6年夏までは、苦手分野を克服し、標準問題をしっかり学習しておきたい。塾のカリキュラムに沿った学習の他に、これまでの復習を少しでも構わないので取り入れるとよいだろう。いろいろな学校の入試問題の一行問題をやってみるのも効果がある。
6年秋以降は、過去問演習とともに、難度のやや高い問題にも取り組むことになる。他の上位校の入試問題をやってみるのもよい練習になるだろう。

過去問の取り組み方について

秋以降は本格的に過去問に取り組むことになる。本校では、過去問と同じようなタイプの問題(大問)が出題されることがある。過去問演習を十分にこなし、考え方をしっかり理解することが重要である。

解答形式は一部記述式

式や考え方を記述する問題が一部ある。このような問題では、部分点も設定されているので、採点者に伝わるような書き方をする必要がある。日頃から式や考え方を書く習慣をつけておくとよい。

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2018年度「浅野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

【大問1】が計算と一行問題、【大問2】以降が大型問題であった。計算問題→一行問題→大型問題というスタイルは例年通りである。
一行問題の空欄数は多いが、全体的な分量としては、例年と比べて特別増えたわけではない。

今年度は、序盤の一行問題の難易度は昨年度並みだが、終盤の大問の難易度はやや下がっている。
全体としては昨年度よりも易化しており、捨て問のような問題は出題されていない。最後の問題までしっかり取り組むことが重要である。

【大問1】計算と一行問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:12分

一行問題は、例年通りややひねりのある問題も出題されている。

(1)は、毎年恒例の計算問題。
(2)は平面図形。多角形の内角の和とおうぎ形の面積についての基本問題である。
(3)は通過算。トンネルを抜ける時間と列車を追い抜く時間に注目すると、消去算に持ち込むことができる。
(4)は時計算。長針と短針のつくる角が180度になる時刻は容易に求められる。対称な位置になる時刻を求めるのは、慣れ不慣れの差が出やすいだろう。
(5)は場合の数の問題。3組に分ける場合(組を区別しない)と3人に分ける場合(人を区別する)の違いを理解しているかが問われている。

【大問2】水そうグラフ

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分

仕切りのある水そうに水を入れていく問題。

(1)は、満水になるまでの時間と入れた水の量に注目すればよい。易しい問題である。
(2)について。アについては、求められる部分から地道に求めていくしかない。イとウは比を使うと楽に求められる。ここでは時間をかけずに答えを求めることも重要である。

【大問3】約束記号

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分
  • ★必答問題

(1)は単純に作業するだけの問題。
(2)は得られた数字から元の数字を求める問題。難しい問題ではないだろう。
(3)は条件に当てはまるものをすべて見つける問題。手を動かして調べるしかない。

【大問4】流水算

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分

流れのある水そう内を魚が泳ぐ問題。変わった設定の問題だが、本質的には流水算と同じである。

(1)は基本的な問題。
(2)は途中で速さが変化する問題で、つるかめ算が利用できる。本校受験生であれば、難なく正解できるはずの問題。
(3)は、魚の泳ぎ方が2回変化する設定の問題。状況を整理する力と応用力が必要である。

【大問5】立体図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:8分
  • ★必答問題

立方体の切断に関する問題。

(1)は切り口を図示する問題。複雑な切り口ではないので、練習をしっかり行っていれば難しくない。(2)は、切断後の体積を求める問題。この問題も本校受験生であれば難しくないだろう。
(3)は、さらに切断したときの体積を求める問題。1回目の切り口と2回目の切り口が交わらないので、難易度は高くない。対称性を利用すると、素早く求めることができる。

攻略のポイント

全体的な難易度としては、近年の中では易しめである。
【大問1】は一行問題とはいえ、楽な問題ばかりではない。(4)の空欄などは、やや解きにくく感じた受験生も少なくなかったかもしれない。解きにくい問題は無理をせず、時間を浪費しないように注意したい。

【大問2】も手早く終わらせることが重要である。この【大問2】までで時間を使いすぎると、終盤で時間的に厳しくなってくる。

【大問3】以降は、取り組みにくい問題や手間のかかりそうな問題をうまく避けて解いていくと高得点につながりやすい。

【大問5】が意外と解きやすいので、問題選択には注意したい。

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