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浅野中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2017年度「浅野中学校の算数」
攻略のための学習方法

問題が難化している

近年までは、標準的な問題が多く高得点勝負が続いていた。しかし、平成25年度あたりからは問題の難易度が上がっている。今後もこのレベルでの出題が予想されるので、標準的な問題だけでなく、やや難易度の高い問題演習も行っておく必要がある。もちろん、標準的な問題も出題されているので、まずは標準的な問題をしっかり解けるようにすることが大切である。

計算問題を甘くみないこと

本校の【大問1】は、毎年計算問題であるが、この計算が手間のかかることが多い。やはり毎日の計算練習は欠かせない。計算練習は短時間に集中して取り組むことが重要である。

一行問題を短時間でしっかり得点することが大切

【大問2】を短時間でしっかり得点することが大切である。一行問題とはいえ、やや難度の高い問題もあることに注意。あらゆる分野から出題されるので、どの分野でも標準的な問題は素早く解けるようにしっかり練習しておく必要がある。本校の入試では、【大問2】に時間をかけすぎると、後半の問題にじっくり時間が使えなくなるので、短時間で解くことも日頃から心がけたい。
そのためには、正解・不正解だけでなく、どのような解法で解いているのか注目することも必要だ。自分の解法と模範解答の解答を比較するなど、いくつか方法はある。

【大問3】以降の大型問題

【大問3】以降の大型問では、いくつかの小問題に分かれていることがほとんどである。最初の小問は易しいことがよくあるから、苦手であっても、そのような問題を確実に正解しなければならない。そのためには、本校の過去問や模擬試験などにおいて、(1)だけでも解くという強い意志をもって臨むことが大切である。

時期ごとの学習法について

6年夏までは、苦手分野を克服し、標準問題をしっかり学習しておきたい。塾のカリキュラムに沿った学習の他に、これまでの復習を少しでも構わないので取り入れるとよいだろう。いろいろな学校の入試問題の一行問題をやってみるのも効果がある。
6年秋以降は、過去問演習とともに、難度のやや高い問題にも取り組むことになる。他の上位校の入試問題をやってみるのもよい練習になるだろう。

過去問の取り組み方について

秋以降は本格的に過去問に取り組むことになる。本校では、過去問と同じようなタイプの問題(大問)が出題されることがある。過去問演習を十分にこなし、考え方をしっかり理解することが重要である。

解答形式は一部記述式

式や考え方を記述する問題が一部ある。このような問題では、部分点も設定されているので、採点者に伝わるような書き方をする必要がある。日頃から式や考え方を書く習慣をつけておくとよい。

 

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2017年度「浅野中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

【大問1】は計算問題、【大問2】では一行問題が数題、【大問3】以降は大型問題が続くというスタイルは例年通り。全問題数が20題程度あることも例年通りである。
今年度の問題は、質・量ともに去年に引き続きかなりハードであった。難易度を見抜きながら、解けるはずの問題を確実に解いていくようにしたい。

【大問Ⅰ】計算問題

  • 難度:
  • 時間配分:1分

例年通り、最初は計算問題である。本校にしては、楽な計算問題といえる。

【大問Ⅱ】一行問題

  • 難度:標準
  • 時間配分:15分

一行問題とはいえ、やや難度が高めの問題も出題されている。

(1)は消去算の問題。
(2)は群数列の問題。
(3)は日歴算。
(4)は消去算の問題。多少ひねりのある問題になっている。
(5)は平面図形の問題。様々な解法が考えられるが、辺の長さの比や面積比などに注目して考えればよい。

【大問Ⅲ】速さ

  • 難度:標準
  • 時間配分:9分
  • ★必答問題

グラフを利用して考えていく速さの問題である。

(1)は易しい。
(2)は、条件に合うようなBの速さの範囲を求める問題で、グラフを丁寧に見る必要がある。雑な解き方をすると勘違いなどをしやすいので注意したい。
(3)は、Cの動きもグラフに書き込んで考えていくことになる。比を利用することで、なるべく楽に求めたいところ。

【大問Ⅳ】平面図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:4分

正解できたかどうかだけではなく、短時間で終わらせることも重要である。

(1)は、三角形AGEと三角形ABDが相似なので、すぐに求められる。
(2)は円Pの半径を求める問題。円Pの半径とADの長さの比に注目すればよい。
(3)は円Qの半径を求める問題。円Qの半径とAIの長さの比は、もちろん(2)で考えた比と同じである。

【大問Ⅴ】場合の数

  • 難度:やや難
  • 時間配分:11分

カードを選んで引き算の式を作る設定になっている。地道な作業が必要である。

(1)は、1桁の整数どうしの引き算を作る場合の問題。調べるのに必要な労力は大きくないので、きちんと正解したい。
(2)は、2桁-1桁=1桁の式の作り方を考える問題。2桁の整数の十の位は1しか考えられないので、調べる量は少ない。したがって、この問題も難なく正解したいところ。
(3)は、調べる量が多く、かなり厄介である。時間がかかるうえに、正解しにくいだろう。

【大問Ⅵ】立体図形

  • 難度:やや難
  • 時間配分:10分

丁寧な誘導のある問題であるが、前半で止まってしまった受験生が少なくなかっただろう。

(1)は典型的な問題である。
(2)は、三角すいの展開図を書いて考える問題。展開図をどのように書くかがポイントになる。
(3)は、(2)の展開図を見れば明らかであろう。
(4)は、四角すいと三角すいの体積比に関する問題。底面積の比、高さの比を考えればよい。
(5)は、(4)を利用する問題。まずは、三角すいSPRDの体積が三角すいABCDの体積の何倍になるか考えればよい。あとは(4)の結果を利用することで、立体Vの体積を求められるようになる。

攻略のポイント

■【大問1】~【大問4】について

標準的な問題が中心である。まずは、ここで点数を稼いでおく必要がある。解き方によって、解くまでの時間に差が出る問題もあるので、解法が妥当であるかも検討しながら解いていくようにしたい。

■【大問5】【大問6】について

残り時間も考えながら取り組むことになる。【大問5】(1)(2)、【大問6】(1)は取り組みやすいので、これらの問題は落とせない。【大問5】(3)は解きにくい問題なので、早めに【大問6】に移った方が賢明かもしれない。

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